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- ステージのショーが こんなに大変だなんて
想像していなかった
どうやったら僕たちらしい 雰囲気を作り出せる?
オフラインで 観客に 楽しんでもらえるだろうか?
ご来場のみなさん
開演時間となりました
デカいことを やりたかった
前例のない デカいことを
失敗しなかったのは 奇跡だ
いよいよ出番だ 夢を見ているようだ
数千人のお客さんを前に
ドルビー・シアターで ショーをやるなんて
5年前だったら 逃げ出していただろう
でも 現実になったんだ
何から始まったんだった?
始まりは1本の マーカーだ
ヒゲを描こう 『キャッツ』みたいだ
完成
最初は 「フィルイズノットオンファイア」という
Q&A 動画から 始まったんだ
最初にもらった 質問は
「どうしていつも猫のヒゲを 描いているんですか?」
- いつもヒゲを描いてる?
- ノーだよ 変な質問だ
でも 面白いと思ったから
- やってみよう! - そうしよう!
それでは ステージの裏で 何があったのか紹介するよ
- やあ - やあ
- 相棒
友情に乾杯
ダンとフィルで ステージをやるとしたら
2人は 何をやると思う?
「電子レンジ」
マジだよ
ずっとやってるよね 恐竜フィル
僕はYouTubeでは恐竜なんだ YouTubeのプテラノドン
- カー - カー
10年間 やってるよね
やあ 僕の名はフィル ようこそ
この動画ブログで 楽しんでほしい
動画を作り始めた きっかけは
シリアルの景品で Webカメラをゲットしたから
すごいキッカケだな
白黒のカメラだったんだ
バットマンとは大違い
ボクの場合は... バットマンとは確かに大違いだね
ボクは北部出身だから
「ボクの動画ブログへ ようこそ」
母の日のプレゼントだ
檻に入った猿
編集なしだ 編集ソフトがないからね
頼れるのは自分だけ
1テイクの動画ばかりだったね
1テイク それだけ
ボクの最初の動画より
ずいぶんマシだと思うよ
うん
やあ 僕の名前はダン
僕の名前は ダン
これが 僕の初めての 動画なんだ
うわー!
YouTubeを始めたときは
YouTubeを見ている人は まだ少なかった
- ゼロだった - 今と比べたらね
ネット人口も少なかった
年間の登録者数が 100人しかいなかった
年間で
趣味として やってただけさ
僕たちの動画をこんなに多くの人に 見てもらえるなんて
最初のうちは 思わなかった
- 全然ね - うん
何かを変えた わけではない
失敗を減らしていって
長く続けて... - 編集が上手くなった
- でもそのうち雪玉みたいに 視聴数が増えていったんだ
怖い顔をして ウワー
突然気づいたんだ
「視聴者がたくさんいる」
「まぎれもなく 本物だ」
「僕たちが 隕石に ぶつかったら どうなる?」
「手遅れになる前に 何かしなくては」って
僕たちの財産は何? そこで話し合いをしたんだ
「視聴者と一緒に 何かできないか?
新しいことで
これまでやったことがないこと
「ダンとフィルの 2人らしいね」と
思ってもらえること
僕が言ったんだ 「本の出版と ステージショーだよ
手元に置いておけるものと
実際に見に来てもらえるもの」
-うん -そんな感じだった
-そうして こうなったんだ
「はじまり」
デカいことを やりたかったんだ
前例のない デカいこと
たくさんのことを やろう
ネットの人々で
ステージに上がるのは 僕とフィル
観客と生で触れ合うんだ
観客もそれを期待して 来てくれるはず
YouTubeの動画も 入れる必要がある
でもショーとしても 成立していないといけない
難しかったけど刺激的だった
劇場のステージに立っている 観客もいる
今まで夢だったことが 実現できるかも
ステージには
YouTubeチャンネルから
いろいろ持ってくるけど
「7秒チャレンジ」を ステージでやるには
どうすればいいだろう?
「変な子」や 「インターネット・サポート・グループ」は?
-そもそも僕らにできる? -大丈夫かな?
オフラインで みんなに 喜んでもらえるだろうか?
お客さんの期待に 応えられる?
ショーの大部分は 内輪ネタなんだ
僕らの動画を見てる人なら 分かるネタ
全部 内輪ネタだ
正直 来てくれる人にとって 僕は...
「僕らの動画を 見てないなら...」
ほとんど理解できないね
やあ 僕の名前はダン
マジか?
誰が見ても素晴らしい ショーにするつもりはない
自分たちと 観客のために
5年間の集大成を やりたいんだ
「リハーサル」
ネットから ショーを作るには
舞台監督が 必要だったんだ
-技術面で -舞台演出を教えてもらう
台詞をシャープに
「ボックスに入って 入りたくないよ」
-だから エドに来てもらった -ひどいアイデアだ
-すばらしい監督だ -ダダダダ
エド監督のパーティ・トリックだ 3、2、1
おお 成功だ
このプロジェクトに 関わるまで
ダンとフィルのことは 知らなかったんだ
何週間にもわたって 何時間も 何時間も
動画を見て 知ろうとしたんだ
彼らがどんな人間か
彼らのファンが どんな人たちなのか
人気の秘密は何か
- 彼は 僕らがやりたいことを 分かってくれている
- ショーの最後で
僕たちが前に 出たのはどうだった?
- よかったよ - OK
- うん - よかった
ダンとフィルは これまで
自分たちで コンテンツを作ってきた
カメラをセットして 照明を当てて
編集をして 脚本を書いて
全部やってきた
他のクリエイターと 仕事をするのに
始めのうちは 少し戸惑っていた
他人から指示をもらうのは
経験したことがなかった
納得できなかったね
僕が仕切りたがり屋なのは みんな知っている
ディルが「イエス」と 言うまでの無言の時間が
すごく長く感じた
- いや あれはよかったよ
でも 恥ずかしがらずに ダメ出しして
改善点を指摘してくれる人が必要だ
- ありがとう エド - バイバイ
- おやすみ - おやすみ
このショーで一番難しかったことは
最初は何もなかったことだ
1週間寝かせておいて
それから 2週間足らずで
全部を作り上げるんだ
超スリリングだった
だから みんなが 期待していることを
そのままやるのは嫌だ と言ったときに
調子に乗って こう言った
「普通の人が舞台のステージでやるような
変なことをやろうぜ 僕らがそんなことを
やるなんて誰も思わない」
最初に話したのは
僕が手品をやるってこと
ウワー!
