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2012.2.17 ツインリンクもてぎ南コース Hondaコレクションホール所蔵車両のうち 7台のレーシングマシンの走行確認テストが行なわれた
この日は路面温度が上がらず 2輪には厳しい状況であったにもかかわらず 岡田忠之氏が丁寧に懐かしいマシン達を走らせた
Honda NS500 1984 F.スペンサーがヤマハのK.ロバーツと 数々の名勝負を展開したマシン
Hondaならではの独創の112度V型3気筒 ピストンリードバルブエンジンは 120psを10,000rpmで発生するが
ライバルの4気筒マシンに比べ 中速域のトルクフルなエンジン特性と低重心で コンパクトな車体が特徴
1982年のデビューから2シーズン目でタイトルを獲得 #1はF.スペンサーのチャンピオンゼッケン
Honda NSR500 1985 ライバル達を押さえ込むためにさらなるパワーを追求した Honda初の2ストロークV型4気筒マシン
90度V4はシリンダー挟み角と1軸のために 独特の吸気レイアウト等が特徴的だった
この年のモデルから 燃料タンクをエンジン上に配置した コンベンショナルな車体構成になり 安定したレース結果を残すことになる
この年 スペンサーは12戦中11戦に出走して7勝を挙げ 500ccクラスでシーズンチャンピオンになったほか 250ccクラスでもチャンピオンを獲得 Wタイトルを記録した
Honda NSR500 1997 500ccクラスで永く活躍を続けてきたNSR500の中でも 完成形に近いマシンがこのモデル
絶対王者のM.ドゥーハンと共に進化したエンジンは 扱いやすさを重視したものから 再び スクリーマーエンジンというハイパワーなものにされた
フロントからリヤカウルまでダルなデザインで大型で 当時の空力特性に関しての考え方をよく表わしている
この年はドゥーハンが全15戦中12勝を挙げたほか コンストラクターとしてシーズン全勝という Hondaにとって最高のシーズンとなった
Honda NSR250 2001 ライダーは加藤大治郎
この年 加藤大治郎は年間最多優勝1の16戦中11勝を挙げ ライダーズチャンピオンを獲得 同時に Hondaはマニュファクチャラーズタイトルを獲得した
水冷2ストローク2軸Vツインエンジンは 同時爆発で 最高出力90ps以上といわれる
(テキスト:TRACTIONS 撮影・制作:AVOCADO)