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医者の命令だ 心臓の病気で
"狭心症"だそうだ
バッジを磨いて こいつとの別れを受け入れる
こいつは30年間の保護 勤務 涙━
血 恐怖 功績を示す
俺はアイリーンの微笑を思う
デカく脂肪の多いステーキを 今日彼女は買ったんだ
そしてやり残したことも 頭によぎる
どこかにいる少女だ 異常者に捕まり無力な少女
全く…ハーティガン やめとけ 死ぬぞ
俺も道連れになっちまう よせ 忠告だぞ
放せ ボブ
足を引っ張ってるんだぞ
相棒だぞ 俺も殺される
我慢ならねえ 応援を待てよ
そうか 待つか
あのロアークが4人目の 被害者をもてあそぶ間もか
4人目だぞ!
ナンシー・キャラハン 11歳
レイプされ 切り裂かれ
応援を待っていては━
ロアークは議員の 親父の元へ逃げられる
深呼吸しろ ハーティガン
落ち着いてよく考えろ
60歳も近く心臓が悪い
誰も救えないぜ
大した考え方だな
力への対物信用か
アイリーンはお前を待ってる 彼女のことも考えろ
もういい ボブ
お前が正しいかもな
物分かりが良くて嬉しいぜ
相棒とのヒドい別れ方だ
退職のヒドい迎え方だ
ナンシー・キャラハン 11歳
恐らくもう死んでいる
とてもいい子だ ナンシー
静かにしてたね
怖がらないで
すぐ家に連れて行くよ
でも最初に 紹介したい人がいるんだ
とてもいい人だよ
彼女がいるという倉庫へ 向かう途中 痛みが襲う
軽い消化不良だ
少なくともそう願いたい
ちょっとした余談だが
それが車の面白さだぜ
セコいスリルのためか 大して耐久力もねえから
面倒を起こすぜ 雇い主が困るだろ
バート・シュラブと ダグラス・クランプ
雄弁妄想持ちの どんな悪事も働く悪党だ
バカなお前が切望する このジャガーが━
手に入ったとしても━
ロアーク議員の息子のものだな
静かに素早くやれ
へこみやら 小さな傷をつけたら━
俺たちがヤバいぜ
一息つけ 心臓を落ち着かせろ
だが 脈は下がらない
克服しろ
彼女にはお前が必要だ
ここは終わりだ ベニー
2人にしてやろう そっとしとけ
すぐ行くさ レニー
上手くやれるか 見届けるだけだ
こんな可愛い少女と 上手くいかないとでも?
とても怖いんだろう
でも 怖がることはないよ
少しお喋りするだけさ
ただのお喋りだよ
泣かないで
医者は言うには こうなったら━
薬を飲め と
隠密にやる必要はない
もうない
呼吸を整えろ 老いぼれ 頼りになることを証明しろ
ぶつかって行け
奴は悲鳴を好む
俺は被害者の ヒドい顔を見てきた
口は大開きで目は飛び出し… 恐怖で凍りついたのだ
声がしない 間に合ったのか遅すぎたのか
大したことない かすり傷だ 立てよ 老いぼれ
ロアーク 諦めろ
その子を放せ
お前には無理だ ハーティガン
この俺が誰か分かるか
親父を知ってるだろ
俺に触れられない クレY事め
その銃さえ向けられない
そうしてやる
目を覆うんだ ナンシー 見てほしくない
今すぐ覆うんだ
奴の武器を片付ける
こっちもだ
相棒とのヒドい別れ方だ
頼むから悪あがきはよせ
俺に殺させるな
順調だぞ ボブ
絶好調だ
ぶっ飛ばしてやろうか
話を続けろ 時間を稼げ
ほんの数分 応援が来るまで
座ってろ 必要があれば殺すぞ
奴にナンシーのことを 考えさせるな
応援が来れば殺せない
家に帰れ ナンシー 早く逃げろ
言うことを聞くな 正気じゃない
何て強情な奴だ
じっとしてろよ
後ろから相棒を撃ち…
少女を怖がらせようとする
濫フ銃でお前に数発撃ち どうなるか見せてやるか
うまくやれたのに お前が台無しにした
座らないと 半分に吹っ飛ばすぞ
鈍いお前は俺を止められない
座れ!
止められないさ
俺はようやく座る お前が言った通りに
サイレンの音が近い
彼女は安全だ
暗い状況だが どうでもいい
眠くなってきた それでいい
彼女は安全だ
老いぼれが死に━
少女は生きる
公平な取引だ
地獄のように熱い夜
最低な町の最低な部屋だ
俺は女神を見つめている
彼女は俺を求めている
余計なことを考えて 時間をムダにはしない
あなたが欲しい
まるで天使の香りだ
完璧な女
女神だ
あなたが必要よ
ゴールディ
彼女の名前だそうだ
3時間経ち 頭が一回り 大きくなった感じだ
胃に冷たいものを感じる
ゴールディが死んでる 傷は無い
脈を計らなければ 気づかないだろう
彼女の完璧な胸が 機狽オていないことに
殺されたのだ 俺のそばで
彼女の隣で横になり 泥酔した 彼女と同じだ
全く君は誰で 誰に命を狙われてた?
俺のような再犯者に━
慈悲を与えた天使ではない もう1つの姿は?
俺の姿を好んだはずがない
なぜ粗末な酒場に
優しいゴールディが?
サツだ 気づくのが早すぎる
犯人と俺以外にこの殺人を 知るはずがない
俺をハメるのに誰かが 金を払ったんだ
隠密にやることもない
他の手を使うこともない
犯人が誰だろうと 礼をしてやる
開けろ 警察だ
出てやるよ
なぜ殺されたかは分からない
どうやって殺されたかも 夜 初めて会った女だ
友達を必要としたとき 君はそれ以上だった
犯人が分かっても━
君がされたように 迅速かつ隠密にはしない
派手でかつ荒々しく 俺好みの殺り方だ
奴が死んで地獄に行けば━
俺の仕打ちに比べれば そこが天国に思えるはず
愛してるよ ゴールディ
クレア?
心配するな かすり傷だ
ビールはないか?
あんたにはあげないわ
それに目的は違うでしょ?
そうだ
飲みなさい 悪化するわよ
ありがたい 最高だ
ルシールは俺の保護監察官で
レズだ 理由は不明
その体なら求める男を 手に入れられるのだが
薬は恋人の精神科医から もらってる
俺を精神分析しようとしたが 怖くなったようだ
こんな姿 珍しいわね
サツともめごとだ
誰も殺してないわね?
俺の知る限りはな だが もめた事は分かってるはずだ
一体これをどう議会で 丸く収めると?
今回はその必要はない
酒場の喧嘩じゃねえんだ
ガャ潟梼揩チた変人が 人に火をつけるのと違う
一大事だ
落ち着いて マーヴ もう1錠飲んで
落ち着いてられるか!
これは大流血の復讐だ
前のようにろくでもなく 一か八かの日々が━
戻ってきたんだ 選択の余地は無い
覚悟はできてる
ムショは地獄でしょ 今度は終身刑よ
自分の存在意義が分からず 毎日過ごす方が地獄だ
今は違う
俺に優しくして 殺された女が変えた
もう違う 何をすべきか分かってる
怖かっただろう ゴールディ
命が危ないことを知ってた
だからあんな酒場にいたんだ
最も卑劣で愚かな奴を求め 俺を見つけたんだ
君を殺したクヶ�郎を 見つけ出して
キツいお別れをしてやる
シン・シティーの裏通りを 歩けば━
ナンシーに触るな
何でもある
まるでバグダットのコートだ
つまりテメえの顔だ 消えな!
