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翻訳: Shiho Ottomo 校正: Natsuhiko Mizutani
家族について良いニュースです
家族とは何か―その意味は この50年で革命的に変わりました
家族とは何か―その意味は この50年で革命的に変わりました
異父母兄弟が混ざったり 養子がいたり
みんなが別々に住む核家族や
離婚した夫婦が同じ家に暮らしていたり
それでも家族の絆は強まっています
10人に8人は 自分が育った家族以上に 今の家族の絆の方が強いと答えます
10人に8人は 自分が育った家族以上に 今の家族の絆の方が強いと答えます
ここで悪いニュースです
ほとんど誰もが家庭生活のカオスに 完全に参っています
ほとんど誰もが家庭生活のカオスに 完全に参っています
自分を含む 全ての親が
常に予防線を張っているような気分です
歯が生えたと思ったら 癇癪を起こすし
風呂に入れるのを卒業したら
次はネットストーカーやイジメの問題
更にみなさんへ最悪のニュース
子ども達は親達がお手上げだと 感づいています
FWI の エレン・ガリンスキーが 1000人の子ども達に聞きました
FWI の エレン・ガリンスキーが 1000人の子ども達に聞きました
「親にひとつお願いをするなら何?」って
「親ともっと沢山の時間を過ごしたい」 そう答えると思うでしょう
「親ともっと沢山の時間を過ごしたい」 そう答えると思うでしょう
でも違うんです 子どもの一番の願いとは?
「親の疲れやストレスが もっと減ってほしい」
さぁ この差をどう埋めましょうか
なんとかストレスを減らし 家族の距離感を無くし
なんとかストレスを減らし 家族の距離感を無くし
皆で子ども達を世界へ送り出す準備をする 確実な方法があるでしょうか
過去数年間 この答えを出そうとしてきました
あちこちを巡って 様々な家族に会い 学者たちと話し合い
和平交渉のエリートから ウォーレン・バフェットの銀行家からグリーンベレーまで
和平交渉のエリートから ウォーレン・バフェットの銀行家からグリーンベレーまで
「幸せな家族」が どう上手くやっているのか 私は模索しました
自分の家族を より幸せにするために 彼らから何を学べるだろうかと
ある家族の例を紹介します 何かヒントが得られると思います
ある家族の例を紹介します 何かヒントが得られると思います
日曜の午後7時 アイダホ州のヒドゥンスプリングス
6人家族のスターさん一家の 週一回の 家族会議の様子です
6人家族のスターさん一家の 週一回の 家族会議の様子です
スター家は一般的な家族で アメリカの家族が持つ一般的な問題を抱えています
スター家は一般的な家族で アメリカの家族が持つ一般的な問題を抱えています
デイビッドはソフトウェアエンジニアで エレアノアが10~15歳の4人の子供の世話をします
デイビッドはソフトウェアエンジニアで エレアノアが10~15歳の4人の子供の世話をします
1人は町の反対側で算数の家庭教師 1人は近所でラクロス
1人は町の反対側で算数の家庭教師 1人は近所でラクロス
1人はアスペルガーで もう1人はADHDです
エレアノアは言います 「うちは完全なカオスよ」
スター家が次に取った行動は 驚くべきものでした
友人や親戚を頼る代わりに デイビッドの職場に目を向けたのです
友人や親戚を頼る代わりに デイビッドの職場に目を向けたのです
「アジャイル開発」という 斬新な手法に目をつけたのです
これは日本のメーカーから シリコンバレーのベンチャー企業にまで広まったものです
これは日本のメーカーから シリコンバレーのベンチャー企業にまで広まったものです
「アジャイル」では メンバーを小さなチームに分けて 短期間のタスクを進めます
「アジャイル」では メンバーを小さなチームに分けて 短期間のタスクを進めます
上層部から指示を発するのではなく
その小チームが各々の判断で動く訳です
常にフィードバックがあり 毎日情報のアップデートが行われます
毎週レビューを行うので 常に変化があるのです
デイビッドはこの仕組みを 家庭に取り入れたところ
特に家族会議によって コミュニケーションが増え
ストレスが減り 皆が家族の一員としてより幸せになったのだとか
ストレスが減り 皆が家族の一員としてより幸せになったのだとか
私が妻とこのような 家族会議や他の手法を
当時5歳の双子の娘の生活に 取り入れたところ
娘たちが生まれて初めてとも言える 大変化が起こったのです
20分もかからないミーティングで 効果が表れて来るんです
20分もかからないミーティングで 効果が表れて来るんです
ではこの「アジャイル」が
企業とは全く異質の― 家庭などで どう役立つのでしょう?
