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日野市の多摩動物公園では夏本番を迎えるこの時期に、
昆虫園で虫よけグッズを使わないよう呼び掛けています。
この情報はツイッターでも発信され、虫の声を代弁した呼び掛けが話題を呼んでいます。
チョウの放し飼いをはじめ、カブトムシやアリなど
さまざまな昆虫を展示している多摩動物公園の昆虫園ですが、
その建物の入り口には毎年この時期、虫よけスプレーなどの使用を控えるよう
呼び掛ける看板が登場します。 すぐに昆虫に影響があるわけではないものの
虫よけグッズを使っていることを意識しないまま
昆虫園を訪れる来園者が増えたことから注意を呼び掛けているのです。
虫よけグッズはさまざまですが、携帯型の虫よけ器は電源を切り、
虫よけスプレーは使用しないでほしいということです。
ことしはツイッターでもこの情報を載せたところ
虫の声を代弁した呼び掛けが話題を呼び、
4000件を超えるリツイートが寄せられました。ツイートした昆虫園・飼育展示係の
藤井智子係長は「私はツイッターを始めて2カ月くらいなので
あれがウケた理由が実はよく分かっていないのですが…。
虫は嫌なもので、あそこにいるバッタとかカブトムシは虫じゃない別のもの
っていうことを来園者が思っているのかなと感じることが時々あるので、
同じ虫なんですよと気が付いてほしくて実はあの看板を出している」と話します。
一方で、園内は里山の環境を残しているので虫が多く、
昆虫園以外では虫よけを使って快適に過ごしてほしいとしています。