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このレッスンではデジタル分析ツールで目にする データについて説明し
このレッスンではデジタル分析ツールで目にする データについて説明し
アナリティクスの一般的な指標を いくつか紹介します
どの分析ツールにも2種類のデータがあります
1つ目はユーザーやセッション、ユーザー行動の 性質を表すデータで
アナリティクスでは「ディメンション」と呼びます
2つ目が指標データで、これはユーザーや セッション、行動を数値的に測定したものです
2つ目が指標データで、これはユーザーや セッション、行動を数値的に測定したものです
指標は数値で表されます
アナリティクスのレポートには 必ずこの両方が含まれ
通常は表の形でレポートに表示されます
最初の列にはあるディメンションの 値の一覧が
残りの列にはそれに対応する指標が 表示されます
アナリティクスのディメンションを いくつか見てみましょう
ユーザーのディメンションは たとえば所在地です
セッションのディメンションはたとえば ユーザーをサイトに呼び込んだ参照元です
ユーザーがサイトでとった行動のディメンションは たとえば閲覧したページの名前です
ユーザーがサイトでとった行動のディメンションは たとえば閲覧したページの名前です
指標はユーザー行動の理解に役立ちます
何かの回数、たとえばサイトやアプリを 利用したユーザーの総数や
平均値、たとえばのセッション中に閲覧される ページ数の平均などが指標データで
平均値、たとえばのセッション中に閲覧される ページ数の平均などが指標データで
エンゲージメントの測定に よく使用されます
またコンバージョン指標のトラッキングも可能です
これは価値のあるユーザー行動 たとえば購読登録や商品の購入を測定するものです
これは価値のあるユーザー行動 たとえば購読登録や商品の購入を測定するものです
「訪問者数」「ユーザー」などと呼ばれる指標は
一定期間中にサイトを訪問した ユニークユーザー数を測定します
この指標はユーザー数の規模をつかむために よく利用されます
ユーザーは新規ユーザーとリピーターに セグメント化することができます
ユーザーは新規ユーザーとリピーターに セグメント化することができます
訪問(セッション)は、同じユーザーによる ひとつながりの行動を指します
訪問(セッション)は、同じユーザーによる ひとつながりの行動を指します
アナリティクスの初期設定では、サイト操作が 30分中断するまでを同じセッションと見なします
アナリティクスの初期設定では、サイト操作が 30分中断するまでを同じセッションと見なします
これをタイムアウト期間と呼び
長さはアナリティクスの構成で 指定することができます
長さの変更が必要なのはどんな場面でしょう?
テキスト中心のサイトと動画配信サイトとで ユーザー行動の違いを想像してみましょう
テキスト中心のサイトと動画配信サイトとで ユーザー行動の違いを想像してみましょう
テキスト中心の場合 いくつかのページを読んで立ち去るなど
短時間の接触が予想されるため 30分のタイムアウト期間は合理的です
短時間の接触が予想されるため 30分のタイムアウト期間は合理的です
しかし動画サイトでは、ユーザーは 30分を超える動画を視聴するかもしれません
しかし動画サイトでは、ユーザーは 30分を超える動画を視聴するかもしれません
アナリティクスのデフォルトでは操作がないまま 30分経過するとセッション終了と見なされますが
アナリティクスのデフォルトでは操作がないまま 30分経過するとセッション終了と見なされますが
実際にはユーザーはまだ サイトで動画を視聴している可能性があります
こういった場合、タイムアウト期間は 最も長い動画よりも長く設定するといいでしょう
こういった場合、タイムアウト期間は 最も長い動画よりも長く設定するといいでしょう
ウェブサイトでは、各セッションの中で ユーザーによるページへの接触が発生します
ウェブサイトでは、各セッションの中で ユーザーによるページへの接触が発生します
ウェブサイトでは、各セッションの中で ユーザーによるページへの接触が発生します
アナリティクスはこれらの接点を 「ページビュー」として自動的に記録します
ページビュー指標とはその名のとおり ページが表示された回数のデータです
これ以外にもさまざまな種類の接触、たとえば 動画の視聴などもトラッキング可能です
こういった「イベント」のトラッキングには カスタマイズが必要です
セッションがアクティブかどうかの判断基準は ページビューやイベントの有無です
