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"地球の叫びを聞いた"
"遠く 遠くに"
"それで象のネリーは鼻をたたんだ"
"そしてサーカスにさよならを言い"
"いかさまトランプと一緒に出て行った"
"トランプと トランプと トランプと"
"群れの先頭で叫んだ"
"遠く 遠くに"
"銀の光の夜に会おうと"
"銀の光の夜に会おうと"
こんばんわ お嬢ちゃん
"それで象のネリーは鼻をたたみ"
"いかさまトランプと一緒に出て行った"
"トランプと トランプと トランプと"
"群れの先頭で叫んだ"
"遠く 遠くに"
メトロカード
いい子ね 急ぐわよ
畜生!
ママが言ったんじゃないわよ
飛んでっちゃうわよ
"群れの先頭で叫んだ"
"遠く 遠くに"
"それで象のネリーは鼻をたたんだ"
"そしてサーカスにさよならを言い"
"いかさまトランプと一緒に出て行った"
"トランプと トランプと トランプと"
今日はついてるわよ
ほら 来たわ
あぁっ!
"低気圧の中心はここ"
"寒冷前線を伴って東部に接近中です"
"そして 西部は"
"高気圧の尾根にあたり"
"気圧の低下と共に国の西部を通過する"
"温暖前線が接近中です"
- "これにより…"
- それができるあなたが嫌いだったわ
私もそんなこと嫌いよ
同時に二人の男とデートするなんて
ちょっと リヴ?
何時に起きたの?
大丈夫?
リヴおばさん わたし「しゅうとう」するの
「種痘」でしょ
さあ 着替えてらっしゃい
何か死んだ物を体に入れるのよ
死んだ物よ!?
血の中にね キモちわるい
エラ・ジェイ 着替えてきなさい
はい
"キモちわるい"
- 気持ち悪い?
- いい言葉ね
"…次のニュースです"
"昨夜ニューヨーク地下鉄で人身事故があり"
"今朝のラッシュ時列車に遅れが出ました"
"リサ・ピアース
ニューヨーク市立学校の教師で"
"一歳六ヶ月の女の子の母親が"
"昨夜近づいてくる列車に飛び込みました"
"サーカスから家に帰る間の出来事でした"
連邦ビル
ボストン
事件の捜査でニューヨークへ行く
許可が欲しいんです
何だって?
地下鉄での自殺事件です
今朝新聞でだいたい読んだが
どうして事件だと確信できるんだ?
その女性は殺されたと思います
異常な状況だったかもしれません
どんな異常な状況だ?
答えを待ってるんだがね
あの…
今言えるのはそれだけです
ダナム 大丈夫なのか?
この数週間
取り乱しているように見えるが…
いらいらして
あまりよく眠れないんです
重要と思われないのなら
聞いていただかなくとも…
ダナム
君はこの部局にとって重要な人間だ
私にとって非常に貴重なんだ
ありがとうございます
24時間だ
そして頭をスッキリさせて仕事に戻ってくれ
ありがとう
ハーバード大学
オリヴィア それは悪夢だよ
本当にそこにいた感じがしたの
いや ベッドの中で寝てたんだ
ちょっと待ってくれ
吐き気をもよおしたかね ダナム捜査官
発疹とか 脱毛…
- 枕の上に1 2本の髪の毛があったとか?
- いいえ
排尿時の痛みや血が混じってるなんてことは?
どういうことだよ?
それって…
ああ ガイガーカウンターだ
放射線なしか
寝てる間にニューヨークへテレポートして
殺したんじゃないかと思ったんだがな
不思議じゃないか?
しかしエネルギー変化を
最も制御した場合でさえ
若干の背景放射線を残す
ゆえに 君は実際にはそこにいなかったのだ
すばらしい 解決のお祝いしないとな
- アストール…
- アストリドよ
投影
いわば幽体脱離だ
いや違うな それなら若い女性と
交流するための十分な
肉体的形体がなかったはず
ほら始まった
壊れたレコード聴いてるみたいだ
歌詞は変わり続けてるみたいだがな
悪い夢だったんだよ
違うわ ホームの臭いもしたし
あの子が私をじっと見つめていたわ
ニュースを見る前から
彼女の顔を知ってたのよ
どうやったらこんなこと可能なの?
