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渡り烏が映像を運び込む
未だ起きていない事を見る?
生まれるずっと前の出来事も
または 現在何千マイルも遠くで起きている事も
君にも視覚がある?
オレルによると壁には見回りがあるらしい
どの壁に行くか分かれば教えられる
- 知りたいだろうな
- 彼はカラスじゃない
直にわかる
- どのくらいの期間いなくなる?
- わかりません
お前の魔術に王の血が必要と言ったな
- はい
- 私が真の王だ
あなたと血を分ける者が他に居ます
タイレルがサンサ・スタークを
サー・ロラスと結婚させる事を画策
サンサ・スタークに別の夫を見つけよう
- まさか
- ティリオンはお前ともどもよくやってくれるだろう
- どういう意味?
- お前はサー・ロラスと結婚する
- しない
- するんだ
ボルトン様 王殺しです
彼を起こし
彼女の縄を切れ
客人を部屋へ案内しろ
後で話そう
- ディープウッド・モットまでどれくらいだ?
- 遠くはありません
御姉上がお待ちです
元の場所へ戻しておけ
リカード・カースターク
死を宣告する
故郷に帰ってしまったカースタークを
穴埋めする兵力が必要
王国でそのような兵力を持つ者はただ一人
私が結婚することになっていた娘の父親―
ウォルダー・フレイ
お前の首をもらうぞ
行かなきゃ
有罪!有罪!
- 主よ 光を照らし給え
- 奴が殺したのかと思った
- 殺したよ
- でも 何故…?
私を何度蘇らせた?
お前を蘇らせたのは光の主だ
- 何度目だ?
- これで六度目だ
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木を入れすぎなの
でも 木が多いほど火も大きい
空気が必要なの
その大きな薪を除いて
詳しいんだね
自分で火を起こさないの?
〈大平野〉では寒くならない
それに 召使いもいた
やっぱり 貴族だったの
そうだ 〈先住者の拳〉で見つけたんだ
お宝が埋まっていた
何千年も前の物だ
多分
何かあるの?
何かあるかはわからない
綺麗だと思わない?
- あとどれくらい?
- そう遠くない
あと数日だ
〈壁〉は言われる通り大きいの?
噂以上だ
大きくて時々てっぺんが見えない
雲に隠れてしまう
からかっているわね
違うよ
700フットはあって
すべて氷で出来ている
温かい日には 涙を流すんだ
ブラック城はそれなりに良い所だ
公会堂には暖炉があって
昼も夜も暖かい
ホッブは鹿肉の玉葱シチューを作っている
とても美味しいよ
たまに仲間の一人が歌を歌う
ダリオンが一番上手い
- あなたも歌う?
- いや
あまり上手くない
何か歌って
いいよ
聴いて
コホン
♪ 父の顔は何時も頑固で力強い ♪
♪ 彼は座り間違いを正す ♪
♪ 彼は命を計る 短さと長さ ♪
♪ 小さな子を愛する ♪
♪ 母は命を授ける ♪
♪ 全ての嫁の面倒を見る ♪
♪ 彼女の笑顔は全ての争いを終わらせる ♪
♪ そして彼女は小さな子を愛す ♪
うさぎはそうやって皮を剥ぐんじゃない
皮の剥ぎ方くらいわかる
見たところ わかってない
壁の北側で育てば
適切なやり方を学べるのさ
ここに来るまでしたことがなかった
弓があれば うさぎを何匹でも射てる
私は自分で弓を作った
壁の北側では 弓の作り方を学べないようね
拳の使い方は学べるけどね
え うさぎを殴り殺すつもり?
他のやつが頭にある
ここちょうどここに座ってるやつね
二人とも うさぎを剥ぐのが上手い
どちらかが少しだけ上手い
どちらかがうさぎを取って貰ったことを
感謝すべきね
もしかして 壁の北側では
ありがとうの言い方を教わらないの?
あんたは 口数が多くて言う事がでかいね
- やめろ!
- ホードー
会ってから喧嘩ばかりだ
やめろよ
リードのお嬢様は堅苦しくて冗談が通じない
地に足が付いてるのかしら
君は彼女に意地悪しすぎだ
言い返されて当然だよ
え 私が悪いのかい?