1983年 ニューイングランドの金融機関の 技術者だったジェフ・サザーランドは
1983年 ニューイングランドの金融機関の 技術者だったジェフ・サザーランドは
ソフトウェアの設計について 大きな不満を抱いていました
会社のやり方は ウォーターフォール形式 つまり―
滝のように 上層部で決めた方針が 順々に下りてきて
そして一番下がプログラマー
彼らの意見を聞く人など誰もいない
83%ものプロジェクトが 失敗に終わりました
完成時には 肥大しすぎていたり 時代遅れだったり
完成時には 肥大しすぎていたり 時代遅れだったり
サザーランドが目指した仕組みは
アイディアが上から流れてくるのではなく 下からアイディアを上げていって
リアルタイムに変化させられるものでした
彼は30年分のハーバード・ビジネス・レビューを読み 1986年の ある論文に出くわします
彼は30年分のハーバード・ビジネス・レビューを読み 1986年の ある論文に出くわします
『The New New Product Development Game』 (新しい新商品開発手法)
「ビジネスのペースが速まっている」 と書かれています
1986年当時ですよ
「特に成功している企業はフレキシブルである」 と記した上で
トヨタとキヤノンの名前が挙げられ
柔軟かつ緊密な組織は ラグビーのスクラムに例えられています
その論文に出くわした時 サザーランドは 「これだ!」と思ったそうです
その論文に出くわした時 サザーランドは 「これだ!」と思ったそうです
サザーランドの方式では 会社は2年もかかるような
大規模なプロジェクトは 行いません
より小さな単位で行います
最長で2週間
つまり 「その穴ぐらに閉じこもって
ケータイかSNSを作り上げてこい」 と言う代わりに
「何か部品を1個見つけて
持ち帰ってきてくれ それで話し合って 組み込もう」
初期段階で 成功か失敗か 判断できます
最近では「アジャイル」は 多くの国で取り入れられ
マネージメント方法として浸透しています
必然的に これらの手法を 家庭へ持ち込む人が現れます
必然的に これらの手法を 家庭へ持ち込む人が現れます
ブログもあれば マニュアルも出版されています
サザーランド家でさえ こんなことをしたとか
「アジャイル感謝祭」
あるグループは料理を
他のグループはテーブルを または招待客の案内
過去最高の 感謝祭になったんだとか
ここで家族の問題を 1つ例に取ります
慌ただしい朝 「アジャイル」がどう力を発揮するか
鍵となるのは「責任」です
会社でチームは大型ディスプレイを使います
誰もが見ることの出来る大きなボードです
なのでスター家はこれを家に持ち込み 朝やる事のチェックリストを作りました
なのでスター家はこれを家に持ち込み 朝やる事のチェックリストを作りました
子ども達が家事を 各自こなせるように
ある朝 訪ねたところ エレアノアが下りてきて
自分のコーヒーを注いで リクライニングチェアに座りました
そこに座ったまま
階段を下りてくる子ども達に にこやかに 話しかけ
階段を下りてくる子ども達に にこやかに 話しかけ
子ども達はチェックリストを見て 自分で朝ごはんを作り
リストを見て食洗機に食器を入れ
またリストを見てペットのエサやりなど それぞれの家事をこなし
もう一度リストを見て 自分の持ち物を確かめて
スクールバスのバス停へと向かいました
それは今まで見たこともないような 驚くべき家族の力でした
これは うちでは絶対にムリだ 僕は強く主張しました
うちの子達は 全部見てやらなきゃいけない と
エレアノアが私を見て言いました 「私もそう思ったのよ
エレアノアが私を見て言いました 「私もそう思ったのよ
デイビッド 仕事を家庭に持ち込まないで って言ったの
でも私が間違ってたわ」
それでデイビットに聞いたんです 「なんで上手くいくんだい?」って
すると彼は 「このパワーを見くびっちゃいけないよ」
とチェックマークを描き 言いました
「職場でも大人はこれが大好きだけど―
子どもたちにとっては至福なんだよ」 と
この朝のチェックリストを うちでも取り入れてみると
親の怒り声が半減したんです (笑)
でも本当の変化は 家族会議をする時に訪れたんです
「アジャイル」のモデルに従って 3つ 問いかけます
今週 うちで上手くいったことは何?
