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実話に基づいた映画
よし いいか!新米
切り方のお手本だ
誰でもできる
ナイフを持って...
茎を持ち上げ
束にして
茎を取り
先を裁断し...
穂を切り落とす
パイルに投げる...
再び植えるために
飛んで噛んだりしないから
ビクビクするな!
さあ やってみろ!
よし...よし
さあ
横になって
さあ
キスを
愛してるよ
- 愛してる パパ
眠るんだ
これはもらっとく
雑音はごめんだ
おやすみ
三週間と二日
それが風習よ
私なしで大丈夫?
怠けはしないさ
とても良い稼ぎなのよ
キミの料理は
俺だけの物だ
そうよ
さあ
母さんと仲良くしろ
いいね アロンゾ?
キスしてくれるかな?
ありがとう
気をつけて
- 元気でね
いい?
サラトガ ニューヨーク 1841
こんにちは ノーサップさん.
- こんにちは
噂をすれば ほら来たぞ
ノーサップさん!このお二人に
お見知りおきになって頂きたい
ブラウン氏とハミルトン氏
お二人は優秀な
人物をお探しだ
そしてソロモン・ノーサップと
言うところだった
ヴァイオリンの専門奏者
- 全くその通り
ムーンさんは大変
丁重な方だ
彼の心遣いと あなたの
慎ましさを考慮に入れて
少々お時間を
頂いてもよろしいかな?
もちろん
サーカス?
- 我々の社員です
一座は
ワシントン市内にある
サーカスとはあまりに
凝縮した呼び名だが...
優秀で陽気なバンドと
旅をしています
今までにない
趣向を凝らしている
文明人の見たことがない
アフリカからの動物
人間離れした
東洋のアクロバット
私はブラウン氏の片腕として
国際的に名高い実業家です
...奇術の芸術分野では
会社の再結成の段階で...
短期間で少しばかりの
利益を考えている
ムーン氏からの要請で...
エンターテイメントの
音楽の調達に大変苦労している
真の才能の持ち主が不足している
ありがとうございます...
ワシントンまで
ご一緒して頂けるなら...
一日1ドルの
日当を与えよう
そして毎夜ごとの
演奏に3ドル
その上サラトガに
帰った際に
十分な支払いを
約束します
今日から二週間後
ワシントンへようこそ
ソロモン
ありがとう
こんにちは
それはあんまりだ
- 十分とも言う
ソロモン...
43ドル全てキミのだ
それは...多すぎる賃金だ
我々の利益多き週に
- 乾杯!
乾杯!
- 乾杯!
もう一杯
あなたの素晴らしき...
...寛容さに
- そしてキミの才能に
ソロモンに!
- 乾杯
乾杯
大丈夫 ソロモン
気にするな
気にするな
ハミルトン 急がねば
“祝い酒”の飲みすぎだ
すまない
- シーッ
気にするな
もういい
寝かせてやれ ハミルトン
- うむ...
ゆっくり休んで
そして明日は...
いつものように
新鮮に目覚める
まるで新しい
世界の始まり
ハミルトン!
これ以上ほっとおけ
何て哀れだ
気分はどうかな?
私は...
ソロモン・ノーサップ
私は自由人
ニューヨーク
サラトガの住民
妻と子供も共に
自由に暮らしている
私を拘留する
権利はない
自由人ではない
- 約束する
開放と同時に約束する
この履行は誤りだ
解決してみろ
書類の提供を
お前は自由人ではない
サラトガの者じゃない
ジョージアから来た
自由ではない
ジョージアからの逃亡者
お前はただの
ジョージアから逃亡した
ニガー
お前は奴隷だ!
ジョージアの奴隷!
お前は奴隷か?
違う
助けてくれ!
助けてくれ!
誰か助けて!
そりゃ ただのボロ雑巾だ
マシな物を
着たほうがいい
ほれ着てみろ
よし...
もっとマシだ
もっとマシだ
感謝なしか?
妻がくれたものだ
- ボロ雑巾さ
ボロ雑巾
さあ洗うんだ
そこの小僧も
ちゃんと洗え
擦るんだ
ママはいつくるの?
黙らせろ!
- ママ!ママ!
静かに!静かに!
- ママ!
静かに! - 黙らせろ!
- ママ!
母さんはきっと来る
静かにしてろ
静かに!
親身に話を
聞いてもらおう
我々の立場を説明する
誰が親身になってくれる?
共に旅をした二人だ
間違いなく今頃
疑問に思っている
間違いなくお前をここに
届けた見返りを勘定してるさ
誘拐犯じゃない
彼らは芸術家だ
パーフォーマーの仲間
- 知ってんのか?
確かな正体を
知ってんのか?
現実 俺らは
南部に運ばれる
ニューオリンズ辺りかな
到着後 市場に出され
その向こうには...
奴隷州に入ったら
結果として生じるのは
いや
気休めを
言うわけじゃないが ジョン...
