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Microchip社プロダクト マーケティング マネージャ Jefferay Lawtonです。
重さはかりには高精度の信号計測が求められます。
また電池駆動の製品が多いため、 低消費電力の電子回路が有利です。
従って、ΔΣ型A/Dコンバータによる信号計測は 重さはかりや、同様の要件をもつ応用に最適です。
Microchip社のMCP3421は、低消費電力18ビット ΔΣ型ADCを小さなSOT-23パッケージに収めた製品です。
PGA、参照電圧源、クロック オシレータを内蔵しています。
消費電流は、3.75 spsの時に145 uAです。
ワンショット変換モードを使えばさらに消費電力を低減できます。
ワンショット モードでは、変換後自動的に 1 mAのスタンバイモードに移行します。
こうする事で、消費電力は常時変換モードの数分の一となります。
小さく機能豊富で高性能なMCP3421は、変動がゆっくりで 微弱な電子はかり用歪みゲージからの信号計測に最適です。
MCP3421重さはかりデモボードは、そのような応用における MCP3421 ADCの性能をご覧頂くために設計されました。
データ処理およびPCとのUSB通信には PIC18F4550マイコンを使っています。
センサ信号コンディショニング回路のパラメータを 変化させてシステム性能の差を見る事もできます。
それにはMCP6V07自動ゼロ調整オペアンプを使います。
MCP3421 ΔΣ型ADCは最小2 mVの信号レベルまで検出できます。
計測対象がそのように微小な信号の場合 低ノイズのオペアンプを使います。
MCP6V07オペアンプは、オフセットとそのドリフトが 非常に小さい場合の修正に優れています。
そのため、微小信号を増幅するには最適です。
各種信号コンディショニング方法を試し、 設計要件を満たす最適な方法を探る事ができます。
さらに、別に用意したロードセルを接続して評価する事も可能です。
LCDはユーザ選択オプション、ADC出力コード、重量を表示します。
LCD隣のボタンでユーザ入力が可能です。
S4ボタンはオフセット校正に使います。 S3ボタンは信号コンディショニング ゲイン設定に使います。
S2ボタンはLCDの表示内容切り換えに使います。 S5ボタンはデモプログラムをリセットします。
LabVIEWグラフィカル ユーザインターフェイスを使うと ゲインの校正と重量、標準偏差、ADC出力コード等のデータを
表示する事ができ、性能評価が可能です。
詳細は、本デモボードのユーザガイドをご覧ください。
MCP3421 18ビットΔΣ型ADCデモボードと ユーザガイドの詳細は
こちらをご覧ください。 microchip.com/MCP3421