何が上手くいかなかった? 上手くいくために 来週みんなでどうする?
みんなが提案をします そして その中から2つ選んで実行します
みんなが提案をします そして その中から2つ選んで実行します
ある時 驚くような言葉が 突如 娘たちから出てきたのです
今週 うちで上手くいったことは何かな?
「自転車に乗るのが怖くなくなった」 「ベッドメイキング」
上手くいかなかったことは? 「算数の計算問題と…
お客さんが来た時の受け答えとか」
殆どの親が自分の子どもは 魔の海域みたいなものだと思っています
思考は入っては行くけれど 二度と出てこない と
明かされているもの以外はね
これは私たちに突如 思考の深部へのアクセスをくれたんです
最も驚いたのは 来週どう問題を解決するか に焦点を向けた時
最も驚いたのは 来週どう問題を解決するか に焦点を向けた時
「アジャイル」の鍵は チームが自力でマネージメントすること
「アジャイル」の鍵は チームが自力でマネージメントすること
ソフトウェアの開発同様 子どもにも効果的だと判明したんです
私の子ども達はこの作業が大好きなんです
だから色んなアイディアが出てきます
「来週は5人のお客さんを出迎える」
「寝る前に10分読書をする」
「誰かをキックしたらデザート1か月抜き」
あ ちなみに私の娘達は 独裁者ばりに無茶を言うので
常に彼女らを引き戻し 落ち着かせる必要はあります
自然な事ですが 会議で立てた作戦と 実際の行動にはギャップがある
自然な事ですが 会議で立てた作戦と 実際の行動にはギャップがある
でも正直 それは問題ではないんです
今巡らせている地下の電線が
彼女らの人生を明るく照らすのは 何年も先だろう といった感じ
3年経ち じき娘たちは8歳ですが この家族会議は続けています
3年経ち じき娘たちは8歳ですが この家族会議は続けています
妻は母親として これを 最も価値ある時間だと言います
ここから何を学んだか
「アジャイル」と言う言葉は 2001年に辞書に載りました
ジェフ・サザーランドとデザイナー達が ユタ州で会合を開き
「アジャイルソフトウェア開発宣言」 を書いた年です
そろそろ「アジャイル家族宣言」が 出来ても良い頃では?
スター家や 他の様々な家庭から アイディアを得て
3項目 提案します
項目1 「常に順応する」
私が親になった時に 気づいたんです
いくつかルールを決めて それを守る と
それは 親が 起こりうる問題が いつも想定内であると期待する事
無理です それが「アジャイル」の素晴らしい点で
変化の上に成り立つので どんな変化にも順応できます
変化の上に成り立つので どんな変化にも順応できます
インターネットの世界ではこう言います:
半年前と同じ事をしてたら 今やってることは間違いだと
半年前と同じ事をしてたら 今やってることは間違いだと
親はこのことから多くを学べます
私にとって「常に順応する」とは もっと深いことも意味します
私たちは 親を束縛している 堅い考え方を破りたい
家庭で唯一試せるのは
自己啓発論者や家庭カウンセラーなどの 教えに限るといった考えです
自己啓発論者や家庭カウンセラーなどの 教えに限るといった考えです
正直 彼らのアイディアは古い
世界にはチームを効果的に動かす 新しいアイディアがこんなにあるのに
世界にはチームを効果的に動かす 新しいアイディアがこんなにあるのに
いくつか例を挙げてみましょう
家族の大問題のひとつ: 夕飯の時間
皆 家族と夕飯を共にする事が 大切だと言う事は分かっています
皆 家族と夕飯を共にする事が 大切だと言う事は分かっています
しかし 我々のほとんどが それを実践できていません
以前ニューオーリーンズのセレブシェフで こう言った人がいました
「あぁ 問題ないよ 家族の時間をずらすから
家にいないから夕食を作れない?
