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0:00:00.000,0:00:11.990 こんにちは
ダイアナです
シドニー交響楽団の オーボエ奏者です
ここはオペラハウスの コンサートホールです
YouTubeシンフォニー オーディションの
オーボエ課題曲について お話しします
まずは チャイコフスキーの
交響曲第4番 第2楽章です
本当に美しい メロディーです
情緒的に 豊かに表現しつつ
シンプルさも保ちます
美しい流れを 明確に表現しましょう
楽譜には多くのことが 書いてあります
テキストを 把握しながらも
引きずられないように してください
もたついてはいけません
テンポも流れも 維持しながら
細部を表現します
そこがこの曲の 難しいところです
具体的に たとえば9小節目
息継ぎしたいでしょう
もっともです
指揮者に 息継ぎをしてくれと
聴く人が疲れると
言われたこともあります
でも循環呼吸に 慣れている奏者は
ここは逆に 続けた方が楽だと
思っています
これもわかります
息継ぎについては 合理性より
音楽的にどうかを 考えてください
例を見せます
[オーボエの演奏]
たとえばこうです
息が足りない場合は そっと吸いましょう
次のDフラットを 強く吹かないように
格好悪いです
いいですね
もう1つ注意するのは
このばらばらの音の 和音構成です
これを 知っておくと
流れやフレーズを作り 方向を決めるのに
役に立ちます
ではチャイコフスキー 4番の
抜粋を演奏します
0:02:35.954,0:03:10.680 [オーボエの演奏]