Tip:
Highlight text to annotate it
X
最古の物語は 星に刻まれている
人間と神々の 時代よりも前に
地球は タイタンが支配していた
タイタンは 強力だったが
息子たちにより 支配は終焉した
ゼウス ポセイドン そしてハデス
ゼウスは ハデスを説得し
タイタンをも 打ち破る
強い魔獣を 創らせた
ハデスは 己の肉体から
世にも恐ろしい 獣を産んだ...
クラーケンを…
ゼウスは 天の王となり
ポセイドンは 海の王に
ハデスは ゼウスに騙され
暗黒と苦痛の
冥界の支配者となった
ゼウスは 人間を生み出し
人々の祈りは 神を不滅とした
だが やがて人々は
危惧 し始めた
神々に疑念を抱き
ついには 立ち上がったのだ
この世界に入って
一人の子が 誕生した
全てを変える力を 秘めた子
ペルセウス
息子よ どうした?
もうすぐ 弟か妹が出来るんだね
私たちは 分け隔てなく
お前たちに 愛情を注ぐよ
この子は あなたの本当の子
僕は...
僕は 誰の子でもない
私は お前の父 マルマラが母だ
これからもずっと 二人の子だ
私達の絆は 血の繋がりよりも
固いものだよ
王や神々も お前への愛は
打ち敗れない
私は神々を 理解しない
だが ある理由で
お前を 授かった事は分かる
いつの日か
その理由のために お前は
遠くへ行ってしまうだろう
でも 今夜じゃない
- 12年後 -
ペルセウス!
歳を取ったな
マルマラ!
今日も収穫なしだ
何ってこった
これを誰に感謝しろと
言うんだ?
スピロス 当たらないで!
ポセイドンか ゼウスか?
誰にだ? マルマラ
- 神に逆らった者に言えば?
- 神々は 島を破壊し…
疫病を置いていった
何もかも奪い 困窮させる
我々は 奴隷と変わらん
神は私たちを 生んだ
- 感謝しなきゃ
- 感謝には 飽き飽きだ
私は漁師だ
ペルセウスも漁師だ
だが それさえ我々から奪う
それでも 神々に感謝しろと…
いつの日か...
立ち上がる者が現れ
いつの日か 誰かが言うだろう
" もう たくさんだ " と
こんな日だったな
お前がやって来たのは
嵐が お前を連れてきた
疑問を 懐いてるのだろう?
私が答えれば良いのだが…
必要なものは全て
此処にある…
おやすみ 息子よ
そのままだ!
テクラ 花輪を…
花輪を取って
ゼウスの像だ 素晴らしい!
何か変だ…
兵士だ 何をしてる?
それ~
持ち上げろ!
つかまれ!
王と王妃の名に!
彼らは?
アルゴスの兵士だ
何をしてるんだ?
神々に対して 宣戦布告だ
- 船を出そう
- いや!
何もするな
うしろだ!
つかまれ!
テクラ
息子はどこだ?
テクラ!
ダメだ!
- 行け!
- いやだ!
ゼウス 終わらせなければ!
人間は 神殿を攻撃し
ゼウスの名を 貶めている
我々が 手を差し伸べましょう
休戦協定を!
ダメだ!
私は人間を創った...
だが 私の愛に反逆で応えた
休戦などない
ついに
あなたの逆鱗に触れた
どれくらい 過ぎただろう?
兄弟…
最後に 顔を見てから…
ハデス
果てしない年月
私は 冥界から見ていた
あなたは 怒りを
愛で 抑えている
人間を創造するのには
理由があった
彼らの祈りで
神々の永遠を 得るため
だが あなたは人間を
愛しすぎた
彼らは強くなった
そして今 我々は脅かされている
立ち上がらなければ…
どうしたいのだ?
私を人間のもとへ
行かせてほしい
そうすれば 畏敬と恐怖で
彼らは 祈りを再開する
我々は再び 力を取り戻すのだ
彼は 冥界の者です
ここの 者ではない
お前に言われる筋合いは ない
貴方は 愛が我々を満たすと言った
しかし愛に しがみつき過ぎた
私が学んだ 生きる糧は
彼らの恐怖…
そして苦痛
- ゼウス 兄弟の言うことは 真実だ
- 聞くべきだ
行け そして行動しろ
父上 人間は必要です
いや アポロ
ハデスは正しい
人は傲慢になった
秩序を 思い出させるのだ
兄弟よ 任せたぞ
彼らを 互いに攻撃させ
我らの手中に治めるのだ
-アルゴス-
- 我々の船で最後か?