彼女は最初 私の喉にナイフを突きつけたんだよ
君も最初は僕にナイフを向けたじゃないか
喧嘩しているわけにはいかない
壁に辿りつけなくなる
仲直りして欲しい
あなたの皮剥ぎは私よりも速い
- それは自分で言ったよ
- オーシャ!
あんたは立派な狩人だよ
ありがとう
ほらね?
そんなに難しくないでしょ
ありがとう
無理強いするな
私はここに居る
どうした?
私はここに居る
どうした?
視覚の代償だ
今見ているの?
ジョン・スノウを見た
見たの?
ブラック城で?
彼は壁の反対側だ
敵に囲まれている
かっては壁から一マイル以内に木は生えてなかった
カラスどもは 斧を持って毎朝切り倒していた
お前達の数は年々少なくなっている
登ったことはあるか?
いや
トアマンドは何十回も登っている
怖がってる
- 怖いか?
- ああ
登ったら降りないといけない
でも 私は生まれてずっと
上から世界を眺めたかった
ほれ 座りな
あんたのも持ってきた
あんたには大きすぎるが
上等だ
持ち主を殺したのか?
いや
殺してはいないが
タマタマにあざが残ってるだろう
彼はあんたみたいに良くしてくれなかった
彼はあんたみたいに舌でしてくれなかった
ここでその話はやめないか?
”ここでその話はやめないか?
オレはジョン・スノウだ
オレは屍とクォーリン・ハーフハンドを殺した
だが 裸の女はちょっと怖い”
俺は怖がっていたか?
葉っぱみたいに震えていたよ
最初だけだ
最初だけ
あんたは出来のいい愛人だよ ジョン・スノウ
心配するな
あんたの秘密は私が守る
何の秘密だ?
私がシルクのドレスを着た間抜けたちと一緒だと思った?
あんたは忠実で勇敢だ
マンス・レイダーのテントに入った日
あんたはカラスの一員を辞めなかった
でも今や私はあんたの女だ ジョン・スノウ
あんたは自分の女に忠義を尽くせ
夜の番人たちはあんたの生死に関心はない
マンス・レイダーもあんたの生死に関心はない
私らは軍の兵士にすぎず
私らが死んでも代わりはいくらでもいる
肝心なのは
あんたと私だけだ
私を裏切るんじゃないよ
しない
ちんこを切り取って
首にぶら下げるからね
鉄を深く食い込ませろ
しっかりと嵌ったのを確認してから
次の一歩を踏め
もし落ちても
叫ぶな
それを彼女の最後の記憶にしたくはないだろう
ジョフリー
サーシー
イリン・ペイン
上手いな
自分が思うほど上手くはないが
顔 胸 タマタマ
狙った所に当てたよ
ああ だがたっぷりと時間をかけた
実際には藁人形と戦うわけじゃないんだぜ お嬢さん
構えを見せろ
肘を高く上げろ
背中の力を使うんだ
止めるな
絶対止めるな
- は?
- 止めたら筋肉がこわばる
顎先に中心に向かって弦を引け
そして放て
絶対に止めるな
でも 狙いを定めないと
狙いをつけるな
どういうこと?
お前の目が的を見ている
目を信頼しろ
誰かいる
それ以上は近づくな
我々は友軍だ
失礼ですが
それを判断するのは我々です
ヴァラール・モルグーリス
ヴァラール・ドハエリス
ローローの尼僧をこの河川地帯で見けることは少ない
あなたはミアのソロスだな
総司祭はあなたに任務を与えた
ロバート王を偶像崇拝から背けさせ
光の主へ振り向かせろと
何があった?
失敗した
諦めたということだな
未開人達は殺し合う中
あなたは酒に酔っている
あなたはあなたのやり方で主を崇拝し
私は私のやり方で主を崇拝する
共通語を話せますか?
私の友人たちは高ヴァリリア語を話せないもので
どうしてここに?