アヘンとか?
ただの夢じゃなかったのよ
夢じゃね…
ニューヨークか…
アイ・ラヴ・ニューヨーク
ああ…
ショーを見れるぞ!
ピピンだ!
うーん…ダメだ!
"猫は窓台にフィットしてる"
- "子供たちは雪にフィットしてる"
- ウォルター ここに残るんだ
埋め合わせするからさ
"なぜ私はどこに行っても"
"フィットしないように感じるの?"
ジャクソン・ファイヴでしょ?
うん?
そのとおり
グランド・セントラル駅
時計のところで会おうと言ってたわね
あそこだ
あなたたち二人?
ダナムとビショップ FBIです
ここで食べちゃダメよ
それを言うには30年ほど遅過ぎたね
現場を見せてもらえるかしら?
ええ 行きましょう
私たち大丈夫なのかしら?
どういうこと?
FBIが自宅に来たら
最初に訊かなくちゃね "大丈夫なの?"って
本当に大丈夫かはわからないけど
家にいるのと同じぐらいじゃない?
この自殺について何か情報ある?
新聞に書かれているように…
リサ・ピアース 28歳
7両編成の先頭車両に
飛び込む決心をしたってこと
自殺の決め手は何?
監視カメラに全部写ってたの
それ見てみたいんだけれど
了解 準備するわ 捜査官
正確にはここで何を探せばいいの?
私の機嫌をとって
風船が天井に浮かんでると思うわ
赤いのがね
夫は仕事でシアトルにいた
飛行機で戻ったので
署で供述を取ったそうだ
けど人物像が一致しないのよ
結婚してて赤ちゃんがいる
子供をサーカスに連れて行って
特等席で
自殺するのを見せた
それがあったことだ
そうね
こんなことあるわけがない
サーカスに行くのをずっと待ってたんだ
そしてやっと…
シカゴで会った時には
サーカスに連れて行きたいと
言い続けてたのに
そうさ
象の歌をよく歌っていた
みんな幸せだった
自殺じゃない
信じてください
絶対自殺じゃありません
捜査官?
監視映像の準備ができました
ありがとう
彼女はこんなことしない
するはずがない…
ありがとう
これはデジタルバックアップよ
マスターは証拠品になってるから
スロー再生できる?
最初から始めて
コピーもらえるかしら?
見て…わからないわ
犯行現場のこと憶えてるもの
彼女を押したことも憶えてる
夢が常に文字どおりのことではない
おそらく直接的ではない方法で
この若い女性を殺したのだろう
違う違う
自殺するの見ただろう
多分君の心が
彼女が飛び込むのを求めたのだろう
彼女の死を望む理由が何かあるか?
恋のライバルとか?
- 何だそれ?
- 彼女のことちっとも知らなかったのよ
- ならなぜ殺した?
- わからないわ
二人とも待ってくれよ
誰も誰かを殺していないって
おまえには驚かされる ピーター
ダナム捜査官は友達じゃないのか
信じてやれ 殺したって言ってるんだから
聞きたいことを言った時だけ
ずうずうしく信用するのか?
おまえの母さんもそんな感じだったがな
考えてみてくれ
人類のもっとも古い夢とは何か?
- 世界平和?
- 全然違う
死すべき運命の認識によって
強いられる社会的複合概念だよ
「軽くて美味い」じゃなさそうね
弱者と征服者の一番の欲求は何か?
運がたくさんあることだけが有利な敵に
火を盗まれてしまった男のな
私たちが火を盗むの?
この話では洞穴に住む人間のことだ
力と獣性でねじ伏せられる女性たち
性差別主義的穴居人の夢だな
単純だよ 殺すことを考え
誰かが死ぬことを願い
心で殺人を行う
おいおい ばかげた話だな
その通りだ
再び起こらない限りはな
カフェイン錠剤
どうしてそんなことをするの?
