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ヴァンパイア・アカデミー
パパ 音量上げてよ
この曲 好きなの
趣味が悪いな
“吐き気”がする
ローズと
私を聞きたいの
それを言うなら
“私が”ね
耳に残る曲だな
リサ
リサ ねぇ起きて
- 悪夢ね
- 夢じゃないわ
わかってる 事故でしょ
ごめんね もうしないから
あれからずっとよ
まだ慣れないわ
何だか変な感じね
覚えておいて これは―
“運命”なんてもんじゃない
他の
10代の女の子みたいに
裸の一角獣の男を
想像しなよ
一角獣の必要ある?
もちろん ジェットスキーとか
電動の暴れ牛とか・・・
何で元大統領の
ポスターを貼るの?
オレガノ社会に
なじむためよ
オレゴンね
人間としての―
望みゼロよ
まだ調整中なの
学校卒業して 1年未満ね
事故から 2年たつわ
将来を考えるの
止めた事は?
先の事と
あんたの安全の事しか―
頭にないわ
忘れられてるわ
捕まえに来ると思う?
えぇ
だから顔を変えなくちゃ
やめてよ
- これは? ダメ?
- うん
- こんな感じ?
- ローズ やめて
- 最後に吸ったのって・・・
- 飢えてないわ
飢えてる時は
いつもそう言うの?
来て 吸っていいわよ
本当に・・・いいの?
召し上がれ
- ありがとう
- そのための友達でしょ
焼きもち? オスカー
何 見てるの?
まだあった・・・
見られてるわ
- ストリゴイ?
- ガーディアンよ
離れちゃダメよ
リサ 行って
- 何もケガさせなくても
- は?
地図を出して
カナダの北へ行こう
毛玉 連れてきたの?
置いてけないわ
やったわ
ローズ
ワシリサ・ドラゴミール姫
ディミトリ・ベリコフです
聖ウラジーミル
学園にお戻りください
彼女を連れてくなら
私を倒してからよ
“運命”なんてもんじゃない
親友のリサは―
モロイの王族の一員なの
黒マントは着ず
コウモリに変身し 棺で寝る
日光は嫌いだが 影響はない
火花は出さない
他の吸血生物同様
血を吸って生きてる
不死身ではないわ
私はローズ・ハサウェイ
“ダンピール”なの
私達はガーディアン
守護者よ
モロイの半数の人は
好きな物を食べれる
ずっと彼らを守って来た
なぜなら 彼らは一番だから
それだけじゃないけど
手錠?
敬意ってものがないわけ
学園に連れてくのね
最悪な状況なの?
違うの?
1年間 姫を守り―
かくまってきたのよ
- おめでとう
- 当然でしょ
“モルニヤ(雷光)”マークね
6人殺したの?
彼らが学園に?
もしそうなら
こんな話はしない
あなたのアイデア?
えぇ そうね
門に着いた 開けてくれ
応答しろ
いないの?
- 行くぞ!
- リサ!
逃げろ!
外に出るなよ
やめろ!
ここは俺が 車から出るなよ
どうなってるの?
ここで待ってて
スピリドン
おかえり ディミトリ
種族3 悪者ヴァンパイアの
ストリゴイ
彼らは夜に行動するの
銀の杭でしか殺せない
1人に対して
こっちは5人がかり
殺されるか
下手したら 仲間にされる
悪夢のモンスターよ
映画でなら
見た事はあるけど
こんな間近で 見た事ない
待ってろって言ったろ
いいぞ
さよなら フェイスブック
さよなら アイフォン5
ただいま 聖ウラジーミル
他の学園とは違う
まるで別世界よ
世界中のヴァンパイアが
歴史や科学や数学とか
退屈な授業を受けに来る
でも4限目では
重傷を負わせ 殺す
新たな方法を教わるの
モロイは魔法を教わる
水・地・火・風
モロイを
特別な存在にしてるのは―
食習慣だけじゃない
秘密結社は 政府を持ち
12の王族のリーダーを
順番に務めるの
トップがタチアナ女王
リサは混血種よ
姫が出てった理由は
この権力争い
今は もっとひどくなった
ヴァンパイア・アカデミー
“V”のつく単語はやめて
ごめん
血が栄養って
わけじゃないでしょ
あ 栄養だった
こんな真夜中に
何だろ
ただ事じゃないわ
午前1時よ
あなたの代わりかしら
キーホルダーみたいね
だから 学園は嫌いなのよ
キロワ校長がお待ちです
行こう
前例がないの
どんな罰がいいかしら
ガーディアン・・・
正式ではないわ
見習いでしょ
ストリゴイの思うつぼです
彼らは破壊や変身を好み・・・
彼女は悪くないの・・・
訓練を受けた・・・
エレン 頼む
- ヴィクトルおじ様
- リサ
ダシュコフ王子・・・
病気が悪化してきてる
心配かけるつもりは
なかったの
校長
この子達は
色々あったんだ
ここの学長として
リサの父親は 私の旧友でね
よく考えてくれないか
お父様とお兄様を
亡くされて
お気の毒とは思いますが
なぜ厳重に守られた
学園から―
逃げ出したのですか?
何て説明したらいいのか
この守られた環境が
かえって危険なの
外部の知らない
10代よりもね
興味深いわね ここでは
全て報告するように
カルプ先生は どこ?
ここに呼ぶべきよ
彼女なら
何とかしてくれるわ
彼女はもう
学園の者じゃないわ
私・・・
さっきの どういう意味?
そんな事より
ワシリサ・ドラゴミールは
12の王族の出身なの
彼女は最後の生存者よ
私は こんな状態だから
争い事から退いたんだ
リサは王位を継承する
権利がある
ハサウェイは
彼女を社会から孤立させて
お金も保障もなしで
生きていく気なのかしら
“売血女” 嫌な言葉だわ
モロイの男には
高く売れるものね
特に若い子の血は
キロワ校長
- 2人は“絆”がある
- そんな・・・まさか
私の見解ですが
ローズは
リサの考えや気持ちを
離れてても 感じ取れます
すばらしい能力だ
だからってローズが
野蛮で危険で・・・
- 反抗的で がさつで
- 本人いるんだけど
しかし ダンピールの女性が
減って
彼女のような能力者が
消滅する危険が
彼の言う事は
理にかなってる
ごめんなさい
あの事故で
両親を失った私は
彼女と
“絆”で結ばれました
どうかしてたの
滞在を許可しますが
クラブやパーティ―
お付き合い等
遊びは一切禁止です
部屋に連れてって
掃除用具を・・・
おっと ローズ
言い忘れてたわ
電報が来てたわよ
お母様から
リサが“強制”で
助けてくれた
別の夜の出来事よ
この場所は
はっきりと覚えてる
ここよ
パパがよく言ってた
魔法の公表と
思春期の経験は大違いって
みんなが寝てる間に
練習しろでしょ
ほら やってみて
完ぺき
火と水か
やるじゃん
- ローズ・・・
- やってよ
ハイタッチは嫌い
午前11時すぎよ
寝なさい
日が昇ったら
大変ですよ 殿下
お悔みの言葉を言う
チャンスがなくて
おかげで元気が出たわ
2人とも あの事故から
回復したんでしょ
気にしないで
私も人に
見せた事ないから
だからこんなふうに
彼女 他の先生と違うよね
すがすがしいというか
奇妙さとか 不気味さが
全然ないから好き
- 痛そう
- 助からないわ
ほっときなよ・・・
特殊な力だわ
リサ
リサ?
