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データベース操作
第1章ではテーブルに記憶したデータを並び変えるソートと
何万件ものデータからでもすぐに 目的のデータを探し出す事が出来る抽出について学習しましょう
サンプルファイルからkokyaku2.mdbを開いてください
上巻を学習された方は上巻で作成したkokyaku2mdbと内容は同じですから
それを開いていただいてもかまいません
データベースウィンドウでフォームオブジェクトを選択し て顧客フォームを開いてください
顧客フォームが開きました
フォームをデータシートビューに切り替えましょう
ビューボタンでデータシートビューをクリックします
フォームがデータシートビューに切り替わりました
ウィンドウサイズを見やすいように広げましょう
フィールドの列幅はエクセルと同じように フィールド名の境界線をドラッグしたり
ダブルクリックしたりすることで調整できます
現在レコードは顧客番号の順に並んでいます
これを氏名の50音順に並べ変えてみましょう
氏名フィールドのどれかのセルをクリックしてカーソルを置いてください
氏名であれば誰の名前でも構いません
ツールバーの昇順で並べ替えをクリックします
レコードが並べ替えられました
しかし正しく50音順になっていません
氏名フィールドは漢字のデータですので読みではなく
漢字のもっているJISコードの順番で並べ替えられてしまうからです
ではフリ仮名フィールドにカーソルをおいて ツールバーの昇順で並べ替えをクリックします
これで正しく50音順で並べ変えられました
漢字のデータが入力されるフィールドでソートする必要があるならば
必ずフリ仮名のフィールドも用意するようにしましょう
逆順で並べ替える時には降順で並べ替えをクリックします
これで逆順に並べ替えられました
ソートを解除してみましょう
レコードメニューからフィルタ並べ替えの解除を選択します
ソートが解除され始めの並び順に戻りました
昇順と降順はデータによってご覧のような順に並べ替えられます
昇順はスーツなら小さい順
文字列なら正しい順番
降順はスーツなら大きい順
文字列なら逆の順番と覚えておけばいいでしょう
次にフィルタを使って目的の条件に合ったデータだけを 抽出して表示してみましょう
画面モードをホームビューに切り替えます
ビューボタンでフォームビューをクリックします
ホームビューに切り替わりました
では神奈川県に住んでいる人だけを表示してみましょう
ツールバーのフォームフィルタをクリックします
フォームフィルタをオンにすると選択したフィールドに 三角ボタンが表示されます
都道府県フィールドを選択して三角ボタンをクリックすると 県名のリストが表示されます
神奈川県を選択しましょう
ツールバーのフィルタの実行をクリックします
これで住所が神奈川県の顧客だけが表示されました
総レコード数がフィルタが適用された2件のレコードになっています
レコードを移動しても神奈川県の人しか表示されません
このように目的の条件に合ったデータだけを表示することを抽出と呼びます
フィルタが適用された状態ではフィルタの実行ボタンがオンの状態です
もう1度クリックするとオフになります
これでフィルタが解除されてすべてのレコードが表示されました
次に神奈川県または千葉県という複数の条件でフィルタを適用してみましょう
ツールバーのフォームフィルタをクリックします
1つめの条件として都道府県フィールドに神奈川県を設定します
フォームビューの下にまたはというタブがあります
クリックしましょう
新しい条件が設定出来ますので都道府県フィールドに千葉県を設定します
ツールバーのフィルタの実行をクリックします
これで神奈川県と千葉県に住んでいる人のレコードだけが抽出されました
3件あることを確認してください
フォームフィルターによって条件を設定する場合は 都道府県 市 区 群 のように
フィールドが細かく分けられていたほうがいいでしょう
ではフィルタを解除してフォームを閉じてください