何?
ねえ
そんなふうに彼女とイチャついて
いいと思ってるの?
いや そんな…
- 何よ…私が若くないから?
- あの…何か悪いこと言ったかな?
- セクシーでないからなの?
- ちょっと 座って…
- 私をどうする気?
- 興奮しないで
- 何が問題なのかな?
- この野郎!
- 落ちついてよ
- 嘘つき野郎が!
あの女を見ているあなたが
我慢できないのよ
この嘘つき野郎!
あぅ!
チャーリー
チャーリー 私よ
また殺人が…
聖ビンセント病院
彼を殺そうとしたの
彼女が夫を刺し殺したという
六人の目撃証言があるんだ
ええ 私もそこにいたから
いや 君は300マイル
離れたところにいたんだよ
どういうわけか 夢の中で
私がこの人を殺してたのよ
こんにちわ ダナム捜査官です
- 彼はピーター・ビショップ
- どうも
それでどんな具合ですか ドクター
かなり危険な状態です
上部下部の腸が両方とも
ひどく切り刻まれています
まるで内臓を取り出そうとした感じです
助からないでしょう
だから彼女にも
ここにいる許可が与えられたんです
あなたの名前はマウスと言うんですか?
大学時代のニックネームです
おとなしかったから…
憶えていることを話してもらえませんか
二人でディナーに出かけたんです
毎週火曜日は外出するので
イタリア料理に決めてたんです
何が起こったのかわかりません
私は…
わからないわ…
ビリーは私にぞっこんだったのに
突然…
別れようとしてるのがわかって…
確信したのよ
それでとても怖くなって…
とても腹が立ったの
どうしてこんなことができたの?
多分傷つけるつもりはなかったのでは
つまりおそらく誰かにやらされたのよ
- 強制されるような感じでね
- ダナム捜査官?
他の誰かが頭の中にいて
彼を刺し殺させてるような
感じじゃなかった?
私が夫を殺そうとしたんでしょう?
- どうしてこんなことになったのよ?
- ダナム捜査官
- ああ神様…
- 大丈夫よ
ダナム捜査官
ちょっと話がある
あなたがしたんじゃないのよ
オリヴィア 何を考えてるんだ?
私がやらせたのよ ピーター
ずっと寝てないんだろ
カフェイン錠剤の飲みすぎじゃないか
俺が大学院出たふりしてたの憶えてる?
少し落ち着けよ
ちゃんと考えられなくなって
わけの分からないこと言ってるぞ
ピーター…
私に何が起こってるの?
落ち着けよ
- 誰だよ 閉店中だぞ
- FBIだ
やれやれ しょうがないな
昨日の晩ここで起こったことで
何か話せることはないか?
新事実は何もないね FBIさん
おかしなことは何も?
ああそうさ ディナーの途中で
あのアバズレが
いきなり立って夫を刺したんだよ
アバズレって…問題起こしてたわけ?
問題だって?ああ 大問題だよ
昨日の晩の騒ぎで客はみんな
ディナーの途中で逃げ出しちまった
誰も金払わずにな
今日は昼食時に店から閉め出されちまうし
その上新聞の一面にまで載っちまって…
ここに座っていたのは誰?
お嬢さん
ここはパーム・レストランじゃない
座席表なんか残してないよ
- 誰が座ってたの?
- 誰!誰よ!
ここに私がいた?私だった?
ダナム捜査官
男だよ
時々来てたかな
髪はブロンドで 顔に傷があった
誰かわかったわ
一体何だっていうんだ?
やりたいことは何でもできると
思ってるのか?
何なんだよ?告訴してやるからな!
オリヴィア 待て
何をする気だ?
彼が言ってた男 前に見たことがあるのよ
何だって?どこで?
おかしな単語だな
水中で何もしないってことか?
違うわ 身元不明者のことよ
それなら水上にいるという
より論理的な意味を持つべきだ
違うのに変わりないな
本当に彼を見つけてほしい
誰を探してる?
この後だと思う
注目に値する まったく新しいものだ
何が?