手品は覚えるのが難しかった
失敗続きだ
成功してたのに
分からないことばかりだ
失敗しなかったのは 奇跡だ
やあ 今から手品の 練習を始めるんだ
超人クリス・コックスと一緒に練習だ
- やあ - 君は超人?
- かもね
- たとえば こんなことをやるよ
- うわ すげえ
フィルが最初に 手品を見せてくれたとき
すごい興奮してて
「ダン ダン 座って いいものを見せるよ」って
- それから... - 興奮してたんだ
- 何もかも無茶苦茶で 大惨事だった
うわ 何だ?
OK ショーまであと1か月 嘘みたいだ
それから 上達しただろ? うん 完璧になった
ああ
フィルは 立派な手品師だ
ラスベガスから お呼びがかかる
フィルはステージで 手品がやりたかった
僕がやりたかったのは
「ミュージカルのような エンディング」
♪ いいよ わかったよ とにかく歌うよ
そこで ブロードウェイの 作曲家にも
手伝ってもらった
「手助けなんて必要ない」
- 自分たちで やるんだ
僕が作った歌詞を見せると 作曲家が
「その歌詞はダメ 曲に合わない」って
僕も覚えてる 僕はソファに座って
「インターネットと 韻を踏む言葉なんてないよ
引退ね っと?」
♪ でもYouTubeは見て欲しい ボクたち首になっちゃうから
幸運なことに ジミー・ジュエルと会えたんだ
- すごくいいヤツだ - 天才だ
- ミュージカルの天才
- ミュージカルの天才
「ザ インターネット イズ ヒア」の制作を 手伝ってくれた
- 覚えてるかい? ここの最初の4小節で
”day” のところの音符を 強調すると
全体が強調される
それから次は...
♪ To brighten up my day...
いい感じだ...
うん
音をキープするんだ
歌の練習で難しかったのは
音をスライドさせること
スライドっていうのは
同じパートで2つの音を続けること
♪ It makes me want to sing ♪
"makes" を短くする わけじゃない
そうではなくて
♪ It makes me want to sing ♪
スライドさせないことだ
OK でも分からないよ
♪ It makes me want to sing ♪
いいね
酔っ払いが 歌っている感じ
酔っ払いは 全部がスライドだ
ジミーに言わせれば 僕たちがそうだって
スライドさせるな
「ダンスリハーサル」
楽しいけど 恥ずかしかった ダンスのレッスンもやったよ
「ダンスのやりかた」を習ったのかも
僕はリズム感ゼロだ 「Just Dance」を見たことあるだろ
ひどくて 見ていられない
ウエスト・エンド・ミュージカルの 振付師に来てもらって
ダンスを教えてもらおうとした
一生懸命練習したよ 分かるだろ?
ダンスは下手くそだけど
ショーのために やるしかなかった
全く踊れないのにね
違う
フィルが歩き方を忘れた こともあった
秘密を暴露するよ
恥ずかしかったな
「スポティ・ドッグ」という
動きがあるんだ こんな風に ダダダ って
基本的には 大げさな歩き方だ
うわー そうじゃないだろ!
普通に歩くだけなのに なんでできないの?
頭をなでながら お腹を触れないだろ...
それと同じさ
同じなんだよ 踊りながらやるだけで
フィル!
こういうことなんだ ショーが無茶苦茶になったとしても
それがダンとフィル らしさなんだよ
ああ いつまでも下手なことを
現実でも証明するんだ
すごい言い訳だ
2人は努力家だ すごく努力している
ダンとフィルに不可能なことなんて ほとんどない
できるようになるまで ずっと努力を続けるんだ
「ディル」
僕たちのショーで最も重要なのは
ディルに 出演してもらうこと
ディル ディル ディル ディ ディル ディル ディル そうだな
-僕たちのバーチャルの息子 -「ザ・シムズ」の
[シムリッシュ]
EAに連絡して、許可も取ったんだよ
そうさ メールを送って... ディルをショーに出すために
変なメールさ
「僕たちのシムを3D化して
全米で行うショーに 出していいですか?」
「え?何?」って誰かが返信するんだぜ
-ほんとそう 「え?何?」って -当然だ
でも 彼らはすごく寛大で
「もちろん いいですよ」って
ディルを出すのも挑戦だったんだ 間違いないね
まさに挑戦だね
ウォームアップに時間がかかるし
ステージを独占しちゃうし 2分しか出ないのに
[シムリッシュ]
ディルのパートが必要なことは 分かっていたんだ
だから ディルを出す理由が 必要だったんだ
ディルはジグソーパズルの 最後のピースで
ショーが一貫したものになった
うん
ディルだ!
好きなパートだ
現実にディルが登場するなんて 誰も予想していない
みんなの驚いた顔を 見られたのは最高だった
「 ディルだ!バーバーバーン」って場面が
最高に馬鹿げた瞬間だった
その瞬間 みんなが 周りを見回して
「なに?」って
みんなの後ろに 巨大な頭があるんだ
拝み始める人までいたよ 「ディル!」って
「コスチュームと小道具」
ステージでショーをやるのが
こんなに難しいとは 思っていなかった
それまで 浮かんだアイデアは
家の中でやるような シンプルなものだったけど...
小道具が必要だ
9種類やるのに 大きいステージがいる
インタラクティブな コンテンツも必要だ
コスチュームや小道具など いろんなものが必要だ
ラマの足だ
ダンがラマの足の試着中
見てみよう
すごい どんな気分?
あったかいけど 凄いよ 見てくれよ
最高だ
-ラマ人間だ -ああ
最高におしゃれなラマだな
ヤバいね
ちょっと歩いてみて
ラマに見える?
毛が散らばるんだ あちこちに
家の中が 大変なことになる
右側にまだラマの毛がついてる
知ってる ラマの足を外すときには
5分かけて足の毛を落とすんだ
みんなが見たがっているシーンだ
ラマの足を着る気分は?
最高だ 違和感ゼロ
毛づくろいはどう?
夢のような仕事だ
毛が取れない ローラーに嫌われてるみたい
-毛が多すぎ -毛が多すぎるんだ
やあ TATINOFの衣装室へようこそ
衣装室だね
うん スレッド・ツアーに 案内してあげよう
フィル 言葉づかいに気を付けて
努力してるよ
ダンの代名詞 月食Tシャツ
3年ぐらいプロフィール写真で 着てたやつ
みんな覚えてるだろ
Tシャツを選ぶのに 17年ぐらいかかった
X Factorでもらったシャーティー
-「シャーティー」って呼んでるの? -うん
最新のジッパーシューズ
メリットは ラマに変身するときに
脱ぎやすいこと
欠点は ショーの間 動くたびに
ジッパーが勝手に 下がっちゃうこと
ショーの最後で 「インターネット」と
歌いながら キックするんだけど
お客さんの顔に 飛んでいっちゃった
うれしかっただろうね
でも本当は 好きな衣装を
そろえるための 口実なんだ
いい手だろ?
