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この秘密を隠すのは 大変だった
アルバムの中毒性と 感染に期待してる
もう無菌室で 音楽は作らない
[ランダム・アクセス・メモリ]
[協力者:トッド・エドワーズ]
このレコードは 君を変えた
-ああ
2人は何をした? 何に心を動かされた?
トーマは西海岸の雰囲気を つかもうとしてた
始めはさっぱり—
ジャージー出身 ロスも人生で2回
でも彼らと フリートウッド・マック—
ドゥービー・ブラザーズや イーグルスを聞いて—
何となく分かった
マルホランド・ドライブへ トーマの家から車を走らせた
天気は最高で—
夢か映画の世界にいる みたいだった
「すごい」の一言
プロデューサー歴20年
短いサンプルで作る 音楽コラージュで有名さ
音をカットアップして 間を空けるー
そんな斬新さで 知られてる
フェイスでは歌 共同作曲と製作を担当
またダフトパンクと 仕事をするか聞かれた
彼らは常に 新しさを求めてる
だから誘いは 期待してなかった
何かに挑戦してると思った
この方向では 先がなかった
もう複製と模倣 ばかりだった
今回はだから—
誰も注目しなかった 時代へさかのぼった
録音の仕方も...
楽器の生演奏の 録音は初めて
複数のマイクでアンプから 色んな音を拾う
楽器それぞれの トラックも多かった
もう自分のことだけで精一杯
楽器それぞれの 録音をして—
最良のテークを選ぶ
狂ってるぜ
でも魅力はこの 楽器の生演奏
失われた芸術形式さ
しかもヘンソン・スタジオの 雰囲気ときたら—
ものすごい存在感さ
トーマにスタジオの 個室に連れてかれー
カットアップの箇所を 教えられた
俺はサンプリングしながら—
間を入れていった
トーマとギ=マンは 結果に満足だったよ
別の部分とループさせて—
それがコーラスになった
若いプロデューサーは多分—
聞いてたまげる
彼らと同じことはできないが 発想は得られる—
「生ベースを加えよう」
「アナログ装置で 実験して効果をみよう」
箱の外で 考えさせられる
音楽を理解し始めると 新しいものにひらめく
複雑じゃなくていい
自分が考えないようなものだ
ここでの経験は 刺激的だった
俺は狭い世界の中で 音楽を作ってきた
ここ15年間ほとんど 部屋の中だった
クラブや外出も希
よく意見された
業界に直接 繋がりがないが—
俺は仕事を続ける
3週間いて 帰りたくなかった
すごいとしか 言いようがない
ずっと続いてほしい—
それが曲の始まり
いつでも思い出が よみがえる
「再生し続ける」
「時のカケラを」
「どこに行っても その瞬間は輝き続ける」
スタジオを畳んで トラックを走らせた
あの3週間を機に 引っ越した
彼らのペルソナについて 考えは変わった?
ああ アンドロイドには 性格がある
全ては大きな スペクタクル
彼らは幻想をあらゆる 側面で実現している
観客側でも それを経験できるが—
反対側からは彼らの 偉業が本当に分かる
これは未来のクラシック
彼らは長い間失われていた 音を蘇らせた
10-15年前まで 音楽は自作だった
サンプルを選ぶのも キーボードを弾くのもー
何であれ—
全て自分か他人の 中から生まれた
音楽の焦点が音響効果や プリセットに移るとー
パソコンだけで そこに魂はない
アンドロイドが音楽に 魂を戻すなんて皮肉さ