やぁ リス
- 会えてよかった
- アーロン
彼女は水の魔法か
古典的ね
ごめんな
嫉妬深いけど いい子なんだ
やめて 私の彼よ
本当だ いい子ね
ビリの気分はどう?
気に入らない?
どうする?
質問ありがとう
ここは騒がしいわね
何か がっかりだわ
新入生は次の訓練に
移るように
次の訓練に 移ってください
ディミトリは神だ
オレゴンに行って
戦いでローズの尻
つかんだってさ
彼女は校長に
怒られたらしいぜ
もっと面白い話があるわ
- 胸?
- やめてよ メイソン
元気か?
よせ その挨拶は痛い
お金もらうわよ
1年も
さぼってたくせに
1年なら
同レベルになったでしょ
覚悟しなさ・・・
ごめん 恨むなよ
手加減したら もっと恨むわよ
外の世界には・・・
ピンクベリーや
ミニ・タキートス
トースター・ストルーデル・・・
やめてよ またなの
かんだりしないから
安心して
信じてくれ
ここで何してるの?
避難場なんだ
もともと私の場所よ
あなたが来る前は
何から逃げてるんだ?
ティアラを壊せば
痛みがわかるかな?
- 事故の後・・・
- 軽い罰だ
家族を失う気持ちが
わかる?
ごめん
彼は
クリスチャン・オゼラよ
両親はストリゴイに・・・
君の親が死んだ時
葬式で―
みんな泣いてた
俺の両親が逮捕された時
みんな喜んでた
彼らが選んだ生き方は
許せないが―
親は親なんだ
ストリゴイは
聖地には入れないわ
だから教会に来たの?
みんなに証明するために?
そいつから離れて
月明かりが
照らすのがいいね
まるで 他の星に
いるみたいでしょ
外は どんな感じなんだ?
2人きりじゃ 怖かったけど
ちょっと楽しかった
誰も知らないし
楽しそうだな
血は どうしてたんだ?
いつも手に入るとは
限らない
そう聞いたぞ
言っちゃダメよ 悪用されるわ
2人きりだろ
なんとなく予想はついてるが
誰にも話さないって
約束して
わかった 約束するよ
何 見つめあってんのよ・・・
- うるうるしてさ
- ハサウェイ!
早くしなさい!
ベリコフ同志
しごかれたわ 優しくしてよ
- 仮説の事 話そうよ
- もちろん わかってるよ
ロシア語で
“最低”って何?
ジム行ったか?
回転技の授業なら
出たよ
私を倒せば
ストリゴイに勝てるの?
ストリゴイに会ったら―
逃げた方がいい
よし 10セットだ
“正の強化”って 概念があるの
君の“絆”は特別だ
卒業後 ワシリサの護衛が
理想的だが
それには
準備が必要なんだ
また見えたのね
自分の気持ちがね
“極秘”プランは
進んでる?
うーん あんまり
泣きたい時は
彼じゃなく 私の肩を使って
- 誰に聞いたの?
- ほら・・・いつものあれよ
趣味悪いわね
今までで最長だわ
- オフにできない?
- どうかな
まさかトイレも?
まさか
でも楽しみが増えた
何言ってるのよ おっと!
イライラは
空腹だからだわ
お決まりの 学食シーン
友達の心配した事ある?
本と映画に夢中の友達
“フィーダー”プログラム
市民が供給者って事
いっつも忘れちゃう
みんな自発的よ
嫌なら逃げるわ
1年の期限付きで
記憶は“強制”により
消される
それが普通よ
同情は必要ないわ
彼らは
これで得をしてるの
- ノリーンだわ
- あら!
- 元気?
- えぇ 元気です
ほら
よし
ローズ この老いぼれに
付き合ってくれ
そんな事言って
引きとめたいんでしょ
外での生活の事
教えてくれないか
彼女の魔法は どうかね
ポートランドは
練習場が少ないわ
そうだな
魔法を公表してない
先生の名を出したら
よそよそしくなったわ
カルプは動脈の血球が
常に不足しててな
彼女には
ダンピールがいなかった
君はリサと
特別な“絆”がある
だがそれは逃げる時
危険だ
私は君の味方だ
この世界では
ブギーマンが実在する
えぇ 今でも怖いわ
あの夜 私完全に
体が固まってたわ
自分を責めるな
どうして・・・
リサを守る使命が
あると思うが―
ナタリーの事も
頼むよ
えぇ
マイペースだが 大事な娘なんだ
父親を
慕ってるみたい
助けてくれるわ
行かないと
こんにちは
何かついて・・・
あの人の血のニオイが
知り合いなの?
離婚したから
私が話し相手に
「トワイライト」の
同人作家よ
- 読んだ事は?
- ないわ
ローズ ワシリサ姫
リサ
リサって呼んでも・・・
- いいわ
- こんにちは
聖ウラドの魂のせいね
何で出て行ったの?
シーラとブルース
別れたのよ
彼のミニ牙が 怖いからって
テスとジャクソンは
振られるの怖いから
変な噂をお互いに
流し合って・・・
聞いてもいい?
ミアは新入生?
違う 新しい髪型
新しい牙で
王族とつるんでさ
ここで何してるの?
まさか 宗教も私から奪うの?
中に入りなさい
討論チームと私は・・・
クラブの事教えて
あれはジェシー?
どんどんイケメンに
学園で一番 魅力的よね
嫌な性格なのに
ジェシーが?
知らなかった
男は見た目でしょ
ここ教会よ
もしできたら
レイと
ダブルデートしたいな
同系交配なんて
やめなって
あんな顔して
感情表現が下手なのよ
男の子が意地悪するのは
つまり・・・
ごめん 忘れて
行こう
- あんたの友達 バカね
- 話をそらすな
君と俺の事だけど・・・
彼女いるんでしょ?
