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震災当日 午後9時頃の釜石市
「余震です」
「揺れてる、揺れてる」
「すごい余震」
市街地へ向かうスタッフ
「あれ、物置じゃない?」 「流されて、ここまで来たのか」
「これ、どこから来たんだろう」
「すごいことになってるな、これ」
釜石市大渡町付近
岩手めんこいテレビ 高橋裕二アナウンサー 「釜石駅から歩いて5分ほどの住宅地です。 この地区まで浸水したようです」
「車は流された様子があります」
「こちら側の住宅地、中からリュックやテレビなどが 流された跡が見えます」
「中を見ますと、タンスなどの家具が ぐちゃぐちゃになっています」
「フェンスも、なぎ倒されています」
「住宅地も、中から外にはみ出して、 押し出されたようになっています」
「自動販売機ですね」
「自動販売機も倒されています」
「ちょっと、何これ」
「住宅と住宅の間で、車がぶつかり合っています」
「浸水した水に流されて、さらにその上に、 いろいろなものが積み上げられています」
「あの家は、扉が壊れていますね」
「この車のバンパーの部分が、ねじられているようです」
「そして今、余震を感じました。(午後)9時10分頃です」
「大きな揺れを感じています」
「住宅からも少し物が落ちてきました。 電線が大きく大きく揺れています」
「あたりは静寂に包まれています。 おそらく皆さん、避難したものと思われます」
「住宅の前、車の上に車が。流されて来たものでしょうか」
「折り重なっています。その向こう側の住宅も、 ドアが完全に壊されています」
「こちら食品容器を販売しているお店です」
「車が中に突っ込んだような状態になって、 バラバラになっています」
「こちらブロック塀。 一般的なしっかりとした硬い、分厚いものですが...」
「家の方に倒されて、壊れています」
「これが最初、何かわからなかったのですが、 車がひっくり返って、裏側を見せています」
「車の腹を見せた状態の車が奥にも1台あるので、 2台並んでいます」
「こちら側には、同じようにひっくり返った車があります」
「ここは、もともと何だったんでしょうか」
「どうすればこんな状態になるのでしょうか。 横転した車の上に、もう1台車が乗っています」
「そしてその周囲には、横転した車が並んでいます」
「中身も商品なのかゴミなのか、わかりません」
「たばこの自動販売機です」
「こちらは、たばこ屋でしょうか。中の商品1つも見えません」
「流木のように流れて来たものが、乱れています」
「電柱に、車がもたれかかるようにしています」
「電柱に、車が立てかけられているようになっています」
「勢いよく流されてきた、そんな状態がわかります」
「こちらも、少し前まで人が住んでいた跡があります」
「これ天井まで、(津波)行きましたね」
「エアコンのところまで、木の枝のようなものが 引っかかっていますね」
「高さにして3メートルくらいはあるでしょうか」
「そして、ここにも土の跡がありますので、 この高さまで土砂が流れてきたと思われます」
「その勢いで中に入り込んで、窓ガラスは粉々に割れて」
「ソファや家具が乱雑に動かされたように見受けられます」
「こちらも家が倒壊しています。 屋根の部分が、直接地面に触れた状態になっています」
「信号機も45度くらいまで、曲げられています」
「向こうも家があったんでしょうか。店があったんでしょうか」
「がれきの山と化しています」
さらに進むと...
「水の量が多くなってきましたね」
「ゲームソフトに食料、そしてマンガ」
「消防車」
「消防車ですね」
「先ほど、放水用のホースが下に落ちているのが 見つかりましたけれども」
「消防車と宅配便の車」
「その下にも車があるのでしょうか。がれきの中に埋もれています」
「手前のがれきと思っていた物も車ですね」
「下は、がれきの海になっています」
「1つひとつをみると、コミックやソファ、ゴミ箱など 生活感あふれるものばかりです」
「ここから先が困難だな」
「ちょっと行ってみましょうか。ここまで来たら」
「やっちゃった。気をつけてください」
「ひどい...」 「これはすごい」
「消防車です、やっぱり」
「先に行けない。車ですね」
「横転した車の上に宅配便の車」
「その横には、がれきの下になった消防車が止まっています」
「流されてきたんでしょうか」
足下に気をつけながら 先を目指すスタッフ
釜石市保健福祉センター付近
「海の方に近づくにつれて、非常に足元が不安定になってきました」
「余震が先ほどから何度もありますが、 このように車が、2段・3段になった状態があり...」
「落ちてくるようなことを考えると非常に危険です。 ここで戻りたいと思います」
「これ以上先に行くのは、危険だと思われます」