お前達皆だ
だが俺は違う
だがジョンは誘拐された
ジョンは負債の代償だ
主人が負債を払い
ジョンは救われる
主人は来ない
- ジョンは...皆には悪いが
だが きっとそうなる
皆は行くが ジョンは行かない
ママ!
- ランダル
ママ!
大丈夫?
さあ起きろ!
起きるんだ!
- だめ だめ...
グズグズ言うな
外に出ろ
どうなるの...
- 心配無用だ
ちょっとした旅をする
それだけだ
船に乗るのに
子供らを恐がらせたいか?
ジョンの主人が負債は払う
主人が来るはずだ
黙ってろ
何も言うな
一言もだ
よし行くぞ!
さあ!
さあガキども さあ
さあ 動くんだ!
さあさあ!
上へあがれ
進め!
さあ行くぞ
上がれ!
さあ進め!
よし行くぞ!
- 進め小僧!
下ろすんだ!
おいお前 さあ起きろ!
降りろ
さあ
そこだ 座れ
元気を出して
そう気を落とさないで
生き残りたいなら
行動も言葉も最小限に
決して正体を明かすな
そして読み書きが
出来ると言うな
死にたくなければ
口は閉じとけよ
戦おう
乗組員は小さい奴らだ
抜かりのない計画なら
手強いぞ
三人だけでは無理だ
ここにはニガーだけ
生まれながらの奴隷
ニガーには戦う勇気がある
頭を使え 早まるな
- 分るのは
旅を続ければ
死ぬ目に会う
サバイバルは死ではない
耐える事も必要だ
数日前は
家族と共にいた
自分の家で
全て失ったと言うのか
生き残るために
正体を隠す
生き残るなんて
俺は生きていたい
まだいい
我々よりマシだ
見えないぞ
クレメンズ!
クレメンズ・レイ!
レイご主人様!
責任者は誰だ?
- 私がキャプテンだ!
ジョナス・レイだ
私の弁護士が
書類の立証を..
クレメンズ・レイは
私が所有する
この件に関しては
何も知らない
直ちに返還しなければ
裁判所により窃盗の
罪に課される
自由にしろ!
ご主人様!
クレメンズ?
クレメンズ!
戻れ!
- クレメンズ!
クレメンズ!
クレメンズ!
パーカーさん?
ノーサップさん
ノーサップ夫人 ソロモンさん
新しいネクタイはいかがですか?
フランス風の本絹です
- 必要なのは新しいバッグだ
家内の旅行のため
それだけです
一年が過ぎましたか?
サンディヒルへ?
そうです
- これは如何かな?
あなたにお似合いです
64キロの旅にも
耐えられます
ステキだわ
- だが値段は?
これを頂くわ
子供達 父さんが
買ってくれたの
少々お待ちを
すぐにお相手します
パーカーさん?
値段について話が...
ちょっと失礼します
お客様がお待ちなので
いらっしゃいませ
よい買い物を
財布とご相談を
紳士の冗談は無視して
- ジャスパー
邪魔をして申し訳ない
構いません
それでは
- では
ジャスパー 行くぞ!
よかろう
さて...
イライザ
名を呼ばれたら立って
イライザ?
レーテ!
ジョン!
オーレン
プラット!
プラット?
立て
人数通りのはずだ
なぜ返事をしなかった?
私はプラットじゃない
私の名前は...
お前はプラットだ
キャプテン ニガーを
カートに乗せてくれ
きっとお気に召す
思います
こちらへどうぞ
はい...
お好きなように
お調べ下さい しかし...
若いエズラは
特別ですよ
頑丈な固い手足!
今までに見たことがありません
そして驚くべき生物
信じられますか?
男にとっては好みかも...
でしょ?
存分に お調べ下さい
お好きなように
お茶菓子でも
召し上がって
皆さん 如何なもんでしょう?
うーん... この子は?
口を開けろ
広く開けろ!
ご覧下さい
今まで病気知らずです
フォードさん?
お会いできて光栄です
お好みはどちらかな?
プラットとイライザは
幾らかな?
ああそうですね...
プラットが1000
才能あるニガーです
イライザは700
保証しますよ
大変買値な価格です
- うーん...
小切手でもよろしいかな?
もちろんです
- お願いです...どうか離れ離れにしないで
- 子供達も一緒に
- イライザ 静かに!
私は奴隷の中で
最も誠実です
こんなに誠実な奴隷はいません
一緒にお願いします
お願いします!
- やめろ!
前に出て こっちだこっち
いかに健康かご覧下さい
熟した果物のように
杖をお借りします
ご覧下さい ランダル?
跳べ跳べ跳べ...!
いいぞ もっと高く!
素晴らしい獣に
成長しますよ
幾らだ?
- この少年は600
公正な最終価格で
成立
少々お待ちを
フォードさん?
- お願いです
イライザ!
- 小さい少女は幾らだ?
あの子はキミにとって
あまり利益にもならんだろう
とんでもない
あの子は売れません
将来多くの利益を
生み出してくれる
美しく
まともな血統です
唇が分厚く とんがり頭の
綿摘みニガーとは違う
彼女の子供だ
頼むから少しは
気の毒に思わないか?