コーヒーの話か
そうだ これは何かな…?
- シナモン?
- 当たり
すばらしい 本当に魅力的だ
そこよ
ブロンドの髪 顔に傷
それに両方の犯行現場にいた
この男が手がかりね
面白い
いやいや コーヒーのことじゃない
とは言え それなら…
ウォルター?続きは?
そうだな…
君が夢の中で座っていた席に
その男がいたと言ったな
そして夢の中で立っていた
プラットホームの場所に
- 彼がいたんだな
- そうよ
そして夢の中では
たくさんの細かな部分が修正されていた
- そうだな?
- そのとおりよ
しかし 夢の中で彼は見なかった
ええ 見なかったわ
多分君が彼だったからだろう
既に言ったように
夢は常に事実に忠実とは限らない
君が君自身を夢で見ていなかったとしたら…
彼の夢を見ていたのだ
身元不明者のな
それじゃ私でなく彼がしていたことなの?
ありうることだ
けれどなぜ彼の夢を見たの?
それに 彼は誰なの?
政府軍関連データベース オンライン
インターポールおよび
公共保健システム オンライン
レストランでのものから
地下鉄駅でホームの端を離れた時の
部分音まで検索できます
顔認識ソフトウェア起動
諸君
一体何を行っているんだ?
局長…
身元不明者は
オリヴィアが夢を見ている間に
思考で人々を殺していくのだろう
- ところで…
- 局長
ここの装置が役に立つとは思えないが…
- ダナム捜査官
- ヒットしました
容疑者の名前はニック・レーン
昔の住所は聖ユダ精神病院になってる
私は行かないぞ
ニューヨークのレストランから訴えがあった
この機関の時間と資源を
無許可で割り当てているな
個人使用のために
政府のデーターベースにアクセスしてる
何をやってるんだ?
ある人間が私の夢に出てくるんです
そして私に人を殺させたり
殺すところを見せたりするんです
どんなふうに聞こえるか
わかって言ってるのか?
これらは…
我々が毎日見てること…
捜査してること…
私に起こってるんです
ダナム 我々がある種の監視下に
置かれていることは理解してるな?
君もだ
もしサンフォード・ハリスが
ワシントンにいなかったら…
わかってます
君自身が対象のケースを
非公式に捜査することはできない
すみません
ダナム なぜ私に言わなかったんだ?
そうすべきでした
しかしおかしなことを言っていると
思われたくなかったんです
多分…
もし時間がとれるなら…
数日仕事を休ませてもらえませんか
おそらく短期間離れる方が…
これを解決する必要があるんです
フランシス捜査官 状況が変わった
新しいケースを開始する
容疑者の名前はニック・レーン
ダナム捜査官がポイントだ
必要な援助は何であれ与えるように
ありがとうございます
ダナム
注意しろ
そうします
この年になるまで
実際に精神病院に行ったことはなかったんだ
新しいことが学べるわね
多分十分に考えなかったからかな…
ウォルターが行ったことについてね
自分自身の視点から見てただけだったからな
あいつがおかしくなったのは
俺たちにした何かだったんだ
俺と俺の母にね
彼に何か起こったんじゃないんだ
若かったのよ
ああ もう若くはないしな
自分自身を信じられないのは
怖ろしいことだろうな
そうね
おい…
お二人は連邦捜査官でいらっしゃいますか?
はい オリヴィア・ダナム捜査官です
こちらはピーター・ビショップ
ドクター・ミラーです ついて来てください
ニックのことはよく憶えていますよ
今から五年ほど前 私がここに来た時
彼は既に入院患者でした
非常に広範囲な保険証書を持っていましたね
とても古いもので
同じようなものを見たことがなかったんです
- どんな種類のものですか?
- 軍のものです
約四ヶ月前
ニックが大金を相続したと伝える新聞を持って
弁護士がここに来ました
二回ほど面会した後
ニックは自分で出て行きました
結局 彼は自発的にここにいたんですよ
ニックは興味深い人でした
ある種の輝きを持っていたんです
頭が良かった?