そうだな 僕たちの衣装だ
魔法のワードローブ ダダ~
「セット」
セットをデザインしたのは
ジェームズ・ターナー 天才だ
彼にいろいろなデザインを 用意してもらった
- すごかったよ - びっくりだ
- ダンとフィルは本当に 美意識が高いんだ
それに口出ししてくる
独特のスタイルがあるんだ
2人のアイデアを全部 盛り込んでいくのは楽しかった
- いろいろなことをやったけど ある日言ったんだ
「フィルがPCを電子レンジでチンして インターネットを壊しちゃったんだ
電子レンジには ドアと画面があって
ストーリーになっている」 -うん
このセットは巨大な 電子レンジだ
- セットの中に入って パフォーマンスするのは
変な感じだ
- YouTubeよりも 大規模なことをやる
その最高なところは
最初は 「これが僕らの アイデアなんだ」 と
思っていても その道のプロの人たちが
プロの仕事をやってくれて
僕たちの思い込みは
完全に吹き飛ばされてしまうんだ
イギリスのセットは大急ぎで 作成する必要があった
紙と風船ガムで10分間で作ったみたいな ものだって言われたんだけど
立派な出来だ
それに比べて アメリカのセットは
「制作時間が1か月あるので
大きいステージを使うことだし
デカくて立派にする」って
「デカくて立派って?」って 言ってて
実物を見て 「うわー」って感じ
ムシムシする
ムシムシする? フロリダの空気のせいだ
だるい
湿気が多くて気持ち悪い 分かるだろ?
外に出て2秒で ホビットみたいな 髪になっちゃう
-うん -覚悟はできた?
-怖い -大きさはどれくらい?
家より大きいって 言ってた
不安だ
そう? 大丈夫さ
チェック 1 2 チェック1 2
- やばい
さあ やろう
- すげえな
こんなデカイの 初めて見た
- 電子レンジの ハンドルを見てくれ 大画面だ
- やばい ステージが広すぎない?
話しかけるだけで ちょっとした運動だ
これぞ アメリカだ
フィル やばいぜ
- やるんじゃ なかった
- スタッフに挨拶しなきゃ
セットを壊さないように
気を付けようぜ
- YouTubeチャンネルから
持ってきたものも 多いんだ
ライオンに ラマ
こいつらは セットに 入れたかった
- ラリーはどんどんデカくなって 生意気になるね
- うん - どれくらいのサイズ?
- 危ないぜ - ウワー 分かった
こいつらは 元々 飾りだったんだ
そうだね
- でも世界中に
運ぶのは大変だった
- 電子レンジのボタンには ポップコーンやピザなど
僕たちの好物がボタンになってる
- ごく普通の電子レンジのボタンだよ
- あれ? 特別なものだって 思ってた
- ジョークじゃないの? マジで言ってんの?
- うん
- フィル アメリカのセットの
感想は?
- デカい - 超デカいね
- うん
- 言葉の魔術師 詩人フィルの感想は?
- ゴジラより巨大 怪獣以上
これぞ『TATINOF USA』だ
- 今まで見たことのないような
いろんな小道具がある
- これはディルの頭? - うん かぶってみろよ
- うわー 見える?
- 思ったより 見えない
- どんな感じ? - 転ぶな
やばい 怖い
やめてくれ
- カートだ 大丈夫
平気だ 大丈夫
- 気を付けて ショーが始まらないうちに
壊すなよ
- 衣装室に行こう
リモコンカー サボテン
謎の赤いボタン 飛び出す杖
- うん
- すごい すごい
- 僕の人格を そのままカートにしたみたい
- ホントだね
想像以上にいいね
- うん
- リハーサルが終わって
言ったことを覚えてる?
「リハーサルが終わった いつでもショーができるぜ」
- うん そうだったね 覚えてる
- 突然 気づいたんだ 「ちょっと待って」
「旅に出ないといけないな」 - うん
- 何か月も旅にでて 毎晩ショーをする
恐ろしかったね - うん
「移動」
- イギリスのツアーは 面白かった
初めてのショーだし
それが全てだったからね
でも 移動中は 違和感だらけ
昼間は移動ばかりで
小さいグレーの車に缶詰 -うん
次の会場に向かう最中も
ダンはネットサーフィン
- 車の中だからって
何もせずに揺られてる 必要はないだろ?
- 昼間は長時間のドライブで
車酔いばかり
他のみんなは コンピュータで
メールなんか してるけど
僕はずっと窓の外を 眺めてる
- うんざりだよ
- チップスの袋を 眺めながら
あとどれくらい 吐くのを我慢できるか
考えるんだ
- いつ フィルにゲロをかけられるか
- ノーマルのポテトチップより
脂肪が40%も少ないよ...
気分が悪い 吐きそうだ 7ワード分 耐えられたぞ
ホテルの部屋を見るのが とても楽しみ
- すごく楽しい 「ワオ」って
「ここに 2日間も 閉じ込められるのか...」だったり
「ワオ」
-「ここは監獄?」
- 僕たちの生活は... 一体どうなってるんだ?
フィルが椅子に乗ってる 何やってるの?
- なんで興奮してるの?
背が伸びたフリして 見下ろしたかったんだよ
- ガリガリにしか見えないよ
危ないことするなよ
- 天井が高いから いいね
- 毎日のホテル暮らしはどう?
- 最高 - 面白いよ
- 楽しい
なくてはならないのが
いつも使ってる枕 家から持ってきたんだ
仮眠をとるのに 便利なんだ
眠れないときもあるからね
仮眠をとるんだ
ホテルの枕は 使いたくないんだ
誰が使ったか分からないし
- やめてくれよ フィル
- 皮膚や髪の毛や よだれだらけ
- 仕方ないだろ フィル
枕は何の象徴?