金次第で同情もします
全部を取るか
取り消すか?
どうかお願いします...
プラットとイライザを
子供達なしでは嫌だ
私から奪わないで
やだ やだ やだ!
これで全部のニガー?
二人?
二人なのね?
- チェイピンさん
泣いてるわ
なぜ泣いてるの?
子供達から切り離された
- あらまあ
どうにもならなかった
- 可哀想に
チェィピンさん
- はい
明日工場に連れて行き
仕事を始めさせろ
今は十分に
食事を与え
休ませるように
はい
さあ ぐずぐずするな
何か食べて休みなさい
子供はすぐに忘れるわ
きさまら薄汚いニガーに告ぐ
俺はジョン・ティビッツ
ウィリアム・フォードは
大工の親方
俺は主人と思え
チェイピン氏は
この農場の責任者
... そして彼もまた...
ご主人だ
では手を叩け
こうやって
さあやってみろ
手を叩け
二ガーは逃げた
二ガーは飛んだ
二ガーがシャツを二つに破り
走れ走れ
パティローラーに捕まるぞ
走れ二ガー
逃げるんだ
その調子
二ガー走れ もっと速く
スズメバチの巣に
頭を突っ込んだ
走れ走れ
パティローラーに捕まるぞ
走れ二ガー
逃げるんだ
走れ走れ
パティローラーに捕まるぞ
走れ二ガー
逃げるんだ
二ガーは盗みは
しないと言うが
とうもろこし畑で
三人捕まえた
一人はごっそり
一人は少し
ロープの一人は
首吊りだ
走れ走れ
パティローラーに捕まるぞ
走れ二ガー
逃げるんだ
走れ走れ
パティローラーに捕まるぞ
走れ二ガー
逃げるんだ
走れ走れ
パティローラーに捕まるぞ
木の後ろの
二ガーを捕まえろ
走れ走れ
パティローラーに捕まるぞ
走れ二ガー
逃げるんだ
走れ走れ
パティローラーに捕まるぞ
走れ二ガー
逃げるんだ
わたしはアブラハムの神
イサクの神 ヤコブの神
群衆はこれを聞いて
彼の教えに驚いた
彼らのうちの
一人の法律学者が
彼を試そうとして
一つのことを尋ねた
川は渡るには
十分な深さです
積荷が一杯のボートでも
作業場から淀みの
終わりのポイントまでは
陸より数キロ近い
輸送の出費が
物質的に減らされます
“物質的に減らされる?”
- 水路を利用すれば
お前はエンジニアかニガーか?
お前はエンジニアかニガーか?
言わせてやれ
- ただの企みだ
多くのエンジニアが同様に企んだ
水路はきつすぎる
最も狭い所で
3.7メートルだ
船が横断するのに十分
チームで完走できる
きさまは輸送について
知ってんのか?
私はシャンプレーン運河の
修理をした
ウイリアム・V・ノートウィックの
監督の下で
自分の収益で
数人の補助を雇いました
そして多くの材木の
輸送の契約を取った
シャンプラン湖からトロイまで
キミがどう思おうと
感銘を受けた
チームを集めて
やってみてくれ
よし引き上げろ!
嬉しいね
良いお手本だ
待ってたぞ
ありがとう フォード様
- ありがとう
よし!
やあ プラット
大変感謝します
フォード様
感謝の印だ
気持ちだけだが
長年に渡り お互いの
喜びに繋がるといい
イライザ
イライザ
やめろ!
泣き叫ぶな!
そう悲しむな
参っちまうぞ
子供のために
泣きやめるのか?
あんたは平気
子供を想う心はないのか?
...子供は俺の身体の一部
- じゃ苦しいはずだ
あたしは主人と奥様の
機嫌を損ねたか?
あたしの失ったものなんか
どうでもいいんだ?
フォード様は寛大なお方だ
- 彼は奴隷商人だ!
現状では
- 現状では奴隷商人だ!
オベッカを使ってるくせに
- 違う
お気に入りになりたいんだ
- 生き残るためだ!
絶望は嫌だ!
自分の才能を提供する
自由になるまで
元気でありたい
フォードを利用してるんだ
あんたが提案する事を
知らないと思ってるのか?
あんたの為になんか
何もしやしない
あんたはただの
家畜同然なんだ
彼を呼んで
過去の話をしてごらん
それで何を得るか
見てみるんだ ソロモン
プラットとしての
役割に落ち着くんだろ?
背中の深い傷が
自由への抗議の証だ
俺を責めるな
- 何も責めてはいない
責められない
生き残るために多くの
不名誉な事をしてきた
そしてここで
行き詰っちまった
人を責める立場じゃない
許しておくれ
子供のために
泣かしておくれ
この幼な子のように
自分を低くする者が
天国で一番
偉いのである
また誰でもこのような
一人の幼な子を...