はい とても
しかし私が言ってるのは
感情的な輝きを持っていたということです
楽しければ 部屋を明るくするようで
悲しければブラックホールに
吸い込まれたように落ち込んで
臨床用語で超感情的と言われるものです
簡単に言うと
彼の感情は高い伝染性がありました
- 危険でしたか?
- いいえ
どんな場合でも彼の思考は
自己軽蔑的な傾向でしたから
自殺傾向です
妄想で顔が赤くなった時は
精神病を患っているような感じでしたが
どんな種類の妄想でした?
典型的な妄想性恐怖です
ニックは一連の最高機密の実験のために
子供の時召集されたと確信していました
平行宇宙の住人との
来るべき戦いの兵士として
任務を果たす覚悟ができていたそうです
"戦いが近づいている"
"憎悪と怒りの戦いではなく"
"生き残るための戦いである"
"回避不能な対立関係の多くの戦士は"
"現在我々の仲間の一人である"
"しかし 彼らが兵士と考えられる前に"
"彼らは新人と考えられなければならない"
すべてここに書かれてる
ZFTを暗記していたのかもな
でもこれはドイツの独房にいた
テロリストの声明書でしょ?
そうだ ZFT…翻訳すると
テクノロジーの進歩による破壊
- 彼らの任務声明文だ
- そうよ それが言いたかったの
ニック・レーンが何年もの間
気違い病院にいたと言ってたでしょ?
よし 記録を90年代半ばまで戻そう
彼は少なくともその間中
ZFTを引合いに出していた
彼はいつ集められたのかしら?
何才なの?
何?
ニック・レーンって何年生まれ?
1979年
どこで?
フロリダのジャクソンヴィル
君もジャクソンヴィルじゃなかった?
あなたのお父さんと話す必要があるわ
なぜ?何を考えている?
今すぐ話さないと
火事はどこだ?
研究室のアシスタントが火事で死んだ時から
奇抜な表現が常に好きだった
コーテキシファンについて
何か知ってることない?
ああ 過去に戻されるようだ
お腹が潰したペヨーテを
泡立たせるのを憶えている…
ウォルター!
コーテキシファンは非常に試験的な薬だった
ウィリアムはそれが特定の能力を
強化するかもしれないと推理した
前もって処置された子供たちならと
推測だが…あんた人体実験したな
いや違う 私はしてない
ウィリアムだ
我々にははきっりと意見の相違があった
どんな能力?
知覚に関して働くものだ
カルロス・カスタネダ アルダス・ハクスリー
ヴェルナー・ハイゼンベルク…
全ては一つの単一基本原理に集中していた
知覚は変換の鍵だ
現実は主観的で適応性があるしな
より良い世界の夢を見れれば
より良い世界を作れるってね
あるいはその間をたどるのかもな
何を言ってるんだ?
もしニック・レーンが
コーテキシファンで処置されたのなら
思考で現実を変えることができるのね
ただ考えるだけで
誰かに何かをさせることができるのよ
考えじゃない
世界の見方を決定するのを感じる方法をだ
コーテキシファンは感情に
働きかけると言うのね
変換するんだが基本的にはそうだ
ニック・レーンの…
思考が人々に影響を
及ぼすんじゃないとしたら?
感情が影響を及ぼしているのだとしたら?
精神科医は自殺傾向があるって
言ってたわよね?
気分が伝染しやすいとも言ってたわ
彼が自殺を考えて
プラットホームにいたとしたら?
ああ それは…
レストランでは
まわりはみんな幸福なカップル
見捨てられることへの
恐怖の引き金となったのでは?
そしてあの女性は彼のそんな気分を
受け止めてしまった
議論のために
ニックの感情はウイルスのように
伝染しやすいと言おうか
多分 彼も無意識にそうしてるのだろう
しかし君が夢の中で見てるのは
どしてかの説明が
まだできないな
もしウィリアムが
通常の手順に従っていたとしたら…
わかるだろ
頻繁に我々が子供たちで実験していた時…
わかった ここで一旦中断して
今言ったことをちょっと分析してみよう
彼らをペアにしていく
サマーキャンプの二人組システムのように…
聞けよ!