- どうかな
- 悪いヤツ
いけないかな?
教会の壁でさえ
稲妻から
真の罪人を救えない
私の席取っといてよ
バカ
好かれてるわね
面白いし
メイソンじゃダメ?
ジェシーに
あの面白さがあればなぁ
神様って残酷ね
えぇ そうね
ほら 行こう
神の道は単純ではない
聖ウラジーミルでさえ
力を理解し―
制御するのに 苦労されました
彼の心にある物を知る
ガーディアンと―
彼は
固く結合しておりました
“影のキス”を受けた
アンナ
“影のキス”を受けて
彼女と“絆”ができたの
救ってあげて
出て行け でないと死ぬぞ
あんた達が書いたの?
私達 教会にいたでしょ
証拠を見つけたら
引き裂いて・・・
聞こえない
あんたは場違いなの
素人 売血女さん
2人とも いい加減にしなさい
詳細は後日よ
寮に戻りなさい
気が変わった 大広間に正午よ
気分最悪なの
そうか
モロイはストリゴイみたいに
火花を出せないけどさ
日光は
やっぱきついよな
かわいそうに
仕事はしてたの?
アイフォンは?
- ハッシュタグは?
- お願い 黙って
ちょっと 何すんのよ
ヤッてる間にかまれると
気持ちいいぞ
やめてったら!
その顔 前にも見た事あるぞ
男に侮辱されるとはね
女にはあるのか
そうか リサか
ずっと不思議だった
君に牙が生えたら・・・
昼間は禁止だぞ
わかったから 放してくれ
また? 部屋に戻って!
何?
リサ 何してるの?
- ローズ?
- リサが大変よ
音が・・・
物音が聞こえたの
リサ・・・
血が出てたわ
また始まったのね
助けようとしたんだけど
もう手遅れだった
なぐさめてあげてよ
大丈夫だからね
- 何するつもり?
- 鎮静剤だよ
ガーディアンに
詳細を伝えている
防犯システムは―
いじめ監視用じゃないぞ
これがいじめ?
- ローズ・・・
- ごめん
キロワに黙っててくれて
ありがとう
私が間違ってたよ
君がそんなにおろかだとはね
うーん・・・
日光 気持ちいい
久しぶりだわ
ヴァンパイアの時間か
バカみたい
小さな犠牲だよ
大きな犠牲もね
バカだったのは 昔の話
1時間前の事だ
急に 大人になったとでも?
そうなりたいし
ならないと
違う事を教えてよ
逃げ方じゃなくて
今度は戦い方を教えて
静かに 前回の続きから
ルーマニアでの裁判の後・・・
ミア!
楽しそうだな
- 何か不満か?
- いえ マイスナー先生
読み上げないで
“悲劇のヒロインが・・・”
“悲劇の姫が キツネを殺した”
“秘密を隠すために”
やめてください
先生は宣伝の道具に
利用されたの
道具だと?
- 私だったらそうするわ
- 何て言った?
これは何かね
“秘密というのは―”
“リサが外での生活で”
“ローズから血を
もらっていた事だ”
静粛に!
吸血に関しての
重大な主張である
見なかった事にするよ
3ページを開いて
大事な部分を 見逃してます
俺とジェシーは
あいつと寝ました
- は?
- 事実はつらいな 売血女
やめなさい!
オゼラ
校長室に行きなさい
- 廊下の先を左折だ
- 誰か案内を
リサ 待って
ここじゃダメよ
何よあれ 火の魔法?
- 痴話げんかしてるわ
- 血をあげようか
彼女は供給者よ
ダメよ 問題になるわ!
- 試そうよ
- どうしたの?
ジェシーとは何もないの
でたらめよ
何の事かさっぱり
男子は子ブタ
約束でしょ・・・
あなたと私の事よ
何でばれたの?
ジェシーの牙で・・・
するわけないでしょ
でも・・・
もしかしたら彼かも
リサ 待って!
話を聞いて・・・
本当か?
はっきり言ってよ
あいつらに会って
吸われたわけか
- 最中に・・・
- そんなわけない
ジェシーとは少し
いちゃいちゃして・・・
- 煙あれば火ありさ
- 火は忘れて
気を引きたいのか
嫌なヤツだぞ
あんたの気持ちなんて
知らないわ
そうか
大事な時に
どこ行ったのよ
感謝してくれよ
学園新聞の
1面にのるような
大きな話題だろ
学園はやめて
もっといい言葉を・・・
彼が火を付けた!とか
ヤケドのあとなんて
あったか?
熱さを
思い知らせてやるよ
中庸の精神?
あんたが動きなさいよ
ほら誘ってんだから
友好的な訓練の代わりに
武器として 魔法を使ったら
手を出せないはずだ
- でもルールじゃ・・・
- ルール?
時々 首をかしげるよな
さて何の事かしら
“強制”は外の世界では
必要なんだろうな
全部は教えられないわ
まだね
タチアナ女王?
びっくりさせて
しまったかしら
女王は自分の美しさに
目を向けないと
ワシリサはどこ?
ワシリサ・ドラゴミール
ここに来て 顔を見せて
ご両親とお兄さんの死を
悼まない日は―
1日たりともありません
ドラゴミール家の名は
モロイ族のトップを象徴し
ワシリサ・ドラゴミールは
ドラゴミール家の
後継者・・・
未来の女王ねぇ
感動がないわね
王家の力は 責任を持って
使わないとダメよ
なのにあなたは・・・
動物を殺したり 吸血ゲーム
逃亡 あぁ恥ずかしい!
- これにはわけが
- しーっ
その話は後で
しかしながら
敬愛するワシリサが
状況を
好転させてくれる事でしょう
それでは食堂に
移動しましょう
パパは
あんなのした事ないわ
女王バチに辱めを
受けただけ?
女王ビッチじゃなくて?
リサには言わないで
もうこの話はやめよう
リサ?
何よこれ
- 彼の魂ね
- 誰がこんな事 理由は?
調べて教えてよ
何を?
わかったわ
ここにいるなら
気をつけろ
あぁ もう
- 新鮮よ モロイの血だわ
- 王族かしら?
