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AdWordsの成果測定に使用する 「AdWords」レポート群は
他の「集客」レポートと異なる点が2つあります
ひとつはAdWords固有の情報を表示できる点で たとえば
マッチタイプや地域ターゲティングといったAdWordsの 設定がキャンペーンの成果に及ぼす影響を分析できます
マッチタイプや地域ターゲティングといったAdWordsの 設定がキャンペーンの成果に及ぼす影響を分析できます
もうひとつはAdWordsから費用データを 直接インポートして利用できる点です
アナリティクスはこのデータを 収益データと組み合わせて
アナリティクスはこのデータを 収益データと組み合わせて
投資収益率や収益単価といった指標を計算します
これらをはじめとする指標は
各キャンペーン、広告グループ、キーワードの パフォーマンスの評価に役立ちます
このレッスンで学習するのは
アナリティクスからのAdWordsキャンペーンの参照
費用データ、キャンペーンの投資収益率など AdWords関連指標の参照
時間帯設定やマッチタイプなどAdWords固有機能の 影響の測定です
時間帯設定やマッチタイプなどAdWords固有機能の 影響の測定です
AdWordsレポート群はAdWords由来のトラフィックに クリック後のパフォーマンスの指標を提供し
ユーザーが広告をクリックした後の動きを 確認できます
サイト利用状況の指標
目標コンバージョンの指標
eコマースアクティビティ
そして投資収益率や収益単価といった 収益関連の指標の参照が可能です
まずAdWordsキャンペーンレポートの 構造を確認しましょう
ここではAdWordsの検索およびディスプレイ キャンペーンの成果の指標を参照できます
レポートはまず、階層構造の最上位である キャンペーンのレベルで表示されます
レポートはまず、階層構造の最上位である キャンペーンのレベルで表示されます
表内のキャンペーンをクリックすると 広告グループのレポートにドリルダウンでき
表内のキャンペーンをクリックすると 広告グループのレポートにドリルダウンでき
キャンペーンに含まれるすべての広告グループが 表示されます
広告グループをクリックすると AdWordsキーワードレポートに進みます
検索キャンペーンの場合、このレポートは 該当広告グループ内のキーワードをすべて表示します
検索キャンペーンの場合、このレポートは 該当広告グループ内のキーワードをすべて表示します
AdWordsレポート群の指標をいくつか見てみましょう
「セッション」はAdWordsキャンペーンで得られた セッション数
「表示回数」は広告が表示された回数です
「クリック数」は課金対象である広告のクリック回数を 表します
「セッション」と「クリック数」の値は 違っていても問題ありません
この例ではクリック数のほうが少なくなっています
これは、ユーザーが広告をクリックした後 別セッションとして
ブックマーク経由で サイトを再訪するケースがあるためです
最初のセッションの参照元情報が残っているため 1回のクリックが複数のセッションに対応します
最初のセッションの参照元情報が残っているため 1回のクリックが複数のセッションに対応します
セッションのほうが少ない場合 アナリティクスのコードが全ランディングページに
セッションのほうが少ない場合 アナリティクスのコードが全ランディングページに
正しく設置されていないかもしれません
またはコードの実行前に ユーザーがサイトを離脱したり
ページの読み込みを中止したりした可能性が あります
また、JavaScript、画像、Cookieを有効にしていないと アナリティクスのトラッキング対象になりませんが
また、JavaScript、画像、Cookieを有効にしていないと アナリティクスのトラッキング対象になりませんが
AdWordsではこれらの機能がオフでも クリックが記録されます
AdWordsではこれらの機能がオフでも クリックが記録されます
表示回数、クリック数、費用、クリック率は いずれも
広告の表示回数とクリックされた頻度に関係します
広告の表示回数とクリックされた頻度に関係します
これらの指標は広告の視認性や説得力を 測る目安となります
たとえばクリック率を高めたい場合
掲載順位を高めるために入札単価を引き上げるか
ユーザーにとってより関連性の高い内容になるよう 広告文を改良するといいでしょう
eコマースのデータを収集している場合や 目標の値を設定している場合
収益単価、投資収益率、利益率で キーワードの収益性を評価できます
収益単価、投資収益率、利益率で キーワードの収益性を評価できます
特に投資収益率は、AdWordsに投入した費用と
それによって得られた収益を
ひとつの指標で比較できるので便利です
投資収益率が0の場合 収益と投資額が同じだったことを意味します
投資収益率が0の場合 収益と投資額が同じだったことを意味します
投資収益率が100%なら 投資額Xに対して収益が2Xだったということです
収益単価がすべて0で 投資収益率がすべて-100%の場合
収益が0だったことを意味します
目標の値が設定されているか
eコマーストラッキングが有効になっているか 確認しましょう
eコマーストラッキングが有効になっているか 確認しましょう
アナリティクスの投資収益率の指標をもとに キャンペーンに調整を加える前に
ここまでの投資額を振り返り データの量が決定を下すのに十分か検討します
特に期間が短すぎないか確認しましょう
キーワード、プレースメント、広告、キャンペーンを 数日分のデータを根拠に変更するのは
通常は得策ではありません
また、AdWords経由でサイトを見つけ、後日戻ってきて 買い物をするユーザーの存在も考慮しましょう
また、AdWords経由でサイトを見つけ、後日戻ってきて 買い物をするユーザーの存在も考慮しましょう
期間が短すぎると こういったコンバージョンを捕捉できません
訪問者が顧客になるまでには 何日もかかることがあるため
