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私の名前は Darren Priday です。
Michael Beetham エネルギーセンターのマネージャー代理を務めています。
当博物館は常に、ルニエのような展示を支援してくれるパートナーシップを探しています。
そして今回のプロジェクトでは、Wargaming が主要スポンサーとなっています。
これは魅力的なシステムといえます。 それにユニークです。
航空機に試したことがあるとは思いません。
実は、かかっているのはただの水ではありません。 クエン酸を含む水です。
最初は、ロンドンのインペリアル・カレッジと共に作業をしていました。
カレッジはいくつかテストを行いました。
PH をほぼ5.3までに戻すために水に加えたものがクエン酸でした。
この航空機の上で成長した生物や甲殻類をやわらかくしようとしています。
そうすることで、アルミニウム金属で覆われている下部が解放されます。
この航空機は1940年8月、バトル・オブ・ブリテンで撃破されました。
なにがどう作用したのかはわかりませんが、この73年経過した航空機は良い状態で生き残ったといえます。
何を探せばよいかわかっていませんでした。
起こったことは、漁師が遭遇したということでした。
実際には、この航空機が漁師の網にひっかかったということでしたが。
無事な状態で何かを見つけるというのは常によいものです。
どんなものであったかわかるほどです。
タイヤはパンクしていませんでしたし!
このため戻った際には調べることができ、どんな航空機であったか正確に分かりました。
それで、この機体がドルニエだったというわけです。
この機体のいくらかの部分は再生を試みました。
見てもらえばわかると思いますが、これは引き揚げられたときのチェーンとスプロケットです。
今では、製造されたときと同じくらいといってよいほど再生されています。70年ほど海水に沈んでいたのに、すばらしいことです。
水の入った小さなボウルを持ってベンチに座り、腐食部分を除去しながら、「もうこれが何だかわかるかい?」と言いながら楽しんでいる、
退職したボランティアグループの方々がいます。
中間地点あたりで。 「あ、分かった!」これは電気バルブだ。
これが生き残っているなんて思いもしなかったでしょう。
そこに溜まった汚れを落とし、器材を元の状態に戻そうとしています。
今の状態では、フジツボに覆われて魚のようなにおいのする山積みの大きなパーツと金属にしか思えないことでしょう。
ですが、このモバイル アプリを使用すれば、これらがすべて一体であったころの航空機を見ることができます。
最終的には、ここにあるものすべてを元の状態につなぎ合わせ、飛行機のようなものへと修復する予定です。
われわれは会社として社会に還元したいと考えています。
まず、わたしたちの多くは歴史愛好家です。
私は歴史家としてトレーニングを受けました。
ですから、このようなものには目がありません。
ローヤルエアフォース博物館の役員に代わり、当博物館へお越し頂いたことに感謝の気持ちを述べさせて頂きます。
今日、こんなにも多くの方々をここでお目にかかれて非常にうれしく思います。
最初に、世界で唯一残されているドルニエ Do17の修復と保管は、多くの難題に立ち向かう、
断固たる信念と立ち直りの物語以上のものだと言わざるを得ません。
多くの国籍の若者が、
イギリス南部の空で繰り広げられた英国の生き残りをかけて戦った1940年の夏を覗くことのできる窓となってくれました。
私はナショナルヘリテージメモリアルファンドの役員であるというバッジを持っています。 そのため、この場所はよく知っています。
今日、熱烈なファン、熱意そして知識に囲まれていることを承知しています。 そして、それがどれだけ激励であることか表現しきれないほどです。
さて、ビデオゲーム会社が RAF 博物館とパートナーシップを組んで、世界第二次世界大戦の航空機展示のスポンサーになるというのは、
少し風変わりと思う人もいることでしょう。
ですが、弊社は歴史に対して熱意をもっています。
歴史は我々の一部です。
将来の世代のためにドルニエ17のような航空機を保存して欲しい。そう思うからこそ、博物館と共にプロジェクトを進めているのです。
バトル・オブ・ブリテンについて読むことは素晴らしいことですが、
実際の戦闘用機材に近づいてみることはまた別の感動があります。この機体は博物館によく行く人に、
チャーチルが指揮した極めて重要な戦いとして人々の記憶にずっと残っているバトル・オブ・ブリテンの歴史をより理解してもらう助けにもなります。
特に海外に住む人々は、このすばらしい博物館を訪れる機会がなかったことでしょうまたは、ドルニエ17の展示を見る機会すらないことでしょう。
そのような人々のために、
アパリション (Apparition) というモバイルアプリケーションでドルニエをお届けする予定です。これは Wargaming がスポンサーとなり、
RAF 博物館、ウェセックス大学そしてレッドループ (Redloop) の提携で開発されました。
博物館は若者を引き付けるためにデジタルを通して語る必要があります。これにより、若者に歴史を理解してもらい、
本物を生で提供し、最終的には過去について読んでもらえるようにします。
そして我々は、この展示がその方向への一歩になることを望んでいます。
我々は今日、スポンサーとなり、Wargaming.net ドルニエ17解説ゾーンを開催できることを誇りに思います。
わたしたちの共同遺産の歴史的瞬間をあらゆる年齢の方がより理解し、また、この経験を通して多くのことを学ばれることを願っています。
そうして、後に続く人々によりよい世界を残していけると信じています。
ありがとうございました。