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パイロットのみなさん、ごきげんよう!
コントロールをお好みでカスタマイズできることについては、すでにお話しました。
今日は、この話を発展させ、高度なマウス設定について詳細を見ていきましょう。
まずはプリセットを参照し、どのように違うのかを勉強しましょう。
コントロール - 設定スクリーンで、「高度なマウス設定 (Advanced mouse settings)」をクリックします。
ここでは、スライダーを使用して手動で設定を調節できます。または、設定済みのセットのひとつを使用することもできます。
これらはプリセットと呼ばれます。
デフォルトでは、標準の設定がオンになっています。また、この設定は水平面での操縦には非常に快適です。
初めて3次元の戦闘を経験する新米パイロットに役立つ設定でしょう。
希望する方向にマウスカーソルを動かし、機体をコントロールするだけです。
次のプリセットは「自由(Free)」と呼ばれます。
「標準」との主な違いは、操縦しているときのカメラ動作にあります。
水平軸でのみ、カメラがプレイヤーを追尾します。これにより、上昇・降下中の敵機のトラッキングが楽になります。
このプリセットは、垂直線上での戦闘にすでに慣れ、「上昇の方向はどちらか」などに混乱しないパイロットに適しています。
「ベクター(vector)」および「ハイブリッド(hybrid)」プリセットは、洗練されたコントロールを必要とする経験豊富なプレイヤーに適しています。
これらのプリセットは「標準」や「自由(Free)」とは異なり、バンクによるターンに、より多くのキーボード操作を必要とするプレイヤー向けです。
これらの操作は補助的なもので、必須ではありません。
ベクターマウスのプリセットは、最大限の操作を可能にします。
航空機は、コマンドに対して速度と精度という形で反応します。
このオプションを使用することで、ほかのプリセットでは不可能な曲技飛行が可能になります。
しかし、様々なことが犠牲となります。というのは、反応性を向上させたことで、狙いを定めるのが困難になるためです。
この操作設定は、初心者にとっては非常に難しいでしょう。
たとえば、ベクターを使用する場合、プレイヤーは旋回の方向を操作するだけでなく、速度もコントロールする必要があります。
このプリセットのポテンシャルを引き出すには、経験と時間が必要となります。
「標準」マウスプリセットでは、数十回程戦闘を行うことで、敵機を撃墜することに慣れてきますが、このモードではそうはいきません。
「ハイブリッド」マウスプリセットには、「ベクター」プリセットのコントロールと「標準」プリセットの照準が搭載されてます。
これらプリセットの設定は、自分に使いやすいように変更することができます。
カメラ、ヨーとピッチ、バンクその他はグループ化されています。
詳細を見てみましょう。
カメラモードを選択する際、航空機の操作タイプを選択します。
「水平」オプションは、「標準」プリセットで使用されます。
この設定ではカメラは座標に、バンクは水平線上に固定されます。
プレイヤーはカメラ方向を向き、航空機はその方向へと進みます。
この設定は、簡単な操作や、優れた視認範囲を求めるプレイヤーに適しています。
「自由(フリー)」モードは、スクリーン中心からカメラを外します。
この設定におけるカメラの動作は、「自由(フリー)」プリセットを解説するときに説明しました。
「プレーン」モードは、よりシミュレーター的なものといえます。
これは、「ベクター」と「ハイブリッド」プリセットで使用されています。
カメラは航空機を直接フォローし、航空機に沿ってバンクします。
「カメラ運動」では、マウスの動きに対するカメラの反応速度を設定します。
「水平」と「自由(フリー)」モードでは、カメラがマーカーについていくレベルを定義するものです。
スライダーを左端にもっていった場合、カメラが常にマーカーとリンクします。
このマーカーは常に、スクリーン中心にあることになります。
右端の位置では、カメラがマーカーに対して大きく遅れをとることになります。
カメラが航空機に固定されている場合、スライダーで、旋回時における偏流の度合いを制御できます。
左端の位置では、カメラが航空機に対してロックし、右端では、カメラの動きを遅れさせます。
「カメラ調節エリア(Camera alignment area)」のスライダーは、「自由(フリー)」を選択している場合にのみ利用できます。
これはカメラを水平に調節するためのエリア域を定義します。
最低値を選択した場合、カメラは十字線が完全にコースマーカーに達したときにのみに調節されます。
これをより広範囲で行うことも可能です。
「遅延調節(Alignment Delay)」や「カメラ バンク速度(Camera bank speed)」。
これらの設定は、操縦している際に、カメラが水平線の位置まで戻る速度を調節します。
バンク設定はマウスでの飛行を楽にします。
これを無効にした場合、すべての操作はプレイヤーに任されます。
「速度の調整(Alignment Speed)」および「エリアサイズの調整(Alignment Area Size)」は、航空機と水平線の調節を決めます。
「バンクの度合」は、航空機がターンする際のバンクの積極性を定義します。
「Split s深度」では、「Split s」で航空機が降下するときに使用されるエリアを定義することができます。
追加設定は、極限状態における航空機の操作を支援します。
「自動フラップ (Automatic Flaps)」は、きついターンで機能し、時間を短縮できます。
緩やかな旋回には使われません。
フラップを手動で使用するなら、このオプションを無効にしましょう。
「地上近くでのバンクを無効にする(Disable banking near ground)」は、20メートルを下回る高度でターンを行う際の設定です。
このオプションは航空機のバンクを制限します。よって、翼と地面との衝突を避けることができます。
このオプションにより、戦闘機の操縦がより簡単になります。
「ヨーイング ピッチ(Yawing Pitch)」セクションには、「対象エリアサイズ(Targeting)」という設定のみがあります。
これは、「ベクター」、および「ハイブリッド」プリセットを使用するときや、「プレーン」カメラモードが選択されているときに、マウスが占める円のサイズに影響します。
これは、コントロール レスポンス曲線のエリアを設定します。
この曲線は、マウスの動きに航空機の動きを調節します。
垂直軸は、ターンの種類を設定します。
マーカーがグリッド部の上にあれば、航空機は設定ポイントでターンや回転を終了します。
また、下部にあれば回転が継続します。
垂直実軸は、カーソルと航空機の方向の角度を設定します。
左へスライダーを動かすことで、角度は狭まります。
曲線を変更することで、航空機の動きにどのような変化があるのかという例を見てみましょう。
「ハイブリッド」プリセットを選択してください。
曲線は、中心に対する「引き」の度合いを調節するのに役立ちます。
すべてゼロまで下げてみてください。この場合、通常のベクターマウスとなります。
すべてを最大に設定すれば、ポイントまで引かれた状態となります。
最も右のポイントまで上昇させると、中心や端’近くのベクターマウスで引かれます。
トレーニングバトルで実験し、快適な組み合わせを発見するとよいでしょう。
時間はかかりますが、快適な操作方法が手に入ります。
ぜひ試してみてください!
健闘を祈ります!