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午前三時過ぎ 夜空は碧い
左手に握る缶コーヒー
車道の真ん中に寝そべり星数える
眩い光の星の隣で小さく瞬くその星も
数え忘れたりはしないよ
きっと大きくなれるよ
そうさ こんな僕のことも
誰かが見てくれてるよ
どんなに小さな光でも
絶やさず輝くんだ
広いこの地球(ほし)で
儚い光でも
この存在に意味があること
信じ 今日も光放つ
どれほど時が過ぎようとも
消えはしない確かな光
午前四時前 張り詰めた空気
マフラー越しの白い吐息
信号は黄色 止まれない僕の人生
か弱い君が隣のあの子に思いを馳せているとしたら
それは憧憬か羨望か
それとも嫉妬だろうか
僕が満足できるなら
それで良いと思ったのに
誰よりも輝いていたい
だけどそこには届かない
そんな柵(しがらみ)の中
絶えない光でも
背負う思いは日々違うから
この光絶えなば絶えね
一瞬でも途切れた光はどうなるの
答えてくれよ
夜が明けて何も見えない
世界は廻りだす
揺れ出す空気 鳥の鳴き声
僕は取り残されてゆく
誰も待ってくれやしないよ
さあ歩こう
儚い光でも
この存在に意味があること 信じ
今日も光放つ
どれほど時が過ぎようとも
消えはしない
守り抜くんだ
この先もずっと