88から88

[電話 着信音] “88:88” [電話 着信音] [ドアの閉まる音] [留守番電話 着信音] 女性 [留守電]： こんにちは、ケリーさん。 レビンソン先生のオフィスのナンシーです。 過去数回の面会にいらしてないようなので― 確認のため、電話しました。 今後、面会時間に不都合がある場合は― 連絡していただければ 日程の変更も可能です。 お時間があるときでいいので… [うなり声] “最終結果 - 不確定” [電話着信音] [留守番電話 着信音] マーク [留守電]： ヴァル？マークだ。 時間が必要って言ってたのは 分かってるんだけど― 君がどうしてるか、 心配で電話したんだ。 先日、偶然アリッサに会って― しばらく連絡がとれてないって 言ってたから… 心配なんだ。みんな心配してる。 前回、気まずくなったのは分かる。 お互い言わなくていいことまで言った。 悪かったと思ってる。 本当にすまなかった。 正直、俺自身何を信じていいのか、 分からないんだ。 でも、何か必要なら、 いつでもかけつけるよ。 電話してくれ。 [アラームの警告音] [息をのみ 激しくあえぐ声] [得体の知れない生き物 金切り声] [低い轟く音] [激しい揺れ] [荒い息づかい] [電話 呼び鈴] マーク： もしもし？ ヴァル： 私よ。あなたに見てほしいものがあるの。