ご無礼を
最近は婦人をみることがないもので
婦人たちには幸運なことだ
主は何度彼を蘇らせた
六度です
あり得ない
主は私に微笑みをおかけになった
あなたにこんな力があるはずがない
私に力はない
主の好意を乞うただけだ
主は望まれるがまま返答された
私はずっと酷い僧侶だった
ラム酒を飲みすぎる
キングズランディングでは娼婦とやりまくった
言うに忍びないことだが
ウェストロスに来るまで
私は主を信じてはいなかった
私は 主も神々も…
子供をしつけるための方便だと決めつけていた
ローブを着て時折祈りを諳んじていた
だが あくまで人に見せるためだった
現地人のための見世物だ
ザ・マウンテンがこの者の心臓をランスで貫くまでの話だ
私は彼の冷たい身体の傍らに跪き
古きお言葉を唱えた
信じていたからというわけではなかったが
私の友人だった彼は
死んでしまった
他に知っている言葉はなかった
私の人生の中で初めて主は私の祈りに答えてくださった
ベリックの目は開き
私は真実を得た
我々の神は唯一にして真の神だ
全ての者は主に仕えなくてはならない
あなたはあの世に行っていたのか?
あの世?
あの世なんてものは存在しない
私は暗闇の中にいました
主は理由があってあなたを遣わした
あなたは主が求める人物と一緒にいる
矢先だ
二百ヤードから鉄板を貫く
作れるか?
ああ 特に難しいことはない
上質な鋼鉄が必要なだけだ
鋼鉄は手に入る
さあ
あの女は気に食わない
お前が女の子だからだろ
それと何の関係があるのさ?
許せ
何してるの?
彼を離して
- 止めるように言って.
- さあ
彼は仲間になりたいの
彼は一揆に加わりたいの
やめさせて
我々は光の主に仕えていて
光の主はこの少年を必要としている
光の主が言ったの?
それとも彼女に言われたの?
神のためなんて嘘だ
金のためだ
両方のためだよ お穰ちゃん
武器 馬 食べ物がなくては
民を守れない
お金がなくては武器も馬も食べ物も得られない
これは一揆だと言ったじゃないか
俺も仲間に入れると言ったじゃないか
あなたは彼ら以上に貢献できる
彼らは偉大な戦争の足軽にすぎないが
あなたは王を勃興させ凋落させる
あんたは魔女だ
彼を傷つけるつもりでしょ
あなたの中に暗闇が見える
その暗闇の中には
いくつもの目が私を見つめている
茶色の目
青い目 緑の目
あなたが永遠に閉じさせるであろう目だ
また会うでしょう
私の尻を見つめていたのか ジョン・スノウ
大丈夫か?
お前が耐えられるか試しただけだ
ごめんな
眠っていたか?
み―
み― み―
水?
水がほしいのか
あんたにやれたらいいのにな
ゲームをしよう
一番必要ない身体の部位はどこだ
- お願いだ
- お願いは体の部位じゃない
なんでも話すからお願いだ
でもあんたは全部話してしまった
覚えてるか?
あんたの父ちゃんはあんたに意地悪
スタークはあんたに感謝しない
ちょっとはしたかな
スタークの子供達
まだ生きている
捜索したんだよな?
あんたは捜索に失敗したが
俺はいい狩人だ
さて…
小指はどうだ?
あまり使わないだろう
よし じゃあ始めよう
何故ここにいるのか不思議だろう
なあ?
居場所
この場所
何故こんなことをしているのか
当ててみてくれ
推測が当たったら
教えてやる
古の神と新たな神に誓う
俺が誰で何故拷問しているのか突き止めたら
あんたの勝ちだ
あんたが”指を切り離してくれ”と頼んだら俺の勝ちだ
俺が勝てば解放してくれるのか?
そう思っているのなら
あまりにも不注意だ
お願いだ
もう一度お願いと言ったら
後悔することになるぞ
あんたが先だ
ここはどこ?
- 北部だ
- 曖昧すぎる
ディープウッド・モット
当てずっぽうだな
さあ どこだ?
ラスト・ハース
俺がアンバーに見えるか?
カーホールド
カーホールド?
何故わかった?
ここに来る時旗を見たのか?
いや
ただの推測だ
良いですよ ロード・シーオン
私は誰でしょう?
トーリン・カースターク
彼は死んだ
王殺しに絞め殺された
彼はあんたの兄弟だった
あんたの父はリカード・カースターク公
- 教えてくれると誓っただろ
- そうだ
リカード・カースターク公はロブ・スタークの旗本だ
俺はロブを裏切った
それが俺を拷問する理由だ
ああ
あなたの勝ちだ
そうだ あなたは一つ質問するのを忘れた
俺が嘘つきかどうかを
恐れながら私は嘘つきだ
言ったことは全て嘘だ
理由があってやってるわけじゃない
ああ 理由はひとつ
楽しいからだ
切り離してくれ! 切り離してくれ!
