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テーマ:自由と安全保障
最後に、新ルール!
“ベン・フランクリンが何か 賢いことを書いたとしても――”
“サラ・ペイリンがそれを二度もツイートして フェイスブックに載せたが最後”
“それは相殺されるものとする”
たとえば アイスを舐めてたとして それをフクロネズミに盗られ
舐められ 噛まれ その上を寝転がられ さらにケツの穴に突っ込まれたもの
どんなに必死に洗い流したとしても それを食べたいとは思わないだろう?
さて ベン・フランクリンの 実際の言葉だが――
実はさほど 賢い といえるものではない
もはや 一般通念として 確立されているがね
“束の間の安寧のために 自らの根源的自由を放棄する者には”
“自由も安心も得る資格はない”
んなわけない
たとえば赤信号で車を停めたり 税金を払うのは なぜだと思う?
金が全部 私のものなわけじゃない 一部は 政府に渡さなきゃならない
政府はその金で 軍隊を整備し 警察官の給与を払い――
アフガンの軍閥どもを 買収するわけだ
これを「社会契約」という
だから空港には警備エリアがあるし 飲酒運転は取り締まられるし
銃規制も存在する訳だ
おっと 該当するのは2つだけか
ベン・フランクリンの時代では――
安全と引き替えに自由を放棄するなど とんでもないと主張することができた
1755年に何が脅威だったかといえば 最悪でも大砲やマスケット銃くらいのものだ
しかし現代では 無味無臭の神経ガスや 核兵器なんてものもある
建国者たちは聡明だったが 予言者ではなかった
修正第4条を書き上げたとき 「電子メール」は予期していなかった
修正第2条を書き上げたとき 狂信的な銃愛好家の台頭は予期していなかった
私が幾分かでも 自由と安全を引き替えにできる 唯一ともいえる理由を 具体的にお見せしよう
写真に写っているのは MK-54という スーツケース型核爆弾だ
爆弾を二人の男に見せているのは FBIのフーバーで――
この二人もフーバーと “同じ趣味”を持っている
MK-54は 重さわずか 23キロの超小型核爆弾だ
アメリカは50年代にはすでに これを造ることができた
ということは 他の国も造れるということだ
彼の国のEメールを 覗き見したいかって?
もちろん!
もちろん イエスだ!
ただし それ以外の目的で覗き見した場合は 厳格な罰則を設けることが条件だ
ならば 自由と安全のトレードオフを 受け入れることができる
なぜならば――
政府に電子メールの記録を採られるのも 警察に免許証情報を追跡されるのも――
“いかがわしい”電話サービスへの通話記録を NSAに把握されるのも 真っ平御免だからだ
「ヤツ」に「アレ」を頼むたびに すべてを把握されていて平気かって?
んなわけない!
でも いい兆候もある
現在 議会の両院で少なくとも 10の法案が検討されていて
あの『愛国者法』を改正するか 破棄するか――
自由と安全のトレードオフについて 議論が行われているというのだから
スノウデン氏の功績は もはや認めるしかない
たしかに彼は 変人だが――
彼が あのオタクっぽいメガネ顔で 水商売の彼女を連れて登場するまでは
誰もNSAのことなんて 気にも留めなかった
政府のいち機関であるという それだけの関心しかなかった
そう 連邦議会のように
よし