セッションがアクティブかどうかの判断基準は ページビューやイベントの有無です
前述のとおり初期状態では ページとの接触やイベントが発生しないまま
30分が経過すると そのユーザーのセッションは期限切れとなります
アナリティクスの指標のうち 時間に関係するものは
ユーザーの行動、つまり「ヒット」をもとに 計算されている点に注意しましょう
ユーザーの行動、つまり「ヒット」をもとに 計算されている点に注意しましょう
時間関連の指標を計算するため さまざまな接触の発生時刻が記録されています
時間関連の指標を計算するため さまざまな接触の発生時刻が記録されています
たとえばセッションの長さ(滞在時間)を表す指標は
サイトでの最後のユーザー行動の時刻から 最初のユーザー行動の時刻を引いて計算されます
サイトでの最後のユーザー行動の時刻から 最初のユーザー行動の時刻を引いて計算されます
ユーザー行動とは ページの参照や
より複雑な測定を行っている場合は イベントのことです
ページ滞在時間の指標は あるページを開いた時刻を
次のページビューの発生時刻から引いて 計算されます
次のページビューの発生時刻から引いて 計算されます
先ほどと同様、「イベント」を使用する 複雑な構成の場合は
ページ上で最後にイベントが発生した時刻が 計算に使用されます
ページ上で最後にイベントが発生した時刻が 計算に使用されます
最後に「直帰率」という重要な指標について 説明します
直帰率とはユーザー行動が1件しかない セッションの割合です
通常は、サイト内のページにアクセスして そのまま離脱した場合に「直帰」と見なされます
通常は、サイト内のページにアクセスして そのまま離脱した場合に「直帰」と見なされます
滞在時間は関係なく
ページにアクセスして、それ以外のコンテンツを 見ずにすぐ立ち去れば「直帰」です
ページにアクセスして、それ以外のコンテンツを 見ずにすぐ立ち去れば「直帰」です
直帰の場合 発生する接点は最初の1つだけなので
次の接点との時間差からセッションの長さや ページ滞在時間を計算することはできません
次の接点との時間差からセッションの長さや ページ滞在時間を計算することはできません
直帰セッションやそれに含まれるページビューでは 滞在時間はゼロとして記録されます
直帰セッションやそれに含まれるページビューでは 滞在時間はゼロとして記録されます
直帰率が高い場合
ページの内容がユーザーの期待と 食い違っているかもしれません
ページの内容がユーザーの期待と 食い違っているかもしれません
あるいは、サイトが使いにくいと思われた 可能性があります
あるいは、サイトが使いにくいと思われた 可能性があります
1ページしか参照されないことが多い ブログなどでは直帰率が高くても問題ありません
1ページしか参照されないことが多い ブログなどでは直帰率が高くても問題ありません
この指標はマーケティングキャンペーンの リンク先ページの有効性を測るのに効果的です
この指標はマーケティングキャンペーンの リンク先ページの有効性を測るのに効果的です
前述のとおり、時間関連の指標や直帰率は セッション中のユーザー行動の記録に基づきます
前述のとおり、時間関連の指標や直帰率は セッション中のユーザー行動の記録に基づきます
ページを読み込む頻度が低いサイトでは この計算が困難です
たとえばAJAXやFlashを使ったサイトでは あまりページビューが発生しません
ユーザー行動をより正確に測定できるよう
イベントトラッキングを組み込むことを おすすめします
そのままでは平均滞在時間は非常に短く 直帰率は非常に高くなる可能性があります
そのままでは平均滞在時間は非常に短く 直帰率は非常に高くなる可能性があります
アナリティクスのレポートを正確に解釈できるよう これらのコンセプトや定義を頭に入れておきましょう
アナリティクスのレポートを正確に解釈できるよう これらのコンセプトや定義を頭に入れておきましょう
アナリティクスのレポートを正確に解釈できるよう これらのコンセプトや定義を頭に入れておきましょう
レッスンの内容をまとめます
アナリティクスでは「ディメンション」と「指標」の 2種類のデータを表示します
ディメンションとは ユーザーやセッションの性質
指標はユーザー行動の数値的な測定結果 つまり合計、平均、割合などです
指標はユーザー行動の数値的な測定結果 つまり合計、平均、割合などです
利用できる指標とディメンションの一覧は ヘルプセンターでご確認いただけます
利用できる指標とディメンションの一覧は ヘルプセンターでご確認いただけます