新人よ まだ知らないの
ケイディーズは俺好みの店だ
ナンシーが踊り始めたばかりだ もう観客の息は荒い
彼女に魅了された夜は 数え切れず━
俺のような負け犬たちと 肩を取り合った
だが今夜の目的は違う
何にする? マーヴ
ショット&ブルーを頼むぜ シェリー どんどん来い
ええ でもゆっくりね
ほとんどの人はマーヴを イカれた奴だと思ってる
場違いな時代に生まれた 不運な奴だ
古代の戦場で人の顔に 斧を振り回すのが妥当だ
ローマの闘技場で剣闘士に 剣を向けるのもアリだ
ナンシーのような女が そうすれば付いてくる
ショーは終わりだ アホめ 飲み干せ
良いコートだな
殺しの毎日は終わりだ この老いぼれ口先野郎
俺は殺し屋が好きだ 奴らに何しようと━
気の毒に思えないからな
脱げ
何?
こんな良いコートに 血が付いちまう
分かった 持って行け
犯人はお前らじゃない
奴がよく分かってるはず
誰によこされた?
何か言ってる様には 見えねえな
腹に撃ったが少々上過ぎた
そうやって拒否すると 本当に手に負えないぜ
テリー・スターンの命令だ
トリプル・エース・クラブで 経営をしてる
ありがとよ
最悪の出来事が起こる
一瞬 ゴールディの 天使の匂いがした
薬が必要だな
ろくでなしめ
タダじゃ済まないわよ
話す気になったか?
ハメるのに いくらつぎ込んだ?
殺すのにいくらだ?
コネリーだ 俺はハメられた
奴は話さない
お前のことは知らんが 楽しんでるぜ
コネリーは話す みんな吐くのだ
どんな罪を犯したのです?
神父さん 一晩で 全部話しきれねえから━
最近のことだけにしとく
この手が血に染まっちまった
比喩的ですね
知りたいことがあって 俺より情報を持つ奴を捜し
そいつらに訊き回ってる
時にはキツい手段を取った
今夜 その例として 3人の男を殺しちまった
拷問の後に
続々と増える チェーン店と同じだ
最初は雑魚の2人 パシりのチンピラだ
そして金持ちのコネリーは あんたを名指した
ここは聖なる神の家です
名前を教えろ
ロアーク
図に乗るな 神父さんよ そんなクズの名を出すな
奴のはずが無い
ノース・クロスと レノックスに農場がある
全てそこにある 自分で見て来い
そこで考えてみろ
あの娼婦のために 死ぬ価値があるのか
死ぬ価値があり
殺す価値があり
地獄に落ちる価値がある
アーメン
奴のキーからすると 車はベンツだ
少なくともそのパチ物だ
モダンな車… まるで電気カミャ鰍セ
ゴールディ
ゴールディ
そんなはずがない
混乱してるのは俺のせいだ
遊びすぎて薬を飲むのを 忘れたんだ
あれはゴールディじゃない
彼女は死んだ
だから俺は 今までこうしてきた
病気になったとき 薬を飲み忘れるのはヤバい
あの冷たい感じが体の中に 絡み付いて二度と離れない
ここはヒドい農場だ
ここで人が死んだのか
…進入禁止か
喧嘩するつもりは無いぜ
怒らせるつもりも無い
落ち着けよ
お前に銃は使わねえよ
興味あるのは飼い主だ
息に血が混ざってるから 種類が分かると思う
埋まってる物の 臭いを嗅いでおこう
さあ 始めよう
あり得ない 俺が気づかないとは…
目が見えない 音を立てずに こんな芸当ができるのは━
2日前の夜 ホテルに 忍び込んだ奴しかいない
貴様だな クモチたれ 貴様が殺したんだな
貴様がゴールディを殺した
貴様が…
ドジったぜ ゴールディ
犯人を見つけたが 俺より勝る奴だった
隠密かつ迅速
生まれながらの殺し屋
なぜ始末しない?
頭を残して他は食べるの
ルシール?
あの狼だけじゃない
狼は断片を与えられ…
骨に…
彼よ
人を食べるのよ
ステーキみたく料理して
暖かくしよう
ステーキのように…
私たちは捕まった
大丈夫だ 深呼吸しろ
壁に掛けられた頭を見て
壁に掛けられた頭…
壁に掛けられた頭…
チクショウ 奴はほくそ笑むのよ
奴は指の肉を 吸うところを見させた
見させたの
何て…
見させたのよ!
タバコが欲しいわ
全て吐き出すことが 必要なこともある
大量に吐いた後は 知らないが
大変なことに 巻き込んでくれたわね
黒幕が誰であろうと 機関にコネがあるわ
他に情報は?
1人はロアークが 仕切ってると言ってた
私があの娼婦を 調査してるのを知ってたのね
娼婦?
あなたが気にしてる人
もう死んでる
ゴールディよ
娼婦だとは知らなかった
別に何も変わらんが
だが知らなかった
高級娼婦だったのよ
よくしてくれたでしょ
静かに 車が来た
ケビン!
分かったのは顔と…名前だ
また会おう ケビン
行くぞ
家を調べ終えた
こっちに来るぞ
クモチたれ 見せてやる
どっちが殺られるか 分かってないわ
待って 撃たないで
私は彼の保護監察官よ
彼は意識を失い丸腰よ
殺す必要は無いわ
隊長 標的の痕跡がありません
これが痕跡だ!
上出来なコートだ
俺が殺した警官が 言ったことを思い出す
ルシールへの仕打ちに かなり頭にきていた
だから あの野郎には 時間を掛けてやった
切り刻んで体の断片を 見せるとやっと吐いた
パトリック・ヘンリー・ロアーク 聖職者だ
大統領になり得る男だが 神に仕えてる
その間にアメリカで最も 権力を持つ男になった
何事も無いように 市長や知事を失脚させ━
苦労もさせずに 腐った弟を議員に仕立てた
死んだ娼婦の名のために 奴は殺されるのだ
この計画に馴染むほど 良いものに思えてくる
急所を蹴られた気分になる
俺が間違ってたら?
俺は病気だ
時々混乱する
ルシールが死んで 薬はもう手に入らない
これが全て幻想だったら?
もし人々が言ってたように なってしまったら?
俺は狂人…
サイコ・キラーだ
無闇に人を殺せない
相手をよく知る必要がある
オールド・タウンに着く頃 商品が店に陳列される
ゴールディについて 1時間ほど訊き回った
何も得られなかったが こうするのが俺の運命だ
ゴールディは娼婦らしい
そうなら ここで何か分かるはず
友人や家族…
こんなはずは… ゴールディは死んだ
ゴールディ そうか
何日も食わず 薬も飲んでない
幻覚を見て当然だ
ろくでなし!
どうかしてるわ
もっとぶつのよ ウェンディ 強くね
なぜウェンディなんだ?
それが私の名前よ
ゴールディは双子の妹よ
彼女の方が優しいな
ゴールディと 他の6人はどこ?