俺の勝ち
早く来てくれてありがとう
今のご時世 移動は楽ではない
道には人殺しや盗賊が徘徊している
しかし 北の王が招集すれば
我々は来ます
我らの父が言うに
条件さえ合えば
北部との同盟は継続可能です
フレイ公は娘との神聖な婚約を
破棄した事に公式な謝罪を求めています
当然 彼の要求は尤もです
この裏切りへの賠償として
彼はハーレンホールとその属領を求めています
- 残念ながらそれは―
- 我々は北部のために戦っている
ハーレンホールは北部ではない
戦争が終われば彼のものとし
戦略的必要性もない
他にあります
フレイ公の必要に応えるためならばどんな事でもしよう
人です
なんだと?
いやだ
我らの父はエドミュア公に娘のロズリンと
結婚するよう求めています
彼女は何歳だ?
19です
まず会えないか?
歯の数を数えたいのですか?
我々は明朝〈双子砦〉へ向けて出発します
帰る前には返答が必要です
結婚式は12日以内
さもなくば同盟は終わりです
お父上は戦争の最中だとご存知の上か?
父は高齢です
もし娘が良い夫と結ばれれば
彼の心は安らぐでしょう
彼は 最近の経験のため
長い約束に対して慎重です
彼にはその資格がある
少し相談する時間をくれ
何故あの爺さんに俺の嫁を決めさせなければならん
少なくとも選ぶ権利を申し出るべきだ
俺は奴の上級領主だぞ
彼は誇り高い男よ
私達はそれを傷つけた
俺が傷つけたのではない
俺は拒否する
聞け
よく聞け お前は―
人と神々の法は明確だ
男は他の男に結婚を強いることはできない
俺の拳の法はお前の歯をへし折ろうとしている
わかった
彼の言い分は聞いた
あなたが拒否すればフレイとの同盟は終わりだ
奴は俺が12歳の頃からずっと娘と結婚させたがっていた
奴が今更させたがらなくなることはない
俺が拒否すれば奴は戻って来て
俺の選んだ娘を申し出てくる
あなたは我々の自由と命を賭けて
少しでも可愛い嫁を得たいの?
これから戦いがある
彼らなしでは勝てない
言い合いする時間はない
石臼城の償いをしたいと言っていたな
思い出したか?
もっと永続性の低い事を考えていた
私は全ての戦いに勝ってきた
しかし戦争には負けている
今直ぐ動かなければ
負けてしまう
結婚する
あなたは俺の罪を償ってくれるんだ 叔父さん
不公平で理不尽なことだ
この事は忘れない
私の部下が相応しいお召し物を見つけたようだ
ええ とても感謝しています
あなたはスタークの旗本です ボルトン公
私はスターク夫人の命令で動いています
ジェイミー・ラニスターを
キングズランディングに返還するためです
ロブ王がハーレンホールを離れた時
彼の母は捕虜だった
彼女が母親でなかったら
反逆で絞首刑にしていただろう
あなたをロブ・スタークの元へ送り返すべきだ
そうすべきだ
しかし あなたはここに座り
私が食事に失敗するのを鑑賞している
それは何故だろう?
戦争にはカネがかかる
多くの者があなたのために大金を支払うだろう
誰が一番払うか私達は知っている
若しくは 私が処刑のため北に送り返されたと知れれば
あなたが支払うことになるだろう
確かに
きっとあなた方二人を殺して焼却するのが一番安全だ
そうだろう
私の父が気づかないと思っているのならだが
ロブ王はあなたの父上を忙殺している
彼は他の事に構ってはいられない
彼はあなたのために時間を作る
具合が良くなったらすぐに
キングズランディングへ向かうのを許可しよう
私の部下があなたへした誤ちへの賠償だ
あなたにはお父上へ真実を話すよう誓ってもらう
私はあなたの”不具”には何の関係もないと
- 乾杯か?
- 遠慮する
それがどれほど不信を招く行為かご承知か?