- バカ言わないで
- 壁なめ少女より
1人の血みたい
スペルが違うわ
今きれいにするわ
ただの
バカな若者の仕業よ
荷物をまとめるわ
正体がわかるまでは
逃げてちゃダメ
ミステリーね 面白そう
少女探偵ナンシーよ
ミステリーは嫌い
ストリゴイの方が―
ましよ 知ってるし
女王の
言うとおりにするわ
私が何とかする
ジェシー達は人質
ミアが黒幕よ
初めて 学園を離れた頃
ミアを知らなかった
カルプ先生に
気をつけないと
詮索はもうやめるわ
不可能だし ムダだわ
私の話を
知ってもらうの
ナタリーは知ってるわ
隠すの大変だった
ミアに“強制”を?
それじゃあ つまらない
ミア以外の人に
使うのよ
そんな大人数・・・
魔法は
実戦で使わないと
クリスチャンの
受け売り?
- え?
- 見たのよ
あいつの毒牙で―
吐きそうになったわ
私は無鉄砲 あなたは慎重
忘れたの?
責められるのは
もう嫌
今度は
あなたが泣きを見る番
私があなたを責めるわ
ちょっと!
ガーディアンっぽくして
見習いらしくだろ
リサが無事かどうか
知りたくて
女王に
育てる権利はない
- リサと話を
- 心配ないわ
俺が心配なんだ
“絆”があるから
“絆”ですって?
彼女に近づくのは
もうやめて
あんたの影の部分に
ひかれただけよ
注目されるのが好きでね
12歳の時よ
俺は心配なだけだ
心配とストーカーは
紙一重よ
本当にやめて
リサが望んでるの
よし
やはりここで
練習するのか
噂を聞いたんでしょ
高校生は向こうだ
ここにはいない
生きるか死ぬか
銀だ 恐れるんじゃない
日光はストリゴイとの
戦いに有利だ
モンスターを鎮圧し
殺せ
ストリゴイを殺せば
いいんでしょ?
彼らは元はモロイだ
血液供給の最中に
殺された者と
無理強いされた者だ
刺し殺したいんだろ
知り合いが
いるかもしれない
それでも殺せるか?
もし友達とか私とか
リサとかだったら・・・
迷いは命取りになるぞ
言い聞かせろ
もう かつての仲間じゃないと
それでいい その意気だ
バカにしてるわけじゃない
女王は踏み込みすぎた
ダンピールは従え
モロイは一番でしょ
そうとは限らない
父がそうだ
年1回ロシアに来て
母と戦うのが好きだった
私も戦いを望んだが
彼は訪問をやめた
- 何歳ならいいの?
- 10歳だ
私の親は この学園だけ
君の母は最も―
ガーディアンを心配し
尊敬してた
やっと電報読んだな
中身知りたい?
“生きててよかった
あなたの行動は許せないけど”
とほほ
どんな父親なんだ?
確か目が黒くて
きれいな髪だったはず
殺すってなったら
髪切らないとね
ごめん 男の人にこんな話
アップにすればいい
“モルニヤ”マークは
見せていいの?
髪は切るんじゃない
アップにしろ
女王を称賛すべきよ
彼女の上品さ 威厳
クズを見抜く才能
もう我慢できない
“beware”が“bewhere”に
なってたわよ
- ねぇ
- リサはどこ?
面白い話があるの
ミアとアーロンが
工場見学だって
部屋物色のチャンス・・・
- 話しかけるフリをして
- 今話してるじゃない
もしそうなら 不潔だわ
吸血中毒ね あり得るわ
ジェシーとはしてない
フィーダーがいなかったから
仕方なくよ
大した事じゃないわ
えぇ そうね
ジェシーはウソつきね
今夜の予定は?
シャノンと
試験勉強するの
私も誘って
今夜 一緒に勉強しない?
いいわよ
見ろ 女王の道化師だ
何 その言い方は
娘の様に
接してくれるのよ
ミアの親友なら
秘密を教えて
- 僕はママの下着をはく・・・
- 違う
ミアの秘密よ
捕まえた
すごさがわかった?
力を使う事で 影響を受けるし
犠牲を伴うのよ
あなたも私も 震えてる
コーヒー3杯の震えね
18杯 深入り
ミルクなしよ
- ほらパソコン
- え?
ミアの留守中・・・
教会に
行けなくてごめんね
もう
フリはしなくていいよ
影の部分に
興味があったんだろ
- はい 次
- 何の話?
魔法使って猫かぶりか
うまいな
どう? 盗んだノーパソは
キロワが
接続に苦労してた
ウラジミールが
管理を
更新回数より 友人が多い
写真 レシート
Eメールがあるわ
混乱させないで
彼の事
あなたが正しかったわ
疲れた
カミーラ達と
本当に勉強を?
“強制”を使わなくても
あなたは十分魅力的よ
今何時?
パソコン返しといて
またね 敗者さん
参ったわ
“強制”でレイを
いい人にしてもらい
私の処女を
奪う様に仕向けたいわ
裸を見せた事ないの
モロイにも
ダンピールにも 人にも
植物の前でさえ
恥ずかしくて
聞くに絶えないわ
- ごめんなさい 私・・・
- 大丈夫よ
パパじゃなくて・・・
おじさんぐらいの
年の人に
ひと目ぼれした
すっごい
セクシーなおじさん
アンドレ?
何よ これ
驚いたわ
あのアンドレ?
リサのお兄さんよね?
彼はどんな女の子も
落とせるの
暗黙のルールがあるの
秘密 責任は取らない・・・
これは
何も知らない顔ね
何て事
リサじゃなくて
血筋が憎いのね
ミアは
次の段階を望んでた
部屋に戻そう
- いい?
- わかったわ
またね
どうしたの
ちょっといい?
リサが心配なの
攻撃は最良の防御を
学んだり
ミアにお灸をすえる事には
大賛成よ
でも洗脳計画により
リサは別人の様になってしまった
本人は気づいてないわ
リサの気持ちは
理解してる
き然としなくちゃ
次回が楽しみだわ
リスク高すぎ
わかった?
彼らと戦う?
攻撃は最良の防御
上達したな
神から教わるのは
ずるいな
2対1でも平気だろ
ジェシーとレイの事・・・
- メイソン・・・
- その事じゃない
更衣室で 様子が変だった
包帯を手首にしてたよ
何でだろう
手首に包帯?
- モロイの新ルール?
- 見ろ
- 行っちゃうぞ
- 待って
尾行するのは キロワの方よ
部屋に忍び込むわ
みんなが寝たらよ
いい?
私の過去 現在
未来に関する
ファイルがあるはずよ
それだけでいいのか?
いいねぇ
45分 沈黙しろ
ローズの記録でないと
わかった
カルプ先生知ってる?
彼女は
私が来る前に退職した
キロワ ヴィクトル あんた
質問してんのに 目も合わさず
話題を変えんな
今日はここまで
訓練は遅れたが 結構・・・
- いいな
- え それだけ?