何をしたのよ?
全くイカれた女だ
このツラを見ろ
お前らの中で 俺に近づく女はいるか?
いないだろうが ゴールディは違った
俺が彼女を守れると 思ったからだ
それにサツは何も手を 尽くさなかったんだろ?
だが俺のことを聞きつけると すぐサツは銃を持って現れた
俺は捕まらず その時から 真実を追って殺してきた
さあ やれよ
俺を撃つか 俺の邪魔をやめるか
このバカ
冷静になってくれて嬉しいぜ
どういう…?
特殊な方法で縛ったのに
いつでも銃を奪えたのに 座って耐えてたのね
そうすりゃまともに 話せると思ってな
お前らをぶん殴るべきかも しれねえが━
女に手を出さない主義でね
手錠が欲しい
どんなのがいい? 集めてるのよ
今持ってるやつを貸して ゲイル
ケビンという農家の青年が 犯人だが━
黒幕はロアーク枢機卿だ 理由は知らん
おかしいのは分かってる
納得よ 彼女は 聖職者の下で働いてたもの
そうやってデカいパズルが 俺の膝に落ちてくる
俺は頭が悪すぎて 完成できないが━
彼女はタバコに火をつけ 俺に渡す 口紅の味がする
突然 心臓の鼓動が 激しくなり何も聞けなくなる
この手を伸ばして ゴールディを感じたいが━
彼女はゴールディじゃない
ああ そんなとこだ
あと60センチほどの ゴム管を12本と━
レーザーワイヤー1巻き
この特殊な手袋も これでワイヤーを持つ
古家の防犯強化かい?
そうだ
彼女は妹よ 最後までやり抜くわ
でも 他人のあなたがなぜ ロアークに対し逆らおうと?
彼女は優しくしてくれた こんなこと初めてだった
女を買うことすら できなかった
こんな容姿じゃな
彼女のことは忘れて 自分の殻にこもる
そろそろ殺しの時間だ 抜け目なくやらねば
武器の確認だ ゴム管 ガャ潟�ノコギリ
手袋 手錠 レーザーワイヤー 斧
拳銃にこの手だ
近いぞ 車を停めろ
ええ マーヴ
エンジンはかけておけ
20分で戻らなけりゃ 振り返らずに逃げろ
殺ってちょうだい マーヴ
じっくりと
失望させないぜ
階段を下りて キッチンへ向かってる
夜食を食うためだな 何を食うんだか…
来いよ ゲス野郎
クモチ 悪賢い奴め
もう終わりか?変態野郎!
そうだ ムキになれ そばに来い 俺は耐えられる
捕まえたぜ クヶ�郎 貴様が飛び回るのを見物だ
俺は心臓を落ち着かせ 肺から火を吐き出す
後で筋肉に 痛みが走るだろう
やらせて マーヴ 私がとどめを刺す
ここにいるべきじゃない ウェンディ
でも 私は…
すまない まだ始めてもねえんだ
君に見て欲しくない 悪夢を見ることになる
言っとくが俺はクタクタだ
格闘のせいだけじゃない
ノコギリで切断したり 縛ったり…
意外と大変だぜ
止血帯のゴム管がなけりゃ マジでヒドくなっただろう
だが 少し血を噴き出しちまった
その臭いを嗅いで 貴様のお友達が来るように
お分かりかな?
見ろよ
御出ましだ
いい犬だ
奴は叫ばない 食われてる間さえも
内臓が辺りに飛び出ても━
なぜかまだ生きている 俺をじっと見つめながら
ノコギリを掴んで とどめを刺したときも━
声を出さない
ケイディーズに電話し ナンシーに会いたいと頼んだ
了解してくれた
ナンシー ビールあるか?
ええ マーヴ 彼女は?
ナンシーは大抵のことは 面倒見てくれる
1年前 彼女に乱魔オた男を━
懲らしめてやったからだ
女に手を出すなんて 許せない
彼女をどうしろと?
セイクレッド・オークスに 連れて行くのが一番だが
あなたは? 町を出るの?
それはない ここが好きだ
俺はタクシーを盗み ゆっくり走らせる
目立たないように
頭がスッキリして ようやく分かってきた
君に借りがある ゴールディ
借りは必ず返すぜ
ロアークを追うことは 勝敗に関わらず死を意味する
上手くいけば喜んで 笑いながら死んでやるさ
墓場のように静かだ 異常は無い
警戒を続けろ
ケビン?
まあ 残り物だ
他は犬が食っちまった
何てこと この怪物め
この悪魔め…
大声を上げれば撃つ
天使のような声だった 話したのは私だけだが
バカな娼婦のせいで 死んでしまった
俺の前でゴールディを 悪く言うのはマズいぜ
私に会いに来たとき…
彼は苦しんでいた
罪悪感に
助言を与えようとした
だが食べることでしか 彼は満たされない
涙を流し誓ってくれた 全狽フ神を感じると
お前に何が分かる?
人を食うことが 気色悪いのは分かる
ただ食べただけじゃない
魂を食べたのだ
私も加わった
みんな娼婦だった
そんな奴らを 誰も気の毒に思わない
だがゴールディがあと少しで 全てぶち壊すところだった
公共の場に残って━
お前と一緒になった
お前がうってつけだった
その夜 男の顎を折ったから
お前みたいな悪漢を 誰が信じる?
ケビンが殺し━
私が警察に通報したが お前は捕まらなかった
勢いは衰えず 彼が死んでお前がいる
私を殺せ
それで満足だろ?
無力なクャWジイを 殺すことが…
殺しても━
満足しない
殺すまでの過程が面白いんだ
ケビン…
一緒に帰ろう
叫びたければ叫べ
見事だ ゴールディ こいつは約束した以上だ
奴が死んで━
地獄が天国のように 思わせてやる
動くな!