期間は少なくとも 予想される販売サイクルと同等以上に設定しましょう
ではAdWords関連のもう少し詳しいレポートを 見ていきましょう
入札単価調整レポートでは キャンペーンで設定した入札単価調整の成果を
入札単価調整レポートでは キャンペーンで設定した入札単価調整の成果を
各デバイス、地域、スケジュールについて 分析でき
パフォーマンスが上下に突出している デバイス、地域、時間帯を見つけるのに役立ちます
パフォーマンスが上下に突出している デバイス、地域、時間帯を見つけるのに役立ちます
レポートの表の左上にあるオプションをクリックして 分析する入札単価調整の種類を選びます
レポートの表の左上にあるオプションをクリックして 分析する入札単価調整の種類を選びます
表内のキャンペーン名の横の 矢印をクリックすると
そのキャンペーンの入札単価調整とパフォーマンス指標が デバイス、地域、時間帯ごとに表示されます
そのキャンペーンの入札単価調整とパフォーマンス指標が デバイス、地域、時間帯ごとに表示されます
このデータをもとに
広告の成果に応じて 入札単価調整を上下に調整し
広告の成果に応じて 入札単価調整を上下に調整し
投資収益率を高めることができます
AdWordsキーワードレポートでは 検索キャンペーンで
ターゲットに設定したキーワードごとに 成果を確認でき
新規客の獲得に効果的なキーワードや 直帰しないユーザーを呼び込めるキーワード
新規客の獲得に効果的なキーワードや 直帰しないユーザーを呼び込めるキーワード
コンバージョン獲得につながるキーワードなどを 調べることができます
コンバージョン獲得につながるキーワードなどを 調べることができます
この情報をもとに キーワードターゲット戦略を改善すれば
検索広告による 認知度の向上、コンバージョン促進
検索広告による 認知度の向上、コンバージョン促進
顧客維持といった効果が期待できます
AdWordsキーワードレポートでは
「リンク先URL」「広告のコンテンツ」などの セカンダリディメンションを追加して
「リンク先URL」「広告のコンテンツ」などの セカンダリディメンションを追加して
ランディングページや広告コピーによる キーワードのパフォーマンスの差を分析できます
ランディングページや広告コピーによる キーワードのパフォーマンスの差を分析できます
ユーザーが入力し、キーワードと一致した検索語句を 調べるには「一致した検索語句」レポートを使います
ユーザーが入力し、キーワードと一致した検索語句を 調べるには「一致した検索語句」レポートを使います
セカンダリディメンションとして 「キーワード」を追加すると
各検索語句について 広告表示につながったキーワードを確認できます
「時間帯」レポートでは 使用しているビューのタイムゾーンに基づく
時間帯別・曜日別のデータを確認でき
広告を表示するのに最も効果的な 時間帯や曜日を分析するのに役立ちます
広告を表示するのに最も効果的な 時間帯や曜日を分析するのに役立ちます
たとえば 平日のほうがコンバージョン率や平均注文額が高く
たとえば 平日のほうがコンバージョン率や平均注文額が高く
週末は低迷することがわかった場合は
訪問者の価値が高い平日に 積極的な入札ができるよう
AdWordsの単価設定を見直すといいかもしれません
AdWordsの単価設定を見直すといいかもしれません
また、キーワードなどのセカンダリディメンションを
追加すれば、時間帯によって特に効果的な ターゲティング手法の発見に役立ちます
「リンク先URL」レポートでは AdWords広告で
ユーザーを案内したURLと それらのURLのキャンペーンタグ設定が表示されます
ユーザーを案内したURLと それらのURLのキャンペーンタグ設定が表示されます
AdWordsのトラフィックに特化した ランディングページレポートとして機能し
エンゲージメント獲得に効果的なページや コンバージョン促進に役立つページを確認できます
エンゲージメント獲得に効果的なページや コンバージョン促進に役立つページを確認できます
リンク先URLレポートでは、広告掲載ネットワークに よるデータのセグメント化も可能です
リンク先URLレポートでは、広告掲載ネットワークに よるデータのセグメント化も可能です
このように Google検索、検索パートナー
ディスプレイネットワークのそれぞれについて データが表示されます
「プレースメント」レポートではディスプレイネットワークの プレースメントのパフォーマンスがわかります
「プレースメント」レポートではディスプレイネットワークの プレースメントのパフォーマンスがわかります
広告が掲載されたドメインやURLが表示され
パフォーマンスのよい自動プレースメントを見つけて 手動プレースメントに変更することができます
パフォーマンスのよい自動プレースメントを見つけて 手動プレースメントに変更することができます
また、プレースメントを比較して 新規トラフィックの獲得が得意なものと
また、プレースメントを比較して 新規トラフィックの獲得が得意なものと
コンバージョン促進が得意なものを識別できます
キーワードの掲載順位レポートでは キーワードのパフォーマンスに対する
掲載順位の影響がわかります
まずキーワードを選び
広告スロット別にそのキーワードのパフォーマンスを 比較する基準となる指標を選びます
広告スロット別にそのキーワードのパフォーマンスを 比較する基準となる指標を選びます
たとえば指標「直帰率」を選んでみると
このキーワードの直帰率がクリック時の 掲載順位によって大きく異なることがわかります
このキーワードの直帰率がクリック時の 掲載順位によって大きく異なることがわかります
指標を「セッション」に戻すと
キーワードと入札単価による 掲載位置への影響を確認できます
キーワードと入札単価による 掲載位置への影響を確認できます
「AdWords」レポート群のデータで 実用的な分析を行う方法について詳しくは
「AdWords」レポート群のデータで 実用的な分析を行う方法について詳しくは
レッスン内のリソースをご覧ください