私の名のゆえに
受けいれる者は
いい加減にイラつくわ
しかし私をを信ずるこれらの
小さい者の一人をつまずかせる者は
大きな碾き臼を
首にかけられ
海の深みに沈められる方が
その人の益になる
アーメン
- アーメン!
板に磨きをかけろ
かかってます
- いや かかってない
滑らかな
新品の塗りのようにだ
嘘つき呼ばわりしたな?
展望の相違です
あなたの立場からそう見えても
手法に誤りはない
判断を下す前に
考慮して頂きたい
おお... 何て...いやな奴
犬畜生め
教えに従え
命令どおりに致します
- それなら夜明けに起きろ
チャピンから
小樽の釘を調達し
...羽目板を打ちつけろ
- はい
板に磨きをかけろ
どこへ行くんですか?
ソロモン!
ソロモン!
ソロモン!
ソロモン!
ご主人のお気に入りだった
9年間快適で
贅沢な人生だった
絹と宝石そして...
使用人まで付けてくれた
そんな人生だった
そして美しい少女が
ご主人に仕えた人生
でもバリー様の娘は...
私には冷酷だった
身内のエミリーでさえ
毛嫌いしてた
ベリー様の健康が衰えた時
家の主権を握り
詐欺罪として
町に連れて行かれ...
フリーペーパーを
抹消されたんだ
可哀想な子供達
羽目板を打ちつけろと
言ったはずだ
はい ご主人様
全部取り替えたところです
小樽の釘を持って
来いと言ったはずだ
ここにあります
馬鹿野朗!
何を聞いてた!
指示通りにやりました
誤りがあれば
指示に問題があるはずだ
黒ん坊野朗!
きさま...
糞ったれ...
黒ん坊野朗!
服を脱げ!
脱げ!
嫌だ!
きさま...
これ以上..
生かせはしない ニガー!
助けてくれ!
怪物め!
助けて 誰か助けてくれ!
助けて!誰か!
助けて!
助けてくれ!
どうした?
どうしたんだ?
- ご主人様...
ティビーツ様が釘の件で
鞭打ちをしようとしてる
容赦はしない
仲間を連れてくる
仲間全員連れてくる
ここを動くな
農場から去ろうとするな
逃げたら命の保証はない
ここにいろ
そのニガーに手を出すと
容赦はしない
私が農場の監督だ
ウィリアム・フォードが
プラットの抵当権がある
絞首刑にすれば
負債を背負う
命は奪う権利はない
そっちの二人...
身の安全を
尊重するならば...
立ち去れ!
邪魔するな!
プラットは俺のもの
俺の好きにする!
もし触ったら...
サム!ラバを連れて来い!
フォード様を
呼んで来い
ティビッツが うろついている
お前に死んで欲しいんだ
お前を殺すつもりだ
もはやここは
安全ではない
ティビッツが攻撃したら
お前も黙ってはいない
お前をエドウィン・エプスに
譲渡した
彼が主人になる
フォード様?
私は奴隷ではありません
聞いてない事にする
- ここに来る前は自由人でした
命を救おうとしてるんだ!
そして忘れようもない
負債がある
それはエドウィン・エプスにだ
彼は乱暴者だ
“ニガーの破壊者”と自慢してる
だが正直言って
他に見つからない
お前はなかなかの
評判だった
どんな状況であれ
特別なニガーだ
それゆえに憎まれる
そして召使は
主人の心を知っていながら...
主人の心を知っていながら
用意もしなかった...
用意もしなかった
勤めもしなかった
多く鞭打たれるであろう...
聞いてたか?
“鞭打たれる”
主人に従わないニガー
自分のご主人様 いいか?
そのようなニガーは
多く鞭打たれるだろう
“多く”というのは数多くだ
40 100
150の鞭打ち...
そう書かれている
綿を摘め
立ち止まるな!
さあ!
続けろ ニガー
綿を摘め
立ち止まるな
いいな?
さあ!
ボブは108キロ
ジェイムスはどうだ?
133キロ
そりゃいいぞ
本当にいい
プラットは82キロ
一日の平均は何キロだ?
90キロだ
- こいつは平均にもなってねえ
パッツイは232キロ
232キロ
大の男がパッツイに
恥ずかしくないか?
一日も掛からず
200キロ以上とは
フィールドの女王だ
63キロ...
- まだだトレーチ
パッツイの仕事の
評価に少し待ってくれ?
はい
たいした女王だ
生まれも育ちもフィールド
ニガーの中のニガー
そして神が私に与えた
正当に生きるための報酬
全員を観察してるぞ
全員だ!
さあトレーチ
始めろ
フィベが63キロ
昨日は66キロ
前に出ろ
ジョージは63キロ
昨日は何キロだ?
104キロ
- 十分でない
さあ小僧
さあ
- さあ小僧 行け!
起きろ!今夜はダンスだ!
起きろ!
バイオリンを持って来い
プラット 行け!
さあ!
さあプラット!
行くぞ!
さあ もっと陽気に
足を動かせ
売ってしまえ!
- 一体何だ?
ニガーの女は
売り払って!