いいだろう
どうか
これ以上の事故なく旅が続きますよう
ああ 彼女は一緒に行きません
私はサー・ジェイミーを送るよう―
あなたは反逆を先導した罪に問われている
恐縮ですが事実と異なる
あなたは証言する立場にない
自分の立場をわきまえない事の教訓を
学んだと思っていたのだが
- 不可能だ.
- 何故?
私の孫はハイガーデンの誇りよ
この王国で誰もが望む未婚者よ
- あなたの娘は
- 裕福だ
七王国中で一番美しい
そして王の母だ
歳を取っている
歳?
歳よ
このことに関しては達人よ
彼女の身体にはまもなく変化が訪れる
何が起こるか詳細は慎むけれども
あなた達男は血しぶきや殺戮に
耐えられるかもしれないけど
これは全く次元の違う問題よ
確かに 老いは全ての者に訪れる
私の腹はまだ頑丈だが
唯一腹を壊す物があるとすれば
あなたの孫の夜間活動の話だ
- 否定するのか?
- いえ まったく
正直に言うわ
そのような難のある少年はこのような機会に感謝すべきだ
七王国で一番美しい女性と結婚し
名に付いた穢れを落とせるのだから
タイウィン殿は他の少年たちと一緒に育ちましたか?
あなたのお父上の旗本たちの息子
従者や馬屋の少年と
もちろんだ
あなたはしたことが…
ない
一度も
どんな形でも?
ない
あなたの禁欲を称賛します
しかし二人の少年が布団の下で
交わるのは自然なことです
きっとハイガーデンほど不自然な行為に寛容な場所はない
そうは言いません
確かに私達は思慮のある男色なら締め付けてはいませんが
兄弟姉妹は…
私の地元では そのような穢れは
簡単に洗って落とせるものではない
敵の嘘を語ることによって
それに息を吹き込もつもりはない
嘘であろうとなかろうと
沢山の人が説得的に受け取っています
人に剣を握らせラニスターを殺しに送らせるのに
十分なほど説得的であり
今回の合併にのおかげでタイレルもです
人が何を信じようが私に関係ない
あなたもだ
それには同意しかねます
噂が本当であれば
ジョフリーは王ではない
タイレル家も薔薇の勲章を捨てることになる
サーシーがロラスの子を産むのに歳を取り過ぎなのなら
もう一個薔薇の勲章を捨てることになる
単に取ることのできない選択肢だ
あなたは不確実性に不安を抱いている
わかった
取り消そう
ロラスをサーシーに結婚させるのを拒否するのならば
彼を〈王の盾〉の近衛騎士に任命する
〈王の盾〉の誓約は知ってのとおりだ
彼が結婚することはない
- 彼が子供を授かることはない
- へえ
タイレルの名は消えゆく
ハイガーデンはジョフリーとマージェリーの子に受け継がれる
自分の孫をあなたを嫌う者に守ってほしいの?
誓いを真剣に守る剣技の巧みな戦士に守ってもらう
それでは 命令書を作成しようか?
それともこの結婚に同意するか?
評判に従って生きる者は稀よ
駄目だ!
切り落とす!
駄目だ!
手をとれ!
素敵なピンですね
どちらかというとブローチだが
まあ ブローチはピンの一種だけどね
私はとても幸せです…
ああ はい
私もです
夢のようです
ああ 私もです
小さな頃から大きな結婚式を夢見ていました
客人たち
食べ物 トーナメント
そして 花嫁です もちろん
一番美しい花嫁だ
美しい黄金のガウンに身を包み
それに 錦織りの袖
ハイガーデンに来たことは?
キングズランディングへ来るまでは
ウィンターフェルを離れたことがありませんでした1
とても素晴らしいと聞きます
待ちきれません
ここを離れるのも
ここはひどい場所でしょう?
一番ひどい場所だ
私達に出来そうなことはなさそうだ
二人とも殺せる
四人の内で誰がこの婚約で一番損をするだろう
きっとサンサだ
ロラスも深い惨めさを知ることになるだろうけどね
父は差別をしない
全員地獄へ送られるのよ
君の作った船でな
タイレルが我が家を貶めようと画策した
私は家族を守るためにすることをしたまでだ
私も家族だ
一族の存続のため活発に貢献した家族の一員だ
父が認めようと認めまいと
私は認めるわ
あなたの火液が無ければ父が来る前に
スタニスが都を略奪していたでしょう
私達の頭は城門の上で腐っていたでしょうね
私を殺そうとする事は奇妙な感謝の方法だ
キングズランディングには近衛騎士に
命令できる者は二人しか居ない
ブラックウォーターの戦いの最中で
サー・マンドンに私を殺せと命令したか?
