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デジャヴは誰もが経験するもので、部屋に入ったときや
新しい状況下で「ここに来たことがある」とか「見覚えがある」と
と感じる不思議な感覚です。
デジャヴ現象を実験に応用できることがわかってきました。
デジャヴは脳内に蓄積された記憶のかけらを呼び起こしているだけだという理論があります。
記憶とはすでに経験した何かに似た環境によって呼びこされるものなのです。
つまり、パラレルワールドや多元的宇宙を持ち出さなくても
多くのデジャヴは説明がつくのです。
ここで他の問題がでてきます。度合いはともかく、異なる宇宙間を行き来することはできるのか?
答えははっきりとは出ていません。
例えば私達、物理学者はリビングの中ですら多元的宇宙が存在すると考えています。
私達は波動、つまり****機能がもたらす振動なのです。
この波動が振動し、時間とともに分裂しているのです。
ノーベル賞を受賞したスティーヴン・ワインバーグ博士はラジオを使って次のようにたとえています。
あなたはリビングでBBCラジオを聞いているとしましょう。ひとつの周波数に合っていますね。
しかし、リビングには多くの周波数が存在します。ラジオキューバ、ラジオモスクワ、トップ40、
ロックステーション。すべてのラジオ周波数がリビングで振動しています。しかし
あなたのラジオが合わせているのはひとつの周波数です。
言い換えれば、2つの宇宙が同相ならば、可干渉性を有しており
互いを行き来できるのです。しかし時とともに2つの宇宙は分裂していきます。
異なる周波数で振動し始め、もはや互いに干渉できなくなります。
なぜあなたのラジオでラジオモスクワが聞けないのか?なぜあなたのラジオで
すべての周波数を聞くことができないのか?なぜならラジオでデコヒーレンスが起きているのです。
もはや他の周波数と調和して振動していないのです。
量子物理学も同じです。私達は原子でできています。その原子は振動していますが
他の宇宙とは調和していません。分裂し、デコヒーレンスが起きています。
つまり、言い換えれば、デジャヴとは記憶を呼び起こす脳のかけらであり、
過去の経験のかけらなのです。しかし、量子物理学では
私達の周りにはパラレルユニバースが存在するのにも関わらず、問題は私達がそこに入れないことです。
デコヒーレンスが起き、私達はもはや調和して振動していないからです。
なんとも残念ですね。