何てこと…
バカめ
頭を何度も 撃つべきだったぜ
愚かだ
次はお決まりなのに 形だけは手術をする
時間のムダだ
管に繋がれた生活が 何ヶ月も過ぎる
毎晩 誰かが俺を 始末するのを待つ
後で俺は気づく そう気楽でいられないのだ
サツが手を出すまでの 10分は元気だった
尋問すらしない
サツは俺をメッタ打ちにし 自白書をチラつかせる
俺は血を吹きつけ━
何枚も書類を 作り直すのを笑うだけだ
そしてクズ地方検事補が 記録外でこう言う
書類にサインしなければ 俺の母親を殺すと
俺はそいつの腕を3つに 折ってからサインする
それからは 誰もが望むサーカス状態だ
サツは俺を検挙した やってもない殺人についても
ルシールや 食われた女たちのことや
ゴールディさえも
判決を言い渡すときは どの裁判官も地獄の責め苦だ
この夜中 死ぬまで残り数時間━
今までの18ヶ月で 初めての驚きだ
唯一の面会者
この香りをまた嗅げるとは
じっくり殺ってやったぜ ゴールディ
すまない ウェンディ
また混乱しちまった
そう見えちまう
ゴールディって呼んで
まるで天使の香りだ
完璧な女
女神だ
ゴールディ
彼女の名前だそうだ
最後の食事にまともな ステーキが用意された
酒も出てきた ナンシーの家で飲んで以来だ
そして俺の頭を剃り ゴムのおしめをはかせた
そろそろ時間だ
たとえ死の影の谷を 歩くことがあろうと…
始めてくれないか? 朝になっちまう
聞いたか?やれ
もう終わりか?ゲス野郎
死にました
ムダよ
ずっとそうしてなさい 部屋には入れないわ
何てことするんだ シェリー
俺たちが共にしたものは 君に意味があるはずだ
大ありよ
誰が声を掛けたがるのよ
顔を殴られて紫に 腫れ上がったウェイトレスに
怒るのは分かるさ
そのことは頼まれなくても 許してやるから
普段優しい男にキレるのと 全然違うのよ
一方 私をおだてた 負け犬は━
奥さんから逃げたことを 言わずにいつも酔っ払う
とりわけ その負け犬は━
女を殴って 男になったような気でいる
ヒドいな シェリー
気のないフリはよせよ もうやめてくれ
私を手に入れるなんて 不可狽�
ジャッキー・ボーイ お願いだから診てもらって
精神科医とかにね もう消えて
ドアを開けろ
開けてやれ シェリー 俺が処理する
開けてくれ 誤解を解くから
そうしてやれよ 覚悟はできてる
ダメ!あなたがいることが バレたら大変なことになるわ
あのバカは酔ってる
それに4人の連れも━
息を荒くして 奴と同様に酔っている
そこに誰かいるな
誰って…ジャッキー・ボーイ 普通のアフリカの行事よ
前菜を5人分用意して━
ベイシン・シティ・ブルースの 人たちを呼んだの
喧嘩でも始める?
俺をからかうのか
俺の大切な仲間も…
堪忍袋の緒が切れるぜ
こんなことを続ける間も━
礼儀正しくしてるが 俺はいつでも━
ドアを蹴ってバラバラに できるんだぜ
俺がどうするか分かるだろ
分かるだろ 1…2…
分かったわよ
みんなくつろいでくれ
みんな連れて来たの?
この人たちあなたと いる以外にすることないの?
じき気に入る
バーの仕事仲間に 電話するだろ
お前と俺の仲間で あらゆる酒場に出かける
最高だぜ
誰にも電話しないわ
男物のシャツだ 俺のじゃないな
誰かの臭いがするぞ
今夜は他の男といたな
誰だ?
スーパーマンよ
あなたが来る音を聞いて すぐ窓から出て行ったわ
怯えたから
俺には感情が無いと 思ってるな
私を殴るなら━
早くしなさいよ 人でなし
そうやってまたウモツく
俺の仲間の前で
女を殴ったことは ないんだぜ
この人でなし 卑怯者
みんな楽しもうと来たんだ
小便してくる
もっと早く顔を 出すべきだったわね
そしたら私の彼に会えたのに
本物の男を見れたのに
そうやってまた怒らせる
だが許してやる
俺は心が広いからな
寛大な奴だ 奴の気性から言って━
さっきみたく いびるべきじゃねえぜ
心配しなくていい
余計なことすると アャRを切り落とすわよ
言ったのに
電話の音が聞こえねえぜ
返事をしろ
面倒はごめんだ
俺がシェリーの新しい彼氏だ 今は正気じゃない
また彼女と話したり 彼女を思ったりすれば━
女に役立たないように お前を切ってやるぞ
大きな間違いを犯してるぞ
そうか? 犯してるのはそっちだ
トイレを流してない
お前ら 外に出ろ
質問はなしだ
早く!
一体何したの?
自分の薬を味あわせたのさ
君を悩ますことはないだろう
あごはどう?
これでもマシよ
ドワイト 彼はしばらく前…
あなたが姿を 現す前から来てた
それに彼が気の毒だったの
一度だけよ
バカなことしたわ
俺もそんなバカだと思えば つら過ぎるとは思わないさ
だがあの男は危険だ
俺が止めなければ 誰か殺す
後で連絡する
行かないで!
シェリーは何か叫んだが ヘリの音にかき消された
ストップと言ったようだが 確かじゃない
関わらない方がいいが 黙って帰って━
ジャッキー・ボーイたちの 好きにはさせられない
奴らは血を求める 肉食動物だ 女の血を
ドワイトのバカ…
バカ…
呆れたわ
公園を横切る
ジャッキー・ボーイに 追いつくように
スピード違反だ
注意を引くにはよい方法だ 俺みたく新顔の殺人鬼で━
指紋1つで ガス室行きの奴にとって━
避けたいことは 注意を引くことだ
この警官どもにワイロを 渡すほど金はない 有っても━
聞き入れないかもしれない
話をしてみるか それとも 危険を冒し警官を倒すか?
するとジャッキー・ボーイが 面倒から救ってくれた
危ない ジャック!
サツだ!後ろに!
すぐ消える 深追いはしねえさ
内臓が締め付けられる
ジャッキー・ボーイたちは オールド・タウンへ導く
警官はサイレンを切る
ここでは警察は無力だ
ここの法律は 美しく非情な女たちだ
金を持ちルールに従えば 全ての夢を叶えてくれる
ルールを破れば殺される
乗りな 送ってやる
私 昼番で大変だったの
それに 集団の相手はしないの
乗れよ 話をするだけだ
話し相手もしないわ
今日は最悪な一日だった
行く先々でヒドい目に遭った
今度は娼婦に断られる
助ェ払えるほど 金を持ってても
それじゃあ…
我慢にもほどがある
ディロン通りの アラモに行きなさい
アラモよ アミゴじゃないわ
アミゴはゲイバーよ
わけもなく 俺をヘコませて楽しいか?
ここまでよ ドワイト
警官が来たときから 奴らを監視してる
全て支配下にあるわ
ショーを楽しんで
彼女と言い争うのはムダだ
女たちは自分自身が 用心棒だ
あのバーテンダーはどう? 口うるさい女よ
今はよせ ゲイル
キツすぎたかしら?
そこが問題よ ドワイト 心配しすぎ
あと女を見る目がないこと 特に最近
ゲイル いいから後にしろ
下にいる奴ら バーテンダーの友達?
1人はそう思ってる
手に負えない奴だ
奴が女を傷つけないように 後を追ってきた
か弱い私たちのことね
あらゆる殺しが20メートル 先で起こりそうだが━
彼女から 視線を外すのは難しい
私たちは自分たちで 身を守れるのよ
あの車の男たちが 1つミスを犯せば━
ミホが何するわ
やりたくてウズウズしてる
彼女は屋根の上に 立つ妖精に注意を促す
殺人少女ミホ
ここは裏通りじゃないの
もう行って 悲嘆に暮れてなさい
生意気だな
お前は脅しをかける立場 じゃないだろ
ワナは仕掛けられた 準備万端だ
だから何だ?奴らはクズだ 自業自得さ
だがヒドく胸騒ぎするのは なぜだ?
俺の知る限り 奴らは誰も殺してない
シェリーの家で ヒドいことはしたがな
誰も殺せないわ
この胸騒ぎは?
シェリーが何か言っていた 思い出せない
分かったよ 少し言い過ぎたな
もう限界なんだ
限界を超えてる
あなたに必要なのは 女じゃなくて睡眠よ
今のあなたじゃ 女と上手くいかないわ
素質がねえってよ
見たいか?
俺が持ってるもの
いろんな形や大きさのを 見てきたわ
こいつはどうだ?
