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it isn't text to the song !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! Somebody did a stupid joke!!!!!!!
両国ともに独立国として平等なパートナーシップを築きます。
戦争はついに終わり、新たな未来が始まります。
今夜はその変化についてお話したいと思いますが、まずはなぜ私たちがこの国にやってきたか思い出してみましょう。
この地アフガニスタンを、オサマ・ビンラディンは自らのテロ組織の隠れ蓑としていました。
この地アフガニスタンにおいて、アルカイダは、新たな構成員を連れ込み、訓練し、テロ行為を計画したのです。
この地、この国境内から、アルカイダは、
3000人近くにのぼる人々を殺害する、あのテロ攻撃を実行したのです。
そこで、10年前、合衆国と私たちの同盟国は、戦争を開始しました。
アルカイダが二度とこの国を利用して私たちを攻撃することのないようにするためです。
初期の善戦に反して、種々の理由により、この戦争は予想されていたより長期化しました。
2002年には、ビンラディンとその部下たちが国境を超え、パキスタンに新たな基地を築きました。
アメリカは8年間に渡り、イラクにおいて、また別の戦争も戦っていました。
また、アルカイダの過激主義者に同調するタリバンの構成員が苛烈な反乱を起こしました。
しかし、3年間で流れが変わりました。
私たちはタリバンの勢力を打ち崩すことに成功し、
強力なアフガン治安部隊を構築し、
30人いたリーダー格のうち20人以上を排除することで、アルカイダの首脳部を破壊しました。
また、1年前には、ここアフガニスタンの基地から、オサマ・ビンラディンを殺害する作戦が開始されました。
アルカイダを倒し、復活させないことという、私の立てた目標は達成されたのです。
しかし、まだ先には困難が待ち構えています。
私たちの兵士の苦難が終わったわけではありません。
しかし今夜、どのようにしてアフガニスタンでの戦争と軍事行動を完了するかお話しましょう。
まず、アフガニスタンが自衛の責務を国民自身で担えるよう、移行を進めています。
すでにアフガニスタン国民の半数以上が、アフガン治安部隊が主力となる地域に暮らしています。
今月、シカゴで行われるNATOサミットにて、
私たち連合軍は、来年までにアフガン治安部隊が国全体の戦闘を担うことを目標とします。
各国の部隊は、アフガニスタン人を訓練・助言・補助し、必要がある時のみ戦闘も援助します。
しかし、私たちはアフガニスタン人が前進するにつれ、段階的に補助的な役割を担うようになっていきます。
その過程で、私たちの部隊も帰国します。
去年には、10000人の兵士たちがアフガニスタンから帰って来ました。
今年の夏の終わりまでには、さらに23000人の兵士が帰国します。
その後も、兵士の数は徐々に減らしていきます。
そして、連合軍間で同意した通り、2014年末までには、アフガニスタン人に防衛の責務を完全に移行します。
2つ目に、これらの目標を達成するため、アフガン治安部隊の訓練を進めています。
この部隊は、今年中に最大352000人まで拡大します。
今後3年間はこの規模を維持し、それから軍事縮小に転じます。
シカゴのサミットでは、アフガン治安部隊を強化し、長期間維持できるようにする援助を提案する予定です。
3つ目に、永続的な友好関係を構築していきます。
今日私たちが署名した同意書は、アフガニスタンの人々に向けて、
決して一人ではないという強いメッセージを送っています。
ともにテロリズムと戦い、民主主義をさらに広めることを含めた、今後10年に渡る協力関係の基礎を築くものです。
アフガニスタンの進歩に向けた歩みと、人々の尊厳を助ける役目も果たします。
そして、アフガニスタンの透明性と説明責任、
さらにアフガニスタンの人々皆の人権保護を、アフガニスタンに約束させるものでもあります。
2014年以降もこの枠組内で、テロ対策と訓練の継続という2つの限定的な国防上の目標を達成するため、
どのような支援が必要となるのかを、アフガニスタンと模索していく予定です。
しかし、この国に永続的な基地を設立することはありませんし、市街地や山岳地帯を警備したりすることもありません。
これらはアフガニスタンの人々の仕事となります。
4つ目に、交渉を通した平和実現です。
アフガニスタン政府との協力により、我が政権はタリバンとの直接交渉を続けています。
もし、アルカイダとの関係を破棄し、暴力を捨て、アフガニスタンの法に従うのであれば、
彼らもアフガニスタンの将来に携わることができるとのメッセージを明確に伝えてあります。
