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「Prince of Persia」は伝統的な戦闘プラットフォーム ゲームですが、僕たちはかなり初期の段階から、
元のままのゲーム内容では現代のカジュアルゲーマーには 難しすぎると確信していました。
そこで課題となったのは、元のゲーム内容を維持しつつ、 2013年のスタンダードに合わせて
改良する際のさじ加減でした。 「Prince of Persia」のプラットフォームの基本的なスリルとは、
何度も挫折する屈辱を味わいながら、次に一歩進めば 最後になるかもしれないという危険を体感できる点にあります。
ゲームには何度も挑戦して欲しいレベルにしたかったのですが、 イライラさせたくはありませんでした。
やり込み型のゲーマーにも手ごたえのあるレベルを 維持するため、自分独自の完璧な動きができるように、
アクロバティックを素早く動きをなめらかにしました。 初心者向けには、やはり難しさを残す必要はありましたが、
アシストモードを追加することでより簡単に 操作しやすい内容にしました。
オリジナルの戦闘はより危険度が高く 当たり判定があいまいで、反応が遅いものでした。
それはそれで味わいがあったのですが、 敵の動きを読みづらく理解が難しくなっていました。
これによってプレイヤーに不満が溜まり、 プレイ体験全体が不公平になっていました。
そこで戦闘を公平にするため、 より直感的かつ予想しやすいように変更しました。
また、戦術性を高め、敵の近くまで忍び寄って 奇襲をかけることもできるようにしました。
時には同時に2人の敵に相対する場面もあります。 どのように攻撃を仕掛けるかを選ぶ際には、
コンボシステムを使用できます。 タイガースラストを使うと敵は出っ張りまで押し戻され、
サーペントストライクを使えば 体力が低下しても回復できます。
戦闘と画面内移動の両方で、 プレイヤーはかなり快適に操作できます。
操作性はできる限りシンプルかつ直感的に なるように心がけました。ユーザーが毎日タッチ画面デバイスで
行う操作とほぼ同じレベルです。 そのため、デフォルトで
ジェスチャー操作を採用しました。 昔からのゲーマー以外にも、
誰もが使いこなせるジェスチャー操作を設計しました。 なお、従来の操作に慣れ親しんだユーザーのために、
ジョイスティック操作もご用意しました。 「Prince of Persia the Shadow and the Flame」は
どなたでもプレイしていただけます。
オリジナル版では、主人公の操作に必要な精度に
不満が溜まる場面もあり、プレイヤーには まるでプリンスが不器用で弱い主人公だと
感じることがありました。 そこでプリンスのイメージを一新し、
現代風のアクロバティックで腕が立つ イメージになるように変更しました。
本日はここまで。次回は「Prince of Persia The Shadow and the Flame」 についてさらに詳しく見て行きましょう。