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'Howl' これはオレが書いた曲のコレクション
書きたくなったときに書きとめ ときにテープに録音したりしながら
そんなこんなで1年くらいの 時間を過ごしているうちに
どうしても発表したいというキモチになったんだ その曲たちをね
その1年 ほんとうにいろんなことを 体験しなければならなくて
それで うたわないわけにはいかない 何かがたまっていたんだと思う
曲をならべてみて さあ このアルバムを どう名づけようか 考えたんだ
'howling 言葉にならない叫び' その気分は そのころの気分にピッタリだった
表現したかったこと 自分でも気が ついていなかったこと どちらにもあてはまる
それで結局 'Howl' キマッた そう思ったよ
'Tears in the water' これを書いたとき ほんとうに何の希望も祈りも無いくらいな
なんと言ったらいいか そう この曲は 助けてくれっていう叫びそのものだったんだ
そんなわけで ブルースを書く ハラでいたんだけど 出来上がってみたら
もっとポップな仕上がりになっていた 当初思っていたよりはね
ああ 曲の中で "give me hope" "give me sense" "give me laughter" "give me love" なんて
歌ってるのはね すべてが粉々に砕け散るくらい ツラい経験があったからなんだ
もうね その頃の自分と言えば「悲劇の女王」 みたいな感じで いやマジひどかった
まあ なにかにハマっているところから 抜け出すには イイ薬だったのかもしれないけど
フローレンス ウェルチ 彼女の声はスゴい あまりスゴいので最初ビビったね
同時に それは自分の音楽とは違う世界だった
ダンスミュージックテイストじゃなくて 自分なりの音をつくれると思ったんだ
そんなわけで 'Howl' には カヴァーソング1曲 オリジナルソング7曲が収録してある
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