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サム・ベネディクト:SBCUへようこそ。
今日、私達は、最速の
フルサスペンション、Epic 29erについて 話したいと思います。
Epicは、長い間Specializedの ファミリーの一部でしたが、
いつでも、最も速くて、 最も効率の良いフル・サスペンション
を備えた、マウンテンバイク でした。
それは、時を経た今でも 変わっていません。
私達は、あなたに Epicのすばらしい特徴の数々を
紹介していこうと思います。
OK, ではEpicのフレームの プラットフォームを見てみましょう。
ここには、たくさんの要素が存在します。
まずは、基本的な 部分から始めて、徐々に
細かい部分へと話を 進めていきましょう。
まず最初に、Epicには いくつもの大事な部分があります。
テーパーヘッドチューブ、いい状態で低めに 傾いている上部のチューブ、
プレスフィットボトムブラケット、そして 142mmのリアエンド。
これらは、たくさんのSpecializedにバイクに見られる 標準的な特徴ですが、
それでもやはり、 どのバイクにも備わっていてもありがたい、
素晴らしい特徴ばかりです。
そして、これが私達の製品と 他社の製品との違いを生み出している部分です。
新しいEpicのこのフレーム の細かな部分に注目した時、
最初にあなたがまず 気付くであろうことは、
私達が、前と後ろのトライアングル部分の内側に ケーブルを装着していることでしょう。
これに関しての 素晴らしいところは、
フレームの内側に向けて フードスクープが機能している点です。
それに加えて、 1、2、3、または4本のラインを
フレームの内側に走らせる ことができます。
また、次には、 私達がチューロと呼んでいる、
内部でのからまりを防ぐ、 良い形の
チューブが存在します。
フレームの内側には、 大きくてかっこいい
SWATキットが、2つの ボトルケージとともに装着されています。
それについては、 もう少し後で触れていきます。
次に注目するのは、 FSRについて。
FSRはフューチャー・ショック・リアの略で、 まさにこの特殊な部分が、
このバイクの速さと、効率の良い走り に貢献しています。
FSRについて理解したなら、
今度は真新しい同心軸について 理解する必要があります。
これは、サドルが リンケージと
ショックエクステンションにつながる場所です。
私達は、この同心軸に注目しました。 なぜなら、
それがより軽快で快適な サドル上での座り心地と、
衝撃に対してのよりスムーズな動作につながるからです。
結果として、 全体の軽量化だけでなく、
荒れた路面に対しての よりスムーズな走行と、
それがもたらすより楽しい走り につながりました。
このバイクがXCレース用バイク だということを今一度思い出してください。
そして、私達は全体的なスピード を求めています。
私達は、ペダルへのパワーを 出来るだけスピードにつなげるということだけでなく、
木と木の間を くぐり抜けるような敏捷性で、
走行中に岩や人などの どんな障害物にも
衝突しないような走行性能を 発揮することを目指しました。
ゆえに、チューブの角度は とてもしっかりとしたものになっています。
このヘッドーチューブの角度は、 70.5度です。
このような急な角度が、 あなたに
リアルで効果的なハンドリング感覚を実感させます。
すべてのspecializedのスタイルのように、 私達は、トップチューブには十分なスペースと、
低位置のボトムブラケット、そして 短いリアエンドを実現させています。
これは448ミリメートルの リアエンドです。
ほとんどのマウンテンバイクと比較しても、 それはかなり短いといえるでしょう。
この特徴もまた、 コーナーを曲がる際の
素晴らしいハンドリングに 貢献します。
他の注目点として、 私達は
2つのウォーターボトルのために 高い位置にスペースを設けていますが、
スタンドオーバーハイトは それでもかなり低いです。
それゆえに、 バイクに乗っている時、
それがあなたの方に向かってくるというような感覚は起こらないでしょう。
バイクから離れる際にも、 十分なスペースが確保されています。
それがこのバイクに乗る ひとつの利点です。
つまり、スピードもあり、 敏捷性も優れていて、しかも、
衝突などの場面でも、 安全にバイクから離れることが出来ます。
Epicの最も顕著な 特徴のひとつが、
ブレイン・サスペンションです。
このブレインは、 ライダーが必要な時に、
出来るだけの 効率性を与えてくれます。
私達は、バイクをどんな状況でも 出来るだけ安定した状態に保つことを目指しています。
それが、路面のスムーズな 場所であろうと、
荒れた路面の場所であろうと。
それは、とてもユニークです。
他にこのようなサスペンションと、 衝撃緩和装置が
同時に機能するシステムはなく、 ライダーはその違いを感じ取ることが出来ます。
サドルの上で 荒れた路面を走行中であろうと、
真下からでこぼこの路面からの 衝撃が突き上げてこようと、その違いは顕著です。
それが、ブレインの すべてです。
そして、このEpicには、 ブレイン・リアショックとブレイン・フォークが備わっています。
あなたは、この両方に対しての 調節を行うことが出来ます、
リバウンドとブレイン・フェードの両方に。
リバウンドは、赤いつまみで、 ブレイン・フェードは青いつまみです。
それは、前の部分と 後ろの部分にあります。
それと、忘れるべきではないのが、 リアショックもまた
Specializedの専売特許である、 Auto-Sagが搭載されています。
このように、サスペンションの状態を ボタンひとつであなた好みに設定することが出来ます。
体重や、ライディングのスタイルに関わらず。
