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どうも、みなさん!
ルークです。「サイエンス・オブ・ビクトリー」をお届けします。
重戦車のエピソードの後、数多くの質問をいただきました。順番に答えていきましょう。
前回取り上げなかった戦車でもチームバトルに勝利できるという声を多く頂きました。
以前のエピソードでも触れたと思うのですが、もう一度お話ししておきます。プレイヤーの腕次第では、どんなTier8車両でもチームバトルに勝利することは可能です。
しかし互角の能力を持つ同士での戦いでは、これらの戦車が優れる理由を持っているのです。
ですが、今日はリクエスト通り前回触れなかった Tier8戦車についてお話します。
チームNa`Vi のSl1de が今回もコンサルタントをつとめてくれます。
寄せられたほとんどのコメントはソ連のプレミアム車両、IS-6に関するものでした。
多くのプレイヤーはこれがIS-3と同じくらい優秀だと考えています。
そうでしょうか?実際に見てみましょう。
IS-6の機動性は比較するとすこし劣っています。
車体装甲はほぼ同じです。IS-6の砲塔はよく弾を弾きはしますが、もろくなっています。
主砲も比べてみましょう。単発ダメージは両者とも互角で、毎分ダメージはIS-6が射撃速度で勝るため上です。
また、照準速度は3.4秒。両者ともここも互角です。
ここまではいいですね。ですが、その他のIS-6のパラメーターを見ると、違いが明らかになります。
この戦車は砲の精度が低く、AP弾の装甲貫通は175mm、APCRの貫通は217 mmとなっています。
その他すべてのステータスはTier8車両よりも低くなっています。
実際IS-6の主砲はTier7とほぼ変わらず、発射速度が上回っているだけです。
数値についてはこれくらいにしておきましょう。
さて実例を見ていきましょう。
まずIS-6は砲塔の装甲が貧弱なため、通常行う防御態勢が取れません。
経験豊富なプレイヤーを相手にするならなおさらです。
ゼロ距離まで距離を詰められると、このことがよくわかります。
IS-3はIS-6の防弾盾をわけなく貫通できますが、このプレミアム車両でIS-3の装甲を貫くのは困難です。
残された唯一の選択肢は砲塔の上部を狙うことです。
遠距離型の銃撃戦となると、精度の低さが更なる痛手となります。
ご覧のとおり、相手の弱点を撃つのは困難だというのがわかって頂けると思います。
IS-3よりもお昼の時間(sidescrape)をうまくやれると言うプレイヤーもいるかと思いますが…。
それは多くの敵が、この戦車の装甲を貫通する方法を知らないからなのです。
もしお昼の時間を取っているIS-6を見かけたらどうするか?
車両正面、傾斜のついたコーナープレートを狙うのです。
ここを狙うと砲弾は絶妙な角度で入り込み、簡単に貫通させることができるでしょう。
敵がこちらにまっすぐ向いているなら、下部の傾斜部分や操縦手のハッチを狙いましょう。
IS-6がひどい車両でチームバトルに使えないというわけではありませんが…
ただ運用上IS-3にかなわない状況が多く、力量の同じチームが対戦する場合はそれこそが勝敗の分かれ目になるのです。
また、チームバトルの経験があり、装甲の弱点を熟知しているプレイヤーは何を乗ってもチームの役に立つことでしょう。
おまけに、獲得できるクレジットも増えます。
最終的な判断を下すのはあなた次第です。
次の話題へ移りましょう。
前回扱わなかった別の重戦車に、イギリスのCaernavonがあります。
この車両は非常に面白い車両で、機動力、視認範囲、仰角ともに優れています。
毎分ダメージはほかの車両とほぼ同じ、照準速度と精度は同Tier最高を誇ります。
非常によい戦車です…ランダムバトルに限っては!