じゃあ朝食を家族の時間にしたり それか 夜食でもいい
その分日曜のご飯はもっと大切にする」
事実 最新の研究結果で 彼の言った事が正しいと判明しました
家族の食事で 本当に意味のある時間は 10分程度だそうです
家族の食事で 本当に意味のある時間は 10分程度だそうです
残りの時間は「肘を下しなさい」 「ケチャップ取って」とかです
その10分を 1日のどこかに移せば 同様の効果を得られます
その10分を 1日のどこかに移せば 同様の効果を得られます
家族の時間を夕食からずらす これが順応性です
環境心理学者が言いました
「堅い椅子に座っていると 心も頑なになる
「堅い椅子に座っていると 心も頑なになる
クッションの利いた椅子に座れば もっとオープンになる」
また「子どもをしつける時 親は―
背中がまっすぐで柔らかい椅子に座ると 会話が上手くいくはず」
背中がまっすぐで柔らかい椅子に座ると 会話が上手くいくはず」
妻と私が深刻な会話をする時 席を移動します
私が「権力者の位置」にいるから
席を移動する これも順応性です
要点は 新しいアイディアが こんなに溢れていると言う事
これを親たちに 教えてあげたいのです
これが項目の1番目 「常に順応する」
フレキシブルに 心を開いて ベストアイディアを取り入れましょう
項目2 「子どもに委ねる」
親の本能として あれこれ命令しがちです
簡単だし まあ たいてい正しいし
滝のように上から下への構造は 家庭において もっともな理由があるから
滝のように上から下への構造は 家庭において もっともな理由があるから
しかし 1つ大きく学んだ事は
この水の流れを できるだけ逆にしようということです
子どもを 自らの成長に 参加させる事
つい昨日の家族会議のことですが
議題は「オーバーリアクションについて」
「じゃあご褒美とお仕置きを考えて」 と言うと 娘の1人が
「1週間で5分間の オーバーリアクションをしていい」
なんかそれいいな と思って
でも もう1人の娘が 仕組みを活用して言いました
「5分を1回だけなの? それとも30秒を10回でもいいの?」
「5分を1回だけなの? それとも30秒を10回でもいいの?」
それいいね! 好きなように分割していいよ
じゃあ次はお仕置きは?
「15分のオーバーリアクションがリミットで
それを越えたら 1分につき 腕立て伏せ1回」
ほら成立してるでしょ 甘やかしでもないんです
多くの場合 何事に関しても 親が判断を下しがちですが
私達は彼女らに 自立の練習をさせてるんです
もちろんそれが最終目標です
ここに来る直前に 娘の1人が 叫び始めました
ここに来る直前に 娘の1人が 叫び始めました
するともう一人が 「オーバーリアクション!オーバーリアクション!」
それで数え始めたんです そしたら10秒で止んだのです
表彰モノの「アジャイルミラクル」です!
(笑) (拍手)
更に これも研究に裏付けられています
自分でゴールを決めて 週間予定を作り
自己評価を行う子ども達は 前頭皮質が育ち
自分の人生をコントロール出来るようになる
要点は 子ども達に 彼らなりの成功を味わわせる事
もちろん たまには失敗しながら
ウォーレンバフェットの銀行家と話した時
「お小遣いでの失敗」をさせていないことを 彼に叱られました
「お小遣いでの失敗」をさせていないことを 彼に叱られました
でも私は 「もしあの子達がつまづいたら?」
「6ドルのお小遣いで 一度つまづいておいた方が 6万ドルの年俸や60万ドルの遺産で失敗するよりマシだ」
「6ドルのお小遣いで 一度つまづいておいた方が 6万ドルの年俸や60万ドルの遺産で失敗するよりマシだ」
「6ドルのお小遣いで 一度つまづいておいた方が 6万ドルの年俸や60万ドルの遺産で失敗するよりマシだ」
これが「子どもに委ねる」と言う事
項目3 「自分の話をする」
順応性も大事ですが 基盤も大事です
『ビジョナリーカンパニー2』 (原題:Good To Great) の著者…
ジム・コリンズが言っていました 「成功する組織には 2つの共通点がある」
ジム・コリンズが言っていました 「成功する組織には 2つの共通点がある」
軸を維持すること 進歩を褒めること
「アジャイル」は進歩を促します
でも 軸を維持する大切さも 度々耳にします
どうやって?
