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まず、Renoid スターター・パックに入っている
"Words Pad for Renoid" というツールを Renoise にインストールしておいてください。
ファイルを Renoise の画面上に ドラッグ&ドロップするだけです。
それと、KeroVee 等のピッチシフト VST も インストールしておいてください。
Renoise での VST プラグイン・フォルダの設定は "Preferences" パネルを開き、
"Plugin/Misc" タブの一番上の欄で行います。
お使いの VST フォルダを指定しておいてください。
Renoid をわかりやすく使う為に 最初にグループ・トラックを作っておきます。
"左ALTキー" を押しながら トラック名部分をマウスでツマミ上げ、
隣のトラック上にドラッグ&ドロップします。
左側のトラックは歌詞用、 右側のトラックはメロディー用に使います。
メロディー・トラックは少し特殊な使い方をするので、 背景カラーを設定しておくといいでしょう。
次に、仮の VSTi を使って メロディー・データを入力します。
"Instrument Settings" 画面のプラグイン欄で お好きな VSTi をロードしてください。
メロディー音を確認したいだけなので、 何でも構いません。
では、エディット・モードをオンにして、 メロディーを入力していきましょう。
新しいパターンを挿入したい場合は、 シーケンサー画面の "+" ボタンをクリックします。
(ベタですが、阪神の金本選手の応援歌です・汗)
次に歌詞データを入力します。
空のスロットを選択して、 お好きな Renoid ボイス・ファイルをロードします。
ここでは、男くさい "ジュテロ" を使います。
そして、歌詞トラック上で右クリック・メニューを開き、
一番最初にインストールしておいた "Words Pad for Renoid" というツールを起動します。
ここに "エディット・ステップ" という 設定がありますが、
これは "Words Pad" の 矢印キーと連動しています。
ここでは、"2" に設定しておきましょう。 これで2ラインずつ移動出来ます。
では、エディット・モードをオンにして、 歌詞を入力していきます。
(鍛えたその体・・・)
ちなみに歌詞は MIDIキーボードを直接叩いて入力する事も出来ます。 割り当てが広いので大変ですが・・・。
まだ棒読み状態ですが、 歌詞自体は入力出来ました。
では、歌詞トラックに ピッチシフター VST を挿入します。
"Track DSPs" 画面を開き、 ここの小窓から g200kg さんの "KeroVee" をロードします。
そして、 先ほどメロディーの入力に使った 仮のVSTi を選択し
"Instrument Settings" 画面を開いて "VST FX Alias" に交換します。
リストの一番上にある "VST FX Alias" 欄を開くと KeroVee (Track:00 Device:01) がありますので、これを選びます。
これで、先ほど入力したメロディー・データが KeroVee に送信されるようになりました。
ステップ3からステップ4の変化は重要なので、 図に表してみました。
ステップ3では歌詞とメロディーが 別々の流れで出力されていましたが、
ステップ4では2つのトラックが力を合わせて 1つのオーディオを作り出しているのがわかると思います。
これが Renoid の肝になっている部分なので、 しっかり理解しておいてください。
ここに "Speed" というツマミがあります。
これはピッチを変化させる「素早さ」を設定する物で、 "0" にするとかなり変化が緩やかになります。
大体 "50" くらいにしておくと 自然な変化になるでしょう。
ここの "Formant Shift" というツマミは 声質を変化させます。
また、メロディー・トラックの オクターブを変更したい場合、
ここの「AE (アドバンスド・エディット)」 というパネルを開き、
範囲指定で "Track in Song" を選択し、
この "Transpose" という欄で 音の高さを変える事が出来ます。
次に、コーラス・パートを 追加したい場合の説明です。
まず、グループ・トラックを作成します。
左ALTキーを押しながら トラック名部分をつまんで
隣にドラッグ&ドロップ。
左が歌詞トラックで、 右がメロディー・トラックです。
メロディー・トラックは分かり易いように 背景色を設定します。
歌詞に関しては、 以前入力したデータと全く同じでいいので、
パターン・マトリックス画面を使って データを全てコピーします。
左CTRLキーを押しながら マウスで歌詞データ・ブロックを全て選択し、
再度、左CTRLキーを押しながら ドラッグ&ドロップでコピーします。
メロディーに関しては 新たに入力する必要があります。
空のスロットを選択し、 仮の VSTi をロード。
エディット・モードをオンにして データを入力していきます。
とりあえずコーラス・メロディーは入力できたので
歌詞トラックに "KeroVee" を挿入し、
仮の VSTi を "VST FX Alias" に交換します。
今度は "VST FX Alias" 欄には 2つの KeroVee が並んでいますが、 下の方を選択します。
オクターブの変更もしてみましょう。
では、コーラス・パートだけを 別のボイス・ファイルにしてみましょう。
ここの "01" という番号が スロット番号01の「ジュテロ」を意味しています。
新たに "04" スロットを選択し、 「ハナ」という女性ボイスをロードします。
このコーラス・パートの "01" という番号を全て "04" に変更すれば コーラスが「ハナ」になります。
範囲指定で "Track in Song" を選択し、
この "Instruments" 欄を使います。
上の番号を "01"、 下の番号を "04" に設定し、
[Swap] (入れ替え) というボタンを押します。
これで、コーラスが「ハナ」に入れ替わりました。
「ハナ」のオクターブも変更してみましょうか。
おっと失礼。 カーソルをメロディー・トラックに 移動し忘れていましたね。
これで大丈夫。