パッツイも?
どのニガーよりも
元気がある
他のを選べ
- 他はだめ
売ってしまえ!
やだね
家から黒メスを追い出さないと
私がチェニイビレに帰る
もとの豚小屋に
戻りたいか?
パッツイにヤキモキするな
彼女と別れる前に
お前との縁を切ってやる!
何を見てる?
馬鹿な女だ!
ムードが台無しだ
せっかくなのに
踊れ!
踊れと言ったんだ!
さあ!
続けろ プラット
演奏を続けろ!
プラット?
はい奥様
バーソロミューまで
行く道は分かる?
はい奥様
商品と小間物のリストよ
手に入れ次第すぐに戻りなさい
タグを付けて
付けとくように頼んで
- はい奥様
どこの出身 プラット?
申し上げました
- もう一度言って
ワシントンです
- ご主人は誰?
ご主人の名はフリーマンです
- 教養のある方だった?
そう思います
- 読み方を教えてくれた?
ありきたりの言葉なら
だが書面の文字は読めません
- 心配しなくていいのよ
ご主人は労働の為に
連れて来た それだけ
そしてそれ以外は
百の鞭打ち
こっちへ来い
さあ
どこへ行く?
バーソロミューまで...
エプス奥様のご用で
間違いなく行くんだ
速いとこな
何か問題は?
- いいえ奥様
問題ございません
プラット・エプス おはよう
- おはようございます ショー様
ご主人がパッツイの迎えにと
よろしいですか?
よろしい
失礼します
ショー奥様
ニガー・プラット
- パッツイ ご主人が戻るようにと
安息日よ
自由に歩き回れる
ご主人が一刻も早く
連れ戻すようにと
お茶はいかが?
- ありがとうございます 遠慮します
時間通りに戻れば
エップス様の理性を
抑える事ができるの?
座って
座ってお茶を飲みなさい
エプス様は
何を心配してるの?
...言いたくありません...
安息日の噂話も
悪かない
何事も程ほどに
ご存知のように
エプス様は...
気難しいお方
ご主人に悪い
感情をお持ちだ
そうかしら
エプス様は
ショー様を道楽者と...
思っている
とんだ思い違いだが
思い違い...
火のないところに煙は立たぬ
軽蔑してる訳ではない
聞こえはしないわ
奥様を軽蔑してる
訳ではありません
私は全然気にしないわ
最後の鞭打ちも
いつの事だったか思い出さない
畑での仕事もね
自分が仕えた場所で
今は仕えられている
今の私がこうあるのも
ショー様の経費...
彼の思いやりを受け
忠実に振舞ってくださる
綿摘みのニガーから
成り上がったの
少なからずそれなりの
支払いはあったわ
ご主人様の偏愛と
奇癖は知っている
性欲ある夜の訪問か
鞭打ちの仕打ちか
慰めを求めるのよ パッツイ
エプスは主に任せなさい
すべては主がお導きになる
王家の呪いなど農園の授業の
つまらない見せしめ
楽しんで
パッツイ?
パッツイ!
- 彼の方を見るな 行け
パッツイ...!
- 見つけました ご主人様
仰せの通りに
連れ戻しました
今何と言った?
パッツイに何を言った?
何も言ってません
何の悪気もありません
嘘つき!大嘘つきめ!
話をしてるのを見た
言え!
何もなかった事を
話せません
黒い喉を切ってやる
- 旦那様...
こっちへ来い!
- 連れ戻しました...
こっちへ来い!
- 連れ戻しました
こっちだ!
- さあ 行くぞ
仰せの通り
連れて来ました
パッツイに近寄るな!
きょうは主日だ
キリスト教徒が
とんだ騒ぎだ
認めよう
だが勇気の名において
主人を起こしてくれ
何の大騒ぎ?
エプス様は私がパッツイと
話をしていたと疑っています
説明しようとしましたが
こんな事に
安息日にもかかわらず
女ばかりに目をつけて
待て...
- 価値のない ろくでなし
不潔な罪深い無作法者
神聖な寝床は
共用できません
何を吹き込まれた?
- 何て愚かな
こいつは何も
分っちゃいない
今日は何の
会話もしていない
嘘つきニガーめ
しましたか?
しましたか?
かなりの自信が
あるようだな
馬鹿野朗が
パッツイ
ダンスの合間に
ぜひ試して頂戴
ありがとうございます 奥様
- ありがとうございます
ありがとうございます
- ありがとうございます
ありがとうございます
- お前にはないわ パッツイ
ご覧になった?
無礼な目つきで
私を見たわ
向こうを向いてた
- あなたって目くらか無知?
憎しみと軽蔑を込めた
黒い顔一杯に
見なかったか
わざと見なかったのか
それとも嘘なのか
どうであれ過ぎた事だ
ニガーと居る時は
いつもそうなの?
邪悪な思考を
植えつけて
見てごらん
汚らわしい
憎しみで汚れてる
いつかは私達に
仕返しがくる
それでもいいの?