理解できる衝動だ
彼は私を嫌っていた
なぜなら俺は彼に本当の事を言うから
彼が私を殺したいのも納得だ
しかし 彼の馬鹿さ加減は?
私に毒を盛れば誰も知ることはなかった
しかし 王は近衛騎士に〈王の手〉を抹殺するように命令した
衆人環視の中でだ
あの少年は馬鹿者だ
何と言ってほしい?
私の命はまだ危険なのかどうか知りたい
きっとね
しかしジョフリーではない
彼は何もしない
父がいるから
七王国はタイウィンラニスターの恐怖中で束ねられている
タイレルは違う
もうじき彼をを恐れる必要なくなる
ジョフリーはマージェリーの物となる
可愛子ぶった売春婦め
そして彼の子もそのまた子もだ
歴史は我々の手からもぎ取られる
君は逃げることができる
ジェイミーが戻ってくれば
サー・ロラスは腹を剣で貫かれて見つかるかもしれない
ジェイミーが戻ってくればね
しかし それは何時になると思う
彼はどこかに居る
ジェイミーがいようが俺は終わりだ
誰が彼女に話すの
皆気に入るかしら
気づきもしないわよ
ああ
私の結婚式ではない
いずれにしても 私に言えるのは
ハイガーデンのドレス職人はキングズランディングより
遥かに優れているということ
これほどださい物を作ることはないでしょう
ロラスは緑と金の錦織りが好きなの
そうでしょうね
家族を招ねかせてくれるかしら
彼らは私の意見を訊ねていません
でも彼らは許可してくれると思う?
いいえ
サンサ様
ティリオン様は参ります
- 私は―
- 失礼しました
こんにちは ティリオン様
ジョフリー王の結婚式に着ていくガウンを試着していた所です
ええ 相当な結婚式になります
サンサ様とお話があります
もちろんです
よろしければ私達だけで
彼女と何の話があるの?
シェイ
彼女をお許し下さい
ここの生まれではないのです
でも彼女は信頼しています
彼女はするなと言っていますけどね
私達は時々何かを聞きたいと思うことがあります
まったく違う状況で聞きたかったと気づくのは
聴いてしまって取り返しがつかなくなった後です
本当に大丈夫です
どこから始めよう?
その これは…
これはやりづらい
エイゴンの倒した敵から奪い取った千本の剣は
〈恐怖のバレリオン〉の噴く火炎で鍛錬された
千本もない
二百本もない
数えた
そうでしょうな
古くて醜いものだ
しかし凄みがある
ライサ・アリンの椅子
二番目の選択肢としたのは残念だった
時期が早かった
私が欲しいものを得る事を
君がそれほど恐れているとは本当に嬉しい
あなたを妨害するのは優先課題ではなかった
約束する
友人の失敗を誰が喜ぶのだ?
そのとおりだ
例えば
私がサンサ・スタークをタイレルに
渡そうとした君の計画を妨害した時
正直に云えば
紛れも無い喜びを感じた
しかし私の計画を漏らしていた君の協力者は
君が守ると誓っていたが
君は彼女に何の喜びも与えられなかった
彼女は私に何の喜びも与えなかった
彼女はダメな投資先であった
幸運にも私には新しい事を試したい友人がいる
憚ることだ
彼は新鮮な実験台を提供されて
とても感謝していた
私は領域のために行動したまでだ
領域?
領域がなんだか知っているのか?
エイゴンの敵の千本の刃
何世代も忘れるまで語り続けると同意した作り話にすぎない
しかし私達から嘘を取ったら何が残る?
混沌だ
すべてを吸い込もうと
大きな口を開けて待ち受ける穴だ
混沌は穴ではない
混沌は梯子だ
登ろうとする多くの者は失敗して
二度と這い上がれない
落下で壊れるのだ
一部の者は登る機会を与えられても
それを拒否する
彼らは領域もしくは神か愛かにしがみつく
幻想だ
梯子だけが本物だ
登ることだけが存在する
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