何て言えばいいんだ?
飲み込みが早いとか?
模範的な動きだなとか?
えぇ
今の全部言ってほしいわ
おやすみ ローズ
どこが間違ってたの?
そのおたけびのせいだ
その笑いが好き
他のじゃなくて
初めて聞いたわ
声がなくても 倒すんでしょ?
かもな
でもいい考えだ
それを続けるんだ
いい練習になる
その・・・他にも所作を
あたしに教えてくれるの?
1日目
渡したら 変えられちゃうわ
渡したら
変えられちゃうわ
5日目
彼らに連れて行かれるわ
私の力が必要みたい
非公表の
名もなき力を持つ―
私達にできる事は
限られてるわ
ワシリサと
逃げるべきだったわ
一人ぼっちよ
闇が私を招き寄せた
ただ
取り除きたかっただけよ
震え ひっかき傷 悪夢
全部ね
6日目
浄化レベルA
映像はセンターに保管
リサ 王と女王が
また一緒になれたね
- こうでないとな
- リサ!
君の相手は俺だ
私に任せて
君のせいだぞ
俺の両親と同じだな
リサ!
新しい家族だ
ストリゴイ 攻撃しろ!
- 何これ
- 後ろに下がってて
訓練の時みたいに
この状況は不利だわ
でも何とかなるわよ
ディミトリ?
ローズ
あなたは心配しすぎよ
リサ やめて
友達なんでしょ?
嫌
いやあああああ!
ローズ そこにいるの?
今の見たでしょ?
おかしな夢ね
えぇそうね
おかしな夢だったわ
同情はやめて
姫に
同情でもしてなさいよ
ウソついたわ
嫌がってるって
彼女はあんたが好きなの
何でそんな・・・
あたしが嫌だったの
あんたが嫌いだから・・・
でも あんたといる時の
彼女が好き
それで?
彼女は
元の姫に戻ったんだぞ
幸せじゃないわ
望んでない形だもの
知ってるの
私は・・・
アンナは
手を尽くしましたが
悪魔の暗闇が
ウラジーミルをおおい
体と心を
むしばんでいきました
リサには
そうなってほしくないの
あんたなら
本と巻物の場所―
見つけられるわ
彼女の能力・・・
俺の初めての幸せを
壊したんだ
それなのに 助けろだと?
あぁ もう
パーティがあるって
売血女さん
遅かったじゃない
冗談言えていいわね
聞いて
色んな事があったの
座って話そうよ
パーティなんだから
楽しもうよ
- やぁ ナタリー
- どうも
素敵なパーティだね
これ見て
“たる魔法” かな
あなたって
何でもできるのね
姫だからね
でも それって悪い事よね?
火 風 火 風 火
風 火 風
- 火・・・
- よぉ
アーロン
ローズ! どこ行くの?
何も言わず帰る気?
帰って寝るわ
“絆”のせいで酔ったの?
魔法のせいよ
大丈夫 順調だから
数週間経ったわ
ミアは破滅よ
脅威や
殺しもなくなるわ
がっかりでしょ
脅威をなくしたのが私で
“彼女の”じゃなくて
“みんなの”脅威でしょ
アーロンと―
ダンス踊る気なの?
彼・・・かっこいいし
つまらないヤツよ
いつもそう言うね
クリスチャンは違う
いいえ 彼は嫌な人よ
影の部分にひかれたって
あなたが言ったんでしょ
- ごめん
- 彼はあげるわ
2人とも 野蛮だしね
私が言いたいのは―
こういう事すると
もっとひどくなるわ
ナタリー 何考えてんのよ
整形を
受けるはめになるわよ!
ごめんね だって・・・
2人ともいなくなって・・・
視線に耐えられなくて
寮に戻る途中で 誰かが・・・
何かが後をつけてきて
考えすぎかもしれない
後をつけてきたんだわ
- サイ・ハウンドよ
- また言ってる
サイ・ハウンドって?
- 私のリュックだわ
- ダメよ
リサ!
オスカー! ウソでしょ
オスカー
- リサ もう・・・
- 嫌!
影のキスを受けて
“絆”ができたの
救ってあげて
わからないの?
力を使えば使うほど
ひどくなるの
危険だわ
私は連れ去られるわ
いずれ彼女もね
ストリゴイなの?
彼らじゃないわ
ここから出ても
全てを恐れる必要はない
- どういう意味
- わからないでしょ
理解する必要はないわ
目を見て
“強制”は やめてください
- お願い!
- 記憶は消さないわ
ただ一時的に隠すだけ
命が危ないわ
あなたが彼女を
ここから連れだして
時が来るまでは
この事は思い出しちゃダメよ
あれは半抑圧的で
半強制的だったと思う
学園を出た理由は―
わからないけど
逃げなきゃと思って
非常識だわ
校長が言いたいのは―
よくぞ
話してくれたって事だ
彼女を守らないと
死者を蘇生可能というのは
本当かね
死のふちから救う事は
できるわ
聖ウラジーミルも
その力を秘密にしてたよ
ちゃんとした証拠が
ないわ
カメラはなかった
“強制”は―
熟練したプロが
特別な環境で使う物よ
今ここで
証拠を見せてもいいわよ
追放しなかった事
疑ってるのね
何て無礼なの
もうたくさん お願い
先生の
6日目の映像を見せて
大変だったのよ
通気孔をはって進み
警備センターに
忍び込めと?
我々に隠しておく
権利はないと思うが
はいはい わかりましたよ
連れて行って
全部見せてあげて
6日目の映像を頼む
探してたのは これだろ
君が出てって2カ月後
おかしくなった
医者は
治療法を見つけたの?
いや 彼女が自力で
他のヤツとは違ってた
ストリゴイになったのは
力や不死のためより
痛みを
取りたかったからだ
誰もその事を
話したがらないんだ
不安を消すのに
最も有効な方法は―
人を殺して
ストリゴイになる事だ
ストリゴイは 見分けやすい
感情も不安もない
弱点がないんだ
彼女は逃げた
居場所はわからない
ローザ 落ち着け
- 私が君を守る
- ローザ?
違うわ リサよ
イライラしてるわ
腕にキズ?
彼女がそんな事を?
刃物を使わずにと
確かに苦労してたけど
無意味な力だと
思います
安心して下さい
ローズは親友だけど
ウソつきの天才ですよ
ばれても
まだ“強制”を使う気ね!
古典的よ! まるで私が―
操られてるみたいだわ
たぶん 彼女なりの方法で
助けようとしたの
でも今は?
君を守る人は他にもいる
旗 ポスター
制服に書かれた彼
中央にある像
聖ウラジーミル?