- 持ち運び可能な 自分の家さ
イギリスで好きなことは
今まで見たことのない
イギリスを見ることができること
- そうだな 僕らはイギリス人だけど
今までほとんど 自分の国を 見ていなかったことが分かった
- 面白いよね - うん
- すごくきれいだ 丘陵地帯もあるし
牧草地もある 面白い動物もいる
- スラウ経由でベージングストークへの 移動は そんなに楽しくなかった
- 景色もイマイチ - イギリスは大好きさ
- ツアーって言うと楽しそうだ
「まさにリア充」って感じ
- ロックスターみたい
- パラソルに シャンペン 犬が走り回ってる
- 何を 想像してるんだろう
でも実際は 小さいスーツケースで 何日も暮らすんだ
その小さいスーツケースに 生活を詰め込むんだ
- フィルは 世界一 旅が苦手だ
- 左ばっかり 3足も
- どうなってるんだ?
フィル・レスター ならではだね
- もう片方はどこ?
- どこかでベッドの下に 置いてきたかも
「アメリカツアー」
- アメリカの攻撃! - 何をするんだよ?
アメリカには 2か月いたよね
自由から逃げられない!
大きい国だから
ツアーバスが必要だった
移動生活がレベルアップしたんだ
- デカい
- あそこに泊まるの? こっちにくるよ
轢き殺されそうだ ストップ ストップ
ワオ
ちょっとしたステップアップだ
イギリスではバンだったから
- 確実にグレードアップだ
バン7台分
イギリスで乗ってたバンが 7台入る
- やあ おいらはD・ヒズル - 俺はP・リズル
- ツアーバスへようこそ 乗ってくれ
- ツアーバス 車輪×6、ハンドル×1、ベッドにスタッフ
ラウンジへようこそ 最高だ
- ここでネットサーフィンするんだ
- あそこを見て 人間工学に基づいた設計だ
降ろして
マット すべらないマット
- テレビが2台もあって巨大
- VHS -「くまのプーさん」のVHS
壊しちゃいそうだ
- フィル 部屋の半分が 延びるよ
見て 広いよ もっとだ
フォースの力だ
- ドカン! - エネルギー切れだ
- チン! - 電子レンジだ
- 調理音で料理してくれ
Wi-Fi もある
バスに乗る時は
「最悪だ なんて人生だ」って
思ってたのが 乗ってみると
「Wi-Fi があるぞ」って
マジで Wi-Fi がないと生きていけない - 生活必需品だ
- バスに Wi-Fi がなかったら
どうなってたか分からない
食器棚だ 見てくれ 食器棚があるぞ
それはゴミ箱だ 開かないよ
プラスチック ナイフ - スクープだ!
- ハサミ 左利き用じゃないから 使えないよ
食器棚
- このバスはエド・シーランや カニエ・ウェストが
使ってたって 知ってた?
- マジで? カニエ・ウェストが ツアーで使ったの?
- 彼が使ったバス 彼がここにいたんだ
- 深呼吸させてくれ
- ダン?
- ベッドルームへようこそ あれ? ベッドがない
フィル ベッドを見せてやって
- ベッドへようこそ
赤ちゃんのウンチ色のマットだ
ちょっと硬くて岩みたい
DVDプレイヤーがある
みんなが寝てる間に
アニメを見て泣くのもアリ
連続殺人犯の隠れ家のような
赤いライト
またね
- みんなの疑問の声が 聞こえるようだ 「どんな臭い?」って
「2か月もたくさんの人が バスに乗ってたら」
「ひどい臭いだろう」って
見せてあげよう
- シャワーへようこそ
シースルーのシャワーカーテン
友達や仕事仲間だったら ケツを見られても
誰も気にしないからね
背が高かったら窮屈だけど 楽しいし
ちょっとドブのにおい
シャワーの時間だ
- プライバシーを尊重してあげよう
おい やめてくれ
このバスの取っておき
主寝室だ
- つまり僕の部屋だ - なんだって?
- 僕の部屋だ もう決めたんだ
- 勝手に決めるな
- もうベッドに座って マーキング済みだ
- パニックだ 解決手段は1つだな
- 究極の ジャンケン トーナメント!
「究極のジャンケントーナメント」
- 1 2 3 ゴー
- 1 2 3 ゴー よし!
- 1 2 3 ゴー
そんなー!
- 僕の勝ちだ!ベッドを降りて
ベッドを降りて - ひどい!
いやだ 小さすぎる! こんなに身体が大きいのに!
- やった - わかったよ
- じゃあね
- アメリカに来たばかりの頃
レストランで地図を広げて
話したんだ
「さあ これから行く場所は 決まってるから
移動ルートに線を引いて 予定を立てよう」って
- アメリカ
- フロリダを出発して 最後はロスだ
ニューヨークにも行くし
中部のどこかとか...
地図と一緒に 星のシールも売ってたよ
地理の小テストなんて 予想してなかったと思うけど
さあ始めるよ
最初はフロリダ州 オーランド
- オーランド - 次はジャクソンビル
- フロリダ州だね - そう?
- うん - ここだ
- 次はペンシルバニア州の レディング
- 頭がおかしいよね
- イギリス10個分の距離だ
この国はちょっと縮めるべきだね
次がニューヨーク - ここだ
マンハッタンにマークしろよ バカ
ごめん マンハッタン
君はオールドヨークの 大学に通ってたよね
うん
ニューヨークとの違いは?
高層ビルの数と 自由の女神
でも素敵な町さ
- ガチョウは? - たくさんいる
- カラマズー - 地名じゃないよね
- あった 次はシャーロット
- アラバマ州 - 違うよ
- ウェストバージニア州 - はずれ
- ケンタッキー - はずれ
♪ America, the land of liberty
次はMDのボルティモア MDってなんだ?
- マッドみたいだね - マッドランド メリーランド
- メリーランド州 - 次がワシントンDC
シカゴが 海辺にあるなんて 知らなかったよ
湖だよ
ミッション コントロール センターと ビヨンセで有名な テキサス州ヒューストン
次がクパチーノ 嘘みたいな名前だな
ポケモンの町だよ
ミルウォーキー アリゾナ州フェニックス 次がハリウッド
- ダダダダー! しまった - ドカーン
- やった 完成だ ダン
コーン ドッグでも 食べに行こう
- コーン ドッグってなんだ? - 行ってみよう
- OK
- 自由の味がするに違いない
- あんまり考えたくないな
「ここから出ないでください」 手遅れだね
♪ Red, white, and blue.♪
- ツアーで一番好きなのは
自分たちに目的があることだ
毎朝 目を覚まして
生きる目的が ショーを やることだって 考えるのが
とても新鮮だ
- アメリカで いろんな レストランに 行くのが とても楽しみなんだ
たくさん パンケーキを 食べるんだ
ダダーン - それは何?