車に乗れ
あなた人生で 一番愚かなことをしたわ
イカれてる
いきなり無差別に…
来いよ
来い
奴が有利だ
奴は倒されるわ
もう死んでる バカすぎて分かってないだけ
お前に狙いが定まってるぞ
このケガのせいで 出世はムリだ
礼をしてやる
足元注意だ ジャッキー・ボーイ
笑い事じゃねえ
誰も笑うな 俺には仲間が付いてる
1人残らず燃やされるぜ
よせ 彼女は遊んでるだけだ
悪くなる一方だぞ
いいから黙れ
引き金を引くな 逆に吹っ飛ぶぞ
黙れと言っただろ
目が見えない
何が起こった?
何も見えない
何も聞こえない
頼むから始末してくれ
ええ さっさと頼むわ
彼女は単に 首を跳ねたのではない
奴を"ペッズ"にしたのだ
そして本業開始だ 死体を地面に広げ━
ポケットを探り 金を見つけると分け合う
俺はジャッキー・ボーイの ズボンを探る
財布はたくさん詰まってる
クレジットカード3枚だ
300ドル分の金を━
自分の懐に入れたのは 自慢にできないが…
そして核爆弾を発見する
ジャッキー・ボーイ
このクヶ�郎
ヘリの音にかき消され━
彼女が何と言ったか 分からなかった
"ストップ"だと思ったが
"コップ"と言ったのだ
ジャック・ラファティ警部補
新聞では鋼鉄ジャックと 呼ばれてる
英雄のクレx官だ
協定が不安定なまま 何年も経った
警察がパーティーを催せば 儲けと娯楽を手に入れ━
一方 女たちは 自分らの法で管理できる
自分たちでシマを守れるのだ 警官が誤って入っても━
用が無ければ追い出せる
しかし殺してはいけない
それがルールだ
それが協定だ
警官は縄張りの外
それで女たちは悪党を 追い出す自由を得ている
オールド・タウンは 無法の町と化す
戦争だ
道は血で赤く染まる
女たちの血で
警察よ!マフィアよ!
以前の状態に戻ってしまう
その通り でも銃があるわ
警察やマフィアと戦うの
私たちに攻撃してくる者が 誰であろうと
戦争よ
やるだけムダだ 車を貸せ
いいエンジンの ハードトップの車を頼む
死体を隠す
あの車が警察に 追われてたの忘れた?
ラファティがここに 来たのも知られてる
川や下水道を調べるわ
そして死体を見つけ 私たちを撃ちに来る
穴に隠すさ 警察はそこまで調べない
顔に銃を向けるな
何様のつもりで言ってるの?
欲しいものは 手に入ったでしょ
黙れ ゲイル
私から手に入れたでしょ
あなたはあのバーテンと 遊んでたのよね
こんな厄介者を 連れて来る前に
ミホは俺の背後に回る
ゲイルの一言で 俺は真っ二つにされる
警察は検問を張るわ 捕まるわよ
また昔みたく ろくでもない日々が始まる
ポン引き 沫ヘ 麻薬 レイプ
検問はまだだ いいから車を貸せ
俺がしくじったら戦争しろ
顔に銃を向けるな!
チクショウ
意外と早いのね
俺の女戦士
彼女は俺の頭を引っ張り━
痛いほど激しく 俺の口に押し付けている
どっちつかずの日々を 吹き飛ばす爆発のように
今と彼女と付き合ってた頃を…
ハードトップの車だ
トランクがデカいヤツ
ずっと愛してる
ずっと…愛するはずがない
そんなオンボロをどこで?
トランクを見ろ 全部は入らない
ゲイル?
私に特に用がなければ 帰ってもいい?
血とか見たら吐いちゃうわ
ベッキー 帰りなさい
誰にも言うんじゃないわよ 母親にもね
全部は入らないぞ
このままだとな ミホ
家に着いたら 髪を乾かしなさい
風邪引くわよ
ベッキー 電話はダメでしょ
ママの声を聞きたいだけ 何も言わないわ
ゲイルには秘密よ
ママ?
バカな女どもめ
こんなポンコツで 我慢しろというのか?
あれだけ詰めればトランクを 閉めるのがやっとだ
だからジャッキー・ボーイを 隣に乗せるしかなく━
誰かがここを覗けば こいつが見えるだろう
さあ 奴のタバコを取れよ
落ち着けるさ
タバコを吸うのか
黙りやがれ ジャッキー・ボーイ
お前は死んでる
これは錯覚だ お前は黙れ
お前の精神状態が 分かるだろ?
幻聴が聞こえ━
神経過敏になり━
タバコを吸いだす
事実だぜ
誰もやめないんだ
喫煙者は切羽詰れば タバコを吸うのさ
まさに今のお前だ
俺に高、な 黙れ
あれを見ろって
娼婦どもの期待を裏切るぜ
ガス欠になったらどうする?
あの女ども
目的地まで行けやしない
黙ってろ 俺はやり遂げる
ちゃんと前を見ないとな
危ない!
最高だぜ
まるで男の友情映画だ
うるさい!
ドジったな
おしまいだ
しくじったのさ
今度は黙れと 言う気になれなかった
こいつはクモチたれで
死んでるのも確かで
話してるのも幻覚だが
正しいことを言ってるのに やめさせることはない
もう警察から逃げられない
このポンコツでは…
車を止めろ!
唯一残った問題は 警官を殺すかどうかだ
難しい判断だ
見る限り誠実で良い警官だ
家のローンや妻や 子供のために働いてるのだ
俺の手が無意識に動き出し━
膝の銃を取って撃鉄を引く
どうすればいい
止まるんだな 怒らせてるぜ
お前が何と言おうと
お友達は… パーティーでお疲れかい?
運転は俺の役目でね
テールライトが壊れてるぞ
警告だけにしておく
次はどうする?
穴まで400メートルの所で ガス欠になる
後は車を押して行く
あと数分で任務完了だ
ジャッキー・ボーイは タール坑行きだ
俺は列車に乗り セイクレッド・オークスを出て━
質問は無しよ ダラス 言う通りにして
街路を片付けて 厳重警備の中にいるのよ
オールド・タウンは売らないわ
今夜は…
抵抗するな 痛い目に遭うぞ
お前の理想は消えた
何もかも知ってる
ラファティ刑事の死体は 我々がすぐに手にいれ━
娼婦と警察の協定は 粉々になくなる
逮捕者や死亡者も出る
そしてこの近辺の実権は 俺のボスが握る
お前らは奴隷となる 誰にも止められない
だがお前には多くの命を 救える力がある
権力の移行の促進や━
オールド・タウンの 明け渡し条件の交渉だ
クモチたれ 知ってるわよ
お前のようなシン・シティの クズに苦労してきた
俺は新しいボスの下にいる
もうすぐ哀れなお前らも ボスに膝まずくことになる
着替えて涙を流してやれ ドワイト・マッカーシーにな
今頃死んでるはずだ
彼を知らないのね
彼は何とか切り抜ける
いつもそうなのよ
いつもアメリカ人は ヒドい国だと愚痴をこぼす
ここは立派で素晴らしい国だ
近代世界の光を導いてる
低税金 チャンスのある国だ
どこに弾一発で こんな風に稼げる国がある?