注意すべきはIS-3のような万能性はなく、チームバトルにはあまり適さないということです。
カーナーヴォンには大きな弱点が2つあります。ひとつは貧弱な装甲。そしてもうひとつは、単発のダメージの低さです。
この戦車の砲塔は、側面や防弾盾の上からでも簡単に貫通されてしまいます。
さらに、経験豊富なプレイヤーは簡単に貫通できるねらい目として砲塔と車体の連結部をよく狙います。
また下部の傾斜部分も貧弱で、Caernavonが側面・後部の装甲で優っているのはペラペラ装甲のAMX 50 100だけ。
これでは、お茶の時間を取ることは無理でしょう。
ダメージについていえることはあまりありません。
最大は283、平均は230です。
これはチームバトルで使うには低すぎます。
リクエストのあったもう一つの車両はFCM50tです。
この車両はTier8で最も機動性に優れた重戦車です。
あのAMX 50 100にさえ勝っています。
さらに精度、照準速度、仰角に優れています。
その上、毎分ダメージは同Tier最高クラスです!
ですが、FCM 50tの装甲はチームバトルには薄すぎます。
ほぼどんな攻撃も貫通されてしまうでしょう。
それに加えて単発ダメージの低さとからも、チームバトルには向いているとは言えません。
さて、ソ連の重戦車に話題を戻しましょう。KV-4とKV-5です。
あらゆる弱点を余って補う重装甲について、実に多くのコメントが寄せられました。
しかしそれでもこの車両の最大の弱点は隠しきれません…その機動性です。
では…簡単な例を2つ挙げましょう。
ステージは崖。敵にはKV-4。
標準的なルートで重戦車を戦線へ送ります。
1390が大胆にも敵の淵を攻めます。
我々の軽戦車が位置についた時、KV-4はまだ斜面を登っています。
こちらの偵察兵はあっという間に装弾をカラにしてしまいます。
開始まもなく約1000のダメージ。
ここから順調に進めれば勝利となるでしょう。
第2の例。
敵にはKV-5。なんと2台も!
でも大丈夫。
90の偵察。
敵の戦車の位置がわかったので、KVへの先手は自分では加えません。
撃つのはほかのターゲットのみ。貫通する確率が高いからです。
そのまま突き進み、3台の戦車に集中、そして丘の後ろに隠れてリロード。
敵を仕留めました。
ご覧の通り、抜け目なくスキルもって行動すれば、屈強な装甲を持つ敵も倒せます。
敵は都市系マップだとさらに苦戦しますが、それらは8マップ中たった2マップです。
さて、今日のKVトークはここまで。
次は中国の重戦車です。
多くの人が、これこそIS-3より優れたものだと言っています。
詳細を見直してみましょう。
112は、砲塔の装甲が優秀、さらに優れた最大速度を持ちます。しかし加速はそれほどでもありません。
大きな弱点はその砲です。
単発ダメージ、精度、照準速度、APの装甲貫通性能はIS-6と同等です。
プレミアム弾は優れた貫通性を持つようですが、発射速度はソ連車両より劣ります。
実のところ、112はHEAT弾を使用しています。
しかし前回も言いました通り、これはキャタピラを通してダメージを与えるのが困難で、標準化が適用されません。
さらに、前方部分には燃料タンクがあります。正面装甲が貫通されるとここがよく炎上します。
110は非常にバランスのとれた車両です。
多くの面でIS-3にとても似ていますが、加速力に欠けます。
110は非常に珍しい戦車であるため、ほとんどのプレイヤーはその装甲の貫通方法を知りません。
これを有利に用いることはできるでしょう。
少なくとも、この「サイエンス・オブ・ビクトリー」を見るまでは。
実は110は下部の傾斜部分や戦車長のハッチから簡単に貫通することができます。
敵がお昼の時間(sidescrape)を行っていたら車体の側面装甲を撃てばいいんです。
ただし操縦種のハッチを貫通できる保証はないので、イチかバチかで攻撃しないように。
110がIS-3と異なるもう一つのポイントはその砲です。
110の機関砲は少し精度が高く、照準速度も良好ですが、単発ダメージは低くなっています。
しかし発射速度が速いため、毎分ダメージは200ポイント高くなっています。
全体的に言えば、この戦車は非常によい車両です!
IS-3を持っていないなら、110で簡単にチームバトルに参加できます。
さて、まとめてみましょう。チームバトルに最適なのはアメリカのT32、IS-3そしてAMX 50 100だと我々は考えています。
その理由も今回より明らかになったはずです。
今日はこのあたりにしておきましょう。
次回のエピソードでは戦車駆逐車、さらに自走砲についてもお話ししましょう。
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