- いいえ 艦長
あなた達だけです
仲間ですか?
いいや 死地で見つけたのだ
唯一の生き残りだ
彼の処遇は 宮廷に任せましょう
4で分隊!
行け
神に愛を示せば
見返りに彼らは
大地に穀物を与え賜えた
更に太陽と天空
神よりの賜物は不滅なり
されど神への 敬愛を怠るなら
全て奪い取られてしまう
しもべ達が 自らの置かれている
この不浄と悲惨の世界に
- 我々は神々の鞭を乞います
- 邪魔だ
隷属の美徳と明瞭
神に戦いを 挑む者は
天罰を 受けるであろう
あれで全員か?
多くの兵を失いました 陛下
しかし わが勝利です
ケフェウス王と カシオペア王妃に!
いいや
そなた達に
わが強力な軍団
攻撃を 躊躇わない英雄
ゼウスの心臓に一撃を加えるために!
神殿は焼け落ち
大石像は倒された
もう祈る必要はない
今宵...
戦いの後
太陽は海に沈まない
オリンポスの 陥落に沈むのだ
新しい時代の始まりだ
人間の時代だ
しかめっ面は 似合わないわ
アンドロメダ 飲んで楽しみなさい
アンドロメダ...
名前は?
ペルセウス
これを
飲みなさい
- 触れるな
- やめなさい
わが娘 伝道師
外で何が起きているか
ご存知ですか?
あえて 見ようとしないの?
霊感で分かるわ
数百人の兵士が命を失った
なのに 祝杯?
神を怒らせ 何事もなく
振舞っている
神に怯えていろ とでも?
恐怖に震えていろ と言うの?
神は私たちを必要とする
我らの礼拝が 必要なのです
我らに神は 必要ですか?
- 娘を見なさい
- やめて
彼女より 美しい者はいますか?
ギリシャの 誰よりも美しい
美の女神 アフロディテよりも…
オリンポスの 神々でさえ羨む
- 我々は 今や神です
- 王妃 言いすぎだ
おもしろい
貴様ッ!
お前たちは
我らの爪の垢にすぎない
その呼吸さえ
オリンポスの賜物なのだ
だが 愚かにも神を侮辱した
誰です?
ハデスだ
ひざまずけ
今はだめ ペルセウス
チャンスを待つのよ
お前に 美の何が分かる?
死より美しいモノは?
私を見よ! 人間の王妃
- 母上!
- 王女様!
十日後の...
日食の時に…
クラーケンを解き放つ
アルゴスは地上から
消え去るのだ...
お前たち共々…
それとも...
王女を 生贄に捧げるかだ
愚かにも お前たちは
神々に 対峙しようとした
王女の血だけが
クラーケンを鎮めるだろう...
そしてゼウスも
誰を怒らせたのか 身に染みるだろう
罪深き者
アルゴスのために選べ
破滅か それとも生贄か
これはゼウスの意思だ
お前の父のな
アルゴスにデミゴッド(半神半人)が
います
あり得ない
あなたの息子です
彼の名はペルセウス
彼を連れ戻せます
彼の祈りを 聞いた事があるか?
その子は 私からの愛を
感じてない
他の反逆者と 何ら変わらん
デミゴッドなのか?
言え
- デミゴッドじゃない
- 何者だ? なぜここへ来た?
知らない
忠告します シラ
- 彼は信用できません
- 何をしている? ドラコ!
彼を放せ
あり得るのか?
真実なら お前はゼウスの子だ
我々を救える
救ってくれ
無理だ 俺は ただの男だ
陛下 言葉にしづらい事ですが…
生贄が 唯一の方法かと…
二度と口にするな
彼は 正しいわ
誰も私の為に死なせては ならない
行くのよ ペルセウス
シラ 王女をすぐ街から
脱出させよう
- 王女を隠す
- ハデスから 隠すのは無理だ
ろくでなしの神の息子が
何を言う
俺の父は...
神によって殺された
母も 妹も…
愛する人みな 神に殺された
俺は 漁の網を張る
剣は振るわない
デミゴッド 面会だ
お前を知ってるそうだ
私の名はイオ
なぜ知っている?
あなたの人生 全てを見ていた
あなたの家族に 私が導いた
神なのか?
神々があり 人間がある...
そして 私達のような
その間の者がいる
幾年も前に...
