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警視庁の樋口警視総監が年末の会見に臨みました。
17年間のオウム真理教捜査に終止符を打てたことや、
IMF年次総会の警備、史上最悪の被害額を出している振り込め詐欺などについて
ことし1年を総括しました。 樋口警視総監は「本年は
オウム真理教特別手配犯・平田信の出頭検挙に始まって、
さまざまな重要課題に取り組みを進めてきた。
おおむね首都・東京の治安、安全、安心を確保することができた」
と述べた上で、今月30日で発生から丸12年となる世田谷一家殺害事件など
重要事件の解決に引き続き懸命に取り組む方針を述べました。
世田谷事件以降、急速に広がる街頭の防犯カメラが、
板橋主婦殺害事件や通り魔事件の容疑者検挙につながったことを挙げ、
事件解決に全力で取り組んでいることをアピールしました。
一方で、年々増加傾向にある振り込め詐欺被害は
先月末現在で1978件=およそ71億円の被害となり、
去年の同じ時期に比べ3割も増えていることから、引き続き
全庁を挙げた対策に取り組むとしています。
総監は来年の目標として「犯罪の起きにくい街づくりを
実現させるため、官民一体となった地域社会の絆の再生を図りたい」と
意気込みを述べました。