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老人ホームで会った後は、まだマイと話してないの?
だけど昨日、マイとピムが話しているのを聞いた感じだと、
マイは、たぶんわかってくれたんじゃないかな。
先生は、それでいいの?
僕のことはいいんだ。マイが、母親のことをちゃんと理解してさえくれれば。
ありがとう、トー。いつも先生のことを助けてくれて。昔も、今も。
だって先生には、僕との約束を守ってもらわなきゃいけないから。
約束?
まだ先生に、ムーンウォークを見せてもらってないよ。
トー、おまえはとっくにプロのダンサーじゃないか。
先生のムーンウォークなんて、そこそこのレベルでしかないんだぞ。
よし、やってみるか。
こんにちは。
マイ、着替えてきたら? リハーサルの準備をしないと。
はい。
クッキーを買ってきたの。食べる?
ありがとう。
パット先生。
クッキーです。どうぞ。
ありがとう。
先生、この間約束したこと、覚えてますか?
ああ。
待って、待って、ストップ。
どうした、ピン? 何で歌をやめるんだ?
どうして照明が当たらないんですか? 私だけ見えないじゃないですか!!
この曲でスポットライトが当たる時間は、3人ともちゃんと平等になってるわ。
でも、私。
あなたは歌手なのよ。自分のパートをしっかりやりなさい。
それに、これはあなただけのショーじゃない、みんなのよ。
わかったわね?
はい・・・。
じゃあ、ちょっとだけ休憩を入れようか。
大道具さん、もう少しスクリーンを下げてもらえますか?
それから照明ですが、3人がステージに登場するときに、スポットライトを当ててください。お願いします。
パット先生、「300バーツで3,000バーツ分働く人」って、もうすっかり評判よ。
彼には、年末の特別ボーナスを考えてあげたほうがいいわよ。
残念だけど、パット先生は年末まではいないの。
どうして!?
イベントが終わったら、退職するのよ。
えっ!? 何かあったの?
自分がいることで、ピサヌさんと私に迷惑をかけたくないって。
ペット先生。
トー、おどかすなよ。何でわざわざ呼び出すんだ?
中は人が多すぎるし、僕らの話を聞かれたくないんだ。
聞かれたくないなら、小声で言えばいいじゃないか。
深刻な顔するなよ。
先生を殺した、ソンブンのことなんだ。
今度の土曜日にソンブンが出所するって、友達が電話してきたんだ。
本当か、トー? じゃあ、会えるんだな?
うん。土曜日はリハーサルもないし、僕が先生を連れて行くよ。