神になるのを拒んだ
それで私は
不老の呪いを掛けられた
そんな呪いがあるなんて…
愛する人たちが
死んでいくのを見続けるのです
その苦しみが 分かるでしょ
真実なのか?
ゼウスの息子なのか?
そうです
あなたの出生の話しは
アクリシアス王の反乱から始まるの
神々の虐待に
人々は耐えかねていた
ついにアクリシアス軍は
オリンポスを包囲した
神々たちは 彼の軍を
全滅させようと考えた
しかしゼウスは あまりにも
多くの人を愛していた為
代わりに アクリシアス王へ
罰を与えようとした
彼は王になりすまし
王妃の寝室に入り込み…
あなた…
ゼウス?
アクリシオスは怒り狂った
彼は妻の処刑を命じた
そして生まれたばかりの
ゼウスの子も…
呪ってやる ゼウス!
その汚れた体を許さない...
その私生児と共に!
やめろ!
王妃と子は 海に投げ込まれた
あなたの母は 死んだが…
半神半人の
あなたは死ななかった
それ以来 見守ってきたのです
神々の圧政を 終わらせる為に
あなたが立ち上がる日まで
あなたは クラーケンを
殺すために生まれたのです
生まれた理由など
知らない…
何者かも…
しかし殺したいのは
クラーケンじゃない
どうすれば ハデスを殺せる?
クラーケンを失えば...
ハデスは弱ります
その時が ハデスを倒せる
あなたの求める復讐の
唯一の時です
ここから出せ
もしクラーケンを殺せるなら
ステュクスの魔女が
方法を知っているはず
魔女たちは どの軍団からも
遠く離れている
誰も行けない
誰も?
あまり口をはさむな イオ
ゼウスよ 我らの罪を許し
守りたまえ
助けてくれると 信じてるのか?
これは特攻だ
我々にチャンスが
ないことを知っている
ペルセウス 此処にいるのは
儀礼兵の連中だ
立てば見栄えするだけの
若者と…
退役まじかの老兵ばかり
クラーケンを知っているのか?
世界を滅ぼす 巨大な怪物だ
思考も感覚もない…
神すら恐れている
- それを殺そうと言うのか?
- 来なくていい
- 助けは要らない
- だろうな
お前はゼウスの子だからな
だが我々は命令されている
諸君 長旅になるぞ
苦痛と苦悩の旅だ
老人のように文句ばかり
言いたくなるだろうよ
- 何を持っていけばいい?
- 何もかもだ
魔女たちが
何でも喋るとでも?
ああ 喋るさ
さもなくば殺す
- これは何だ?
- 置いてけ
我々を見捨てるのですか!
どうか 神の慈悲を!
行かないで!ここにいて
此処に残って!
どうか私たちを助けて下さい
お願いだ!私たちを守って!
王女を生贄に捧げろ!
口をつつしめ!
下がれ! 下がれ!
ありがたく 思われてないな
見捨てないで!
感謝するのに
疲れているのだろ
いい知らせだ!
俺たち兄弟が
旅に同行する
- 部外者はいらん
心強い助けになる 信用しろ!
我々が 必要なはずだ!
必要なのは兵だ
狩人じゃない
メネアン・ライオンの皮の剥ぎ方を
知ってる兵士がいるのか?
ケンタウロスの鎧の弱点は?
五ツ頭のヒドラは
どの頭を切り落とせばいい?
- 真ん中だ
- 真ん中 いい推測だ
- 俺達は殺し方を知ってる
- 喜んで やるぜ
死んでも良いなら ついて来い
死の方が 俺たちを恐れるさ
アクリシアス王
アクリシアス王など居ない
ただのカルボスだ
我々には 共通の敵がいる
- ゼウスだ
- ゼウス
我が兄弟だ
俺に何をさせたい?
お前の妻は死んだが
ゼウスの子は生きている
お前の 恥である子
ペルセウス
生きていたのか?
何のために妻を殺した
ペルセウスは 私を殺すと
アルゴスの地で誓った
彼は 死なねばならぬ
- 何をすればいい
- ゼウスは 私の服従を信じている
だが 私は強くなっていく
パワーが十分満ちるまで
私の武器となるのだ
来い
これを使え
ペルセウスを殺すのだ
私はお前の為に
ゼウスを破滅させる
あなたに従います
そいつは死んでもらう
あと どのくらいだ
魔女の所まで4日
4日? もう疲れた
これを使え
待ってほしいか?
おっと
本当に漁師なのか?
父は筋金入りだった
おまえ
武器を持て
剣を扱ったことがあるか?
