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人生の中でどんなことに取り組んでいようと、そこにルールはないと、私は信じています。 憧れていることは、何だってできます。
私は、タラ・スタイルズ。ヨガ先導者です。
私はヨガを仕事として、キャリアとして行うなんて考えてもいませんでした。 ヨガを日常的に行ってはいたけれど、高校を卒業したときにモデルとしてスカウトされました。
当時私は無知だったので、モデルの意味をよくわかっていませんでした。 雑誌に出ている人たちは、誰かが写真を撮っているところを、たまたま歩いているのだと思っていました。 それに、まさかこんな仕事をやる資格があるとは思いもしなかったのです。 でも私は、モデルの仕事が自分の天職でないことを知っていました。 とても楽しかったし、本当は何がやりたいのかを探す時間を与えてくれました。
そんなとき、YouTubeが現れたのです。 私はどちらかというとオタクっぽいので、簡単な方法を使って人々と交流したいと思っていました。 そこで私は、友人や家族に向けてビデオを作り始めました。 ヨガはソファの上でもできます。 ヨガは、サンクスギビングで食べ過ぎたときでもできます。 そこで私は、ヨガを始めるのを止めている境界線を取っ払い、皆に伝えました。“ヨガはあなたのためにある。” “ヨガはあなたのためにある” “ヨガはあなたの中にある” “あなた自身がヨガなのです”と。 ヨガは簡単です。 誰にでもできます。 呼吸をすることができれば、ヨガをすることもできるのです。
そこで私はセントラルパークで無料ヨガクラスを始めることを決め、サインを作りました。 ハデなオレンジ色の看板に、“タラ・スタイルズと行う無料ヨガクラス”と書いて、地面にさしておいたのです。 そこでクラスを行い、本当に楽しかったです。
それをきっかけに、“もしかすると、これを小さなスタジオでできるのでは?”と思い、 レッスン代を取ることにしました。 そしたら生徒が2人に減ってしまいました。 でも、1人でも参加してくれればいいのです。 もし誰も来なかったら、もしかすると正しい住所を書いていなかったのかもしれないし、 入口のドアが閉まっていたのかもしれません。 私にもありました。本当に入口のドアが閉まっていたのです! もう誰も来ないと思っていたけど、みんな外で待っていました。
そして今では、こんなに大きな会社を経営しています。 私は他とは全く違うことをしようとしたのではなく、 自分が信ずべきもの、本物だと感じるものを皆と共有しようとしただけです。
ヨガを英語で教えること、最新の音楽を流すこと、そしてもっと楽でシンプルな形でヨガを行っていいんだと人々に教えるのは、とてもおもしろいアイディアだと思ったのです。
そしてニューヨーク・タイムズ紙が私のヨガについて、“Rebel Yoga(反逆のヨガ)”という記事を書きました。 そこには賛否両論の意見がありましたし、多くの人がすぐに判別をはじめました。 “彼女はなぜ反逆しているの?” “彼女は何に対し反逆しているの?” 私は自分自身のルールを作ったわけでもなく、ヨガに対し反逆してたわけでもなく、自分が本物だと思うものを皆と共有しようとしただけです。そう考えると、すべてのヨガ教師が“反逆者”なのだと思います。
あなたが尊敬する人々について考えてみたとき、例えば子どもの頃から憧れてた人、家族の誰かや、スーパーマンやワンダーウーマンなどテレビのヒーローでもいいです。 彼らは自分自身の人生を生き、自分で道を切り開き、それに対し後ろめたい気持ちを持っていません。 彼らは「これは私の経験そのもので、それに向かって前進しているの。」と言います。 これこそが人々が思い出すべき、重要な気持ちだと思います。