Tip:
Highlight text to annotate it
X
南 和繁です。
abrasusというブランドの デザイナーをしています。
財布であったりとか手帳や名刺入れ、 そういった革小物とカバンですね。
基本的には自分が本当に欲しいと思える
そういったモノを作っていきたいと 思っています。
abrasusというのはラテン語で 「削り取る」。
僕たちがいつも心がけているのは 割り切るということで
本当に必要なものは必要とし、 犠牲にするところは犠牲にする。
林 軍治です。
縫製職人を50年やっています、68歳です。
今までやってきた工程とかそういうものは そんなに変わらないんですけど
まずデザインが斬新というか、今までに 目にしたことのない商品ですから。
こういうモノで...という 心配はありましたけどね。
僕が作っている商品というのは すごく形が変わっていると。
僕の想いというのは強いし 性格が細かいので
職人さんもけっこう困りながら 試行錯誤して
サンプル作ってはやり直して...。
だから最初はね、右往左往しました。
それを詰めていくのに 時間はかかりますけど
充分緻密に計算された 商品かなと思いますね。
本当に既存の財布はなかったことにして ゼロベースで考え始めて
もしお札と小銭とカードをポケットに入れる ために収納する、入れ物を作るんだったら
どうするのかというのを ゼロから考えだしてます。
職人さんも僕の気持ちを くんでくださって
僕だけでは解決できない色々な 問題を一緒に考えてくれて
それを解決して今の財布って いうのができて...。
今はね、そんなに奇抜だとは 思わないですね。
やりがいがあるんですよ。
デザインがこうゆう時代が 来たのかってことを感じますね。
今までのイメージと全然違いますから。
これが次の世代のスタンダードに なっていくのかなと感じますね。