- 必要なかった
- そうか
左足を前へ
動きは流れるように
武器は体の一部だ
蜂の一刺しのように
集中しろ
回りに気を配れ
常にバランスを保て
転べば
死だ
起きろ
よせ!
お前には神がついてる
忘れるな
訓練は終わりだ
ペルセウス
神からの贈り物だ
- 聖剣
- なぜだ?
貰っとけ
人間として戦うんだ
やるよ
我らが救世主を連れ戻せ
ペガサスよ
誰も乗ったことがない
メッセージよ
神が見守っているという
ペルセウス!
ペルセウス!
ペルセウス!
- なんでこんな事ばかり?
- シッ!
静かに!
助けてくれー
助けてくれー
お前はゼウスの血を引く
- 誰だ?
- さあ?奴に聞くさ
もう行こう
いいや 二手に分かれて
血の跡を追うんだ
さあ来い
見てッ!奴の血を
今 幸せか?
攻撃!
待て待て!
あれは何だ?
来い!
イクザス!
槍だ!
ドラコ!
早く!
行け行け!
飛べッ!
走れッ!
- 援護!援護!
- たくさんいるぞ!
- 走れッ!
- 皆ッ 背中合わせに!
位置につけ
- さらに3匹!
- なんてデカイんだ!
奴らは?
ジンだ
軍団で戦ったことがある
ここは 奴らの砂漠だ
- 敵か?
- 私もそう思った
奴らは人間でも それ以上でもない
砂漠の魔法使いだ
- 礼をしなきゃ
- なにッ?
- それは何だ?
- ハデスの毒よ
- 祈れ ゼウスに祈るんだ
- いやだ
天の父に祈るんだ
" 私の祈りをお聞き下さい "
- いやだ
" あなたの息子を治癒するよう "
パンよ
ありがとうございます
お願い
ここにも ここにも
- ちょうだい
- ほら
ダメよ
我々の心は ハデスに
向けなければ ならない!
それが唯一の方法だ
兄弟たちよ
私のもとへ来るんだ
苦しみから 抜け出す方法がある
ハデスは王女を求めている
生け贄に捧げるのだ
都市の為に…
我々が苦しんでるのに
なぜ彼らは 黙っているのだ?
彼女の死で 我々は救われるのに
なぜ守るのだ?
誰よりも優れているのか?
アルゴスでは
ゼウスを崇拝してきた
だが今 救いの手を差し伸べて
いるのはハデスだ
我らの罪深さを知るハデスに
祈りを捧げよう…
そして我々は救われる
血によって…
渡し守への賄賂
奴らは戦いの負傷を
黒魔術で治す
痛みを感じず
何百年も生きる
で 彼は何歳?
さあなッ 奴らを信用してない
ひどい火傷
飲んで
水を持ってくるわ
来い!
気をつけろ!
なに?
何を言っている?
ジンは長年 待っていたらしいわ
神々から解放する者を
- 人間は友人ではない
- こっちのセリフだ
しかしペルセウスを助けたいなら
協力することだ
ドラコ
見てくれ
共に!
- 旅はまだ無理よ
- 時間がない
- 神の血が通っていても 彼は人間よ
- 具合は?
- 少しマシだ
- よし
お前のプライドのせいで
部下が死んだ
- なぜ聖剣を使わない?
- あの贈り物は罠だ
- そんな事はない 使え
- いやだ
剣はおろか 神から与えられた物など
使う気はない
死人が増えるだけだぞ
俺は神とは違う
一人の男としてやるんだ
しかし貴様は ただの男ではない
俺の選択だ
人間では無理だ ペルセウス
誰なら出来るんだ
神か?
俺が持っていても意味がない
剣が必要な時は 言ってくれ
奴ら乗ってるぞ
俺たちを殺そうとしたんだぞ
乗る気にならん
すばらしい
何をためらってる?
さて 失った時間を
埋め合わせする必要がある
快調だな
そうでもない
日食が近づいてる
ノルン山脈まで どれくらいだ?
魔女の処へは あと2日だ
乗って酔った 気持ち悪い
腹の中より
乗ってる方がいいさ
笑わないのか?
神々に一泡ふかせたら…
その時 笑う
- 此処はどこだ?
- ステイジアの庭だ
タイタンがクラーケンに
敗れた所だ
我々が しくじれば
アルゴスもこうなる
我々のやってる事は 神への冒涜だ
- そうだ
- ペルセウス
必要な事だけ 聞き出すのです
もちろん
客人だ
- 誰だ?