よし 乗った
ここは
追放者が集まる場所?
- どうして・・・?
- 聖ウラジーミルの本
質問の前に答えたわ
- イラッとするな
- リサのためよ
それがイラッとくる
行くぞ
“影のキス”って言葉
- どうやって・・・
- 見てみろ
“ウラジーミルは
珍しい魔法を―”
“使う事ができた
その魔法とは魂だ”
リサが自傷してたのは
この魔法のせいよ
なるほどね
これが彼女を特別にし―
価値を与えてるのね
悪者がリサを殺さなくて
喜ぶべきだけど
考えるだけで 吐き気がするし
気持ち悪いわ
彼らの望みは何?
猫を殺し
カメラを設置した目的は?
- 誰だろ
- キロワ校長かもな
ミアの仕業かも
- それ・・・
- あぁ
両方怪しいけど・・・
きっとそうだわ
2人でいるとこ見たの
有力なのが陰謀説
誰かがリサを狂わせ
王座を奪おうとしてる
女王は問題がある
魔女達は たぶん共犯だ
考え方は好き でも待って
“力の犠牲後と
トラウマの時期に”
“彼の苦悩は
直接肌に現れるだろう”
彼らもリサと同じね
彼女は立ち直れるわ
待て
リサは自傷してるのか?
- 切り傷とか・・・
- えぇ
あなたの支えを
必要としてた
リサは変わったんだ
彼女のせいだ
特に
血と魔法で生活する女は―
気分の変化が激しいの
女の子が悪い時でも
彼女のせいにしちゃダメ
教わらなかった?
君が異常者じゃなきゃ
楽しいんだろうな
あんたもでしょ 変人
ありがとう
じゃあね
- 行くね
- じゃあな
まさか ローズと寝たの?
何言ってんだ 調べ物だよ
魂の魔法 君の魔法だ
聖ウラジーミルも
カルプ先生も同じだ
- 自傷もな
- 聞いたの?
- 殺してやる
- 待て
君を救うためさ
家族がいないなら
友達をたくさん・・・
友達も家族も
ペットもいらない・・・
大嫌い!
好きなくせに
- リサ 聞いて・・・
- 聞きたくない
- あんたのせいよ
- かめば
いいわよ 売血女
聞いてほしいんだけど
聖ウラジーミルが
魂の・・・
- 猫を殺したの?
- ちょっと
オスカルとは仲良しよ
カルプ先生が
ストリゴイになったの
引っかき傷や震えを
消すためにね あんたは・・・
どっちを選ぶ?
カルプ先生のようにか
ウラジーミルのようにか
過去や未来の話は
やめて
現在にしか興味ない
選ぶなら
今の状態を選べばいいわ
私は姫よ
ドラゴミールの後継者なの
弱さは見せられないわ
もう“彼ら”じゃなく
あなたの問題よ!
やっと起きたか
姫は
ずっと血を飲んでるよ
気分はどうだ
さぁね 教えてよ
見るのが怖いわ
動かせるし いい兆候よね
何て言ったらいいか・・・
ケガはしてない
口で言うのは簡単よね
バキって音がして
骨が見えて・・・
ちょっといいかな
- ほら
- ありがとう
アーロンを見かけたわ
- 追い出したの
- そう
あなたの足を見て
全力を尽くして治したわ
- 全力でね
- ありがとう
良かったわ
2人とも元気そうで
魂の魔法の話には
驚かされたわ
指導教官が来るまでは
2人を
格納庫に隔離するわ
興奮を避けるためよ
あなたは
ダンスパーティには―
- 出席できないわね
- 何を言う
お願い 参加して
校長と一緒に参加するわ
ダシュコフ王子
大事な事 忘れてるわ
- 着て行く服がないわ
- 神が味方してるな
今日は くもりだから
買い物に
行く計画をしてたんだ
買い物に付き合って
行けば
気分が晴れるかもよ
ローズは?
あれは何かしら?
用心のために 訓練してるの
あなた達
いつからそんな仲に?
えーと・・・
何を言ってるのかしら
- 銀の杭買っていい?
- それは・・・ダメだ
護衛もかねてる事
忘れるな
スピリドン
ストリゴイが 白昼堂々―
攻撃は しないだろうが
彼が杭をくれないなら
これを持っておけ
UVライトの懐中電灯だ
少なくとも誰かさんとは
大違いね
私の力は「スーパーマン」の
“クリプトナイト”ね
姫が大衆文化の
引用をするとはね
あのね 私・・・
力と人気を混同してたわ
違う人生 考えた事ある?
運命は選べないわ
運命? 大嫌いよ
その言葉
“王族の責任”
“モロイが一番”って
すごく変よね
私達はモロイを守る
ただそれだけ
狂っていつか
自分を差し出すかもね
捕食者やその他の人から―
守るために そういう人生よ
いい言葉がないわ
マッサージは いかが?
本当にごめんなさい
行こう
先生の方はわかったけど
ミアと兄は―
理解できないわ
アンドレは かっこよくて
おもしろくてステキよ
だけど・・・
遊び人だったのかも
とぼけてもムダよ
心が読めるんだから
筒抜けなのは嫌ね
本当にチビのミアが
黒幕だと思う?
違うかもしれない
今日わかるわ
明日 隔離されちゃうわ
パーティーが
ラストチャンスよ
もっと大事な事が
あるでしょ
ドレスを探そう
買ってあげる
いいわよ そんなの悪いわ
あれ
あなたに似合いそう
それより大事な事が・・・
あら本当だ
ここにサインを
これ似合いそう
えぇ そうね
他の方がいいかも
そうだね
グロス使ったの?
コープスNo.5?
ペールアスの方がいい
ウソー
ナタリー 見違えたわ
ローズ パパから
あなたにプレゼントだって
あのネックレスだ
パパが見てたみたい
貸して
姫と娘に良くしてくれて
ありがとう 2人は幸せ者だ
- どうかな?
- 良く似合ってる
これが最後になるぞ
いい 2人とも
先の事はわからない
誰に好かれて 誰に嫌われてるか
忘れたけど
誰にも
邪魔はさせないわ
さぁ 楽しみましょ
彼氏 反応うすいわね
彼氏じゃないわ でも
今までで―
一番
大きな反応だったわ
こっちよ
本当に大きかったわ
クリスチャン
来たのね
驚き力が
消えたと思ったわ
あの日 キスしてごめん
今なら キスしていいわよ
- ローズ
- あら どうしたの?
- 何
- そのドレス・・・
じろじろ見るんじゃない
俺がこいつらと話す役を
買って出たのさ
そう
何か言う事あるだろ?