コリンズは企業でやっている事を 教えてくれました
自分のミッションを明確にし その価値を見出すと言う事
自分のミッションを明確にし その価値を見出すと言う事
彼は家族のミッションを見出す方法を 教えてくれました
社員旅行の家族版をやってみたんです
パジャマパーティーです
ポップコーンを作って 焦がしたので もう1個作って
妻はフリップボードを用意
素晴らしい対話をしたのです 私たちに大切なことは何か
優先すべき価値は何か
10ヶ条が出来ました
「旅人であり 観光客ではない」 とか
「ジレンマは嫌で 解決策を望む」 とか
ある研究では 親達は 自分の失敗を悔やむ時間を減らし
ある研究では 親達は 自分の失敗を悔やむ時間を減らし
自分の正しい行いを重視して
うまくいかない時の心配を減らし 良い時間を作り出すべきだと言います
この家族のミッションを約束事として きちんと文にする事で
何が正しい行いかを定められます
数週間後 学校からの電話で 娘の1人がケンカをしたと
数週間後 学校からの電話で 娘の1人がケンカをしたと
うちの子は意地悪なのかと 心配になりました
僕らはどうして良いか分からず 彼女を僕の書斎に呼びました
僕らはどうして良いか分からず 彼女を僕の書斎に呼びました
家族のミッションが壁に貼ってあり
妻が聞きました 「ここに当てはまるものはある?」
娘はリストを眺めて言いました
「人と協調する?」
突然 会話の糸口が 見つかったんです
「自分の話をする」 他の例は 子ども達のルーツを話す事です
「自分の話をする」 他の例は 子ども達のルーツを話す事です
エモリー大学の研究者は子ども達に 簡単な「何を知ってる?」テストをします
エモリー大学の研究者は子ども達に 簡単な「何を知ってる?」テストをします
「おじいちゃんおばあちゃんが どこで生まれたか 知ってる?」
「両親が どの高校に行ったか 知ってる?」
「家族の誰かが 病気とか辛い事に遭った時 どう乗り越えたか 知ってる?」
「家族の誰かが 病気とか辛い事に遭った時 どう乗り越えたか 知ってる?」
この「知ってる?」テストで高得点を得た子は
強い自尊心を持ち 自分は人生をコントロール出来ると確信します
この「知ってる?」テストは 心の健康と 幸福度を調べる 最良の診断法なんです
この「知ってる?」テストは 心の健康と 幸福度を調べる 最良の診断法なんです
この研究の著者が言いました
この物語の一部である と実感できる子は より強い自信を持つ事ができると
この物語の一部である と実感できる子は より強い自信を持つ事ができると
これが最後の項目 「自分の話をする」 です
家族の良い思い出話を 繰り返し語ってあげてください
そして どうやって辛い時期を 乗り越えたかを
この幸せな物語を贈ることで 子ども達は自らを幸せに導くための糧を得ます
この幸せな物語を贈ることで 子ども達は自らを幸せに導くための糧を得ます
『アンナ・カレーニナ』 を 初めて読んだのは 10代でしたが
有名な書き出しで始まります
「幸せな家族はどれもみな同じようにみえるが 不幸な家族にはそれぞれの不幸の形がある」
「幸せな家族はどれもみな同じようにみえるが 不幸な家族にはそれぞれの不幸の形がある」
初めて読んだ時 「この文は馬鹿げてる
幸せな家族がどれも似ている訳がない」
このプロジェクトに関わってから その考えが変わり始めました
このプロジェクトに関わってから その考えが変わり始めました
近年の研究によって 初めて
成功している家庭が持つ要素が 明らかになってきました
成功している家庭が持つ要素が 明らかになってきました
今日ここで 3項目挙げました
「常に順応する」 「子どもに委ねる」 「自分の話をする」
こんなに時が経って トルストイは やっぱり正しかった なんてありなのか
答えは「イエス」だと信じます
レフ・トルストイが5歳の時 兄のニコライがやってきて
レフ・トルストイが5歳の時 兄のニコライがやってきて
言いました 「全世界が幸せになる秘密を
小さい緑の棒に刻んで 敷地内の渓谷に隠した」と
小さい緑の棒に刻んで 敷地内の渓谷に隠した」と
もしその棒が見つかれば 全人類が幸せになれる
トルストイはその棒を 必死に探したけど 見つからなかった
事実彼は その棒があると信じた渓谷に 埋葬してもらったのです
彼は今もそこに眠っています 緑の草に覆われて
この物語は私の学んだことを 完璧に捉えています:
この物語は私の学んだことを 完璧に捉えています:
幸福とは見つけるものではなく
作り出すものだと言う事
良い組織を見たことがある人は皆 大体同じ結論に達します
良い組織を見たことがある人は皆 大体同じ結論に達します
偉大さは 状況や環境の問題ではなく 選択の問題なのだと
偉大さは 状況や環境の問題ではなく 選択の問題なのだと
壮大な企画や 滝のようなトップダウンも必要ないんです
ただ小さいステップで
小さい勝利を積み重ね
緑の棒を 求め続けることです
最後になりますが これが今日のポイントになります
幸せな家庭への秘訣? ―やってみる事です
(拍手)