空港や教会をしくじらずに 跡形もなく爆破できればね
何かある マーフィー?
哀れに死んだ警官のバッジだ
ひん曲がってる
何が刺さったんだ?
まさか 銃弾だ
クモチたれ 人でなし!
この4人は警察ではない
傭兵だ
雇い主が俺の卵z通りなら
マズいことは まだ始まってない
全て順調に思えた
体を丸ごと届けなくても いいんだぜ ブライアン
そうだな レニー
ナイフを貸せ
待ってる間 寝てた方がいいか?
今 骨を切断してんだ
ほらよ
こんなに素晴らしいもの 見たことあるか?
また後で戻る 誰か通りかかったら━
想像に任せる
静寂だ
吸う空気もない
ヒドく油っこいタールが 鼻孔に入っていく
それで肺を満たすんだ
頼りにされてたが しくじってしまった
細く冷たい指が俺の手首に
ミホ 君は天使だ
聖人だ
マザー・テレサだ
エルビスだ
君は神だ
あと10分早ければ━
ジャッキー・ボーイの首を 奪われずに済んだ
ドワイト ゲイルが捕まった
簡単なことだ 君たちの中にスパイがいる
マフィアに売った密告者だ
そいつを見つけ ゲイルを救出するが━
首を取り戻すのが先決だ 状況が広く伝わる前に
ミホ 1人くらい話せる 生存者がいるだろうな?
俺が本気だってことを 分からせる
話そうか
賢く冷静になれ
役に立つことを 証明する時が来た
時にそれは死を意味し━
時にそれは殺戮を意味する
あれよ どうする?
奴らを止めろ ダラス
首は俺のすぐそばだ もう少しで掴める
首を拾え!
拾ったぞ
こいつを食らえ このアマ!
ミホの生死は分からないが
俺は何か殺したい 欲求に駆られる
首が欲しいか? 降りて奪ってみな!
勇敢な奴だ
お前の耳を 撃つところだぞ
銃が濡れず 使えたらな
俺を出し抜いたな
赤ん坊みたく無力だぜ
白状しよう
銃が濡れたってのは 真っ赤なウモセ
好みは射撃じゃなくて
爆破でね
以前バーの天井を爆破し 人が吹き飛ぶ姿を見た
小規模の撃ち合いが 似合う情景じゃねえ
俺の素晴らしい手榴弾に 美しい遠隔装置
でもお前をナイフで殺す
仲間を殺した
誰か言うべきだった
アイルランド人に 恨みを買われるなと
殺人少女ミホ
彼女がワザとしない限り 痛みは感じない
彼女は刃をひねる
感じたはずだ
俺はミホに これからの計画を話し━
ダラスの車の電話を取り 重要な連絡をする
まずゲイルを救出し そして敵を殺す
大虐殺だ
ここで立って見るだけか?
冗談だろ?
マヌートの拷問を一晩中 見てても退屈しねえ
芸術家だからな
美しい物に触れることは 芸術家だけに許されてる
お前の肌は完璧だ
神経は敏感だ
美しい
引き渡しなさい ゲイル
ベッキー
もうおしまいよ
抵抗してもムダ ドワイトは死んだ
警官の首も奪われた
警察に知られて 私たちを殺しに来る
取引して
クワ浴I売ったのね
選択の余地は無かった ママに手を出すと言われて
取引してちょうだい
こうやって抵抗するのは 自分勝手よ
大した理由も無く 大勢の人が殺される
母親のためじゃない
私たちが守れたわ
金のためよ このバカ女!
もちろんよ ママが オールド・タウンに来たら━
私が娼婦だってバレるもの
胸が痛まないか?
彼らが新しい選択肢を 与えてくれた
逃げ道よ
今までは 自分の首に気をとられてた
首ね…
大切で貧相な小さい首ね
どうかしてる 喉まで噛まれそうだった
シュッツ 俺のナイフをよこせ
ステュカ こいつを殺せ
約束したわ!
あんたには もっと惨いのがふさわしいわ
今朝 起きたわけが 分かったぜ
誰もいないぞ
これ見ろよ 俺に刺さってるぜ
何か巻かれてるぞ
メモみたいだ
よこせ
突き出てるぜ 見ろよ
マジで痛くなってきた
裏に出ろ
女も連れて行け
医者呼んだ方が良くない?
マッカーシー 愚かな奴だ
おい
お前ら?
全部で12人 完全武装だ
こちらは人数も 武器も足りない
だが路地は曲がっていて 暗く非常に狭い
奴らは俺を包囲できない
時には地の利で 逆境に打ち勝てる
オールド・タウンはやる 俺は高墲ネい
女を渡せ
黙れ
ドワイト やめて
待って 何か変よ
黙らないと撃つぞ
もちろんだ マッカーシー 公平な取引だ
彼女はお前のものだ
なぜ俺が2人を撃たないか 説明しないか?
ドワイト 何をしたの?
やるべきことをした
1歩ずつな
やめて やっぱり変よ 口にテープは無かった
どうして今は付いてるの?
大勢相手に適した場所
利口だな マッカーシー これで済むと思うな
大量の銃を持って仲間が 来てくれるとは最高だ
まさか… マッカーシー この野郎
女たちは真実を知ってる
逃げようも無く降伏も無く 情けも無い
俺たちはこのネズミどもを とにかく殺すだけだ
最後の1人まで
復讐のためでも 報いによってでもなく
世界を より良くするためでもない
山ほどの死体が━
ボスのウォーレンクイストに 損益の具合を見せつけ━
オールド・タウンの女に 干渉すれば高くつくと分かる
横にいるワルキューレは 笑いながら撃ち続ける
純粋に憎しみや 大量殺戮の喜びを込めて
そして俺も
炎だ
俺たちを熱くする
こんなに熱いところは 他に無い
俺の女戦士 ワルキューレ
君はいつも俺のもの
いつも…
そのはずはない
こんばんは 刑事さん
自己紹介はいいかな? 新聞は読むだろ
今年は選挙だ 写真を何度も見たはず
私が誰か分かるだろう
お前を始末しよう
冷たく激しくな
お前は息子の耳を 吹き飛ばした
そして腕も 大事なところさえも
息子は昏睡状態だ もう戻らないかもしれん
我が息子
ロアーク家最初の大統領に なり得たのに━
お前が脳に障害を与え 奇形にしてしまった
引き金を引くと 強くなった気になれるか?
権力の源は バッジや銃ではない
権力の源はウモセ
人に調子を合わせるのに 世界を大きなウモナ包む
黒を白だと言わせれば━
人を思い通りにできる
この病院には500人ほど 患者がいたかな?
今ここで撃ち込もうが 私は逮捕されない
裁判でも誰もが私をかばう
そうしないとシン・シティで 横行しているウモェ━
トランプのように 全て崩れ落ちるからな
だが君には 健康でいてほしい
私が自腹で 手術も受けさせよう
心臓の病気を治せ
お前には末永く生きてもらう
有罪判決を受けるのだ あのチビをレイプした罪と━
息子を撃った罪でな 余生は刑務所で過ごせ
汚名を負い 打ちのめされ
孤独に…
お前の妻か?