- カップケーキ パンケーキだ
- 食べるぞ - 食べるぞ
- うーん 感想? 最高だ
アメリカでは夜中に移動した
- 眠りながらテレポート しているみたい
ある場所で眠って
目覚めるのは別の場所
朝だ 朝食の時間
ダン 起きろ 会場に行かなきゃ
- やめろよ 撮影するなよ 笑わないで
ベッドから出るよ ちょっと待って
やれやれ
- 生まれたての キリンみたい
- ベッドが小さくて 足が伸ばせないせいだ
背骨がS字に曲がったみたい
- バスでウンコしちゃだめ ルールだ
そんなこと言うつもり なかったけど
そんなルールないよ
- 禁止事項だよ
一番危険なのは
バスが動いているときに ミルクを注ぐこと
今は直線道路だから 大丈夫
- フィル ふざけちゃだめ 笑いごとじゃないんだから
- ふざけて ないよ
- 何日かは自由時間が 取れた
すごく楽しかったよ
スポーツ観戦だ
- ここはシカゴ
- シカゴの地元の人の おすすめ料理
ディープ ディッシュ ピザ
- みんな見てくれよ
- アメリカへようこそ これから
アメリカの文化で 服を染めるんだ
思いついて日帰り旅行を したこともあったよ
ナイアガラの滝とか - ナイアガラの滝!
- アメリカから カナダまで ドライブだ
「適当にいけば大丈夫」
「でも時間はあるかな?」みたいな感じ
でも通りすぎちゃって
「バスを止めた方がよくない?」って
今から滝に接近
濡れるのはいやだ
君はどう? フィル?
- 何も見えない
- もっとキツくできない? こうやって...
- 無理そう 顔がちぎれそう
- こんな感じ? これでどう?
ナイアガラの滝
嵐に突入 ちょっと待って
雨が降ってるわけじゃないよ
- まだ嵐の端のところだ
- 携帯がびしょ濡れだ
水没寸前
- 落ちそうだ! 助けて!
ヤバかった
- 楽しそうだったな 最高の日だったんじゃない?
- 最高だった
人生最高の体験だった
ラスベガスで発見したのが
ダンの永遠のライバル ホビット ヘア 製造機
- 凄い 霧吹きだ
- 霧吹きだ - ホントだよ
べラジオホテルの噴水だ
- 僕の手 邪魔だな
- フィルは400ドル以上勝ったよ
ギャンブルは禁止
今は夜中の2時
カジノの真ん中を
ラマのピニャータを抱えて 歩いてる
楽しい誕生日だった
バスが故障
- 何にもないところだ
- ホントに何もない
見てくれよ あれは何?
- 3時間経過 まだ故障中
ファンクラッチか 何かの故障みたい
車はよく分からない
ネットも つながらないし 頭がおかしくなりそうだ
ストレスで自分の顔を 食っちゃいそう
- 長いツアーで 困ることの一つが
病気になったときに
何もできないこと - そうだね
フィルはツアー中
10日間ぐらい 病気になっていた
- そうだった
- 具合はどう?
- 精神力をふりしぼっって
僕は病気じゃないって 言い聞かせてる
- 効き目はある? - 正直 最悪
咳が止まらないし
震えも止まらないし 熱もある
- ジョージアでは ショーの前に 丸一日 眠ってたね
- そうなんだ とにかく眠くて
1日20時間ぐらい
- 撮影してるよ
- え?
やめろよ!
- やることといえば
ショーの開始時間まで
衣装室で眠って ショーをやって
エネルギーを使い果たし
また眠るんだ
やばい
「変な子」コーナーの間 咳が出ないといいんだけど
再生リストでボクに息を吹きかけた人は 友達じゃないね
毎日違う場所にいるから 拠点がないのも
困るよね
帰って行くベッドがないんだ
- 家もない - 家がない
- すがすがしい ホテルの朝... ではないよ
このオッサンに起されたんだ
ダンの部屋に来たところだ
見てくれ 凄い部屋だ
どうして こんなに豪華なの?
- 鍵を交換したって言った?
- ノー
- 最高なのが フィルは
「君の部屋は何階?」って 僕は5階だ
フィルは 「あはは...」 - 僕は14階だ
だから 「君の勝ちだな
君のほうが良い部屋だ」って
するとフィルが 「ついに勝ったぞ」
「僕のほうが上で ダンが下の部屋だ」って
- うん - 下の部屋ってこれだぜ
- この部屋を見てくれよ
僕の部屋は 窓の外に
キャプテン・ドリルマンがいたぞ
こっちは部屋が5つもあって 静かじゃん
神様のいじわる
- 外出しているときに 一番困ることはなに?
- 安定したWi-Fiだね 絶対に
- おい おい 冗談はやめようぜ
- Wi-Fi のジョークは禁止
- 超大事なんだから
どこかに行ったときに 必ず言うのが
「Wi-Fiコードは? Wi-Fiはどこ?」
「このホテルにWi-Fiはある? この会場は?」って
Wi-Fiコードがいるんだ
Wi-Fi って何?
Wi-Fi
Wi-Fi って知ってる?
Wi-Fi
Wi-Fiはある?
僕たち専用の Wi-Fiネットワークがあるよ
よかった 今日はいい日だね ありがとう
パスワードは? パスワードを教えて
-やった -言うよ? Danandphil26
やった 夢のようだ ありがとう
「会場」
- ツアーでは バラエティ豊富な
会場や場所で パフォーマンスしたんだ
ほんとに そうだよね バラエティ豊富
- マジで バラエティ豊富
- オペラハウスもあれば
小さい市民ホールみたいな ところもあった
- びっくりするような 衣装室もあった
- ワオ
- ここが衣装室? タイタニックみたいだ
- リクライニングしよう
- くつろぎすぎだ
- 今日はずっと このままでいるつもり
- ジメジメした地下室みたいな ところもあった
椅子が2脚
ここと あっちに 椅子がある
流しとティッシュ
- 夢のようだ
- 会場の中には
そこでパフォーマンス をした人を見ることで
特別な印象を持った 会場もある
特に壁にサインしてある 会場が そう
通路を歩いてるだけで いろんな有名人が
フランク・シナトラ アンドレ3000 エイミー・シューマー
- ビートルズ - そうそう
- エルモのヘルシーヒーローズ - エルモのヘルシーヒーローズ
- やりたかったショーだ
- ディズニー・ライブ 『くまのプーさん』
僕らも あとでサインしよう
今 僕らはデトロイトの フォックス・シアターにいる
壁には これまでショーを やった人のサインが
すごいな
伝説的なアーティストの サインだらけ
びっくりだ
- 天井までサインで びっしり
- このドアのところで撮影しよう
- ここにサインするんだ
- アウトキャスト ダン&フィル さあ見てくれ
- 永久に残るんだ 待って どこに書いたっけ?
