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外でしゃべるか?
ドア締めて
今朝の筋トレの ダンベル
7時に起きて 公園に行くはずがー
奴らが 行きたくないだと
マジ暑い
いいだろ?
ずっとこんな感じ 最近は早起きしてる
昔ほど飲まない
せいぜい軽くビール
プールには ビールと ハッパはセットさ
必須みたいな
昔ほどやらないけど
- 番組にようこそ
番組開始からいろんな 成功話を追ってきた
アントワン・ディクソンも その1人
無名スケーターから 『ベーカー3』へ
初演では興奮して 叫ぶ人も
[アントワン・ディクソン] 輝かしいデビューだし
彼は伝説だ
顔の入れ墨から スケートボードの才能まで
映像を観れば 明らか
コンテストでは 若い連中に大人気
ボードすら持ってないのに 崇拝の的
先輩スケーターも 薬や酒を勧める
成功の証だ
撮影したのは 10時から20時まで
その間 警官に 手錠をかけられたりー
20時にはもう 見てられず 帰った
シラフでラリってない時は 落ち着いてる
その面を知りたい 彼がどんな人間なのか
アントワン・ディクソンだ 楽しんで
リザードのこと?
-ああ
-リザードとアントワン 両方取材する
どこで彼の名を?
[プロスケーター エリック・エリングトン]
6年前かな
エンジェル・カバダが ビデオを
「これ見ろよ」って
当時15歳 ぶっ飛んでた
『ベーカー3』の誘いは?
トレードショーさ
エリックの技を見てたら 連中に気付かれた
「アントワン?」って
ぶったまげた
オレのコト 知ってたんだぜ?
半信半疑に返事をすると 話をされてー
アンドリューも交えて 談笑してたらー
「是非キミに うちのボードを」と おったまげたよ
ベーカーのボードが欲しいか 聞いたらー
「ああ」って 謙虚で落ち着いてた
『ベーカー3』の撮影で 奴のことを聞いた
[プロスケーター ジム・グレコ]
スゲェと思った
上映会で映像を観た時 信じられなかったさ
初めて作品に名前が
最初は冷静に観てた 観客もー
どんどん盛り上がって
上映後はみんな狂ってた
終わって帰るとー
なんだろ もう... クレイジーだった
圧倒されたというか 分かるか?
ヘンになってたというか
こんな感じ
泣きそうで...
説明できない ただ嬉しくて
『ベーカー』は みんなの夢なんだ
『ベーカー3』を皮切りに 彼のエンジンがかかった
1日3トリックを いとも簡単にー
こなしたり
その後の『ベイカーのデスウィッシュ』は 完全にアントワンに密着してる
それらの作品に 彼のキャリアが 集約されてる
デスウィッシュの スケーターに誘った時もー
自然な流れだった 古いボードを乗り回してたし
プロには? -当時 まだだ
彼のボードを作る話もあったり... とにかくカリスマ性があるからー
サイン会とかでは注目の的
その流れで 自然とプロに
[シェーン・ヘイル] 奴のフリップとか意味不明だ
マネする奴も出てきたけどー
奴は腕を下ろして 力抜いて 自然体なのにー
誰も そのノリがつかめない
それじゃ 無理だ
- 尊敬するスケーターは?
誰よりも好きな奴がいる
今もそう
- だれ?
ゲレア・モモル
最高だ
黒人パワーに スピード
その道のプロさ スタイルが大好き
彼を手本にした
トレードフリップ ノリーテールサイド...
バックフリップ...
とにかく スゲェ
セオティス・ビーズリーも好き
オレと同じ境遇でさ
2人とも 無名から有名になった 黒人坊主だ
長い付き合いだ まるで兄弟みたい
アントワンとファービー とは いつも一緒だった
2人はデスウィッシュ オレはベーカー
同じ地域で育ったから 強い絆がある
アントワンは特に いつも気を配ってくれた
みんなでツアーするのも 楽しい
もう1人はムース
あいつはヤバい マジで
クールで優しい
ムース お前サイコー
一貫性があるんだ なんていうか...
有望だぜ
[PART 2に続く]