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シャープとアイキューブド研究所は
フルハイビジョンの4倍の解像度を持つ
次世代液晶テレビの試作機を公開しました
このテレビはアイキューブド研究所が開発した
ICC(Integrated Cognitive Creation)技術を使って
人間が現実の風景や被写体を直接見た時に発生する
認知の働きと同等の体験を
映像視聴時にも得られる事を
目的としています
これの奥行き感というのを 是非見て頂きたいんです
普通ここから入っていって
ずっと上まで登って
行くという道筋が見えますが
そうするとここが距離として
多分100メートルぐらい行かないと
あそこまで行かないのが
橋瞬時に分かりますよね
何故分かるのかといった時に
目がスキャンするからです
この橋からここまで行って
階段に行って 潜って登って行くという
目をスキャンした時に
それぞれの位置に正しい解像度があるんです
カメラではそうは いかないので
何処かにピントが合わしたら
そこの帯域がぐっと出て
他がなくなると距離感が無くなるわけです
それではまずいので
その次をやりたいという事で
今回は入って来た電気信号から何とか
元のリアルな世界の光信号の
映像に置き換える技術を作りたいわけです
今回公開された映像はハイビジョンカメラで撮った映像を
4K解像度にアップコンバートしたものですが
映像の高解像度化やノイズ低減といった
従来の超解像技術に留まらず
遠近感や立体感 質感などを
自然界により近い形で認知させるものです
例えば今HDの放送があって
4Kモニタが出て来たけれども
4Kのコンテンンツが無いという時に
4Kカメラで撮った電気信号をゴールとして
HD信号から4K信号に
アップコンバートするというのが超解像です
それは100%出来ても4Kの
電気信号でしかないのです
電気信号ではなくて光信号の中で
絵創りをしているというところを
見て頂きたいです
この試作機は10月4日から
幕張メッセで開催される
CEATEC JAPAN 2011で参考出品されます
シャープとアイキューブド研究所は
来年度の実用化に向けて
今後共同で開発し行くという事です