永久に デトロイト・シアターの 歴史に刻まれたね
アメリカ・ツアーの締めくくりは ハリウッドのドルビー・シアター
そこでビデオ撮影したんだ 緊張したなー
- 何しろ アカデミー賞の撮影に使う
劇場だからね
- ドルビー・シアターに ようこそ
- ありがとう - ありがとう 楽しみです
- よかったわ - すごく楽しみ
- 私も楽しみよ ファンがもう外で待ってるわ
- ほんとに? - 車から見えたよ
- 凄いな 天井が高い
- ワオ - どうしよう
- ありえない - だな
- あれを見ろよ
- 座席数がすごいな どんな気分 フィル?
- あそこの席に有名人が 座ってたんだなあ
あとは僕たちが
ショーをやるだけだ
- 簡単に言うね - もう42回もやったからね
- あと1回やるだけだ
- そうだな あと1回だ
- そうそう あと1回のショーで
みんなの評価が決まっちゃう
ワオ すごい 最高だ
大丈夫だって 分かってるけど
屋上にくると いつも
怖くなるんだ
あそこの家を見ろよ
- こんにちは ハリー・ベリー
1年半の締めくくりかと思うと
変な感じだよね
本の出版とツアーをやるって 決めたのは いつだった?
- ずいぶん前だね - 2014年の初めぐらい?
文字通り ノンストップ だったよね
この瞬間に向かって 突っ走ってきた
- 今日までね
今日は カメラの前で ショーをやるんだ
- この下でね - この下で
- 日焼けする前に 屋内に戻ろう
- このツアーでは 毎回 ショーの前に
ファンとの交流会をやった
100~150人の人に会ったよ
ツアーの大切な部分なんだ
ショーっていうのは 僕たちが やるだけじゃなく
みんなが 見てくれる ものだからね
僕やフィルに 会いたがってる
人は たくさんいるんだ
「観客」
僕たちの観客は ネット上の 不特定多数の人たちだ
だから 一人一人と会って
みんなと話をすれば
実際に つながりを 持つことができるんだ
大切なことだと思う
- ツアーのハイライトは 間違いなく
ファンと会って みんなのことを知ることだ
みんな面白い 人達だし
彼らから エネルギーや 喜びをもらっている
みんなと会うまでは
ファンへの影響力の大きさが 分かっていなかった
- やあ 元気? - うわ~ すごいな
- 僕たちを見て 喜んでいる 人を見ていると
現実とは思えない感じなんだ
いつも素敵な リアクションをしてくれて
満タンに 充電されたような 気分になるんだ
充電器にセットされた バッテリーみたい
- いい例えだ - ありがとう
- 2人はスターっていう 感じじゃない
- 生活感があって 大好き
- 画面で見てる 人に会うと
知り合いのように 感じる
実際に会ってみると
目の前に 本人がいて
すごくイケメンだから すごく幸せ
- 付き添いで来てる両親を 見るのは楽しいよ
「いつも一緒に 動画を見ているよ」という人もいれば
「付き添いで 来ただけ」
「君たちのことなんて 知らないよ」
「早く帰りたいよ」という人も
- 2人に会って あんなに ドキドキするなんて 思ってなかった
スーパースターに 会ったみたい
- 新世代の
ビートルマニアみたいだ
- すごく嬉しい 会えたなんて信じられないわ
- 3Dの彼らに会えるなんて 嘘みたい
♪ダンとフィルの ライブは最高♪
- 僕たちの動画を 見ている人はたくさんいる
- でも みんな興味があることは 同じなんだ
- だから集まって くれた人って
「知り合いは誰もいないよ」 って
思ってるけど 最後はみんなが 友達になるんだ
- 大好き すごく
- 彼らの社会認識や ユーモアは
視聴者の僕と 似ている
だから 2人のことが 大好きなんだ
- 彼らの動画は クリエイティブで ユニーク
すごく面白いわ
- TATINOVで いろんな人に出会って
励まされたの
また 作曲したり 歌を歌ったり
ピアノを弾いたり できるようになったわ
2人には感謝しているわ 大好きよ
ボクたちは時々 YouTubeの動画を作っているだけ
そんなに重要だとは 思っていない
あまり深く考えた こともない
でも ファンから 言われたんだ
「すごく辛い経験をして
「すべてが嫌になっていたけど あなたの動画を見て
「悲しいときでも 笑うことができた」
それって すごく重要な話だよね
- 優しくて 素敵な人達だわ
私たちが喜ぶことを 分かってる
♪ ありがとう って 伝えたい ♪
- ファンと会っている間
ステージ マネージャーの グレッグと...
- 大勢のスタッフと一緒に
-「変な子」と 「インターネット・サポート・グループ」の
ネタ探しを やってたんだ
- それと「クラフティ・コーナー」と 「 7秒チャレンジ」
- 濃い内容だった - 大忙しだったね
ワオ
- ファンのみんなに 特別な
体験をしてもらうことが 重要だったんだ
- ショーは 毎晩 変化する
ファンが持ってきてくれる ネタは
毎回変わるからね
- ここが ショーの前の 一番重要なところだ
「クラフティ・コーナー」のネタを 事前に チェックするんだ
- ショーのために みんなが作ってくれた
驚きの品だ
- 変に見えるけど 廊下にでて
ずらっと 並べるんだ
サボテン ケーキ 紙製のマスクや 絵
缶に入ったトゥイーティーもあるよ
ダンとフィルの 魔術人形も
怖くはないね - 似顔絵も
印象に残っている
「クラフティ・コーナー」 作品もあったよね
シリアルだけでつくった 僕たちのモザイク
- 君に食べられなくて よかった
- ずっと 舐めたかったけど
最前列の人が
「舐めないで 舐めないで」って - よく分からないけど
- ディルの人形を 作ってくれた人がいて
ボクは「見て ディルだ」って 言ったんだ
- 「変な子」を 11人から
5人に絞るんだけど
それが難しかった
皿洗い機の中に 入ってたんだ
- 危ないね - すごいね
「ダンおじさん」の 質問は面白い
どんな質問が来るか 分からないからね
すごく切実で
「学校をやめようと 思っている」
みたいなのや
「シュレックのダジャレ ばかり言っているので
友達から嫌われています」 とか
次が「7秒チャレンジ」だ
みんなが きれいな箱に 入れてくれたネタだ
100~200ぐらいある
- 素手で つかんで
選んでいくんだ
- ざっと目を通して
相手にとって 最も屈辱的なのを
選ぶんだ
ハトのラップを作って
- なんだって?