就寝中も黒ん坊が
残したブタの臓物の中のように
いいえ...
人でなし
無能な大ばか者
私に我慢できないなら
自分の責任は取るように
そして邪悪な
考えを打ち消して
打ち消すのよ!
お食べ!
たらふく食べて
...そしてダンスを
食べなさい!
プラット...
起きてる?
ああ
お願いがある
聞いてくれる?
奥様から隠し取った
返すんだ!
- あんたのだよ プラット
何の代わりだ?
頼みたいのは
私が死ぬ時は
沼のはずれに
連れて行き...
首を絞めて
水の中に沈め...
命が尽きるまで
人気のない場所に埋めて
- そんな事はしねえ
ぞっとする様な話だぜ
- ずっと考えていたんだ
まるでうつ病だ
... そう違いねえ
どうして そんな絶望に
落ち込む?
知ってるくせに
人生が苦痛なんだ
あんたの慈悲が得られないなら
後生だから
他にもいる
他に頼め
- 頼むから - なぜ?
なぜ俺に罪深い
頼みをゆだねる?
神ならここにいる!
神は慈悲深い...
...情け深い行いを
許すだろう
あんたならできる
やってくれ
あたしには その勇気がない
異常発生だ
綿虫
異常発生だ!聖書通り
俺を罰するために
主はやっかい物を送りこんだ
主に毛嫌いされる
覚えはない
不信心者め
奴らに仕掛けられた
異教徒に主の教えを伝えたのに
さげすみを受けた
この野朗!
この野朗!
お前ら こん畜生め!
判事?
- エプスさん
とんだ災難で
お気の毒です
お気遣いありがとう
いいか
ターナー判事はこの季節
より多くの人手が必要だ
...私の収穫が戻るまで
無礼は許さん
判事に疫病神はもたらすな
いいな?
さもないと
皮を剥ぎ取るぞ
行け
ポーチから降りろ
ポーチから降りるんだ!
プラットだな?
はい
- とうきびを栽培した経験は?
いいえ ございません
- きっと気に入るだろう
教育は受けたか?
- いいえ
ニガーは読み書きの為ではなく
労働の為です
ヴァイオリンの演奏は?
- はい
できます
上流の 耕作者
ウィラード・ヤーニイが
三週間後に記念日を祝う
お前を提供しようと思う
お前の小遣いに
すればいい
はい
心にとめておけ
ふぅーーーー!
喜びに満ちた日だな?
喜びの日
後ろには暗闇が迫る
清い祈りが
災害を遠ざけた
分厚く白い
ニューイングランドの雪のように
今また俺の元に
戻ってきた
ターナー判事はお前に
頼みごとをしたそうだな
十分に楽しませてやったか
ニガーの巧妙な手口で?
人気者には程遠い
俺の土地の中ではな
仕事は沢山ある
ずっと昔からな?
は?
楽しみ!楽しみで一杯だ!
何か甘い物はないかな?
キャンディ
- キャンディか?
ジョージ?
- 82キロ
パッツイは?
- 236キロ
さすが俺の女だ
絶対裏切らない
プラット?
- 72キロ
アームスビィは?
29キロ
収穫の良い日は
平均91キロだ
はい
じきに上達するだろう
努力は認める
もう少しの努力だ
- はい
連れてけ 鞭打ちだ
とんだ災難だ
よく耐えたもんだ
綿摘みは下等な仕事だ
もう少しマシな農場にいた
監督だったんだ
知りませんでした サー
- サーはやめろ
アームスビィだ
畑ではお前達と
変りはない
どう監督に昇格したのか
伺いたいのですが?
いいよ
ただの会話にすぎない
ウイスキー中毒
になっていた
勤務もおろそかだった
ただの飲んだくれ
呼ばわりする前に
...説明させてくれ
監督同様 信頼できる
仕事というのは
...気骨ある容易な
仕事ではない
良心のかけらもなく
鞭で来る日も来る日も
人をボロボロに刻む
何とかして...
心が動じないよう
弁解を考える...
それとも罪深さを
打ち消す方法を探す
俺は踏みにじってきた
頻繁に
富と繁栄の話に従った
だが有益な成果は
農場主の為だけだった
我々多くの者が仕えたんだ
今まともな賃金を稼ぐ以外の
何ものでもない
そして我が家に帰ること
ヴァイオリン演奏の収益だ
大した額でもないが
これが全ての財産
願いを聞いてもらえるなら
約束する
だが無理なら
頼むから暴露しないでくれ
何だ
何をして欲しい?
- まず約束して頂きたい
名誉の元に誓う
とても簡単な頼みだ
手紙をマークスビレの
郵便局に投函するだけ
どんな事があっても
生涯秘密にして
後援者が必要です
任せとけ
提供された
支払いを受けよう
お前のために
危険にさらされる
言われた通りにする
だがそれに
見合う報酬を頼む
手紙の作成を
二日後にまた会おう
二日後に
...ありがとう
さてと
学問あるニガーのようだ
手紙が書ける
そして白人の
仲間に投函を頼んだ
アームスビィから聞いた
悪魔がニガーの中にいた
要注意人物が居るようだ
逃げるつもりかも
“なぜか?” と聞くと...
