Tip:
Highlight text to annotate it
X
「謎の白い煙」
事件後、タワーの写真等から、飛行機の突入とは 無関係に思われる白い煙が多数確認された。
こちらの映像でも崩壊前に地面のすぐ側で 煙が動いているのが分かる。
何故1階の辺りで煙が出ているのだろうか?
更に、崩壊中の映像を見てみると、まだ崩れていない 下の階から謎の白い煙が噴き出しているではないか。
ここにも、ここにも。
白い煙がランダムにあちこちから噴き出しているのが分かる。
一体これは何なのだろうか?
すると、そこに、この謎を解こうとする、 一人の物理学者が現れた。
当時、ブリガム・ヤング大学の教授であった、 スティーブン・ジョーンズ氏である。
彼は、テレビのインタビューでこう語った。
「ビルの地下にあった溶けた金属についてですが、 火災は鋼鉄を溶かすほど高温ではありませんでした。
ならば、この溶けた金属は何だったのでしょう?
これは高温を発する テルミット の様な爆薬を使用した証拠です。」
「テルミットの様な爆薬」
テルミットとは、主にアメリカ軍が使用する爆薬で、 酸化鉄とアルミニウムの化合物である。
点火すると瞬時に2,500度C近い高温となり、 その化学反応によって溶けた鉄を生成する。
当時タワーの崩落現場で作業していた消防士達は、 こんな証言をしていた。
「溶けた鉄が流れていたよ。鋳物工場か溶岩みたいに。」
また、当時の映像には、南タワーの81階から流れ落ちる、 溶けた金属の様な物体が写っている。
更に、現場に残っていた鋼鉄の柱にも、 溶けた金属の様な物が付着している。
だが、何度も確認した様に、 火災だけでは鋼鉄が溶ける温度にはならないのだ。
しかし、その時、何らかの爆発物が 使われていたらと仮定すれば、
鉄が溶けていた事も、崩落中のビルから出ていた白い煙も、 全て説明がつくと云うのである。
では、もし、爆発物が仕掛けられていて、 一体誰が何の為に、そんな恐ろしい事をこなったのか?
その答えに関係すると考えられている、 いくつかの事柄を整理してみよう。
「ワールド・トレード・センターはお荷物だった?」
ツイン・タワーが完成したのは、1973年。
長年、港湾公社という公の組織によって管理されていた。
だがこの巨大施設、維持費だけで 何百万ドルもかかる金喰い虫。
更に、30年も前の古い設備は評判が悪く、 テナントの数も減る一方だったと云う。
更に、このビルには有害物質のアスベストが使われており、
除去するには10億ドル以上かかると云われていた。
正に、頭の痛いお荷物だと考えられていたのではないだろうか。
「タワー崩壊で巨額の金が動いた?」
テロの僅か6週間前、ツインタワーの賃貸権が、 長年管理してきた港湾公社から、
不動産業王、ラリー・シルバースタイン氏へと移譲されていた。
その際、彼は、タワーに 35億ドル という巨額のテロ保険をかけた為、
9.11事件の後、保険金など、総額80億5千万ドルもの大金を 手にしたと云う。
「謎の改装工事と停電」
南タワー内の会社で働いていた スコット・フォーブスが興味深い証言をしている。
「9月11日の4~6週間前、上の階で改装工事が 始まった様でした。
ドリルやハンマーの音がずっと響いていて、 床が揺れるほど酷かったんです。
それで1度、見に行った事があるんですが、
ドアを開けたら奇妙な事に何も無かったんです。 本当に何一つありませんでした。」
更にスコットは、事件直前の、9月8日から9日にかけて、 電気工事の名目で長い停電があったと語る。
停電中は、ビルのセキュリティーも解除され、 誰も自由に出入りできたと云うのだ。
確かにその間、誰かが何かを仕掛ける事は 出来たかもしれない。
だが、疑惑はこれだけではない。不可解な崩壊を遂げたのは、 なんと、ツインタワーだけではなかった。