- 悪かった
- んー
事実と違う事を言って
ウソついた事を
認めるのね?
ありがとう
俺ら ミアと寝たんだ
教会の壁に書いたり
壁紙については?
あれは大変だったよ
あの部屋の血は
どうした
姫の部屋なら
おもしろいかなって
そしたら
収集つかなくなった
血しぶきは
モロイの流行りさ
ヤッた後
手首の血で書いた
げっ ソファで寝てるのに
猫については?
キツネかと思ったんだ
動物虐待・・・
最低だよな
スプラッシャーより
なぐらないで
ナタリーと踊って
早く行って
ジェシー
- 俺って最高だろ?
- えぇ 最高よ
事件解決したのに
ほっぺにチューか
ちぇっ
魔女だと実感した事は?
過去は過去よ
何で病院に? 妊娠した?
- 違うわ
- ヘルペス?
言いふらしてやる・・・
- あっち行って
- 何であんたが姫なのよ
私から2人を奪って
振っておいて
- いい加減にして
- 私は・・・
灰にするぞ
水の魔法で消すわ
痴話げんかか 私も入れて
姫と仲直りしたそうね
友達の座を狙ってたのに
ステキなコサージュね
性奴隷が
全て白状したわよ
何も知らないアーロンが
かわいそう
- 猫を殺したでしょ
- オスカー? 手は尽くしたのよ
猫を傷つけた事は
ないわ
かわいそうな人・・・
あんたは悪党だわ
注目をあびるために
色々と仕掛ける
臆病者よ
正当防衛よ
- ローズ
- そうよね
更なる脅威があるぞ
- 出なさい
- リサがいない
もしかしたら
秘密の場所かも
- そこだ
- 天才
落ち着け あたし
よし
お願い
リサの様子を教えて
- クリスチャン
- 安全なとこへ
- もう少しいいでしょ
- ダメだ
月明かりの下で
よし 行こう
リサ
ディミトリに会わせて
- 姫が大変よ
- あなたもね
- わかってないわ
- わかってるわ
あなた以上に 理解して・・・
モデルになれたのに
ミランの男が 私が16の時に
名刺をくれたの
ディミトリいる? 開けて
大変なの
ローズか どうした?
どうしたんだと思う?
たまらないわ
何がしたいんだ?
色々と
こんな事ダメだ
何してほしい?
全部
ドレス気に入ったよ
共に熱くなろう
危なかった 情欲の魔法が
このネックレスに・・・
リサが誘拐されたの
急いで
出入りした者は
いません
まだ中に・・・
許可は得たのですか?
それより
謝罪の方が楽だ
鎮静剤を打っといたわ
意識を集中させるわ
ウソでしょ
- どうした?
- 何でもないわ よし
もうすぐ彼が来る
目隠し確認しろ
“強制”は使うな
目隠しで見えないけど
聞いた事ある声よ
確か・・・ガーディアンだわ
- そんな
- 何だ?
犯人は
ヴィクトル・ダシュコフよ
ようこそ ワシリサ
パーティーはどうだった?
本当は明日なんだが
約束だ 教えるよ
目をそらしても
構わんかな
- 力を見させてもらったよ
- 何でこんな事
簡単な事さ 私を治すのに
君が必要なんだ
動物を使って試したのは
間違っていたよ
セメントで彼女の足首を
折ったのは―
最高にすっきりした
忘れたのかしら
“絆”は
GPSの働きをするの
私がローズにあげた
ネックレスに―
情欲の魔法を
かけといたからな
夢中で しばらく
気づかないだろうね
力で
病気を治すつもりだわ
両親の
大切な友達なんだから
頼んでくだされば
よかったのに
今の言葉・・・
本当に心に染みたよ
サンドフスキーみたいな
慢性病は―
継続的な治癒が必要だ
だが理由は他にもある
肉体的な犠牲
そうだ 魂の使い手は
自分の魂を消耗する
他者を治すには
自身の一部を提供するが
使うほど
君は壊れてゆく
あなたのために
犠牲になれと?
本心はな しかしな
私の命の方を
大事にすべきだ
モロイには強い指導者が
必要だ だが病気のせいで―
私は 王の座を得る事が
できなかった
君は
王族の人間関係に―
頭を
悩ますべきではない
ヴィクトルおじ様
魂の魔法では治せないわ
- こんな事させないで
- ケニス入れ
ケニスって人 知ってる?
彼に“強制”は効かないぞ
目は見えないが 頭が良い
風の魔法を使うんだ
- さぁ 始めようか
- 地獄に落ちろ
ケニス やれ
ローズ?
進んで 拷問してるわ
治すんだ
彼が・・・
リサ
治してくれ
顔が・・・
うまくいった
出発まで
上で寝かせておけ
危険だ 邪魔になるから
ここにいろ
- でも・・・
- 君に 前に
“残れ”と言ったら
無視したよな
そうだったね がんばって
- 残る気ないだろ?
- どうする?
“前に言った”って
どういう意味だ?
他の子と
間違えてんでしょ
その子は見習い
私はガーディアン
火の魔法と警護を
お願い
武器を持ってって
姫は上よ
こっちは違う
- ローズ
- 行って
- この上よ
- ローズ!
何よ
彼女を連れて来い
準備できました
あなたって 飛べるんでしょ
火の魔法 使っていいわよ
炎の輪とかは?
外で使った事ないんだ
脱出したみたい
自分で何とかしないで
何で一方通行なの
サイ・ハウンド
飼育費用が高くて
しつけが難しいが―
サイ・ハウンドの
優れた能力は 否定できない
彼らは姫を追跡し
誘導するが―
指示するまでは
攻撃しない
戦えるか?
みんなが 彼は神だと
俺は銃を持った・・・
無神論者だ
小さくない? ウソでしょ?
この時を待ってたよ
2番手の気持ちが
お前にわかるか?
わからないな
大丈夫か?
- あの仕打ち見た?
- えぇ 最低だわ
邪魔して悪いが
ヘリで脱出しよう
リサ 下がって
ローズ
姫から離れるんだ
撃った弾が
姫に当たると困る
私は撃てないのね
- 私はガーディアンよ
- ダメよ
リサ
バカなまねはやめて
- お前の方が悪だな
- クリスチャン!
サイ・ハウンドの長所は
何だと思う?
追跡能力に優れ
殺傷能力にたけてる事だ
攻撃しろ!
やめろ
そうよ
これが見たかったの
助けたいけど 無理だわ
治癒で
力を消耗したから
補給して
忘れられない
夜になるわね
ガーディアンを
増員します
彼が拘留のために
拘置所に―
移されるまで
地下の待機房に入れます
ナタリーは?
