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どうもはじめまして日建設計ボランティア 部のハトリともうします
それでは我々の部活動について ご説明をいたしたいと思います
我々日建設計はこのミッドタウン のように大きな建築を設計する
設計事務所です逃げ地図は大きな 建物を設計する際に必要な高度
な防災計画のノウハウを避難地図 に応用した地図のご提案ですさらに
その地図を利用して費用最小限 で地域を安全にするための合意
形成を促すツールにもできれば と考えておりますきっかけは東北
の学生たちとともに行ったリサーチ やかつて仕事を一緒にしたこと
がある東北の方々にお話しを伺う 中で我々ができることは次の津波
ですね余震も激しかったので次の 津波の不安を和らげることが我々
にできることではないかということ で浸水リスクと逃げ遅れるリスク
を可視化しようということを試 みました
それによって不安がうずまく中で 前向きな復興への合意形成が地域
で促されるのではないかと考え ました
作り方のご説明を致しますまず 浸水リスクは各地の歴代の津波
の記録をですね重ね合わせると 色の濃度で一発で分かるように
なります 次に避難リスクについてですけ
ども浸水していない領域につながる 道にゴールを設定しますこれに対して
老人の歩行速度ですね1分間に43 m勧めるということが計算式で出る
のですがそれを3分間毎に色分け をしていきことによって時間と
距離を表現していきますこのゴール に対して緑で3分を表現するんです
がワークショップも行なってい るんですがワークショップでは
紐を利用して干物届く範囲をまん べんなく塗っていきますこれを
色を変えてですね続けていきます 黄緑で6分黄色で9分オレンジで
12分赤で15分それ以上ということ でこれが分かるようになるとどこに
いて高台に避難するのにどれくらい 時間がかかるのかというのが一目
で誰にでも分かるようになります この辺が逃げ地図が画期的だと
評価されている点です それから使い方のご説明に入り
ますこの色が表現できるようになる と最短経路が分かるようになります
色の変化する方向に従って矢印 を書いていくと誰でも最短経路
が分かるようになりますこのように 例えば観光地でこういった避難
サインが地域全体で設けられる ようになれば観光の促進にも役
立つのではないかと考えています また別の使い方もありまして様々
な災害対策案の費用対効果を検証 することができます世の中には
色々バイパス案であるとか避難 タワーであるとかそういったアイデア
が出ておりますけれども例えば 左側の近道を足したもの右側の
バイパスを足したものでこの色の 違いによって時間短縮の効果である
とかその施策に関わる費用ですね そういったものを比較できます
ので費用対効果が高い案がどちら なのかというのが分かるように
なりますそれから避難タワーの 一なども色の変化によって最適
な位置が分かるようになります それから高台移転などもより危険な
地域から高台移転をするという ようなリーズナブルな高台移転
も考えることができるようになります この地域では避難所に避難した
方たちが津波にのまれて亡くな っているという教訓があるんです
けどもそういったことからも最適 な避難所の位置ですねそういった
位置が割り出すことができるという のがこの地図の画期的なところ
です こういったことが分かりやすく
共有できるようになると様々な 相互不信例えば行政と住民の関係
も良好になって様々な合意形成 がスムーズになるのではないかと
我々は考えています 各地でワークショップをしてい
るんですが住民の方々と話し合い をするとですねたくさん情報が
集まってより費用対効果の高い 地域に適した提案というのがコラボレーション
によって生まれるということが 起こっています
これを我々は更に提案が正しい のかということを避難シミュレーション
ソフトを使って検証するという ことも行なっておりますこれは
a&aという企業の協力のもとにこ ういったソフトを開発しています
これで対策した例えば近道がど のように使われるかというのが
分かるようになりますさらにこの 地図の仕組をプログラミング化
することによって例えば色々な 住民の方々の意見をワークショップ
で集まらないたくさんの意見を ウェブ上で集められるようなソフト
も開発していますこのようにクリック &ドラッグをすると道が追加されて
地域がどのように安全になるのか というのが一目で分かるように
なりますその対策案の費用である とか時間短縮の効果であるとか
そういったことが瞬時に算出されて ワークショップではできないたく
さんの提案を試すことができます このように子どもであるとか老人
も手書きで入力するような装置 も開発していますこれがたくさんの
意見を合成した画像ですこれが 各地でワークショップを行なってきた
画像です 最後に今日ご紹介したような小さな
集落は日本を取り囲むようにたくさん あるんですねこのたくさんの地域
でこういったことが検証される ようになれば日本全体が少ない
費用でどんどん安全になるということ に我々は貢献できるのではない
かと考えて活動をしています詳しく はホームページがありますので
逃げ地図.comを参照ください どうもありがとうございました