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こんにちは、ジョシュです。Fractal Design 製品開発スタジオからお届けしています。
今日は Arc XL について詳しくご説明したいと思います。
Arc XL を実際に見てみましょう。
こちらからトピックを選ぶのではなく、ユーザーの皆さんの質問にお答えしていきます。
事前に Facebook、Twitter、フォーラムなどに質問を載せて、 ユーザーの皆さんのご意見を見てみました。
購入するときの判断材料となるように情報をご提供するようにします。
特に順番を決めずに、リラックスして即興で 進めていきます。
最初の質問はジョシュから Facebook での投稿です。いい名前ですね。
(ジョシュの質問) ハードドライブケージは取り外したり回転したりできますか?
では、サイドパネルをここからはずして、中をお見せします。
Arc XL では、どちらのハードドライブも取り外し可能です。 場所を変えたり回転させたりもできます。どのようなことも大体できます。
実際にこのシステムで見ることができます。 既に組み込んで作業が終わっている状態です。
下のハードドライブケージは、後ろにずらして、 大きめのラジエーターが前に入るようにしました。
さらに、トップのハードドライブケージは完全に取り外されています。
前の世代では回転させることもできますし、元に戻すこともできます。 両方のハードドライブケージを取り外すこともできます。
では次はスティーブの質問です。
(スティーブの質問) フィルターはいくつありますか?洗えますか?
もちろん洗えます。
(スティーブの質問) 何種類のマザーボードがこのケースに入りますか? 無料のケースもありますよね?
強気ですね。フィルターに関しては、標準のフィルターがあります。
このトップパネルはスライドして取り外します。 取り外し可能で洗うこともできます。
また、これからお見せするケースの前面では、Arc Mini R2 と同じように、
前面パネルを簡単に取り外して洗うことができます。 ケースの前面パネル全体をはずさなくてすみます。
どこにあるかというと、前面に 2 つと背面の下の方にもあります。 標準 PSU と下部吸入フィルターがあって、 これも取り外し可能で洗えます。
基本的に、システムにできるだけ埃が入らないようになっています。
他にも、ファンとファン配置による吸入量に対する新しいファンの 開発に関係がありますが、陽圧システムを使うことも有効な手段です。
いろいろな手段があるのでぜひ調べてみてください。
では次。トミーからケーブル管理について。
(トミーの質問) Arc XL のケーブル管理はどのようになっていますか?
いくつかありますが、まずケースが広いのでマザーボードの 後ろに十分なスペースがあるので配線が楽です。さらに、
厚いゴムのグロメットがあります。ここですね。
前のバージョンから少し改良されています。
以前は少しゆるかったので外れてしまうことがありましたが、 もう少ししっかりしたゴムのグロメットにして安定させ、 ケーブルをうまく隠すようになっています。
これについては多くの要望が寄せられていました。
ケースの後ろはどうかというと、こちらにもケーブルがたくさんありますが、 簡単に隠せます。24 ピンの太い電源ケーブルがマザーボードトレイの 背面にまとめられています。サイドパネルは簡単に取り外し可能です。
後ろに十分なスペースがあるか心配しなくてすみす。かなり余裕があります。
そこで次の質問です。 多くの人からご質問をいただきました。SSD マウントについてです。
この SSD マウント済みトレイは取り外し可能で、こちらの下に設置されています。 この 2 つのネジをはずせばトレイを取り出すことができます。
だからマザーボードなどはそのままにして、 SSD だけをマウントしたりアンマウントしたりできます。
以前より簡単に、非常に作業しやすくなりました。先ほども言いましたが、 これはユーザーからのご要望により、このケースの設計に組み込まれました。
次は、ダヴィズの質問。
(ダヴィズの質問 ) 取り外し可能なマザーボードトレイはありますか?
それはありません。
Arc XL には、取り外し可能なマザーボードトレイはありません。 実は当社のどのケースにもありません。
これは市場研究によって決められました。多くのユーザーや多くの お客様に聞いてみましたが、取り外し可能なマザーボードトレイは以 前ほど人気がないようです。
紙面では良さそうに見える機能でも実際にはそうでもないということがあります。 その理由は、まず、ケースから安定性を維持している金属をたくさん取り出すと、 ケース自体の強度と安定性に問題が出る可能性があるからです。
壁面が少し内側に曲がってしまいます。また一般的に、マザーボードを動かしたい 場合、グラフィックカードなども電源につながっています。
全部取り外すことになると、全部を脇によけて作業しなければならず、 シンプルではなくなってしまいます。
ご質問の答えになっているといいのですが。
次の質問。Facebook でいただきました。 ジョサイアから、Arc XL の全体の冷却機能を教えてください。
OArc XL が正式にサポートするのは、上部の 240 mm のもので、 厚くスリムでマウントしやすくなっています。
それと中央にマウントされている 360 mm のものです。
前面には 240 mm ラジエーターを付けられます。 上部にも 280mm ラジエーターを付けられます。
下部には 120mm ラジエーター、後部には 120mm ラジエーターを付けられます。 液体冷却サポートについてのご質問の回答になっているでしょうか。
では次はコーディーからです。
(コーディーの質問) 上部フィルターはどうして前面のように取り出せないのですか?
