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アナリティクスの「ユーザー」セクションには 所在地や使用デバイスなど
アナリティクスの「ユーザー」セクションには 所在地や使用デバイスなど
ユーザーの理解に役立つ情報が詰め込まれています また、訪問頻度や訪問間隔など
ユーザーの理解に役立つ情報が詰め込まれています また、訪問頻度や訪問間隔など
複数の訪問にわたるユーザーの行動を理解するのに 役立つレポートも用意されています
複数の訪問にわたるユーザーの行動を理解するのに 役立つレポートも用意されています
このレッスンで学習する内容は
リピートの回数や間隔のレポートによる ユーザー行動の分析
地域データの参照 モバイルトラフィックについてのデータの確認
そして カスタムディメンションのデータの参照です
「ユーザー」レポート群では ユーザーの性質
使用デバイス、ロイヤリティやエンゲージメントの度合 などがわかります
アナリティクスで最もよく使用されるレポートのひとつ 「地域」レポートから見ていきましょう
アナリティクスで最もよく使用されるレポートのひとつ 「地域」レポートから見ていきましょう
地域レポートでは訪問者のアクセス元地域を 大陸、亜大陸、国
地域、大都市圏、市区町村の区分で確認できます
サイト訪問者の所在地は IPアドレスから割り出されます
ヒートマップではあらゆる指標の地理的分布を 表示できます
指標を「新規セッション率」に切り替えれば 自社にとっての成熟市場と新興市場が一目でわかり
各地域で認知度向上とロイヤリティ向上のどちらを 重視するか判断する材料となります
各地域で認知度向上とロイヤリティ向上のどちらを 重視するか判断する材料となります
詳しい分析にはデータ表が便利です
たとえばビジネス拡大を検討するなら トラフィックが少ないものの
訪問してくれたユーザーは よい顧客になる傾向のある地域を
探すといいでしょう こういった地域は広告による認知度向上や
ビジネスチャンス拡大の効果が期待できる 潜在的な市場と言えます
データ表の「サイト平均と比較」表示で 「平均値」などの指標を追加すれば
トラフィックは特に少ないものの パフォーマンスが平均以上の地域が見つかります
また、ユーザーが多いもののパフォーマンスが 平均以下の地域を探す場合も
地域レポートが役立ちます たとえば直帰率が平均より高い地域があれば
ユーザーへのアピール力を高めるため 広告のメッセージ、サイト、アプリなどの改良が
必要かもしれません たとえば広告やサイトを現地の言語に翻訳したり
その地域との関連性が高いコンテンツを導入する などの方法が考えられます
次は「ユーザー」セクションの「行動」レポート群です
次は「ユーザー」セクションの「行動」レポート群です
「行動」の最初のレポート 「新規とリピーター」では
新規ユーザーとリピーターの比率を すばやく確認できます
この比率を別の期間同士で比較することで ロイヤリティの推移を調べることができます
また、このレポートでeコマースの指標を見れば 新規客/リピーター比率が持つ影響を
調べることができます この例では、リピーターは購入の頻度だけでなく
1回あたりの購入額も高いことがわかります リピーター増加を目指し
顧客維持プログラムやリマーケティング戦略を 実施するのも手でしょう
リピート回数のレポートでは、指定期間中の ユーザーのリピート訪問回数がわかります
1回や2回のユーザーもいれば もっと頻繁に訪問するユーザーもいます
リピート訪問が少ない場合 マーケティングのターゲットが間違っていないか
サイトのコンテンツやデザインが魅力を欠いたり 操作がしにくかったりしないか確認しましょう
サイトのコンテンツやデザインが魅力を欠いたり 操作がしにくかったりしないか確認しましょう
リピート間隔のレポートでは ユーザーがサイトを再訪するまでの日数がわかります
訪問ペースは 週に1回でしょうか、月に1回でしょうか?
