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何の為に わざわざ働くんですか
学生から大人になるにつれて、 多くの人が経験をする、就職活動。 様々な就活生がいる中、 なかなか 『尖った学生』 もちらほらと目にした事があると思います。 しかし、たまに、少し 「宜しくない」 尖り方をした就活生もいるわけで・・・ 寄稿して頂いた方は、元商社人事部。 意欲の高い学生が多く、 中々尖った学生も多かったのだとか
しかしそんな中、 失礼とも取れる質問をした学生がいました。 『僕は、新しい働き方を実現したい』 『毎日満員電車に 揺られながら働くのが嫌だ』 『何の為に、わざわざ そんなに働くんですか?』 その就活生の噛み付き方に、 少し嫌な感覚を覚えたその元人事部の方。 しかし、面接官として 参加していた上司から、 思わず
「見事」 と思う切り返しが飛び出します。 面接官を勤めていた上司は、 『何の為に、 わざわざそんなに働くんですか?』 と質問をした学生に対して、 こう返しました。 『その 「何の為に」を見つけるのが、 君がこれから社会に出る上で、 一番必要な事なんだ』 『何の為でもいい。家族の為でも、
恋人の為でも、会社の為でも、 チームの為でも』 『ただ、誰かの為にと本気で思えないと、 誰かの為にと思って働いている人より、 良い仕事はできないと思う』 『そう思う人は、覚悟があるから、 一生懸命良い仕事をするんだ』 噛み付いての質問をした学生は、 その話を聞いた後は言葉を失い、 「ありがとうございます」 と質問を終えました。 結局その学生とは縁がなく
面接を通過する事はありませんでした。 その方がその後どうなったかは 知る由もなく、 もしかしたら彼が語らっていた 「働き方」 に辿り着いているのかもしれません。 しかし、少なくとも 面接官が彼に語った言葉は、 社会で一生懸命働く上で、 非常に重要なことではないかと思いました。 「何の為に、頑張るのか」 その軸がはっきりしていれば
はっきりしているだけ、 良い仕事ができる人が たくさん社会にはいる様に思います。 あなたは、何の為に働いていますか? そんな事を立ち止まり考えさせてくれる、 ある面接での出来事でした☆