ハト ハト 病気持ち
キスをしたら 病気がうつる
- 面白いのが
あんまり 酷いことをやらせたら
次のショーで 仕返しされること
- 10回たたいて 1 2 3 4 5 6...
-「7秒チャレンジ」では 何を引くか
自分たちにも 分からない
「変な子」が悲惨なことになる 可能性があるのをフィルは知らない
ボクは「ダンおじさん」の質問も
聞かされていないんだ
- アニメ地獄に4年間 閉じ込められています
逃げることは できますか?
- 不意打ちを食らうから びっくりするんだ
- 赤ちゃんディルだ!
- 失敗したり 怖くなったり
素に戻って しまったり
- 「ごめん 完全に やっちまった」って
- それが 観客にとって 特別なんだ
「本番の日」
- ショーのある日は
これまで経験したことのない
雰囲気になる
- ダン ウォームアップを始めよう
- 分かった 5分からカウントダウンだ
- 歌の時間だ
- エネルギードリンクだ おしゃれだろ
- そんなの飲むの?
- フィルはトランスフォーマーで エネルギーをチャージ
- トランスフォーマー スナックだよ - ウォームアップの時間? OK
- さあ 始めよう
毎晩ショーの前にやる 儀式があるんだ
最初にウォームアップ 声をなめらかにする
- プロだな
ミーモー ミーモー これが大切なんだ
1 2 3
♪ Danger men at work, danger men at work, ♪
♪ Danger men at work danger men at work danger, men ♪
♪ At work danger men, at work danger men ♪
♪ At work danger, men at work danger men at work dan- ♪
♪ -Ger men at work dan- -ger men at work dan- ♪
♪ -Ger men at work danger men at work, danger men at ♪
♪ Work danger men at, work danger men at ♪
♪ Work danger men at work danger, men at work danger ♪
ダメだ!
♪ Men at work danger, men at work danger ♪
♪ Men at work, danger men at work, danger, men at work ♪
- やった できた 完璧だ
5か月で 初めてできた
- 危険と隣り合わせの男 並みに天才的だ
- うるさいぞ
- ディルのウォームアップは 時間がかかる
- マジで すごいシンガーだ - うん
- 二度と シム とは 仕事をしないぞ - どうしようもないね
- 悪夢だ
- 人生で一番重要な
ヘアメイクの最中だ この髪型が 映像に残っちゃう
どんな気分だ ニール?
- 緊張感 ゼロ
- 緊張感 ゼロだってよ
眉毛だけは 剃らないでくれ
Tunblrで見たことあるけど 格好悪かった
- 「声」を良くするために 「水分」をとってるところ
声のための水だ
- だな
- 1時間ぐらいかけて
メークをするんだ
人工の鼻だ
メリーアンが くっつけてくれる
ショー用の鼻 - 君のショーの鼻
- あんまり近寄らないで
- ときどき ショーが終わって
自分の顔を見ると
メークの上を雪が解けて 流れたようになっている
飴玉が 転がって
隠れていた砂漠が 姿を現したみたい
- メイクが流れてきて
口に入ることもあるよ
「うーん メークを 食べてるんだな」って
- そんなこと考えるのは 君だけだと思うよ
- なかなか美味しいよ
メリーアンに スプレー してもらうところ
これが最悪なんだ
用意はいい? - 1 2 3
- あー あー - もう一回 おまけ
シーワールドに いるみたいだ
残酷さは ないけどね
その後 「インターネットなし時間」だ
最悪の時間 携帯をオフにして
ショーに集中しないと いけないんだ
- じっと座って ちょっとしたパニックになるんだ
それからショーが始まる
- Amazing Tour Company に ご来場の皆さん
開演まで あと30分です
- 衣装室に座っている 僕とフィルの2人だけ
何千人の声が 上から聞こえてくる
足踏みしたり 手拍子したり
「ダン&フィル」って コールも聞こえる
「おい おい やめてくれ」 って思うんだ
エド監督の名言 「頭で考えるな 全身で感じろ」
- うん
- ステージでは 「頭が真っ白になる」からね
感じるままに動くんだ
考えようとしたら 「何?」ってなる
- Amazing Tour Company に ご来場の皆さん
開演まで あと15分です
- 雰囲気が盛り上がって
ちょっと怖いけど 最高潮に達する
- Amazing Tour Company に ご来場の皆さん
開演時間となりました ご着席ください
- いよいよだ
- 超満員だ
歓声が大きいほど 良いショーだと思う
- そうだね
- 僕たちもエネルギーを もらうんだ
- ハロー みんな! やあ - ハロー ハロー ハロー
- 元気にしてた?
- ハロー ハロー ハロー ハイ ハイ
- 電子レンジから 飛び出していくと
ショーのパフォーマンスが 始まる
エキサイティングで 不安なんて吹き飛ぶんだ
観客を見たら
想像していた モンスターは いなくなる
すてきな人たちだ ショーの始まりだ
これはボクの「変な子」ファイルだ
「変な子」の間は とても不安になるんだ
すごく長い 一人芝居だし
毎回同じだからね
- マジで... - よく覚えたね
- セリフを忘れたら って 超怖いんだ
- フィルが「変な子」を やってる間
僕は ラマの足を付けて
この箱を押すんだ 本当に面白い
すぐに座って この足を外さないと
PCを開いて ジュースを飲む 顔もふくよ
- ショーの最中でも
PCを開く言い訳を 探すんだ
5分だけでもね
- 大切なことだ リフレッシュは大切だからね
ショーの後半に向けて
- 「変な子」が終わったら 僕がバックステージに
僕は 座って 君のパフォーマンスを見るんだ
「ダンおじさんの 電話サポート・ホットライン」
毎回新しいショーだからね
答えを聞くのが 楽しみなんだ
実際 一番楽しいよ
- 前髪をチェックする 時間でもあるんだ
こいつは バックステージの 鏡だよ
髪の毛をチェック 恥ずかしいけどね
おい おい ぐちゃぐちゃだ
バックステージのトーチ 髪の毛がよく見えるように
これでいい
もしもし?