この情報は、コンテンツ提供サイトや ブログの場合に特に有用です
たとえば、サイトで毎日新しいコンテンツを 公開しているとしましょう
ところがリピート間隔のレポートを見ると 多くのユーザーは週に1回しか訪問していません
この場合、メール配信登録や その他の通知システムを導入して
コンテンツ追加時にユーザーに知らせたほうが いいかもしれません
次の「ユーザーのロイヤリティ」レポートでは ユーザーがサイトで過ごした秒数や
閲覧したページ数を参照できます なお、閲覧が1ページのみのセッションは
滞在時間0~10秒の扱いになります
目標にするべき滞在時間は サイトの性質によって異なります
たとえばブログやニュースのサイトなら コンテンツをじっくり読める程度の
滞在時間を期待したいところです 一方、トラブルシューティングや
技術的な問題の解決を主旨とするサイトで 滞在が長引いているようなら
説明や手順が必要以上に複雑でないか 疑ったほうがよいかもしれません
滞在時間と同様に、ページ数の目標も サイトの性質次第です
たとえば大学のウェブサイトの場合 訪問者には入試案内だけでなく
大学の歴史や学部・学科 参加できる社会活動など
サイト内のさまざまなページの情報を 読んでもらえることが望ましいでしょう
サイト内のさまざまなページの情報を 読んでもらえることが望ましいでしょう
一方、問い合わせ先や店舗の場所を 案内するためのサイトなら
1ページや2ページのうちに 必要な情報が見つかるのが理想です
次は「ユーザーの環境」および 「モバイル」レポート群です
ユーザーがサイトを訪問・利用する際の 環境を知ることは
現行サイトの調整や今後の改装計画に役立ちます サイトのすべての機能がユーザーのデバイスで
問題なく動作する必要があります
「ブラウザとOS」レポートでは 特定のブラウザでのサイト利用時に
問題が起きていないか確認できます モバイルブラウザでの直帰率の高さが目立つようなら
コンテンツや操作性を整理した モバイル版サイトの設置や
閲覧の妨げとなっている技術的な問題の解決 などの対策が必要です
閲覧の妨げとなっている技術的な問題の解決 などの対策が必要です
デスクトップからモバイルへのユーザーの移行状況も 今後の開発を計画する上で重要です
デスクトップからモバイルへのユーザーの移行状況も 今後の開発を計画する上で重要です
モバイルのサマリーでは デバイス別のユーザーの内訳が表示され
スマートフォン、タブレット、PC それぞれのデータを確認できます
ここでも期間同士を比較することで モバイル使用状況の推移を確認できます
ここでも期間同士を比較することで モバイル使用状況の推移を確認できます
モバイルの「デバイス」レポートでは 使用デバイスについてさらに詳しい情報、たとえば
デバイス名、ブランド、サービス事業者 入力セレクタ、OSのほか
画面の解像度なども確認できます
これらのレポートは デベロッパーやデザイナーが
サイトをモバイル向けに調整するのに役立ちます 最後に、開発チームの協力を仰いで
追加のコードを導入することで デフォルトでは測定されないデータ、たとえば
ユーザー属性などを カスタムディメンションによって取集・分析できます
たとえばサイト上のフォームで 勤務先の業種を選択してもらっている場合
カスタムディメンションを使えば 選択内容を捕捉することができます
以降、同じユーザーの訪問時には 業種が認識されているため
ユーザーのサイト利用状況を 業種別に分析することができます
カスタムディメンションは 「ユーザー」セクションではなく
カスタムレポートのプライマリディメンションとして 利用する必要がありますが
ユーザー理解の強い味方となります
カスタムディメンションを導入するには アナリティクスのトラッキングコードの
最新バージョンを利用している必要があります
ウェブサイトやアプリでの カスタムディメンションの利用と
「ユーザー」レポート群の利用について詳しくは レッスン内のリソースをご覧ください
「ユーザー」レポート群の利用について詳しくは レッスン内のリソースをご覧ください