コーディーが言っているのは、 前面パネルの方が簡単に取り外せるということですね。
上部は取り外せますし、前面パネル全体を取り外すこともできます。 上部についてはいくつか理由があります。まず、使いやすさです。 蝶ネジにすることで、パネル全体を簡単に取り外せるようにしました。 その方が洗うのも簡単です。
また、ここは構成が異なります。後ろには支えになる金属があります。 プラスティックの上部トレイのフィルターを簡単に外せるようになっても、
ここに金属があるので、なんらかの理由で埃に触れる可能性があります。 システムにたくさんの埃が入ってしまい、掃除をしなければならなくなります。
前面と同じようにここのパネルを取り外せるようになると、 同じ数のファンをマウントできなくなります。
どうしてこのようにしたのかお分かりいただけたでしょうか。 この方が利点が多いのです。多くの人がこのスタイルを気に入っています。 ひとつ外せばシステムの上部を掃除できるからです。
他の質問も見てみましょう。フォーラムに寄せられたものもあります。
名前を読み間違えたらごめんなさい。人名は難しい。
(サム DB の質問) Arc XL は他のケースとは違って水冷を重視していますが、
マザーボードのスペース問題が起きないようにするには、 上部にマウントするラジエーターはどれくらいの厚さまで対応できますか?
とてもいい質問です。この質問も多くの方からいただきました。
これは、様々な要因と関わりがあります。まず、お使いの ハードウェア構成によるので、絶対的な回答を出すのは非常に難しいです。
例えば、異常に高いタワー冷却装置があるとします。
なぜか GPU などの冷却装置だったとします。
ラジエーターがどこまで下にさがってくるかが問題になります。そして、 メモリ上でヒートシンクがどれくらいの高さになるか、どれくらい出っ張るか、
ラジエーターまたはファンが必要かどうか、
などにも関わってきます。非常に回答しにくくなっている原因として、 ラジエーター自体に対してどのようなセットアップにしたいのかによって 事情が異なることが挙げられます。
例えば、今ここに約 25-27 mm の厚さのラジエーターがあります。 標準のサイレントシリーズでは 25 mm の高さのファンが 2 つあります。
80mm ラジエーターをサポートできるとしましょう。 それをプッシュ・プル構成にスライドすると、50mm の クリーナーを追加しなければなりません。
だから、どれくらいのスペースがあるかを確認して、 そこに何を入れるかをうまく判断することをお勧めします。
ここで実際に簡単にお見せしましょう。
正確にはどれくらいのスペースがあるのかを製品開発者に聞いてみました。 正しくお答えできると思います。
Arc XL の上部を見てみましょう。
基本的に、280mm ラジエーターで 60mm の隙間があります。
これはケースの上部にマウント位置があることと関係しています。 そして、360mm ラジエーターで 60mm の隙間があります。
これを見ていただくと、おわかりいただけると思います。 360 は前面に直接マウントされます。
240 はオフセットにマウントされます。メモリやヒートシンク、 MASTRAP などからの距離がもっと多くなります。なんらかの理由 でタワークーラーを使う場合は、もっと多くの隙間ができます。
次の質問にいきましょう。
BChampion96 の Linus Tech フォーラムでの質問fです。 イギリスではいつ買えるようになりますか?
とてもいいポイントです。
新しいケースを発表すると、 必ずいつ発売されるのかという問い合わせをたくさんいただきます。
通常、ケースを発表するときは、できるだけ早く市場に出しますが、 適切に行動する必要があります。問題はないか、
見落としていることはないかを入念に確認します。このプロセスに伴う問題 として、物流の関係で、地域が異なると発売時期も異なるということです。 税関でひっかかるということもあります。
イギリスについては、このビデオをいつ見ているかによりますが、 これを見ている頃には、既に購入していることでしょう。 いつでも当社にお問い合わせください。
世界中の様々な小売パートナーの協力を得て、 できるだけ早く発表できるようにと常に心がけています。
当社のウェブサイトでも、 販売店やお近くの販売店の場所などをいつでも確認できます。
ソナティカからの質問。Linus は入りますか?
はい、おそらくノード 304 に Linus は入ると思いますが、 最後の Arc XL の方がお勧めです。その方が音が少し静かになります。 音がうるさくなりがちなので。でも、ご自分の目的に合わせてください。
KaareKanin:Arc Midi R2 や Define XL と比べて、 このケースにはどれくらい多くの水冷装置を入れられますか?
