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“ミラーレス車”解禁で何が変わる!?メリット・デメリットと予定される”ミラーレス車”を一挙公開
話題を呼んでいるミラーレス車のメリットとデメリットを徹底解説!近い将来、日本でも公道走行が可能になるかもしれないドアミラーを装着しないミラーレス車。
今回は、そんなミラーレス車の導入により何が変化するのかご紹介します。
ミラーレスの狙い。
現在のドアミラーやバックミラーでは表示範囲が限定されてしまうので死角が出来てしまうことにより安全性が問題視されておりました。
実際に死角があることが原因でバイクを巻き込んでしまったなど大きな交通事故に繋がるケースも発生しています。
そのような死角をなくし安全性の向上を目的としたミラーレスが主な背景となります。
ミラーレス車のメリット。
ミラーの代わりにクルマ周囲に高性能カメラを搭載し室内モニターに車外の状況を映し出し死角を無くすことが可能になるミラーレスですが、一体どのようなメリットがあるのでしょうか。
視野が広がる。
従来のミラーでは夜間での車外状況が見えづらいということもありましたが、搭載したカメラの感度を変化することで視野が広がります。
接触防止に繋がる。
狭い道での走行で困らされる車幅もドアミラーが無くなることで運転もしやすくなります。
騒音がなくなる。
サイドミラーが無くなることにより、空気抵抗(エアロダイナミクス)が削減し、風切音も今までよりも減少することになります。
軽量化=燃費向上。
二酸化炭素(CO2)の排出量削減され燃費の向上が期待されると同時に車体における軽量化にも繋がります。
その他、従来横に突き出たドアミラーが排除することが出来るので、デザイン自由度の幅は格段に上がるメリットもあります。
ミラーレス車のデメリット。
安全性を高めることができるミラーレス車ですが、まだまだ不安材料も多く見受けられます。
具体的には、カメラとモニタを連動することによって避けられない「タイムラグ」です。
運転時には僅かな遅れでも生死を分けることになってしまうため、タイムラグは改善しなければならない問題です。
また、天候によってディスプレイでの表示に乱れが発生するなど、いくつかのデメリットもあるようです。
故障した場合。
もしも運転時に故障が発生したら、当然大きなトラブルに発展してしまいます。
デジタル化を進める中では性能を確実なものにするのは必須条件となります。
目が疲れる。
今まで自然光など反射していたミラーと違い、モニターの場合は自然光ではないため夜間でも常にモニターは映っている状態です。
暗い車内でも映像が必要以上に明るいため、これまで以上に目が疲れる可能性は高いです。
価格が高い。
高機能なカメラやディスプレイを使用するので、販売価格は高くなってしまう傾向があります。
まだまだ開発途上の段階にあるため、今後改善されてくる可能性は高いですが現在は懸念の一つに挙げられます。
また、盗難の恐れなど現時点ではまだ様々な課題が残っている状況です。
BMWが公開したミラーレス車「i8」動画。 公開されているミラーレス車の紹介。
テスラ「モデルXコンセプト」。
▲2012年に先陣を切ってテスラ・モーターズがミラーレス車を発表しました。
サイドミラーをカメラにすることで、公道での走行を目指した代表的なミラーレス車です。
BMW「i8」。
▲今年1月に披露したi8をベースに開発されたコンセプトカー。
ドアミラーとルームミラーの代わりに、3台のカメラを装着し、ディスプレイのシステムはカメラの画像を評価し、危険を察知すると黄色の警告マークで警告します。
レクサス「LF-FC」。
▲レクサスが打ち出したコンセプトカーは燃料電池車として紹介され、こちらもミラーレスを実現してます。
日産「Gripz Concept」。
▲新型SUVのコンセプトカーは、フェアレディZの後継モデルとされていますがこちらも完全にミラーはありません。
今年のミラーレス車解禁に合わせたモデルです。 ポルシェ「918スパイダー」。
▲サイドミラーの替わりにカメラを装着されていますが、少し違和感があるデザインになっています。
ミラーレス車に関するクチコミ情報。 ミラーレス車のこれから。
既に各メーカーがミラーレスを実現に向け開発を進めていますが、ミラーレス車は「本当に安全なのか?」「危険ではないのか?」という不安要素を現時点で拭いきるのは厳しいかもしれません。
まずは信頼できる性能・環境を作り上げることが急がれ、6月に迫るミラーレス解禁までにも補填する制度なども必要になるのかもしれないと思います。