人体実験とサマーキャンプを
比較するな
この組合せは彼らがおびえたり
孤立しているように感じさせないためだ
時々 強い絆を育てることができた
強い絆…
そしてそれはコーテキシファンのような
薬によって増幅することができた
わかった 待って二人とも
ぞっとさせるなよ
オリヴィアは決して
コーテキシファンで処置なんかされてない
本当か ダナム捜査官?
私もいたかもしれない…
何だって?
なるほど それはいいニュースだ
どうしていいニュースなの ウォルター?
このニック・レーンを…
つまり 見つける方法がわかったからだ
性的に興奮している
彼の興奮はダンサーに感染した
彼女も興奮してる
一緒にクラブを出た
気でも狂ったのか ジンジャー!?
勤務時間中だろ!
何をやっているの?
ニック・レーンとの精神的な
繋がりを強化するため
レム睡眠状態を刺激して眠りを誘っている
言わば 彼女のアンテナを
調整するようなものだ
オリヴィアはニック・レーンが
感じていることを感じることができる
彼が見ているものが見えるんだ
あぁ…
どうしたの?襲われてるの?
- あっ
- あら
どうした?
- なるほど
- 何だ?
- あぁっ!
- ああ そうか
彼はやましさを感じている
恥辱
不快感
自己嫌悪
自分が死ぬのを願ってる
ダンサーに…
感染していってる
彼女がつかまえてる
彼の感情が飛び移ってる
どれほど自分自身を嫌ってるか
女性に…
感染していってる
彼女死んだわ 私が殺したの
いや 君はやってない
そのままでいるんだ
ダナム捜査官 そのままでいるんだ
彼女はそのままでいようとしてる
何が起こってるの?
彼が誰かを殺したの?
ダンサーを殺したの?
これは夢だ
この青年は基本的に逆エンパスなんだ
彼の感情は人を殺す
単純に言えば…
ダナム捜査官の心は
犠牲者への彼の感情の影響を認めていて
彼女の夢見る心が
認識できるイメージに変換しているんだ
単純だな
ピーター…
彼女を助けろ
助けて落ち着かせるんだ
さあ 息子よ
ダナム捜査官…
どこにいる?
どこにいる?何が見える?
何が見える?
ダナム捜査官…
どこにいるんだ?
彼が住んでる場所がわかったわ
異常なし!
異常なし
ちょっと来てくれ
これを見るべきだと思うんだが…
"遺伝子が組み替えられた子供たち"
"スーパー人類の未来"
"政府が極秘の薬剤実験に資金を供給"
トレント・アタックか…
忙しいミツバチのようだな
新聞の日付を見てみろ
何年にも渡って集めていたようだ
双頭のヤギがいつも欲しかったんだ
これは何と言う新聞なんだ?
予約購読できるのか?
- ウォルター
- なぜ今なの?
20年以上前から
コーテキシファンを
与えられていたらしいのに
なぜ今になって?
弁護士が不思議な遺産を持って
精神病院に現れた すると突然
ニック・レーンは感情的な
原爆になったというわけか?
俺の意見では偶然の一致にしても
少し偶然過ぎるようだな
何を言いたいの?
起動させられたと思うの?
"書かれたことは起こるだろう"
何?
ここの壁に書かれてる
"政府がケルヴィン・ジェネティクスを閉鎖"
"書かれたことは起こるだろう"
ダウンタウンの警備員から電話があった
建物に入るニック・レーンのIDを確認した
一人じゃないそうだ
ニック・レーンは歩く流行病になったらしい
彼の感情がより激しくなると
伝染性がより強くなるのかもしれない
まいったね
なぜ"怒りの増大"を
"危険の減少"に転換できないんだ?
それに彼を見抜くにはどうすればいい?
つまりあまり近づきすぎると
彼の感情が感染してしまうんじゃないか?
そうだ
だがおそらくダナム捜査官なら
そうはならないだろう
なぜ?
