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前回のビデオででてきた用語について詳しく説明しよう
その前に動脈の閉塞メカニズムを確認するよ
前回のビデオではプラークの構成について学んだね
プラークが不安定な場合破綻してしまい、構成物質が血流に流れ込むと
二つのことが起こるんだ。さっきのビデオよりもっと強調するよ
この動脈を拡大しよう
凝固因子がプラークの断片を塊にしてしまう
前のビデオでは深くは触れなかったけど、そのほかにもいろいろ起こりうるんだ
これが破綻すると血の塊がここにできる
赤色で描くよ。
動かないプラークも塊を作るし
血流に流れるプラークも塊を作る
前のビデオで学んだようにこれらの塊は下流に流れて
動脈を狭めブロックしてしまう
血流を制限することで突然血が周らなくなる
そうすると血液が必要な筋組織
つまり酸素が必要なそれが壊死を起こし、心筋梗塞や心臓発作となるんだ
前のビデオではよくわからなかったと思うから、
用語についてもっと深く説明していくよ
血管内を制限するこの塊を血栓という
血栓症は血栓ができた状態を指す
血栓は血の塊で血管を塞いでしまうもの
だからこの血栓は血流の流れを悪くしてしまう
あらゆる血管内のかけらや塊が
そこら中を漂って、やがては止まり血流を止める
こうなった場合、塞栓(複数 emboli, 単数embolus)と呼ぶ
明確にしておこう。塞栓は血液中のあらゆるものが結果的に止まって
循環システムや血液の流れを止めてしまうことなんだ。
前のビデオの場合、今回のもだけど、塞栓は固まって
血栓と塞栓が同時に起こっている。こういうのを血塞栓というんだ
塞栓といっても間違いではないけど、
プラークから放出された物質が固まっているので血塞栓というんだ
前回僕は血栓といったけど、それは正確ではない
血栓は血の塊が血流を制限していて
それが壊れて遠くに行き、塞栓を作った場合
血塞栓という
幸運にも僕は混乱していないよ。こういう医学用語はよく混乱するんだけど。
わかりやすくしよう。血栓症っていうのは血液の塊が血管内で
血流を止めてしまう
ここで血栓が起こっているね
これが壊れて塞栓となると
壊れた物質が原因となって塊ができる。これが血塞栓
血塞栓は塞栓のもっと明確な言い方。
これらが固まって血流を止めると
血栓塞栓症となる。塞栓症とも言えるね
血栓塞栓症というと物質が固まっていることを表すんだ
君が混乱していないことを祈るよ