- 訪問者
目を持った
- それをよこせ
- 誰なの?
おまえは誰だ?
目をよこせ
ペルセウス ダメよ
争いに来たんじゃない
聞きたいことがある
- ゼウスの息子
- だから新鮮
- ペルセウス
- 近くに
かじらなくて良い
神の肉
魔女め!
大丈夫だ
新鮮じゃない肉の女
誰が質問に答える?
- 知りたいのは クラーケンの事だろ
- クラーケン?
- どうすれば殺せるか
- そうだ
無駄な旅だ
どんな武器も
クラーケンには通じない
弱点はあるはずだ
かもな
だが代償がいる
生贄がアッ!
- エウセビウス!
- 気をつけろ!
- 気をつけろ!
- イクザス 撃て!
- 助けて!
- 目を!
- 彼を放せ 落とすぞ
- やめろ!
目がないと 答えられない
放すんだ
質問に答えろ
どうすれば クラーケンを殺せる?
手段はある
だが 不可能だ
- そうか?
- ゴルゴン メドューサ
メドゥーサ
どんな生き物も
彼女の視線に殺される
- 彼女に殺される
- ステュクス川を渡った牢獄いる
- 冥界の端だ…
- タイタンもそうだった
そいつはクラーケンには使えない
我々には扱えない
ならば頭だけ頂く
- 賢い坊やじゃ
- 目を! 目を返せ
目を!
どこだ?
待て まだある
知りたくないか?
ペルセウス だめよ!
教えてやれ 教えてやれ
何だ?
旅は失敗に終わる
運命が告げておる
お前は死ぬだろう
ゼウスの子よ
戯言だ 来い
歴史に刻まれている
ペルセウス
お前は死ぬ
なぜ ジンたちは行ってしまう?
みな死ぬと信じてる…
予言だ
誰だ?
さて 父と呼んでもいいぞ
- もし 望むのなら
- 父は死んだ
神に殺された
不幸な犠牲者だった
人間たちが起こした戦いのな
家族を殺したのは
おまえの兄弟だ
魔女の予言を聞いただろ
ハデスはおろか
クラーケンすら倒せない
旅を続ければ お前は死に
そしてアルゴスも滅びる
そう言うのなら
なぜ此処に来た?
お前を連れ戻すためだ
私の血が流れている
ペルセウス 神になれるのだ
オリンポスに来る時だ
神として暮らすのだ
人間として死んだとしても
神になるつもりはない
愚かな子だ
人間の存在も 私の恵みなのだ
人間を創ったにしては
人間のことが 分かってないな
我々は共に生きて…
戦い… 死ぬ
おまえの為に ではない
すぐに会いに行くと
ハデスに伝えろ
- もう手を 差しのべないぞ
- いいとも
断る手間が省ける
ペルセウス
待て
この先 役に立つだろう
あのサソリから盾を作った
鉄よりも 強くて軽い
質のよい 希少なアイテムだよ
俺たちは どこでも戦うが…
冥界だけは無理だ
ああ
幸運を! 漁師さん
魔女の予言を聞いたはずだ
でもそれを覆したい
助けが必要だ
俺を救ったのは神じゃない
チャンスがあると言うのなら
アルゴスは好きじゃないが
案内するわ
これから冥界へ行って
メドューサを殺す
- どうする?
- カロンを待つ
冥土の渡し守は
死者だけを運ぶ
誰か死んでみるか?
泳ぐか
渡し守への賄賂か
向こうへ着いたらどうなる?
怪物退治だろ
怪物?
メドューサは かつて美しかった
その美しさが
ポセイドンを魅了した
ポセイドンが 彼女に迫った時
アテナの神殿へ 逃げ込んだ
女神が 守ってくれると思い
女神は 何もしなかった…
ポセイドンは彼女を
冷たい床に押し倒した
彼女は 救いを求め
アテナに祈った
しかし 嫉妬していた
女神は祈りに応えなかった
彼女はやがて おぞましい
姿となって生まれ変わった
彼女と目を合わせば
どんな生き物も 一瞬で石になる
呪いにより 私は入れません
アテナの せめてもの慰めで
メドューサは女性を傷つけない
男だけが 入れるのです
これまでに帰ってきた者は
いないけど
メデューサは 尾で攻撃する
耳を澄まして
尻尾が 巻きつく音を聞き
皮膚の匂いを嗅ぎ
彼女の飢えを
腹で感じ取る
メドューサなら 2度殺してるわ
彼女が頭を 差し出すと思ってるの?