君も同様にコーテキシファンで
処置されたからだ
ニックの能力から
ある程度免れることができるかもしれない
なぜかあんたは
全てを話していないと感じるんだが?
全てを知っているわけじゃないからな
警部 FBIです
上がらないでください
ギリギリのところにいるので
既に人を上に送りました
あそこで一体何をするつもりかわかりません
- わかりました 警部
- オリヴィア…
大丈夫だと思うわ
ニック?
ニック・レーン?
オリヴ
聞いてくれたんだ
来てくれたんだね
いつも強い人だったよね
僕が怖がった時は
いつでも落ち着かせてくれた
憶えてる オリヴ?
ごめんなさい 憶えていないわ
そう…いいさ
やつらは僕たちのこと
忘れるつもりだったと思うから
僕は忘れられなかった
やつらが僕たちに話したことをしたんだ
僕は待ってた オリヴ
"来る兵士は自然と不自然両方である"
僕は呼ばれるのを待ってたんだ
健康を維持し 集中し続け
準備もできてた
黒とグレーのを着てた
そうやって溶け込んだ
けど呼び出しは全く来なかった
全く来なかったんだ
それから眼鏡の男が…
病院に現れた
そして昔の話をした
やつらが来ると言った
戦士が必要だと
あいつは言ったんだ
"書かれたことは起こるだろう"って
僕を目覚めさせる方法を知ってると言った
あいつの話を聞いちゃいけなかったんだ
時々何かに目覚めて
眠りに戻れなくなる
ニック こんなことすべきじゃないわ
他人を傷つけるのを止めてほしいんだ!
取って
取って
俺を撃って
頼むよ オリヴ?
もうそんなに長くは戦えないんだ
聞いて…落ち着いて…
あぁ!
うっ!
多分8マイルぐらいだろう…
ダナム捜査官がうまくやることを望む
撃ってくれ…
僕が飛び降りたら
みんな一緒に飛び降りるだろうから
僕を撃て オリヴ
死ぬか他人を傷つけ続けるかなんだ
お願いだから
こんなことのために作られたんじゃない
みんなを一緒に連れて行かせないでくれ
お願い
ごめんなさい
オリヴ…
君が望んでやったことだ
僕を殺すのを願ったんだ
ニック・レーンの両親は数年前に亡くなってる
自動車事故だ
弁護士のIDは偽造されたものらしい
コーテキシファンに関する情報を得るため
マッシヴ・ダイナミックに要請を繰り返した
しかしニーナ・シャープによると
参加者の名前は
記録から削除されてるそうだ
そして君にもまだ実験の記憶がないんだな?
- はい
- 薬で処置されたことについては?
- 憶えてません
- しかし彼は処置された
- そうです
- なぜだと思う?
わかりません
彼の命を救ったな
薬物誘導で昏睡状態に保たれてる
どれぐらいの期間?
無期限だ
時々何かに目覚めて
眠りに戻れなくなると言ってたわ
彼が正しかったのかも…
大丈夫か ダナム?
はい
ヘイ
リヴおばさん…
私に入れられたものは もう死んでないわ
生き返ったの
そんなこと本当に起こるかな?
悪い夢よ お嬢ちゃん
ただの悪い夢よ
ほら
まあ 大きくなってきたわね
ベッドに戻してあげるわ
手に入れるために1000もの規則を破ったよ
- これがニック・レーンのファイルだ
- わかってるわ
感謝するわ チャーリー
ありがとう
いいさ
"我々の間のドッペルゲンガー"
"「外の世界」から来たのではないエイリアン"
関連事件も含まれているのか?
はい ベル博士
- どれぐらいひどいんだ?
- かなり
- 死傷者は?
- 確かなことはまだ何も
ブレンナーの所在を
突き止めることができません
彼女は大丈夫か?
彼女は健康です
畜生 何が起動させたかわかっているのか?
明らかに 彼女は博士に狼狽しました
大丈夫だ 問題はないよ
誰も君を怒らせたりしないからね
君は何も悪いことはしていないんだから
全て順調だよ オリヴ
何もかもうまくいくさ