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バークハード・シュミッツです。 クラウディア・プリカットです。 ローランド・ツヴィックです。
カローラ・ツヴィックです。
Studio 7.5です。
もうすぐベルが鳴ります。
ベルが鳴ったら、
みんなが
テーブルにつきます
ランチは特別なもので、食べたりしゃべったり
理解してもらったりする時間なのです。
毎日そうです。
オフィスの決まりごとは実質それだけです。
みんなでランチをとる以外に、決まりはありません。
デザインとは本来、
共同作業であると考えます。
今の世の中では、
正解はとても複雑なものになりますから、
ひとりでその複雑さに答えるのはひじょうにむずかしいのです。
Studio 7.5では、デザインをチームスポーツと考えることにしています。
新しいプロジェクトが立ち上がって準備を始めるときが
私はなにより好きです。
活気があってみんながアイデアを出し合い、
その後デスクに戻って、
一人で深く考えられますからね。
私たちは20年間、一緒にやってきました。
お互いに言葉を交わさなくても
相手のいいたいことが予想できますから、
Studio 7.5のスクリーニング、
といった感じでしょうか。
なにかに取り組むときには、他の3人が何をいうか、それをいつも考えます。
私たちはお互いが優秀だということを知っていますから、いわば無条件に信頼しあっているわけです。
言葉では説明しにくいですが。
ちゃんとした文章は使わず、ひとことふたことで反応します。
インターンには
わかりにくいようですが。
たとえばドイツ語で
einfach(単純に)といった場合、
具体的に何がいいたいかというと、
シンプル、
でもシンプルすぎずということです。
「実証しないなら中止」
「証明できないアイデアは不採用」
EMCなら「あらゆる分子に意味がある」
うまくいえませんが、つまりはコミュニケーションの文化なのです。
ランチタイムにもそれがあらわれているでしょうが、
本当に大事なのは相手をパートナーとして尊重することです。
状況を理解するには時間が必要で、1日が終わるころになると、一番いいアイデアが浮かびます。