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皆さんこんにちは、ようこそプロダクトデザインショーへ。
私、アリソントーパーワインです。そして私、ヴィンスペンマンです。
今週のエピソードでは、私たちが毎日使っているボトルが使い道に よってどう設計されているのか、
様々なボトルの最新デザインを含めてご紹介します。
皆さんもご存知のように
ボトルとは何らかの液体やその他の材料を入れることのできる
キャップ付きの入れ物ですよね。
その形や大きさはまさに様々なものがあります。
私たちのほとんどは日常的に使うボトルがどのように設計されている のか、考えたこともないと思います。
例えば、一般的な炭酸飲料用のボトルを見てみましょう。
とてもシンプルに見えますよね?
ただそこで注目すべき点は、このボトルには炭酸ガスが入るという事 実です。
振ったり熱されたりすれば、
炭酸ガスは液体から空中へ放出され、とても大きな圧力を生み出 します。
ボトルはその圧力に耐えられるように設計されていなければいけませ ん。
よって、炭酸飲料用のボトルは実際のところ圧力を包容する容器 であり
外部の圧力よりも高くなりうる内部の圧力に耐えつつ液体を保管 するように設計されているわけです。
なぜ私たちが四角い炭酸飲料用のボトルを見たことがないかご存 知ですか?
それは内部にかかる圧力は皆同じで
表面に垂直に力がかかるからです。
この力によって圧力容器は外部に膨らむ習性があり
四角いボトルの容器の場合、角に圧力が集中してしまい
それらの角が弱点となって壊れやすくなってしまいます。
そのため、圧力容器は炭酸飲料用のボトルを含め、通常丸い表 面をしています。
実は、最も理想的な炭酸飲料用のボトルは完全な球形なので す。
しかし残念ながら球形のボトルは製造が難しく
店頭にならべるのも大変ですよね?
時に私たちはボトル内部の液体が外部と違う温度を保つことができ る容器も利用します。
サーモスは外部の温度と異なる温度で液体を保存できるボトルを 100年以上にわたって開発してきました。
サーモスの成功によって、私たちは魔法瓶のことをサーモスと呼んで います。
ティッシュをクリーネックスと読んだり、綿棒をキューティップと呼んだり
もしくは人気のないアクション映画をマイケルベイのたわごとなどと呼 んだししますよね。
それでは、サーモスがどのように熱い液体を熱いまま、冷たい液体を 冷たいまま保っているのでしょうか。
熱は3つの方法で物から物へ移ります。伝導、伝達、発散です。
魔法瓶はこれらの3つの方法を最小限に抑えるように設計されてい ます。
基本的な設計はビンの中にビンを入れたものです。
ただビンの中のビンに物が詰まらないようにしなくてはいけないですよ ね。
話はそれましたが。
二つのビンの間の断熱素材が上手く管理されていないと熱は逃げ てしまいます。
さらに、二つのビンの間は気密で熱を空気を通して逃がさないよう に工夫されています。
魔法瓶によっては
外部表面のデザインが鏡のようにつややかなものがあり熱を跳ね返 す役割を果たしています。
さてそこで、全てのボトルが炭酸飲料や熱を帯びた液体を包容す るわけではありません。
中にはただスタイリッシュな外見のよいボトルもあります。
競争相手より目立つ際立って個性的なデザインのボトルもありま す。
多くのデザイナーはCADツールを使って
目を引くデザインを開発し3Dで事実上の見た目を確認することも できます。
ラッセルホブブランドのオーナーであるサルトンヨーロッパは
クレオエレメント・プロを使ってスタイリッシュなデザインを設計し、販 売パンフレットに載せることが可能な
写真のように現実的なイメージを作成しています。
PTCからの無料トライアルバージョンとともにサルトンヨーロッパのデザ イナーが使用しているソフトと同じクレオエレメント・プロを是非お試 しください。
詳細はPTC.com/go/tryoutでご覧ください。
今週のプロダクトデザインショーはここまでです。
このショーをお楽しみいただいた方はぜひ私たちのFacebookページ で”お気に入り”への設定やユーチューブにてこのショーの購読や iTunesにて評価をしていただければ幸いです。
来週は暖房と冷房の裏にある設計をご紹介します。