先ほど少し触れましたが、お使いのセットアップに深く関係してきます。
最大の利点は、360mm ラジエーターを入れられることです。
今の Arc Midi R2 と Define XL はネイティブでは 360mm ラジエーターをサポートしていません。
さらに、(KaareKanin:)ケースにはどのような改良が簡単にできますか? あなたならどのような改良をしますか?(5.25 インチのベイは取り外せ ますか?前面は、ラジエーターのマウントと吸入口として使えますか?)
質問の範囲が少し広いですね。Define シリーズは Arc Mini シリーズと同様に改造用に非常に人気があります。
最低限の設計になっていて、まっさらのキャンバスのようなものだからです。 多くのモデルがそのようになっています。
統計的には、何でもできます。簡単にできるかどうかという点では、 ユーザーのスキルレベルに大いに依存します。簡単だと思う人もいれば、 悲惨な結果になる人もいます。
ハードドライブケージに関しては、お勧めできません。
いくつか理由があります。最大の理由は、強度です。このサイズのこの高さ のケースでは、支えとなる金属をはずしてしまうと、安定感が低くなります。
独自のシステムを作る場合は、仕様を完全にカスタマイズして、 いかようにも改造して、いろいろと試してみてください。
このケースにはたくさんのスペースがあります。
やりたいことを何でもできるはずです。
では、Facebook からぺダーの質問。
大きくて長い GPU (例えば ASUS DCUII カード) は、HDD ケージを取り外さなくても入れられますか?
グラフィックカードもいろいろあります。どれを使用するかによります。ただ、
言えるのは、ハードドライブケージをつけたままでも、 330mm までのグラフィックカード用のスペースがあります。
例えば、ASUS DCUII、GTX 780 は約 287mm です。 両方のハードドライブケージをつけたままでも入るはずです。
この質問も多かったです。ケース内のラジエーターの互換性について。
Linus Tech Tip からウーカミの質問。 前面パネルと HDD ケージにマウントされたプッシュ・プル構成の ラジエーターとはどういったものですか?
すでに言ったように、お使いのハードウェア構成によります。
そこに何が入っているかを確認する必要があります。わかりやすいように、 このシステムに何があるかをお見せします。
プッシュ・プルでセットアップされているラジエーターが前面にあります。 ファンを押すと、ケースの前面にマウントされます。実際のところ、 それがラジエーターの幅になります。
上部はプッシュ構成で、排気が上部にあります。
ただし、ラジエーターの厚さとファンの厚さ、 マザーボード上にあるその他のコンポーネント、メモ上のヒートシンクの 高さによっては、プッシュ・プルでも問題ありません。
何をサポートするかをもっと詳しく知りたい人もいるかもしれません。 特に前面の部分で。
前面では、ハードドライブケージを一歩後ろに下げると、65mm の スペースができ、ラジエーターとファンの組み合わせを入れられます。
覚えておいていただきたいのは、前面のファンはケースの前面の一部であるため、 動かせません。
このようにもう一歩下げると多くのスペースが ハードドライブケージとラジエーターのファンの間にできます。
この位置に動かせば、厚さ 165mm までのものを何でも入れられます。
幅のあるラジエーター DVI などですね。例えば、80mm ラジエーターでもいいし、25mm ファンを 2 つ入れることもできます。
ちょっと極端ですがプッシュ・プッシュ・プルにしたければ、それも可能です。
このケースにはたくさんのスペースがあるので、 どんな液体冷却構成にも対応できます。
コンポーネント構成を考慮すればいいだけです。
では、最後の質問です。こちらも Facebook から。 ケースの仕様などについてたくさんの質問がありました。
ラジエーターもサポートできます。
ペドロからの質問です。ベーコンはサポートしていますか?
実はポケットにベーコンがあります。特大のベーコンです。
ご覧のようにベーコンもサポートしています。
360mm のトリプルラジエーターベーコン、
240mm のダブルラジエーターベーコン、 見たところではスウェーデンベーコンも入りそうです。
ひとつお断りしておきますが、このケースは実際に低温に保たれます。 だからベーコンを焼くことはできません。 生のベーコンがお好きであれば、問題ありません。
実際にやってみたいのであれば、 上部は脂を落とすトレイ用に二重になっていますケースを取り外せば、 ベーコンを焼いたあと、床に落として捨てられます。
Arc XL の Q&A セッションをご視聴いただきありがとうございました。
当社がユーザーのすべての要望やコメントを反映 させようとしていることがお分かりいただけたと思います。
このビデオがよかったかどうかご意見をお寄せください。 このような感じのものでよかったと思いますか?当社のケースをもっと見たい? もっと質問したい?もっとベーコンがほしい?
ご意見をお待ちしています。YouTube でも情報を見ることができますし、 Facebook にもあります。当社のウェブサイトもチェックしてください。