そんな寛大じゃ ないわよ
少しでも目が合えば
石にされてしまう
いいわ
- 楽しくないな
- 生き残るためよ
見ないで!
心を静めて
もうじき 着くぞ
ここまで来れるとは
思わなかった
誰かを亡くしたのか?
娘だ
16歳の誕生日に
ここへ連れ去られた
すぐに会える気がする
ここまで 来たのだから
最後まで やり遂げるぞ
- 帰りのコインは?
- 一枚だけだ
自分にとって 偉大な男は
父だけだった
今は 4人の男と
1人の女
そしてあんたと 増えた
皆 恐れているのは分かる
しかし父は言った
いつの日か 誰かが
立ち上がらねば ならない
いつの日か 誰かが言わなければ
ならない "もうたくさんだ" と
それが今だ
感覚を研ぎ澄ませ!
奴の目は 見るな
- 当てには出来んな
- 静かに 聞くんだ
エウセビウス
目を伏せろ
行くぞ!
ソロン!
進め!
奴の側面だ
- ドラコ
- 行けッ!
エウセビウス ついて来い
つかまれ!
エウセビウス
ペルセウスの 言葉を思い出せ
目は伏せろ!
イクザス そんな…
目を伏せろ
どこだ?
どこだぁッ!
エウセビウス
行くぞ!
ここで待て
俺が誘いだす
用意しろ
今だ!
道連れだ
男の意地を 知らしめてやれ
お前と俺だけだ
ゼウスのせがれよ
ペルセウス
彼らの一人となるな
イオ 俺は此処だ
時間がないわ
日食が…
手遅れになる前に 行って
俺は どこへも行かない
これは私の運命
でもアルゴスの運命は
あなたが握ってる
俺の人生には
常に あなたがいた
俺を見捨てなかった
置いては行けない
これからは 一人で行くのよ
ペルセウス…
あなたは 神でも人間でもない
両方あって最高なのよ
全てが うまくいくわ
兄弟
天罰を下す時が来た
我が子が あなたの命令を
待っている
皆 下がれ
クラーケンを解き放て!
クラーケンが来るぞ!
あの怪物が満足すれば
この苦しみは終わる
皆が犠牲になるか…
それとも アンドロメダだけか?
アンドロメダ
私の名を叫んでいる
隠れ続けることは 出来ない
下がれ下がれ!
クラーケンが来るぞ!
アンドロメダ!
ハデス あなたの名のもとに
我々は 王女を生贄に捧げます
来るぞー! みんな
アルゴスは陥落した
強いと思っているのか?兄弟
クラーケンが 人間の祈りを
もたらすとでも 考えたのだろう
しかし クラーケンは私の子だ
私だけに仕える
私がオリンポスの支配者だぞ
誰に従うか 忘れたか!
自分自身にだ
あなたに 騙されて以来
冥界に落とされ 嫌われてきた
あなたは 人間の愛に浸っていた
人間の愛は必要だ
あなたにはな
私は 恐れによって生きている
あなたの時代は 終わりだ
ゼウス
復讐が 彼らの希望を
食い潰していく
そして 私の苦しみが
分かるだろう
アルゴスには
まだ私の息子がいる
兄弟…
ペルセウス
取られたッ 追え!
ヘーイッ 漁師!
やめろ!
私は神だ
永遠に生きる
ここでは違う
迎えの船です
あなたの為だ 私じゃない
此処に いてもらえないの?
ペルセウス アルゴスには
統治者が必要です
王には なれない
一人の男として 仕えます
貴女は 立派な女王となるでしょう
オリンポスは
お前に感謝している
私もだ
ハデスは 生きている
奴は冥界へ戻った
時が来るのを 待っている
人間が弱れば それを糧に
また現れるだろう
ハデスの出現は 人間が鍵だ
常にな
また 奴に会うんだな
そうだ
だが人間には
彼を止める力がある
勿論 手助けはいるがな
聖剣 ペガサス…
私は崇拝を望んだが
息子を犠牲にしてまで ではない
人間的だな
神の一員にという 私の申し出を
考え直す気はないのだろう
望むものは 全て此処にある
神では ないにしても
お前の偉業は
いずれ崇拝される
人間を大切にしろ
我々以上に
そして 人間であり続ける事を
譲らないのならば…
私も 仲間に入れろ
紛れもなくお前は
ゼウスの息子なのだ