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レッスン7
今日は王手と詰みについての話をします。
王様が相手の次の手で取られる場所に居るとき
王手がかかったと言います。
この飛車でどうやって王手をかけますか?
2つ方法があります。
これと、
これです。
飛車は王様を取ろうとしています、なのでこれは王手です。
手持ちの金ではどうやりますか?
金を打つことで王手が出来ます、例えばここかここです。
王手がかかったら次の手でその脅威を外さなければなりません。
それには3つの方法があります。
最初の方法は相手の駒が利いていないマスに王様を動かすことです。
例えば、この王様はこのように逃げます。
2番目は王手をかけている駒を取ることです。
この場合は王様自身で取ることが出来ます。
そして、自分の他の駒で取ることも出来ます。
3つ目は飛び駒の場合、他の駒で飛び駒の利きをブロックすることです。
ブロックするために駒を移動するか、単純に駒を打ってブロックすることも出来ます。
もし王様を安全する方法がない場合、王様は詰みとなってしまい、対局に負けてしまいます。
OK、ではエクササイズをしましょう。
この王様を詰ましてください。
答えは金をここに打つ、です。
これは飛び駒じゃないのでブロック出来ないのです。
そして、王様が金の利きが無いところへ移動することが出来ません。
また、歩によって取られてしまうため、金をとることも出来ません。
このことを「駒の接続」と言います。
日本語では「歩が金に紐がついている」とか、
「金に歩の紐がついている」とか言います。
とにかく、この金は駒の利きがない場所に行けないので詰みとなります。
これは詰みのもっとも基本的な形で「頭金」と呼びます。
なぜなら王様の頭上に金がいるからです。
そして、将棋では王様は実際には取られることはありません。
なぜなら詰みになったら、対局は終了するからです。
では、エクササイズをしましょう。
この王様を詰ましてください。
考える時間をとりたい時は、ビデオを止めてください。
答えはこれで詰みです。
これは「腹金」と呼びます。
これはどうやりますか?
これで詰みです。
これは「尻金」と呼びます。
金が飛車によって紐づいているので詰みになります。
これはどうやりますか?
この王手はよくありません、王様に逃げられてしまうからです。
この場合は頭金を作るために
歩が成ります。
または、このようにしてもいいです。
頭金に似てるでしょ?
他の例です。
そうですね、頭金に似ています。
これはどうでしょうか?
金を2つ持っています。
そうですね、これも単純な頭金です。
頭金です。
2つの連続した頭金です。
これについてはどうでしょうか?
3つ金を持っています。
とても単純です。
詰みです。
銀を手に持っていた時はどうでしょうか?
この場合「頭銀」は詰みにはなりません。王様がするっと逃げられるからです。
しかし、歩が成っていたら、頭銀によって詰ますことが出来ます。
なぜならと金がこれらのマスに効いているからです。
では、金と銀でこの王様をどうやって詰ませますか?
金を最初に使いますか?
それは詰みにはなりません。わかりますか?
最初に銀を使う必要があります。
詰みです。
なので普通は、最後に打って詰ませるために金を取っておくべきです。
他の例を見せましょう。
最初に金を使ってしまうと、
王様を詰ませられません。
しかし、銀を最初に使えば、
詰みです。
もし王様がここに動けば、
これもまた詰みです。頭金です。
では、もし敵の金が王様を守っていたら?
この場合、頭金は詰みにはなりません、なぜなら金によって取られるからです。
これで詰みになります。
なぜなら、王様がこの道にいけないからです。
2つの金が王様を守っていたら?
金では詰みに出来ません。
しかし、桂馬を持っていたら。
簡単な詰みです。
他の例です。
どうやって詰みにしますか?
とても簡単です。
詰みです。
これを「雪隠詰め」といいます。
もし角が銀だったら?
もちろん王様を詰みには出来ません。
銀によって取られてしまいます。
しかし、角がここにいたら
詰みになります!
銀で桂馬を取ると角が王様に効いているからです。
これはどうでしょうか。
銀によって詰みになります。
これも単純です。
OK。これが最後の例です。
この王様をどうやって詰ましますか?
もちろん最初の手はこれです。
日本語ではこれを「一間龍」といいます。
これはしばしば詰みに至ります。
相手は歩をここに打つしかありません。
で、どうやって王様を詰ましますか?
答えは金をここに打つ、です。
もしこれが詰みだと理解してなかったら、
王様への駒の利きを外す方法がないことを確認してください。
OK、今日はこれで全部です。
見てくださってありがとうございました。