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leccaこと斎藤礼伊奈氏、小池百合子都知事と初街頭演説「都民ファーストの会」から出馬 都政で何を実現する?
2016年10月より小池知事による政経塾「希望の塾」に参加し、先月出馬を表明した斎藤氏にとって今回が初の街頭演説。
緑色のジャケット姿で登場した小池知事とともに集まった人々と交流し、演説では子育て政策の拡充や女性の社会進出における環境づくりの在り方、教育問題、待機児童問題などを訴えた。
都政で実現したいこと。
「女性が長時間労働で体を酷使することで、その後の体調に影響をきたすこともある。
私自身もそうだった。
女性が安心して結婚、出産、子育てに臨めるよう、女性の体を考慮した働き方をすすめたい」と2児の母である自身の経験をもとに思いを熱弁。
子育て政策については無認可園の調査や周知、シッターサ-ビスの共有制度など具体的な政策についても示した。
小池都知事が期待 自民党都連への批判も。
これまでも音楽を通して社会問題を訴えてきた斎藤氏について小池知事は、「作詞作曲した音楽で女性の心理を映し出してきた方。
私も崖から飛び降りて都知事になりましたが、『希望の塾』から一緒に崖に飛び降りてくれた。
私の所は泣いて喜びました」と紹介した。
続けて、自民党都連について「ボスの言うことを忖度しないと役職を与えられない、ボスをケアしないと政策も後回しにされてしまう」、「都議会とは新しい東京を都知事と都庁の職員と一緒に作っていく場。
足を引っ張る場ではない」「本来なら都政が行き過ぎたことがあったらそれをチェックする機関であるべきなのに、それが機能していない」と痛烈に批判。
「だからこそ議会に送る議員には、グレードアップしてもらわないといけない。
世界との競争に置いてけぼりになる危機感を感じています」とし、「ともに議会の体質を改め、改革を進める仲間が必要。
彼女に大きく期待します」と斎藤氏へ期待を込めた。 これまでの活動と出馬の経緯。
東京都多摩市で育った斎藤氏は、早稲田大学政治経済学部にすすみ、在学中にleccaとしてアーティスト活動を始動。
その後、2006年4月にミニ・アルバム『Dreamer』でメジャーデビュー。
2012年には、自身初の日本武道館公演を敢行した。
2011年に第一子、2015年に第二子を出産。
同時に保育や教育、食の安全やエネルギー問題など持続可能な次世代のための社会のあり方に関心を高める。
いじめをテーマにした映画「十字架」の主題歌担当や、釜石市観光大使としての復興イベント参加を経て、音楽だけでは変えることのできない現実的な問題を解決したいと、希望の塾に参加。
出馬の経緯については「急速な社会構造の変化でついこぼれ落ちがちになる様々な声を、丁寧に拾い上げて政治に反映していく必要性も強く感じてきている」とし、「都知事の元で学ばせていただくと同時に、市井の人としてまちを駆けめぐり、東京大改革を一緒になって進めていきたい」と語っている。