- こんにちは ダン カリフォルニアのポリーナです
- お客さんから リアクションが あるのは 変な気分だ
YouTubeでは ないことだからね
ほら いつもは 「面白い作品になりそうだ」
「みんなが喜んでくれるぞ」 って感じで
みんなの反応は コメントでしか 見れないけど
生まれて初めての経験だよ
ステージに立って
「は は ジョークだよ」と言ったら 誰かが...
- ありがとう
両手におしぼり
おい こうやるんだ
- ちがうよ 全然見えないよ
ショーで最も 緊迫感があるのが
お互いの顔のヒゲを 消す瞬間だ
一番良いのが
お互いに 拭きあうことだって 気づいたんだ
自分で消したくても 自分の顔は見えないからね
- すごく変だよね
衣装室のスタッフは 毎回変わるけど
「あれは何?」って
- ショーを通して 一番恐ろしくて ドキドキするのは
最後の歌だ
「ダン アンド フィル」「ダンイズ ノットオンファイア」「アメージング・フィル」
何千人のお客さんに見せる ミュージカルだ
- 君から歌い始めなくてもいいから まだマシじゃない?
僕はでかいスポットライトを浴びて 立ってて
みんな 僕が歌い 始めるのを待ってる
♪ 外に出れば気分はウキウキ ♪
♪ だけどツイッターがなかったら? ♪
♪ きっと目を回す
♪ 立ち止まってつぶやく「ク…」 - おいおい
♪ Tumblr はボクの一部
- 歌と踊りへの反応を 見るのは楽しみの一つだ
誰も予想していない ことだからね
僕たちが歌と踊りを やるなんて 誰も思わない
- 君は何度か やったことが あるけど
みんなジョークだと思ってる
- うん
- 歌が大好き
- 歌と踊りがあるの 歌と踊りが大好き
- 普段は見れないことだから
- あのパートが大好き
いつも やってることと 違うから
- すごくキャッチーだ レコードが欲しいよ
レコードプレーヤーは 持ってないから
点字を読むみたいに 触って楽しみたい
記憶に刻みつけるんだ
♪ インターネットはここにある インターネットは最高 ♪
♪ フォロワーがいれば ♪
♪ リアルな友だちはいらない
- 歌ってる間はお客さんと
目を合わさないようにしている
ずっとスポットライトを 見てるんだ
でも みんなが 楽しんでくれてるのが見えたら
すごく嬉しくなる
♪ インターネットで過ごせば 人生は超ハッピー ♪
- やったな - やった
ステージを降りるときは
汗びっしょりで 感情が爆発しそうな感じ
うまくいったよね
- ボクもうまくいったと思う 君の感想は?
- 圧倒される感じ 終わりだって信じられない
- 体力的には 疲れ切ってるけど 君はどう?
- すごく疲れた あんなに一生懸命 踊ったことはないからね
- 命がけで踊ったよね
- すごく良かったよ
- ありがとう
- そろそろ反省会を 始めようか
どこが悪かったか 挙げていこう
- 最高のショーだった すごく楽しかったよ
- 2回目なんだ 大ファンだからね
今まで見たこともないショーだ
- いくぞ
[歓声]
- 裏方のスタッフの大切さは
言葉では言い表せない
- TATINOFに乾杯! - TATINOFに!
- 僕たちのアイデアを うまく実現できたのは
彼らのおかげだ
大切なスタッフだ
- インターネットで ずっと彼らを 見てきたけど
生で彼らを見るなんて 最高だわ
- すごく面白いわ アドリブも最高
心から楽しみながら やっているのが
見てて分かるわ
ずっと笑いが 止まらないの
- 来てくれてありがとう
ショーをやったことは 大きな意味があった
たくさんのファンに会えて
みんなにいい影響を
与えられた
それから 世界中で パフォーマンスをするという
特典だけでも
一生に一度の忘れられない 経験だった
- ずっと弟と一緒に動画を 作ってきたけど
僕たちにとっては コミュニティが大切だ
時々ダンとフィルは 僕たちや 僕たちの コミュニティに目を向けてくれる
でも今は 生徒が 先生になったように感じるよ
そして 彼らがやっていることを 僕が見ているんだ
- 新しいことに挑戦して 良かった
- 最初は単なるアイデアだった
「そうだ ショーをやろうぜ」
「曲を作って ダンスをやろう」 という感じ
とても怖かったけど
実際にショーをやって みんなが楽しんでくれたから
嬉しいし 自信にもなった
これで 新しいことに挑戦するのが 少し怖くなくなった
- 理由はよく分からないけど
彼らのコミュニティは ネット上で 最も結束力がある
- 2人はインターネット上にいる とてつもなく面白いオタク達で
思いついたことを 何でも口にしてしまう
- 大好き
2人のおかげで 人生が変わったわ
- ファンのみんなには 僕たちを見て
「変わり者でもいいんだ」と 思ってもらいたい
自分らしさを出して 新しいことに 挑戦してもらいたい
- 自分の存在意義を 疑問に思うかもしれない
何が重要かなんて 分からないよ
どうやったら やる気が出るか なんて分からない
でも 一日の終わりに
自分や周りの人を幸せに してくれるものがあれば
それが大切なものだよ
家に帰ったときに 人生が どうなってるかは分からない
- うん
- 長かったな
- そうだね まだ心の切り替えが出来ていない
飛行機に乗ったら
「ツアーバスが恋しい」 と思うだろうな
- ホントにそう思う? - うん
- これから1年ぐらい 眠ったら
また会おう
- うん 次は何かのプロジェクトとかでは ないよね?
トーストとか YouTubeの動画とかで
- しばらく ふつうの ユーチューバーに戻ろう
- おい フィル - なに?
- 家に帰ろう - OK
これがショーの後のダン
どうしてまだエネルギーが 残ってるんだ?
やらせておこう
- やあ 僕たちは...
- 不思議な緑色の 空間にいるぜ
- やあ - ここの臭いは...
シャワーが壊れた
まだ あの時のアザが シリが残ってるんだ
- そろそろ 終わりにしよう
- 怖い - 怖い
- 恐ろしい 怖いよ
怖い 考えただけで怖い
ダン・ハウエルvsテーブルクロス - 本当にできるかな?
3、2、1
気持ち悪い それから...
髪型が変だ
- 完全に壊れたぜ