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こんにちは、Jim Waltersです。Agilent Technologiesの シニア・テスト・エンジニアです。
今日ご紹介するのは新しいDMMです。 モデル番号は34461Aです。機能の1つとして、
私たちがこのDMMにデザインしたのは、 旧世代のDMMをエミュレートする機能です。
エミュレートするのは旧世代で数十万台も 出荷されたモデル、34401Aです。これから、
ちょっとしたプログラムを実行して、新しい 34461Aに問い合わせをします。これに対する応答で、
機種の識別ができます。次に、プログラムで DMMを制御して、34401Aをエミュレートします。
IDNが、プログラミング後は34401Aに変わります。 では、コマンドを機器に送って、
機種を問い合わせてみましょう。 返ってきた応答は、
Agilent 34461Aですね。次に別のプログラムにより、 機器を34401Aに設定し、古いシステムで
使用できるようにします。コマンドを送りました。 IDNを問い合わせると、
応答は、Hewlett Packard 34401Aとなります。 こちらは私が書いたプログラムで、
34401A用になっています。このプログラムを実行して、 新しい34461Aを制御してみましょう。結果は
同じになるはずです。このように、 このままで簡単にDC測定の実行、AC測定の実行、
周波数測定の実行が可能で、 結果を取得できます。表示結果は、4 V、
6 V、最後の値は8 Vdcです。 AC測定に切り替わりました。こちらは、
1 V、3 V、4 V、 最後の値は5 Vacです。
次に周波数測定に切り替わり、10 Hz、 20 Hz、30 Hz、40 Hz、
50 Hz、最後の値は60 Hzとなります。 さて現在、このプログラムを実行したのは、
新しい機器に対してです。これから 同じプログラムを古い機器に対して実行します。
現在、34401Aを制御しています。2 Vdc、 4 Vdc、6 Vdc、8 Vdcが得られました。
次に、ACモードに切り替わります。 1 Vac、2 Vac、
3 Vac、4 Vac、5Vacが得られました。 次に周波数測定に切り替わります。
周波数は、10 Hz、20 Hz、 30 Hz、40 Hz、50 Hz、
60 Hzです。デモをご覧いただき、 ありがとうございました。最後に強調したいのは、
ご覧いただいたように、既存の34401を 新しい34460/61Aに置き換えられる点です。
私たちは大変な努力をして、これらの製品の 互換性を実現しました。テストでは、
新しいDMMに対して既存の連続テストを、 何百回も繰り返し行い、
新しいDMMが旧世代のDMMと同様に動作することを 確認しました。すべての既存の
34401Aのコマンドを新しい機器でも 使用できます。このデモでは、非常に簡単な
サンプルで互換性をご覧いただきましたが、 私たちは他に非常に多くのテストを行って、
互換性を確認していますので、何も問題は生じません。 ありがとうございました。