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2007年に
このTEDの場でVirtual Earthの講演をした
スティーブン・ローラーの導きで
私は1年半前 Bing Mapsのアーキテクトになりました
Bing Mapsは Microsoftのオンライン地図への取り組みです
この2年半ばかり
オンラインで地図を使う方法を再定義しようと 私達は熱心に取り組み
そして見慣れた
地図と道案内のサイトとは
非常に異なるものが できつつあります
この地図サイトですぐ気付くのは
ズームやパンのなめらかさです
Seadragonをご存じかもしれませんが
ここではその技術が使われています
もちろん地図は
いわゆる地図だけでなく
画像もあります
ある程度以上ズームしていくと
斜め上から見たシムシティのような
仮想的な眺めに変わります
東西南北いずれの方角からでも
街の外観を3D構造として見ることができます
私達はこの空間 この3次元環境を
あらゆる種類のアプリケーションを展開できる
キャンバスとして見ています
道案内というのはその中の一つに過ぎません
“Map Apps”ボタンをクリックすると
このようなパネルが表示されます
2、3ヶ月前に付け加えたものです
ハイチ地震の数日後には
空から見た地震前と地震後の
様子を示す地図アプリを作りました
お見せしている時間はないのですが
リアルタイムで現地のブログ投稿を拾い
その記事で言及されている場所に
地図上で表示されるようになっています
ほんとに素晴らしいものです
これからもっと見て楽しいものをご覧に入れます
ここで見られる写真は
航空写真だけではありません
小さな緑の丸は ユーザが作った
Photosynthを表しています
Photosynthが地図に統合されているのです
青線で囲まれている部分は
地上の写真もあることを示しています
だから地上に降りると…
(拍手)
地上に降り立つと
このようなパノラマ画像を見ることができます
すぐに気付くのは これが単なる写真ではなく
上から見た街の3次元像と同様に
環境が3次元的に把握されているということです
だから何かにもっと近づこうとクリックすると
移動は幾何学に基づいて
モデルの背後にある
3次元的な空間情報に従って行われます
楽しいアプリケーションをお見せしましょう
私達はFlickrの人達と協同して作業してきました
これはFlickrの位置情報付画像を
Photosynthのような処理をして
Bing Mapsの画像と繋ぎ合わせたものです
これはお見せしようと思ったサンプルとは違う気がしますが…
(父がニンジャに殺されて 空手を習うのにお金がいります―笑)
ここはもちろん有名な観光地なので
このあたりの写真はたくさんあります
そして写真はみんな異なる時間に撮られています
これは5時頃に撮られたものです
Flickrにある写真ですが
こちらは私達の画像です
ですから地図自体の中にクラウドソースの写真が
どれほど深く統合されているか お分りいただけるかと思います
(拍手)
ありがとうございます
(拍手)
これはいろいろ興味深いものですが
時間旅行できるのもそのひとつです
ここで歴史写真をお見せはしませんが
馬車なんかの写った古い写真もあるんです
これのクールなところは 世界の視覚表現を
ユーザ由来のものによって
拡張できるばかりでなく
拡張現実のための基盤にもなるということです
それについては これからお見せしようと思います
今 屋内に入りました これも興味深いことです
上に天井があるのがお分りになりますね
パイクプレースマーケットの中にいるのです
バックパック式のカメラで撮っており
通りからの風景を カメラを載せた車で
撮るだけでなく
屋内の画像も撮ることができます
ここでも同じように画像を登録できますが
静止画だけでなく ビデオでもできます
これから初めてのライブでの試みを
行おうと思います
本当にすごく怖いんですが
(笑)
繋がった
(発信音)
みんないるかい?
(不明瞭な音)
ああ 今やってるとこ プレイを押したよ
そう 本番中 ああ来た
ご覧ください これはパイクプレースマーケットにいるラボの同僚達です
(拍手)
彼らがこのライブ映像を送っています
ねぇ ジョージ 市場の端に戻してくれる?
「おすすめスポット」を紹介したいから
違う違う 反対の方
ほらほら 端に戻して 端に
君らは後で映すから
わかったわかった 端に戻して 端に
ああ もういいよ
お見せしたかったのは この画像の上にある
「おすすめスポット」を示す部分です
その場にいたらどんな使い方ができるか
感触を与えてくれるでしょう…
想像してみてください…
これは拡張現実へと進む一歩なのです
おまいらいったい何やってんの…
(笑)
私達は2つの異なる…
もう切るからね
私達はここで2つの異なることをやっています
1つはリアルタイムで…
(映像の中で同僚がカニで遊んでいる―笑)
チームに一言お礼を言っておきましょう
彼らはこのデモのために素晴らしい仕事をしてくれました
(拍手)
彼らとお別れして外に出ることにしましょう
これに関して1つ言っておきたいのは
今はテレプレゼンスに使いましたが
その場で拡張現実のために
使うこともできるということです
その場で使うなら
周りの世界に関する様々な
メタデータや情報を集められます
それをさらにブロードキャストして
お見せしたわけです 市場からは4Gネットワークを使って
ブロードキャストしていました
Microsoftがこの何年かしてきたTED講演で
一番新しいのは カーティス・ウォンによる
WorldWide Telescopeについてのものでした
ゴミ箱がある方に向かいましょう
伝統的に市場の長い一日の後 休憩しに行く場所です
ついでに空を見上げてみましょう
WorldWide Telescopeと地図が
統合されているのです
(拍手)
これは現在の時刻の夜空ですが
時間をずらして
別な時刻の空を見ることもできます
異なる日付 異なる時刻について
星空の詳細な情報を見ることができます
日付を変えて
月をもう少し高いところに持っていきましょう
月にもっとズームしてみます
天文学的に正確な
星空の様子が 地上の地図と
統合されているのです
もう時間になりましたので
終わりにしましょう
どうもありがとうございました
(拍手と歓声)