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今回はカイトが地面に倒れてしまった時にどうやって起こすかをご紹介します。
倒れた状態は大きく分けて2種類ありますが、ひとつはこのようにロゴ部分を地面側に、そしてボトムチップ(カイトの下)が自分に向けて倒れた場合です。
このように倒れた場合に、力任せにぐいっと引いたりバタバタあおったりするのはあまり意味がありません。
僕自身は小さくゆする方法を使っています。
静かに後ろへ歩きながら優しく両手をゆすっているのがおわかりでしょうか?
カイトの画面の方でどのような作用をしているかがお分かりだと思います。
小さくゆするだけで、風がセイルの下に入り込んで飛べる状態までカイトは起き上がります。
もう一度やってみましょう。
後ろに歩きながら両手を静かに小さくゆするだけで、このようになります。
決して激しく両手を揺さぶったりはせず、静かに小さくゆすることがポイントです。
手はラインを引くのではなくあくまで小さくゆするだけで、後ろに歩きながら体を使って引いて行きます。
もう一度。カイトは地面に寝てボトム側が自分に向いている状態から、後ろに歩きながら 両手を体の前で小さくゆすっていきます。
もうひとつの倒れた状態はリーディングエッジを自分から見て手前に倒れ、ブライドルとラインがカイトの下にある状態です。
もしラインがカイトにひっかかっていない状態ならば、この方法をつかってカイトを起こすことができます。
2本のハンドルをどちらか片方の手に持ちます。この時、すぐに両手に持ちかえられるように指でハンドルを分けておいてください。
どちらか片方のボトム(下)ラインだけを利き手に持ちます。他の3本のラインはたるんでいるようにしてください。
たるませておくことでカイトが地面で回転するのに役立ちます。
利き手に持った1本のボトムラインを低めにたぐるように引くと、このようにカイトを回転させることができます。
カイトが十分に地面で回転したら、4本のラインをゆすって、カイトの真下に来るようにします。
さあこれでカイトはボトムを正面に向けました。これで1番目にご紹介した方法を使ってカイトを起こし、再び飛ばすことができます。
もう一度やってみましょう。
カイトは地面に倒れています。
片方のボトムラインだけを利き手に持って、他の3本はたるませておきます。
カイトを回転しはじめたら手を伸ばしてボトムラインをさらにたぐります。
カイトが回転して、全てのラインはカイトの真下にある状態です。
4本のラインをカイトの下で整えるためにゆすります。
さあこれでカイトが起き上がりました。
チェックポイント ~ボトムがこちらを向いている場合~ 目的はセイルに風を入れて立ち上がらせることです。優しくハンドルをゆすることによって倒れたセイルの下に風が入り込みます。ぐいぐい引いてしまうとカイトは単にあなたの方へ滑ってくるだけです。
チェックポイント ~リーディングエッジがこちらを向いている場合~ カイトを地面上で回転させる時は引いている1本のボトムライン以外の3本はカイトの下をくぐるように完全にたるませておいて下さい。この起こし方は地面が平らなところの方が適しています。でこぼこのある地面で行うとウイングチップにラインがひっかかることがあります。
** Japanese subtitles by Takako Barresi **