お前が来て...
夜中に起こされたそうだ
そして手紙を
持って行くように...
...マークスヴィレへ
何か言い訳はあるか?
それは真実では
ありません
話してみろ
インクも紙もなしで
書けません
知人もいないのに
誰に手紙を書けるでしょう
アームスビィは...
嘘つきの酔っ払いです
監督として
雇うつもりでしたか?
そうだ
皆で逃亡すると
吹っかけたのでしょう
それで監督として
適任と思わせる
おべっかを使ってるんだ
そんな話をして
根も葉もない
嘘の作り話
監督に昇格したいから
まったくの嘘です
すべて嘘です
これは驚いた
奴は自由のない
白人だったか
自由のない白人か
エドワード?
水をやれ!
起きろ 起きろ
ニガー起きろ!
何を見てる?
いいから摘んでろ
一言言わせてくれ...
エイブラム叔父さんは
善良な人間だった
...そして子供の頃から
俺達の面倒を見てくれた
主に愛された
主に祝福され
主の元に行った
アーメン
そっちの端まで
おい バス?
いや だめだめ...
暑気払いの一杯だぜ
飲んで休め
旅人には不信心か
心遣いなのに
何が可笑しい?
- 仕事を完了しなければ
注文どおり
支払いどおりに
何か様子が変だ
親しいつもりが...
あんたが率直に言うなら
俺もそうしよう
可笑しかったのは..
..この暑さを
心配してくれたこと
全く率直に言って..
..あんたの労働条件は..
俺の労働条件?
- とても厳しい!
何だと?
- 誤りだ 全て間違っている
手伝いを
雇ってる訳じゃない
俺の所有物だ
それが誇りと思っている
- それが事実だ
何が事実か事実でないか
考えてみよう
それなら言わせてくれ
この奴隷制度は
正義も道徳もない
そっちが興味深い
質問をした限り..
あんたのニガーに
何の権利がある?..
..言いたい事は何だ?
- 何が正しいか?
俺が買ったんだ
その為に支払った
もちろんそうした
そして法の元にニガーを
所有する権利がある
だが法に許しを求めて
それは嘘だ
本来なら法の修復をして
あんたの自由を奪う
あんたが奴隷となる
本来ならだ
- そうは言ってない
法は変わってきた
一般的な真理は不変だ
それが事実
明白な事実が
真実で正しい
真実に勝るものはない
白も黒も同様だ
俺とニガーも同様か バス?
神の言葉にゆだねれば
違いは何か?
白人とヒヒの違い
みたいなもんだろう
オーリンズの家畜が
ここにもいる..
俺が所有する
ニガーの誰よりも
いいか エプス...
ニガーも人間だ
野獣と比較する事が
許されるなら
あんた達はどうだろう
これは病だ エプスさん
恐ろしい病が
国を蔓延している
いつかは
清算するべき日が来る
自分の言葉に
酔ってるだけだ
俺の知る限りはな
黒も白も混ぜこぜに
主張している
もし誰かが
お前に逆らうならば
ニューイングランドのヤンキーの中で
暮らしてたと思ってたが
違うようだな
確かに違うようだ
どこにいるのか
わかってる!
パッツィ!
パッツ!
どこだ?
パッツはどこだ?
どこだと聞いてるんだ!
どこだ?パッツはどこだ?
突っ立ってんじゃねえ!
分りません 旦那様
- 分らないと!
何にも知りません それは...
- それが何だ?
何にも知りません それは...
- それが何だ?
逃げやがったか?
- 何も知りません
逃げたんだ!
どこへ行った?
知ってるんだろ!知ってる!
- いいえ いいえ...
知りません
お前ら みすぼらしい
聾唖の黒犬が
話せ!
行っちまった...
俺のパッツは
行っちまった
逃げたな 逃げただろ?
エプス旦那様
- 哀れな女中が!どこへ行ってた?
どこへも
- 嘘をつけ!
安息日です 主の思し召しで
散歩をしてましたI
主を持ち出して
誤魔化すのか?
...いいえ...
- 話してみろ
言い訳を言うがいい!
ショー様の農場へ
行きました!
認めるか?
- はい
どうかご理解を
ショー奥様から頂きました
エプス奥様は
石鹸を使うのを許されません
嫌なほど
悪臭がします
明けても暮れても
226キロの綿!
ここの誰よりも
せめてキレイにさせて
欲しいのは
それだけです
ショー様の所へ
行ったのはこのため
嘘つきめ!嘘つき!
- 全て主がご存知!
嘘だ!
- 欲深さで自分を見失っている
嘘ではありません
殺すなら
それでも構わない
ああ 思い知らせてやる
それでもショーに行くなら
教えてやろう
トレーチ!
鞭を取って来い
エドワード?
服を脱がせろ
柱に裸でくくって叩くんだ
やめて!