落ち込んでるはずよ
ダシュコフ家の
彼女は退学にします
最善の選択です
あなたあてに郵便が
来てましたよ
あら そう
もう1ついいかしら
- 彼女が急に現れて・・・
- “誇りに思うわ 母より”
ファイルにあります
ネックレスに
お互いを攻撃し合う―
“強制”の魔法が
かけられていました
暴力が起きる前に
ネックレスを外しました
そう
正直に
話すべきじゃないの
“たまらない”って言葉
普段 使わないわ
楽しいとかより
- ぞっとした
- 本当にその単語が・・・
最初に浮かんだわけ
軽く考えるな
私は君より7歳も
年上なんだ
大人なら問題ないが
計算苦手だから
わからない
宿題 ダンス パーティ
それが君の生活だ
その先は?
そうあるべきだ
私は
それらに興味はない
- そう
- 魔法のせいで・・・
起きた事だ
- 忘れろ
- わかった
- ローズ?
- はい?
まだいるの?
よく分かりませんが
時間を
支配されたそうね
えぇ でも失敗したわ
“影のキス”を
受けるのですか?
いえ もう受けています
私に指図しないで
元気そうね
刑務所で老いていくのは
皮肉よね
誤解しないで
ほしいんだが―
殺せばよかったよ
あら ほめられたわ
高価な
ネックレスだった
失敗に
終わってしまったよ
失敗ではないわ
彼は私に興味なかったのに
ドレスを・・・
君は無謀だな 他の子と違う
それでも
やはり女の子だな
“彼は私が好き”か
知りたいんだろ?
確かに強力だが
そんな力はないよ
彼にひかれる思いは
もう すでに君の中にあったんだ
うれしいか?
- “影のキス?”
- あぁ それ
カラスの件があるまでは
彼女を追跡は
しなかった
前から見張ってたんだ
事故の記録を見たよ
君はあの事故で
死ぬはずだったんだ
事故が 彼女の力を
目覚めさせた
君を見て
死の恐怖を感じたんだ
それが治癒の力を与え
“絆”を形成した
君は・・・
“影のキス”を受けたんだ
君は死後の世界―
あの世に足を踏み入れて
戻って来たんだ
それが魂に影響を
与えないと思うかい?
だから君は
感情むき出しなんだ
情熱や怒りを
抑えようとしない
超感覚的な力を
身に付けたのさ
だが皮肉な話だな・・・
考えてみると
どういう事?
私があなたを殺す事
ナタリーを
ストリゴイにしたの?
警備を突破するためだ
パパのためなら
何でもするわ
あとかたもなく
消してやるわ
思うほど
バカじゃないよ
娘は
君と彼とワシリサの―
情報を
私に提供してたんだ
猫は私のアイデアよ
パパはキツネが
良かったみたい
パパ 見て
息が苦しそう
どういう事なの
ストリゴイに
なるには・・・
えぇ
レイの血をいただいたわ
殺す方が楽しかったわ
処女を
奪われるよりもね
血を吸ってから
早すぎない?
ヴィクトル
怖くないの? あなたを―
殺そうとするかもよ
何をバカな事を
外で待ってるからな
彼女を殺せ
私の気持ちは
わからないよね
いつも
ビクビクしてたわ・・・
私は 弱くてみじめで
ダサかった
今は
視力は完ぺきだし
すき通った肌に
晴れやかな気持ち
生きてるって感じたのは
初めてよ
それはよかったね
はい チーズ
ローズ?
殺すのやめるわ
同じ思いを
味あわせてやる
そしたら私達
ずっと友達でいられるわ
ずっと友達!
あんたの番よ
ローザ ローザ
大丈夫か
これ見ろ
黒以外の
ネクタイをしてるわ
一歩前進ね
待って
本がたくさんあるの
2人とも
巻き込まれたのに
彼はみんなの命を救った
これよ
“彼は 魂の魔法の習得に
何年も費やした”
“苦痛と妄想があったが―”
“ストリゴイには
ならなかった”
“影のキスを受けた―”
“アンナの存在が
あったからだ”
共通してるな 運命かな
クリスチャン 運命―
なんてもんじゃないわ
しなきゃダメ?
えぇ 今して
おいおい 女王かよ
何で今なんだ
またしても
この奇妙な大混乱は―
王族の1人に
対しての物でした
- ワシリサ・・・
- 誤解を解く
機会をいただき
感謝します
今から披露するのは
魂の魔法です
慣れるのに
苦労しましたが
賢人達が
助けてくれました
パーティーのあの人は
幻ではなく―
彼氏のクリスチャン
ストリゴイなんです
そのうち慣れるわ
どういう事・・・
しーっ!
後にしてください
血は 私達を
結びつけてくれる物
私達の栄養分です
血は
家族のあかしであり
血は痛さを伴い
死をもたらします
ストリゴイの牙や
間違った道を走行する
飲酒運転者によって
全てに通じる物
正気を失い 混乱しても
親友が―
“大丈夫”と
なぐさめてくれる
“血は人生 今はこの言葉しか
思いつきません”
残念ながら
ローズは1人です
彼女がいて良かった
心の友がいないなら
陰口や見下し
売血という辱めや
いじめを受けるのではなく
優しさと尊厳を受ける
価値があります
モロイは大切だと
証明しましょう
どうですか みなさん
悪者はもうたくさん
その印は
ナタリーの分よね?
まだ・・・新しいわね
すまない
決まりだから
ごめん
- ためらった
- ローズ・・・
君は勇敢で 強くて
大胆だ
残念だが ストリゴイは
他にもいる
興味がないって
ウソでしょ
あぁ ウソをついた
何でウソついたの?
年齢や立場以外の事も
関係してるからだ
モロイへの忠誠があるが
恋をしてしまったら
姫を
かばうのではなく
君をかばってしまう
おもしろいわね
その理由を聞いたら―
もっと好きになったわ
魔法の力じゃなく
あんたの意志でキスして
できないよ
お願いだから
みんなしたんだから・・・
最後に1回だけ
やったー! 私の勝ち!
やった! 楽しくないの?
私は
ローズ・ハサウェイ
普通の10代とは
違うわ
でもさ 普通って何?
どんな生活にも
規則や伝統 友達や敵
恐怖や喜びが存在する
でも学んだわ・・・
うわ! 気をつけてよね
まさか ウソでしょ
あの時のカラス?
おいで・・・
“絆”を持ったんでしょ
あんたもね!
もういいだろ!
まだよ 間もなくよ