下部構成員からリーダー格まで、多くのタリバン構成員が、和解に興味を示しています。
和平への道は彼らの前に用意されています。
その和平への道を拒絶するものは、合衆国とその同盟国によって支援されたアフガン治安部隊に直面しなければならないでしょう。
5つ目に、私たちは南アジア地域における平和と安定を支援するための、グローバルなコンセンサス構築に向けて努力しています。
シカゴサミットでは、国際社会はこの計画とアフガニスタンの未来について、指示を表明してくれるでしょう。
アフガニスタンの隣国であるパキスタンも、このプロセスにおいて、
パキスタンの独立性や利益、民主主義制度を尊重する形で、平等なパートナーとなることができるということを伝えてあります。
永続的な平和を実現するため、
アメリカはアルカイダの隠れ蓑の撲滅とアフガニスタンの独立性の尊重の他、一切のたくらみをもっていません。
進めていくにつれ、なぜこのようなしっかりしたスケジュールが必要なのか疑問を呈する人も出てくることでしょう。
答えは簡単です。私たちの目標はアメリカのイメージに合わせた国家をつくり上げることではなく、
また、タリバンの足跡をひとつ残らず撲滅することでもないのです。
これらの目標は、さらに長い年月とお金がかかり、最も重要なことに、さらなるアメリカ人の犠牲が生まれてしまいます。
私たちの目標はアルカイダを殲滅することであり、私たちは正しいルートにのっています。
アフガニスタンの人々は、自らの支配権を確保し、永続的な平和を築きたく思っています。
そのためには、戦争を終結させていく明確なスケジュールが必要となります。
またある人は、なんでいますぐ撤兵しないんだと聞くかもしれません。
その答えも簡単です。アフガニスタンの人々に安定するチャンスを与えなければならないからです。
そうしなければ、私たちが獲得したものは失われ、アルカイダは勢力を回復してしまうかもしれません。
最高司令官として、そのような事態を発生させるわけにはいきません。
多くのアメリカ人が戦争にうんざりしているということを知っています。
大統領として、亡くなった者の家族への手紙に署名するときや、
母や父なしで育たなければならなくなった子どもたちの目をみるときほど、辛い時はありません。
私は、国防上絶対必要となる範囲を超えては、一日たりともアメリカ人を危険な目に合わせておいたりはしません。
しかし、私たちは私たちがアフガニスタンで始めたことを完了し、戦争を責任感をもって集結させなければなりません。
国民の皆さん、私たちは戦争という暗い雲の下で10年間暮らしてきました。
しかし、このアフガニスタンのこの夜明け前の暗さの中でも、水平線に新しい日の光を見ることができます。
イラク戦争は終わりました。
派兵されている兵士の数は半減し、さらに多くの人が帰国します。
私たちには、アルカイダを制裁しすつ、アフガニスタンにおける目標を実現するための、明確な道が見えています。
この未来は、兵士たちの活躍があって初めて可能になったものです。
幾度と無く、彼らは遠く離れた地での危険な作戦に参加しました。
様々な組織が結果を出せない中、彼らは厳しい中を耐えてくれました。
友と国旗のため、彼らは責任を果たしました。
最近彼らの一部に会い、最高司令官として誇りに思っていると伝えました。
彼らの顔に、我が国と国民の最良の性質が現れていました。
兵士、水兵、空軍兵、海兵隊、国境警備隊、そしてアフガニスタンに駐屯している民間人は彼らの責務を果たしたのです。
そして今、私たちは彼らと同じ目的意識を持たなければなりません。
私たちは、退役軍人とその家族に、ふさわしい援助と機会で応じなければなりません。
そして、彼らの犠牲に見合うだけの国家を作り上げるため、さらなる努力を重ねなければなりません。
10年に渡る戦争と経済恐慌から立ち直り、アメリカを作りなおす時です。
私たちの子どもが恐れることなく生き、夢に挑むだけの技術を持ち、
マンハッタンに新たにそびえる新タワーに象徴される粘り強さと再生力をもち、
団結して未来を形作る国、アメリカへ。
ここアフガニスタンで、アメリカ人は、市民とその人権を守るという使命を果たしました。
有名無名の戦死者と負傷者のことが思い出されます。
しかし、陰鬱な時代を通して、私たちは彼らの生き方から強さと、
国を導き世界を照らす理想を学びました。
すべての人は平等に創られており、自らの運命を選ぶ自由が与えられているという信念です。
この理想は、いまだに私たちを導き続けています。
この戦争の10年間はアフガニスタンから始まりました。終わるのもここです。
お互いを信頼し、未来を見据え、
手の届く範囲の仕事をし、公平かつ持続可能な平和を築くのです。
我らが部隊に神の加護あれ。アメリカ合衆国に神の加護あれ。