お前が真実を言って死んだ
お前が真実を言った相手は 全員死ぬ
証言させてくれない
おじさんが命の恩人だって 言ってもまともに扱わないの
親とも引き離されたわ
おじさんがやってないことを やったって言ってる
おじさんが助けたのって 言っても━
私が犯されてないことすら 調べないの
私はまだ生きてる おじさんのおかげよ
何もかも隠された
真実が どうでもいいことはあるさ
でも君は事実を覚えてる
それで助ェだよ
行きなさい ナンシー 奴らに殺されるぞ
面会もダメだ
手紙もダメだ
名前も口にするな
面会がダメなら 手紙を書くわ ハーティガン
"コーデリア"の名で
小説のホントに カッコいい探偵の名前よ
毎週書くわ…ずっと
分かったよ
家に帰りなさい
ここは危険だ
さよなら ナンシー
大好きよ
ジョン・ハーティガン
歩く"法と秩序"
歩く"定石"
歩く"横柄"
何年も後悔せずに そうできるなら褒めてやる
後悔するぜ
たっぷり後悔させてやる
彼を看たほうがいいかも ヤバそうよ
こいつは元気旺盛だぞ タミー 見ろ
健康そのものだ
あいつはタミーだ いい女だろ
オールド・タウンの外から 連れてきた
刑務所で見れないものを 見せてやろうと思ってな
聞いてるか?
バカはやめて 俺たちとやっていけば━
タミーみたいな女が 手に入る
見たか?たじろんだぞ
ウンザリさせたんだ
彼女はお前と あの少女の話を聞いた
これは俺が払うと決めた 代償に過ぎない
少女の命を助けずに 背を向けて捨て去るなんて
できるはずがない
自供を強要されても 応じない
独房に監禁されたとき ナンシーから手紙が来た
約束通り名前は "コーデリア"だった
正体が分かることは 何も書いてなかった
何通か手紙を書いたら 心変わりすると思っていた
だが毎週木曜に手紙が届く
何て可愛い子だ
手紙を手にするときは 震えないよう最善を尽くす
彼女は唯一の友達だ 俺に娘はいない
可愛いコーデリア
細く小柄な ナンシー・キャラハン
8年が過ぎる
木曜日になり ベッドから飛び起きる
クリスマスに 興奮する子供のように
だが独房の床を ただ見つめてことに気づく
手紙を探すもそこにはない
次の木曜も手紙は来ない
彼女は大丈夫なのか?
何かあったのか?
何も来ない
2ヶ月経っても連絡はない
見つかったのか? 捕まったのか?
そうだ バカな老いぼれめ
考えてみろ ナンシーは19歳だ
いつまで彼女の手紙を 期待する?
今まで書いてくれただけでも 助ェじゃないか
忘れられたのさ 老いぼれよ
お前は独りだ
独りなんだ
この男は 腐った食い物の臭いがする
真夏のゴミ捨て場に 取り残された死体のようだ
ヒドい悪臭で吐きそうだ
あのクモチたれに頭を殴られた
意識が戻ると それが目に入る
ナンシーが使っているのと 同じ封筒だ
だが手紙は入っていない
それには何か柔らかく━
何か生々しいものが… 肉と骨だ
19歳の少女の 右手の人差し指だろう
一体どうやって見つけた?
とても注意深く━
自分のことは 決して書かなかったのに
ここを出て 彼女を助けなければ
俺の人生や誇りなんて どうでもいい
奴らは最後の降伏を求めてる
やったな ロアーク お前の勝ちだ
俺は何もかも言う 奴らの望む通りに
俺が卑劣な幼児虐待者だと…
何もかも応じた
愛してるよ ナンシー
町まで距離があるぞ ハーティガン
乗っていくか?
俺の前にいるならな
被害妄想に陥ったか 過ぎたことだ
8年だ
ああ 8年だ
気休めになるか知らんが…
自分自身が憎い
アイリーンは?
4年前に再婚した
子供が2人いる 残念だな
いや…
嬉しいよ
ずっと子供を欲しがってた
いい母親になる
お前が言ったように 過ぎたことだ
俺は愛情のこもった 別れを告げる
そしてこの世で俺の 唯一大切な人を捜しに行く
ナンシー
差出人が君だと どうしてバレた?
どうやって見つけたんだ?
奴らは何をしたんだ?
音がしない
人の住む気配もない
ロアークはここまでして 俺を苦しめたいのか?
とっくに羽が破れたハエを 突付くガキのように
ナンシーに何をした?
彼女は読書や勉強をして 手紙を書いただけだ
日記もなく電話番号や 住所が書かれてるものはない
手掛かりに一番近い物は 酒場のマッチだ
期待はできないが 友人がいるかもしれない
行き詰まった
彼女がこんな酔っ払いや 負け犬と関わるはずがない
もしナンシーの居場所や 誘拐して指を切った奴の━
情報があるとすれば… それはここにある
すまないが助けてほしい 人を捜してる
こんな寒い夜だと みんな誰か捜してるわ
そうじゃない 名前はナンシーだ
ステージの上よ
ウォーミングアップしてるわ
細く小柄な ナンシー・キャラハンは━
大きくなって━
丸みを帯びた
ナンシー・キャラハン 19歳
ここに来たとき キャシャな読書家で━
シャイ過ぎて損している子を 想像をしていた
彼女はこれっぽっちも 自分のことは書かなかった
一体どうして見つかった?
そこでひらめいた
ハッタリだったのだ
俺が導いてしまった
彼女は気づいていない
背を向けてここから出ろ
あの奇人を外へ出すんだ
何とかして奴の銃を奪い 殺すんだ
今は踊り子を見つめ 興奮する前科者だ
この間 彼女は安全だ
ダメだ ナンシー 俺に気づくな
気づくんじゃない
説明してるヒマはない
俺はヒドい間違いを犯した 君を危険に晒した
すぐここから出るんだ
何て言われても…ハーティガン 服を着させて
私のことなんて 忘れてると思ってた
あんな手紙も
君のおかげで
自殺を引きとめた
急いでくれないか?
俺が運転する
お断りよ
これを運転できるのは 私だけよ
加えてその調子だと 誰か撃ちそうな感じね
銃が無い
座席の下よ
弾は込めてある
こいつはいい
何回か射撃場で撃ったの ラバみたく強烈よ
ハーティガン 言いたいことが沢山あるの
あなたが私の心に ずっと残ってる
あなたのことを考えて 夜も眠れなかった
何を言ってる?
運転を続けろ ナンシー 道路から外れるな
お前が頼りだぞ
何するの?
役に立つことの証明だ
道路から外れるな ナンシー
奴の射撃の腕はいい
だが慌てすぎだ 弾をバラ撒いてる
時間の掛け方を知らないのだ
慎重に狙え 邪眼で見ろ
車を止めろ 死んだか確かめる
今すぐ止めろ
車を止めて… 死んだか確かめる
ごめん 動揺してた
いいんだ よくやったよ 座ってなさい すぐ戻る
イヤよ 一緒にいさせて
あなたといれば 何も起きないわ
お願い 一緒にいさせて
悪臭だ 口を押さえたくなる
血はもっとヒドい臭いだ
しかも至る所にある
だが奴は…いない
時間切れだ
サイレンだ 以前は歓迎した音だ
今は一晩身を隠せる場所を 探すしかない
ナンシーを落ち着かせ 次にすることを考えろ
なぜか悪臭がモーテルまで 俺たちについて回る
君のアパートに行ったんだ
窓は開いたままで 住んでる気配が無くて
だから誘拐されたのかと
窓?また空き巣ね? 今年で3回目よ
またあなたに会って 成長した姿を見せたかったの
でも前と変わらず 怖がりで弱々しいままよ
私ってダメね
座るんだ
気分が楽になるよ
人と接するのは 決して上手くなかった
トラウマ持ちの19歳を 安心させるとなると━
手が痺れた奴がレンチで 脳外科手術するようなものだ
ずっとあなたがいたの ハーティガン
何年も
その話はよそう
君は疲れてる 眠りなさい
私と寝て
やめろ ナンシー
8年も
どうして手紙を 書き続けたと思う?
