Tip:
Highlight text to annotate it
X
カルト車大集合、何台分かるかな? ボナムスGMMオークション 写真10枚
編集部より。 コアなマニアのために開かれたオークションがあります。
その名は「ボナムス・グッドウッド・メンバーズ・ミーティング(GMM)オークション」。
イギリスならではのバックヤード・ビルダーが作ったカルトなクルマが出品されました。
写真10枚でレポートしましょう。
車名、分かるかな イギリスならではのオークション。
「グッドウッド・メンバーズ・ミーティング」にリンクしてボナムスが、イギリスのエンスーに向けたコアなオークションを開催した。
今は無きイギリスのメーカーが送り出したヴィンテージ/ヒストリック・モデルから、モダーンモデルまでが用意され、イベントの性格にあわせてコンペティションモデルが数多く出品されたのが特徴だ。
その中には日本ではほとんど知られていないマイナーかつカルトなレーシング・モデルが何台か姿を見せた。
そこでイギリスならではといえるカルト・レーシングカーたちをご紹介。
何とも手作り感満点の不細工なレーシング・クーペは何物なのか。
ヘッドランプはアバルト・シムカ風で、ボディは低くまとめられ、サイドヘッダーという志だけは満点なのがカノンGTクーペだ。
オーストラリア出身のマイク・カノンによるバックヤード・ビルド・モデルで、自製のスペースフレームにFRPとアルミのボディパネルを組み合わせたもの。
エンジンはフォード・テン用の1098ccユニットを2基のウェーバーでチューニングして搭載する。
志と行動はコリン・チャップマンと同じだったが、このカノンGTクーペは2台が作られただけで終わってしまう。
オークションでは332万円で落札された。 ロータス30、スカラブ? いや違います。
ノース・ロンドンで1964年から活動を始めたアッティラカーズが送り出したレーシング・スポーツがアッティラMk-3。
ロータス30と同じようにアメリカンV8エンジンを積むレーシング・スポーツカーで、鋼管スペースフレームに当初はフォード289ユニットが搭載された。
1965年になるとシボレーの302Cを搭載しイギリス国内のスポーツカーレースで活躍する。
今回出品されたのはシボレー302Cユニットを搭載した個体で、1850〜2220万円と思われる最低落札額が高かったようで流れてしまった。
伝統のターナーを知っていますか。
一見するとオースチン・ヒーレーの改造車に見えるが、れっきとしたオリジナル・モデルであるターナーMk-Iスポーツ。
ターナーは1949年からMGをベースにしたフォーミュラや小排気量のレーシングカーやGTモデルを手掛けてきたコンストラクターで、このMk-IIスポーツは1960年から1963年にかけて80台が作られた。
GMMに出品されたMk-IIは、ターナーとしては大排気量といえるフォードの1650ccエンジンが搭載されていた。
オークションではマイナー・モデルだけに理解できる人が少ないため256万円で終えることになってしまった。