とても簡単で正確な、サスペンションの 調節方法です。
私のもうひとつのEpicの お気に入りの特徴が、
ローバル・ホイールと Specializedのタイヤの組み合わせです。
ローバル・ホイールは、
手作りで製造されています。
それは、人間の手によって 組み合わされ、
圧力を加えたり、形直しを行ったりしているということです。
実際に、ローバル・ホイールを組み立てるには 96の過程が必要とされています。
それにはかなりの時間と 労力が必要とされるので、
品質は無論 とても高いものになります。
私達はまた、リムの部分にも こだわりをもっています。
これらのコントロールカーボンリムには、 フックの部分がありません。
そのような理由で、人々が想像するような 少し古い型の
タイヤをひっかけるフックは、
これには当てはまりません。
それらはもう必要ないのです。
私達は、自動車やMotoGPから 多くのことを学びました。
そして、これらを取り除くことにしたのです。
素晴らしいテクノロジーによる 逸品です。
私達はそれを、 ゼロビードテクノロジーと呼んでいます。
それを私達のカーボンリム に組み込んであります。
コントロールカーボン29と 新しいSLの両方に。
そして、それらを適切な種類のタイヤと 組み合わせることで、
あなたに最高の走りを 提供することが出来ます。
これらが、 FastTrakタイヤで、
グリップは少ししっかりしていますが、 それでも
とても速く回転します。
そして、いくつかの他のEpic、 S-Worksや、
それよりもさらに レース仕様のものには
Renegadeタイヤを使用します。
それは、より低いノブで、 より速く回転するタイヤです。
グリップは少し弱いですが、 まったく異なる
2つの種類のタイヤです。
このタイヤは素早く回転し続け、 あなたの走りに
適切な程度のグリップを 提供します。
その他の とても素晴らしい特徴として、
フルサスペンションの バイクの内側に
2つのボトルケージが装着出来ます。
それは、最近では かなり珍しいです。
より多くの水を持ち運べるのは、 本当に素晴らしいです。
2つのフルサイズのボトルを、 私達のどのサイズのEpicにも
装着することが出来ます。
おそらく、あなたは、 ここにあるこの箱は
いったいなんなのだろうと思っているでしょう。
これは、SWATboxです。
SWATとは、Storage(貯蔵), Water(水), Air(エア), そしてTools(道具)を意味します。
そして私達は、 バイクに乗る人達が、
必要な時に、 必要なものを
手にすることが出来るようにしたいと考えています。
そんな時にこのboxを開けてください。
内側には、ターボチューブが あるでしょう。
それは、ターボチューブでなければならないのです。
通常のサイズのチューブは、 ここに入りきらないのですが、
これは、見事に入りきります。
25グラムのCO2と カスタムのCO2のヘッドが
タイヤレバーとセットで備え付けられています。
このように、すべてのものが このboxの中に装備されています。
このboxは、Expert Carbon、 Marathon Carbon、
そして、S-Worksに搭載されています。
でも、とりわけ素晴らしいのは、 このboxを
どのバイクにも 装着出来るということです。
あなたの購入したバイクに このboxが装備してなかった場合も、
これを装着して、 ライディングを楽しむことが出来ます。
あなた自身の体に 装着したり、
リュックサックで持ち運ぶ必要はありません。
必要な時に、あなたのバイクに それがあるのです。
貯蔵、水、エアとともに、 道具もこのboxに含まれている
ということを説明しました。
このboxの内側には、この道具を固定する 素晴らしい受け台が
備え付けられています。
アレンボルト用のレンチ、 トルク・スパナ、
またはスクリュードライバーなど、 緊急を要する状況から抜け出すために必要な
すべての道具が揃っています。
そして、それらの道具の中でも、 重要なもののひとつに
トップキャップチェーンツール があります。
ステアチューブの内側の、 トップキャップの下部には、
いざという時の チェーンブレーカーがあります。
それに加えて、10または11の スピードチェーンのための
スペアリンクがあります。
よって、貯蔵、水、 エア、道具、
これらがあれば、いざという状況でも 切り抜けることが出来ます。
これらのツールは、毎日使用するような ものではありませんが、
なにか問題が発生した時には、 必ずあなたの助けになります。
その他のフレームに 関する特徴は、
このシステムは、フロントディレーラーを ここに装備しています。
これは2段変速、
リアは10段変速、 フロントは2段変速です。
もしあなたが、1に対して10、1に対して11のように、 ひとつのシステムで走行したければ、
つまり、9段階のスピードで 十分ならば
それでもまったくかまいません。
そのディレーラーを 取り外してもかまわないのです。
逆に、ワールドカップなどにおいては、 バイクは、
フロントディレーラーを装着していません。
なので、もしあなたがダブルのディレーラー で走行したければ、
間違ったバイクを購入したかもしれませんね。
もしあなたがダブルのディレーラーで 走行したければ、
スタンダードのEpicを購入してください。
私の最後のお気に入りの部分は、 ここにある美しい
インターナルケーブルルーティング です。
しかし、もしもの状況や、 走行しない時には、
ブレーキケーブルは 内側にあります。
ダウンチューブの 下側のここに、
小さなタブがあります。
ブレーキラインをそこに 留めておくことが出来ます。
細かいことですが、便利な機能です。
すべてにおいて、Epicは、 より速く走行するため、そして、
素晴らしいひとときを過ごすためのバイクです。