ただの感謝じゃないわ
他の人に恋しようとした
1度や2度は…でも
私はもう恋をしてた… あなたに
もうよせ 全く
年の差がありすぎる
ただ怖いから…
怖くなんかない
よせ
これは…間違ってる
君は子供だ
愛してる
俺も愛してる
心から
冷たいシャワーが 助けになる
やめろ ナンシー
俺の声が分かるか?
覚えてるか このクレY事
姿は違っても 声は分かるはずだ
忘れるものか ジュニア
真っすぐ地獄行きだ
俺は騙されて 唯一の友達を裏切った
彼女は 飢えたレイプ魔の手の中だ
議員の甘やかされたガキめ
何もかも地獄行きだ
クランプ 俺だ
死体の片付けを頼む
パーティーの準備も
女は捕まえた このクメI
完璧じゃないと 親父に電話するぞ!
道具は清潔で鋭利でないと
準備しろ 完璧にな
俺は何をしてもいいのさ どうやっていつしようと!
親父を…嫌いじゃなきゃ 愛してたさ
親父は大金をはたいて 世界中の専門家を雇った
潰された脚の間のモノを 元通りにするために
そうすればあのクヰe父も 孫を持つ希望を持てる
けれども見ての通り 副作用があった
不満はないぜ お前がいなくなって━
楽しく過ごしてきたからな
今度は愛しのコーデリアの 居場所を案内してくれた
あの手紙の差出人の━
手掛かりがなくてな
利口な子だ とても可愛い
好みに合わない歳だが 今回は許してやろう
ナンシー 声を上げるな
何をされても叫ぶな
叫ぶさ 一晩中かけて もてあそんでやるぜ
お前は責任を感じながら 死んでいくんだ
みんな叫んでたぜ ハーティガン
何署lいや何百人
8年分だ 誰もが叫んできた
この辺に人がいなけりゃ━
どうやって愛しのナンシーを 叫ばせるか見せてやるのに
ものすごいショーになるぜ
もうダメだ 戦いようがない
希望もない
可柏ォもない
もうダメだ おしまいだ
いや
やってみろよ 老いぼれ 首に力を入れろ 動け
窓だ 警報機があるだろう
首に力を入れろ 意識を保て
意識を保て
警報機は無い
ガラスだ!ロープを切れ
お前ならできる
寒いんだよ
強盗するのに こんなに目立ち━
非実用的な車を選んじまう お前がムカつくぜ シュラブ
命令には関係ねえが 質問に答えてもらう
入るかもしれんが スリムでトランクも無い━
カッコいい車の━
どこに死体を入れるって 言うんだ?
今言えるのは警報機が どこで鳴るかだ
ロアークの居場所を 言わないと首を切り落とす
もったいぶるな
求める答えは田舎… 土地の…
農場だ
それを聞きたかった
警官ならロアーク家の農場を 知らぬ者はいない
シュラブとクランプは 武器を積んでいた
騒々しくなれば 俺は銃を使うだろう
だが最初は 隠密に行わなければ
隠密かつ卑劣に
ナンシーの車だ 農場まで10キロある
"私しか運転できない車"と 言っていた
いい子だ 黄色い野郎に車が エンストされても━
エンジンのかけ方を 言わなかったのだから
君は何も言わなかった ジュニアは逆上してたはず
荒々しく引っ叩いただろう
でも我慢してくれた 少しでも時間を稼いでくれた
まだチャンスはある
叫ぶんじゃない
農場まで数キロの場所で 車を捨てて森を抜けて行く
半分も行かずに発作だ
心臓が…まさか…
完治したのに
ヒドい咳だ 血も吐いた
今は関係ない
長生きする必要はないんだ
ヒドい殺し方だが隠密だ
後で後悔しよう
事態を悪くしてどうする このバカめ!
俺が疲れたと思うか?
どうだ? 疲れたと思うか?
お前はもうボロボロだ
じきに壊れる
泣いて乞うのさ
お前は叫ぶ!
叫ぶのさ 太った醜いメス牛のように!
叫ぶんだよ!
ムチ打ちが全てだと思うか?
これは序の口だぞ
ハーティガンの言う通りね
私が叫ばないと勃たない
惨めね!
惨めな奴よ
そうやって からかうのは賢くないぞ
もっとヒドいことになるぜ
バカな老いぼれだ
焦りすぎだ
チクショウ あり得ない!
ガラハッドのような 突撃はよせと思っていたのに
バカ野郎…
バッチリ命中だ
モタモタするな バカは撃てよ
いい忠告だ
諦めろ ジュニア
終わりだ 彼女を放せ
寝ぼけるな ハーティガン
お前の目の前で愛しの女を 切り身にしてやろう
見ろよ ぶっ倒れそうだ
その銃すら持てないぜ
持てるさ
ちょっぴりビビったぜ
ナンシー すまない
お前には手加減なしだ
お前を柔らかくして ショーを始めよう
いくぞ
痛いぜ
その通りだ
クモチたれ
俺は奴の銃を片付ける
こっちもだ
8年も…クモチたれめ!
落ち着いたころには 骨の湿った塊を━
強打しているだけだった だからやめた
長かったな ジュニア
楽しかった
叫ばなかったわ ハーティガン 一度も
叫ばなかった
分かってるよ
強くなったな
車に乗せる頃に 彼女の震えが収まった
肌は暖かくなり 彼女は自分を取り戻した
コート持って来てくれて ありがとう
他にもいろいろ
命を救ってくれた…二度も
もう行きなさい
一緒に来ないの?
仲間が証拠集めに来るから
俺はこの事件を公にする
汚名を晴らし━
ロアーク上院議員を逮捕する
あなたを失いたくない もう二度と
失わないよ ナンシー
ナンシー・キャラハン 生涯愛する人
君にウモツいた恥… 許してほしい
ロアーク議員を逮捕する? ウモセ
そんな奇跡が起きたら 神を殴りに行ってやる
ロアーク議員の後を追う 検察官なんていない
俺が唯一の息子を殺した
血筋を絶った
ロアークに後世はない
俺への復讐のために あらゆる権力を使うだろう
俺を追うために またナンシーを捜してくる
まだ終わらない
彼女が危険だ
俺が生きている限り
奴を負かす方法は1つ
老いぼれが死に━
若い女が生きる
公平な取引だ
愛してるよ ナンシー
そんなことしないで
違うわ 交通事故なんて 至るところで起きてる
ただの骨折よ 単純骨折らしいわ
すぐ治るわよ
シン・シティの 角を曲がれば━
何もかも見つかる
ベッキー
タバコはどう?
私も愛してる ママ
何もかも