お前が自分でした事だ
やって
死ぬまで叩き続けて
叩け!
鞭で打って打って
打ちまくれ
プラット こっちへ
すぐに始めろ!
プラット!
こっちだ!
むしろあんたがいい プラット
叩け
叩け
打ってる振りだけ
鞭の跡が残ってない
あなたのニガーは
そんな程度
馬鹿にされてる
叩け プラット!
叩くんだ!
叩くんだ
肉が引き裂けるまで
肉から血が溢れるまで
さもないと目に入る
ニガーは皆殺しだ
分ったか?
打つんだ!
打つんだ!
よしと言うまで!
まだ何も言ってない!
鞭をよこせ!
よこせ!
鞭をよこすんだ!
起きろ!
あんたは悪魔だ!
遅かれ早かれ...
不変の正義の元に
汝はこの罪を償うのだ!
罪?これは罪じゃない
自分の所有物を
どうしようと俺の勝手だ
今のところ
最高の気分だ
だがこれ以上明るい
気分ではいないぞ
バス様
どちらの国から
来ましたか?
この土地ではない
カナダで生まれたんだ
どこだか知ってるか
カナダなら知ってます
そこに居た事があります
モントリオール
キングストン クイーンストン
そして多くの素晴らしい場所
奴隷の旅か
なぜここに?
バス様
正義が下されていれば
ここには居なかったでしょう
どうゆう事だ?
話してくれ
話すのは怖い
話すこと全て
絶対秘密だ
キミの話は...
...驚きで道理に合わない
信じて貰えますか?...
..あなたが言う
正義でしょうか?
ああそうだ
奴隷制度は
あってはならない
そう信じる
- 真に思われるなら
それならお願いが...
お願いですから...
北の友人に手紙を書いて
私の状況を知らせて
嘆願を伝えて下さい
フリーペーパーを
それは...
言葉に絶する幸せです
妻に会い
家族の元へ
20年の大部分
この国を旅していた
自由は全てだ
明日にでもここを出て行くのは
喜びでもある
どうせ一人暮らしの身だ
だが君の人生は多くの
人々に意味があるようだ
頼まれた件については...
恐怖を抱かせる
正直に恐れる
キミの為でなく
自分の為にも
手紙を書こう
それで自由になるのなら
喜びに他ならない
...私の義務だ
さあ そのカマを
手渡してもらおうか?
プラット...?
プラットはどこだ?
こっちへ来い
プラットだな?そうだな?
はい
あのお方を知ってるか?
パーカーさん?
もう一度?
パーカーさん?
彼は多くの告発を集めた
手紙を受け取った
目を合わせて...
そして正直に答えるんだ
プラット以外の名は何だ?
ソロモン・ノーサップ
- 保安官 一体何事だ?
これは公務だ
- こっちはニガーの仕事だ
待つんだ
家族の話を
- 妻と二人の子供がいます
...二人 - 一体何だ?
- 子供達の名は?
マーガレットとアロンゾ
- 妻の旧姓は?
アン・ハンプトン
俺は言った通りの者だ
どこへ行くんだ プラット?
誰が俺の所有地を
歩き回る許可を出した?
プラット 戻って来い!
プラット!
戻って来るんだ!
いや... 手を離せ
プラットは俺のニガーだ!
彼はソロモン・ノーサップさんだ!
- きさまは...
俺に恥をかかせ
言い張る気か
疑いなく
こちらはソロモン・ノーサップだ
ふざけんな!俺のだ
取り返す為に戦ってやる!
好きなように
あなたを裁判で
破産させることが私の喜びだ
あなた次第だ
手を離せ!
これが最後の
別れと思うか?
そうじゃない
こいつの為に公正に支払った!
裁判所に証明書がある!
こちらにも
自由の証明書がある
俺の物だ!
俺の所有物だ!聞いてるのか?
手を離せ!
- 日が沈む前に裁判所が取り戻す!
プラット!
- 馬を頼む
近寄るな パッツ!
すぐに会えるよ
ソロモン?
謝罪する...
こんな風采で
しかし...
過酷な時を...
...長い年月だった
マーガレット?
アロンゾ?
こちらは?
私の主人です
主人...
お会いできて光栄です
沢山話す事がありそうだ
そうですね.
そしてこの子は...
...あなたの孫
ソロモン・ノーサップ・スタントン
ソロモン
許してくれ
許す事など何もない
ソロモン・ノーサップは数少ない
奴隷誘拐から救われた一人だった
ソロモンは拉致に関わった
者達を裁判にかけた
国家の首都で白人に不利な
証言をするのは不可能だった
彼は奴隷商人ジェームス・バーチの
公判で敗訴
ニューヨークでの長い
法的手続の後 誘拐犯の
ハミルトンとブラウンも起訴を免れた
1853年 ソロモンは
“Twelve Years a Slave”を出版
彼は奴隷廃止論者となり
奴隷制度の講義をした
米国北東部と地下鉄道の
奴隷逃亡者の救助に努めた
ソロモンの没年
場所 状況は不明である